開幕後1勝7敗からまさかのプレーオフ出場の可能性 New York Giants NFL

今年の NFL、NFC-East の New York Giants は開幕から連敗を重ね、シーズンの半分が終了した時点で、★★★★★☆★★、1勝7敗とここ数年の様に低迷していました。来年のドラフトの選択順位が早くなることだけが楽しみになっていました。

しかし、その後 Week 12 の Cincinnati Bengals 戦まで 3連勝、Week 13 は NFC-West で首位の Seattle Seahawks 戦でした。エース QB Daniel Jones を負傷で欠き、バックアップ QB のベテラン Colt McCoy に託しましたが、まさかの 17-12 で勝利。★★★★★☆★★☆☆☆☆、ついに5勝7敗で Division の首位に躍り出てしまいました。地区優勝、プレーオフ進出の望みも出てきました。

当面のライバルとなる Washington Football Team が、こちらもバックアップ QB のベテラン Alex Smith の活躍で、開幕 11連勝の Pittsburgh Steelers を破る大番狂わせを演じ、5勝7敗となったのは計算外でした。

このコロナ禍の状況下、接触の激しいスポーツの興行を続けるのもアメリカならです。新型コロナ感染症プロトコル NFL-NFLPA COVID-19 protocols を定め、チーム、選手に遵守を求めています。

During this unprecedented year, the NFL distributed a consolidated set of the NFL-NFLPA COVID-19 protocols for the 2020 regular season that prioritize mitigating risk for players, staff, media, and everyone involved with the game.

Week 12 の Denver Broncos の様に、このプロトコルに従い、ロースターの QB 全員が出場できないという事態も生じています。チームは急遽 practice squad から WR の Kendall Hinton を昇格させ、QB としての十分な練習もままならないまま NFL デビューさせる大胆な対応をとり話題になりました。New Orleans Saints  に3 対 31 で惨敗でしたが、Denver Broncos の公式 Twitter は彼を讃えています。

There was a game today.   The final score is what it is.   Undrafted rookie WIDE RECEIVER @Kendall_Hinton2 came off the practice squad, had zero practice reps and competed in his first NFL game as the Broncos’ QUARTERBACK—an unprecedented situation.   He deserves all the respect.

 

新型コロナウイルス感染症に関するPCR検査拒否

発熱、咳、咽頭痛、倦怠感などの感冒様症状があり、新型コロナウイルス感染症が疑われる場合、大阪府では 11月24日からまずかかりつけ医に相談する仕組みに変わりました。かかりつけ医で検査を行う場合もあれば、そこから検査可能な病院等へ紹介を行う仕組みです。医師が検査が必要であると判断すれば、ほぼ確実に PCR検査または抗原検査を受けることが可能です。

一部のマスコミや野党が、PCR の検査数を増やさないのが諸悪の根源の如く主張してきました。実際に十分な検査が可能になったら、何が起こったでしょうか。

令和2年11月27日の新型コロナウイルス感染症対策本部(第 48 回)の資料には、

感染の可能性を自覚しながらも、何らかの理由で検査を受けず、その結果2次感染に至っているのではないかとの指摘もあり、症状の疑われる場合には、かかりつけ医などに相談し、必要な検査に繋がるよう改めて周知していくことが必要。

と記されています。これほどの感染者数増加にもかかわらず、発熱等の感染症状があってもまず受診しない(受診控え)、受診しても新型コロナウイルスの検査を望まない人が多い(検査拒否)、それが実際に起きていることです。その人たちがきちんと、10日なり、2週間なりの感染した場合に準ずる自己隔離を行い、他人との接触を避けているのであれば感染は広まりません。が、そのような規律ある行動をとっているとは到底思えません。

11月27日付けの産経新聞の記事にも

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染の有無を判定するPCR検査などを拒否する事例が相次いでいることが27日、医療関係者への取材で分かった。適切な隔離がされず、経路不明の感染を広げている恐れがある。感染者に対する不適切な対応が検査拒否を助長している可能性もあり、医療関係者は早急な対策を求めている。

