今年の夏もネパールへ行くつもりで、タイ航空 Thai Airlines の 関空 – バンコク – カトマンズ KIX – BKK – KTM と イエティ航空 Yeti Airlines のカトマンズ – ポカラ KTM – PKR の航空券の手配だけはしていました。諸事情により急遽ベトナムへ行き先を変更することとなり、web site で予約していた両者のキャンセル、払い戻しの手続きから始まりました。タイ航空は、日本の営業所に電話をかければ簡単に取り消しが出来て、念のためキャンセルの確認のメールも送っていただく様お願いしました。イエティ航空も、web site からは取り消しが出来ないようなので、メールでやり取りをしました。予想外の回答の早さで、こちらも容易に事が済みました。
ホーチミン Hồ Chí Minh までの航空券は、各社の便が有りますが、乗ったことの無いベトナム航空 Vietnam Airlines にしました。全日空 ANA との共同運航便ですが、全日空のweb siteでの価格と、ベトナム航空のweb siteでの価格は大きく異なります。全日空で購入すると、スターアライアンスのマイルを貯めることが出来ますが、ベトナム航空で購入すると、スカイチームのマイルが貯まることになります。関西空港で搭乗前に利用できるラウンジは、ワンワールドの日本航空 JAL のサクララウンジと、連携関係は複雑です。
使用機材であるB787-9 の席配列は 1-2-1 で、すべての席は頭が通路側で斜め前を向く仕様になります。機内食の昼食は和食か洋食の選択で、ベトナム料理はありません。ワインではなく、カクテルを頂く事にしました、Nắng Sài Gòn (Saigon sunlight) と、
Đất Phương Nam (The Southern Land) と名付けられたものを頂きました。
ベトナム入国の際は書類を記入する必要が無く、SkyPriorityの優先入国審査手続きも利用可能でした。


内装も改装をされている様で、落ち着いた雰囲気です。
川沿いのトンドゥックタン通りの喧騒が少し気になりますが、防音のための二重窓仕様です。
遠くに高さ 461.3 メートルのランドマークLandmark 81が見え、
その夜景や、
朝焼けのサイゴン川も楽しめます。
中庭のプールを望む部屋も有ります。
店内は落ち着いた雰囲気です。
南部のホーチミンに来たにもかかわらず、最初の食事を頂くのが北部のハノイ料理店です。
SAIGON SPECIAL と 333 を頂き、
蒸し春巻き Bánh Cuốn Nóng、
ブンチャー Bún Chả、
鶏と筍入り春雨の汁麺 ミエン マン ガー Miến Măng Gà をお願いしました。

その49階、地上178m にある展望台が、サイゴンスカイデッキ Saigon Skydeck です。
室内側が明るいので、窓に光が反射して夜景が見え難い、写真を撮り難い点が残念です。Landmark 81 が遠くに望めます。
シグネチャーカクテルである MAJESTIC 1925 をお願いすると、
席の横で作って頂けました。

一般公開されていないので、中には入れません。
そこからまっすぐ伸びる広い道、グエンフエ通り Nguyen Hue Street があります。工事中らしき囲いにも蓮が描かれています。
日曜日の夜は、その大通りの車の通行を止めていました。
どうやら紅茶をメインに扱っておられるお店の様です。
Milk Tea With Pearl パールミルクティーつまりタピオカ入りミルクティー Trà Sữa Trân Châu をまずお願いし、
メニューブックを見ると、朝でもしっかり食事も頂けるようです。
Beef Stew with Bread のバインミー ボーコー Bánh Mì Bò Kho と、
ブンボーフエ Bún Bò Huế を頂きました。
食後にブラックコーヒー Cafe Den も追加しました。
理解を深めるために、歴史を少し復習しておきました。
地上階はまさしく大統領宮殿です。
Presidential Office 大統領執務室、
Presidential Reception Rooms 大統領応接間、
Vice-President’s Reception Salon、
Vice-Presidental Office、
Bedroom、
Ambassadors Chamber、
Library、
Theatre、
First Lady’s Reception Roomなどが並びます。
屋上から街を望むと、1975年4月30日にT型戦車が突入した写真で有名になった正面の門扉も見えます。
屋上の裏側には、
戦局も押し詰まった、1975年4月8日、自軍の F5-E による大統領官邸爆撃の際の着弾地点が記されています。
Communications 通信指令にはかつて使っていたであろう機器が並び、
President’s Bedroomも用意されています。
地下道は長く伸び、そのいずれかが通りを隔てたザーロン宮に繋がっています。
地上に戻ると、厨房があります。
軍用車や、
大統領が使っていたメルセデスベンツ 200 W110 も展示されています。