ネパールの母の日、2019年は5月4日です。そのネパールの母の日の伝説を知り、是非その舞台となる マタティルタ寺院 Mata Tirtha Mandir (Temple) を訪れてみたいと思っていました。2018年夏のネパール旅行の際に、母の日以外は閑散とした寺院を訪れる事が出来ました。その伝説とは、『孤児となった羊飼いの少年が、Mata Tirtha の池の傍で食事を摂っていた際に、食べ物を池に落としてしまい取ろうとしたところ、亡き母の愛しい顔が水面に見え、嬉しくなり泣いてしまった。その日が丁度 Baisakh の新月の日で、母の面影は少年に泣くを止めるよう諭し、毎年同じ日同じ場所で会う事を約束した。』というものです。Boss Nepal の「Mata Tirtha Aunsi – Nepali Mother’s Day」の記事でも同様の伝説が紹介されています。
According to the legends, during the rule of cowherds in Nepal, one of the cowherds lost his mother and was so depressed that he went to make offerings at a water storage pond in the forest. Amazingly, he saw his mother’s face appear in the water and accept his offerings. From that day on, this day was known as Mata Tirtha Aunsi, the Nepali Mother’s day. People believe that coming to this place and paying homage on this day brings peace to the departed soul of their mother.
母の日 Mata Tirtha Aunsi に、人々は亡き母を想いこの寺院に参拝します。その様子を、Royal Mountain Travel- Nepal が 「Mata Tirtha Aunsi (Mothers’ Day) 」と題する動画を You Tube にアップされています。
寺院から少し離れた所に、祠や像が並び人々が参拝しています。周囲は108個のリンガが取り囲みます。寺院の入り口付近です。右下に水浴びが出来る場所があります。境内は閑散としています。池の周りを時計回りに回らねばならないようです。他の映像を見ると、母の日にはここにも水が満たされており、金網の隙間から人々が手を差し入れ水に触れています。母の像です。当日はお供えが浮かび、人々が沐浴する池も静かです。カトマンズ市街からは少し離れた場所にあり、交通の便も悪そうです。カトマンズからバクタプル方面に向かって東に延びる幹線道路も決して整備されているとは言えませんが、南に向かう幹線道路、Kalimati Rd. → Kalankisthan Rd. → Tribhuvan Highway は、穴だらけで更に整備がされていません。このため普段でも渋滞は激しく、母の日のさらなる大渋滞が容易に想像出来ます。