と記されています。

上記、新型コロナウイルス感染症対策本部(第 48 回)の資料には

特に若年層や働き盛りの世代などに対し様々なチャネルを活用することで、飲食の場面も含むマスクの徹底など実際の行動変容につなげることが必要。

と会食の場におけるマスク着用の重要性があらためて記述されています。神奈川県がマスク会食を推進したり菅首相が国民に呼びかけた際も、マスコミが否定的、批判的な報道ばかりしたせいか、危機意識が低い人が多いのか、飲食店内での喫食以外でのマスク着用は殆どされていません。

 

 

静かなマスク会食 菅義偉首相 新型コロナウイルスの感染状況等についての会見

令和2年11月19日、新型コロナウイルス新規感染者数が、東京都 534人、大阪府 338人と過去最多を記録しました。

東京都では

専門家からは「新規陽性者数等が大幅に増加し、急速な感染拡大の局面」とする報告があり、感染状況を表す専門家コメントは4段階で最高レベルに引き上げられました。

大阪市の松井市長は、

「判断する目安は医療現場の状況だ」として重症患者を受け入れる病床の使用率が、18日時点の35%から、今後50%を超えた場合、府内の飲食店などを対象に営業時間の短縮を要請するかどうか大阪府の吉村知事と検討する必要があるという認識を示しました。また、要請を行う際は、移動の自粛もあわせて行うべきだという考えを示しました。

菅義偉首相は、11月19日の新型コロナウイルスの感染状況等についての会見で、首相官邸の web site によると、

国民の皆さんには、改めてマスクの着用、3密の回避、こうした基本的な感染対策を徹底してお願いしたいと思います。さらに特に専門家からは飲食を通じた感染のリスクが指摘されており、飲食の際でも会話の時にはマスクを着用する、こうした指示を言われております。是非、皆さん静かなマスク会食、これを是非お願いしたい、このように思います。私も今日から徹底したいと思います。

と、飲食の場における会話の際にはマスク着用が必要であることにあらためて言及しました。

感染流行当初から、このことは指摘されていました。5月14日付けの、一般社団法人 日本フードサービス協会と一般社団法人 全国生活衛生同業組合中央会による「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドライン」には

店舗入口及び店内に、食事中以外はマスクの着用をお願いする旨掲示する。

とはっきり記載されています。飲食業界に忖度したのか、テレビ報道などマスコミでこのことが取り上げられることは殆どありませんでした。飲食店側も、理解の足らない客に文句を言われるトラブルを避けるために、注意することはまずありません。緊急事態宣言解除以降に訪れたお店で、お客さんに食事以外の会話の際のマスク着用をしっかり注意を促しているお店は、「ヴァナム vanam」さん、「カオヤム堂」さん、「本家紫藤」さん位で、実際にお客さんもきちんと食事以外で全員がマスクをしていたのは「本家紫藤」さんでした。

東京都は「会食時の感染防止『5つの小』」と新たな言葉を作りましたが、科学的根拠があるとは思えず、何故シンプルに、喫食以外の会話時には必ずマスクをしましょうと呼びかけることをしないのでしょうか。マスクをしなくとも、この5つの小を守れば良いという間違ったメッセージを都民に与えるだけです。

 

新型コロナウイルス感染症に関するネパール語による小池東京都知事からのメッセージ

今年のネパールのお祭りティハール Tihar は、暦の関係で、
Kukur Tihar と Laxmi Puja が同じ日、11月14日に祝われました。

2日目は 【ククルティハール】
(今年2020年は2日目にククルティハールとラクシュミープジャが行われます)
ククルは犬。犬の日になります。ヒンズー教では犬も閻魔大王の使者で、犬の首にマリーゴールドの花輪をかけ、額には赤いティカ(祝福の祈り)をつけてもらい御馳走を食べさせます。

3日目は【ラクシュミープジャ】
新月のこの日はラクシュミーを家に迎えし、お金に不自由なく、家族が健康で幸せに暮らせますように…と祈る特別な日です。

ダサイン Dashain の際もそうでしたが、人々がお祭りで集うことにより新型コロナウイルス COVID-19 の感染拡大のリスクが高まります。ネパール国内でも、11月14日付けの Himalayan Times の記事「Kukur Tihar, Laxmi Puja being observed today amid COVID-19 pandemic」には、

People celebrate Laxmi Puja in every household today by lighting butter lamps and candles inside and outside the households to welcome the Goddess by lighting up the path.

All the nooks and corners of the house including the courtyard and rooms are illuminated with colourful and decorative lights this evening with the belief that Goddess Laxmi does not visit places that are not properly illuminated, and to please Goddess Laxmi, people light lamps and spend the whole night in a vigil.

The night of Laxmi Puja is also known as ‘the Night of Bliss’.

People also play deusi-bhailo following the puja. However, this year the administration offices have banned Deusi-Bhailo revelries and other Tihar-related programmes. The authorities have requested people to keep the possible spread of the virus in mind while celebrating the festival. The offices have urged locals to stay safe while celebrating the festival.

In addition, Nepal Police headquarters has directed all police units to prohibit Deusi-Bhailo programmes in their respective areas during the Tihar festival citing the spike in COVID-19 cases throughout the country.

子どもや若者が歌い踊り家々を回るデウシバイロ Deusi-Bhailo を禁止している様です。

日本国内でも在日ネパール人が集うことによるクラスター発生の危険性が指摘されていると思われ、11月12日に小池東京都知事が「新型コロナウイルス感染症に関するネパール語による都知事からのメッセージ」として、ネパール語で呼びかけを行っています。東京都庁広報課の Twitter で見ることができます。

टोकियोका गभर्नरबाट सन्देश
प्रियजनको सुरक्षाको लागि “संक्रमण नहुने, संक्रमण हुन नदिने” कुरा प्रति सचेत रहौं। 

このことを受け、11月13日に「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」のカドカさん朝日放送の番組「キャスト」の取材を受けられ、「とても大事なことを呼びかけていただいていると思う(番組の字幕より)」と答えられたことが放映されました。

 

飲食店の新型コロナウイルス感染症対策

マスクを着用しない状態で飲食中に会話をすることが、新型コロナウイルスの飛沫感染の大きな危険因子であることははっきりしています。最近でこそ「会食」が原因と取り上げられるようになってきましたが、これまではマスコミは飲食業界に忖度してか報じることを避けてきたかの印象があります。

唾液の飛沫が、目の前の人の皿の料理に降りかかります。それを食べてしまうことによる感染に対しては、手指消毒等は意味がありません。大きな声でしゃべれば、エアロゾル、マイクロ飛沫が漂い、近くの席の人も感染の危機に曝します。

『飲食店を利用する際は、黙々と飲み食いをし、会話する際はマスク着用を守る。』

7月からの感染拡大で、ようやくこの重要性を指摘する報道も出てきましたが、多くの人々には理解されていません。自身が無症状の感染者の可能性があるとして、感染を移さない行動をすることが、一緒に食事をする人や、通って応援する飲食店を守ることに繋がります。

一般社団法人日本フードサービス協会の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドライン」には

店舗入口及び店内に、食事中以外はマスクの着用をお願いする旨掲示する。

と、明記されていますが、実際に掲示を見かけるのはごく稀です。

順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学のグループは、食事中以外、会話などの際にはマスクを着用することの重要性も指標として取り入れた「飲食店等における新型コロナウイルス対策(仮称)」を策定し、飲食店等における新型コロナウイルスの市中感染拡大の防止策に関する調査研究を開始したとのことです。

飲食店内でマスクを着用せず、マイクロ飛沫を飛ばしながら会話するお客さんに対し、トラブルを避けるために、店舗側もなかなか実際に注意できません。注意を実際にされた某店の Twitter には以下の様に顛末を記されていました。

ついに… 本日お客様へ声をお掛けする事態が
最近はお客様の層に変化があり、 初めてご来店される方も増えました。当店は、感染症対策として 出来る限りの努力をしています。 その辺りの信用を含めて ご来店くださるお客様の為にも、 最大限の配慮をお願いいたします。4月以降の当店の状況を心配して 通ってくださるお客様も いらっしゃいます。 その方たちを不安にしてしまうことが 何より申し訳なく思います。
どうぞ、 ご理解とご協力をお願いいたします。ひとつの空間に一定時間滞在するわけですから、 感染リスクがゼロです。とは 言い切れません。その中で、気を付けるべきことの 認識の共有は不可欠です。その為に SNS でお知らせしたり、店頭に貼っているわけなので…  マスクの飛沫防止レベルはどうなのかという疑問も無くはないですが、度を超えた会話(ボリューム)はさすがに…  気を付けてくださっている方々に 申し訳ないです。

この Twitter を目にして訪れる人ばかりであれば、店内は静かで安心して食事で出来るであろうと訪れてみました。いつも通りの間隔のテーブルの配置で混み合っており、マスク着用せずに大きな声で会話しているグループが一つならずあることにすぐに気が付きました。前回注意された時に何かあったのか、この日はお店の人がお客さんに注意される様子は有りませんでした。感染予防を全く意に介さず、マスクを着用せずに大きな声で会話するお客さんへの対応に苦慮されている様です。

鹿肉のダルバートを急いで掻き込み退店しました。

 

 

某プロ野球選手達の新型コロナウイルス 「IgG 抗体陽性」「PCR 微陽性」問題について

某プロ野球選手達が球団が行った新型コロナウイルスの抗体検査で陽性を示したにも拘らず練習試合にも出場、その後 PCR 検査で「微陽性」になったと報じられました。某球団は「微陽性」で「抗体もある」ので、PCR 検査が陰性になればすぐに復帰するような能天気なコメントを発表したと報じられました。

THE PAGE 6月4日付け「問われる巨人の見識と姿勢…なぜ新型コロナ抗体検査陽性の坂本、大城を PCR 検査前に2日の西武戦に出場させたのか?」の記事では、

巨人の説明によると、「2人の新型コロナウイルス遺伝子量(CT値)は微量で、正常値ぎりぎりの『微陽性』にあたる上に、ともに回復を示す『IgG 抗体』を持っていることから、専門家からは2人ともに感染から回復した後、かなりの時間がたっているとの見解を得ている」という。

と、記されています。確かにウイルス感染後に、まず IgM 抗体が増えピークを迎え、少し遅れて IgG 抗体が増えピークに達します。よって IgM 抗体が陰性で、IgG 抗体が陽性であれば過去の感染を示します。確定診断が抗体検査になる「おたふくかぜ、流行性耳下腺炎」は、ムンプスウイルスの IgM 抗体を調べます。ムンプスウイルス IgM 抗体が陽性であれば、「おたふくかぜ、流行性耳下腺炎」と診断されます。現在の医療保険制度では、IgM 抗体とIgG 抗体を同時に保険請求出来ませんので、感染初期の IgG 抗体に着目されませんが、まだ十分感染期にある初期の段階でも、IgM 抗体とIgG 抗体共に陽性になります。ウイルスの種類によって、IgM 抗体のでき方、IgG 抗体のでき方は異なります。新型コロナウイルスについてもまだ抗体のできるタイミングは十分知られていません。にもかかわらず、IgG 抗体が陽性イコール過去の感染と、本当に専門家が結論を出したのでしょうか。IgM 抗体検査は行われていたのでしょうか。IgM 検査を行わず、IgG 検査陽性だけであれば、まだ十分他人へ感染の可能性がある時期かもしれません。IgM 検査が一緒に行われていたとしても、その精度が信頼できる検査方法だったのでしょうか。

NPB が専門家チームの提言を受けて作成したガイドラインでは、感染者には、陰性反応後も、2週間の自宅待機措置を講じることを義務づけようとしているが、今回は、その措置はとられない。

一般の人々でも陰性退院後、2週間は自己隔離が望ましいとされている現状です。今回、該当の選手が早期に復帰するのであれば、社会全体に誤った認識を植え付け、広げてしまいます。

THE PAGE 6月9日付け「巨人の「微陽性騒動」が専門家釈明で決着も全球団 PCR定期検査実施決定で無症状感染者の対応に不安残る」の記事で、

世間では、まるでメディアの造語のようにも受け取られているが、なんらかの意図をもって巨人が賀来・特任教授の会話の中の言葉を切り取り、あたかも医学用語のようにプレスリリースに掲載したことが発端なのだ。  

さらに賀来・特任教授は、「ぜひ、ご理解をいただいて、その言葉は使わないでいただきたい、と私からもお願いします」と、今後、無症状感染者を表す場合の医学用語として「微陽性」を使用しないことを訴えた。

と、「微陽性」を某球団が都合の良いように使い、マスコミが検証することなく使用した様です。

スポーツ新聞などマスコミ各社は某球団に忖度して報じない方針の様ですが、東スポは 6月9日付け「原巨人大誤算!坂本開幕スタメンピンチ」の記事で、

斉藤コミッショナーは陽性者が出た際の復帰の基準を聞かれ「時間をおいて(PCR検査)陰性2回。今のルールはそれで退院はしていい」としたが「だけどすぐ外で活躍していいというふうには今はなっていない。今日現在は(専門家チームの)三鴨先生(愛知医科大)も何回もおっしゃってましたけど、法治国家なんだからルールを破ることはできない。今現在だと(経過を)2週間、見なきゃいけない」と明言した。

と、斉藤 惇 NPB コミッショナーの発言をきちんと報じています。

 

この冬の新型コロナウイルス感染症の大流行期に入学試験ができるのでしょうか

どうやら来年からの 9月入学は見送りになった模様です。この冬、必ずやってくる新型コロナウイルス感染症の大流行の時期に、果たして入学試験が出来るのでしょうか。緊急事態宣言が再度発出され、休校措置を執らざるを得なくなった場合、来年 3月までにこの学年のカリキュラムを修了させることが、果たして可能なのでしょうか。反対の声を大にしている人々は、この点をなぜ軽視出来るのでしょう。

6月2日付け河北新報『宮城知事「危機意識欠く」自民WTの9月入学見送り提言案を批判』の記事で、

自民党のワーキングチーム(WT)が9月入学制について「直近の導入を見送るべきだ」とした提言案を巡り、村井嘉浩宮城県知事は1日の定例記者会見で「(新型コロナウイルスの)感染第2波が起きれば、さらに休校が続きかねない。危機管理意識が欠けている」と批判した。同党出身の村井知事は提言案への所感を問われ、「大変残念」と吐露。集団感染で小学校が再び休校となった北九州市の例を挙げ、「与党も再発の可能性を認識しているはずだ」と判断を疑問視した。
WTの提言案では、9月入学制の導入は経済損失や国民の心理的負担を理由「一定期間を要する」と指摘した。村井知事は「今の子どもたちを考えた上で対応するのが国民に寄り添った政治」と反論した。「橋の整備は1年でできないが、ソフト事業はやる気になればできる」と強調。「再休校の後に慌てて議論しても間に合わない。そうなれば、失政と言われても仕方ない」と言い切った。

村井嘉浩宮城県知事のごく当たり前の意見が伝えられています。

吉村洋文大阪府知事は5月29日の段階で、自身のTwitterで、

大阪府、夏休み10日 冬休み7日に短縮 休校続き、授業時間を確保 →9月入学は本当にできないのか。真夏は熱中症の問題もある。エアコンのない学校もある。今後、コロナの大波もあり得る。コロナとインフルのリスクの中での受験は妥当か。今年度は1年半でやるべきだ。

と、今回の政府の弱腰の判断を見越して懸念を示しておられました。

愛知県の大村秀章知事は東京都と大阪府では医療崩壊が起きていることにしたいそうです

5月27日付け朝日新聞の記事『「東京と大阪は医療崩壊」大村知事、情報公開求める』には、

新型コロナウイルスの行政対応で、愛知県の大村秀章知事は26日、病院で受け入れ困難だった感染者数や救急件数などの情報公開、検証が全国で必要との考えを示した。特に首都圏や大阪圏に対して、「大きな課題だ」と強調。「ひと山越えてめでたしではない。検証しないとまた同じことになる」と述べた。大村氏はこれまで東京と大阪で医療崩壊が起きていると繰り返し指摘。11日の記者会見では「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊で東京と大阪で起きた。医療崩壊を起こしたら行政としては負け。何を言いつくろっても結果だ」としていた。

と、記されています。東京や大阪で、そして愛知県も含めた全国で、救急医療を含め新型コロナウイルス感染症の診断治療にあたる医療関係者の苦悩をどれほど逆撫でしているかお気づきにならない様です。

通常時でも、救急患者さんが重なると、救急の受け入れを一時的に断らざるを得ない状況は生じえます。愛知県では、発熱や咳等の症状があり新型コロナウイルス感染症の可能性もある患者さんでも診療を断られたことが無く、これからも無い様な発言です。また、この冬どれだけ感染が拡大しても、愛知県では決して医療崩壊は生じないかの様な口ぶりです。新型コロナウイルス感染症対応の鑑、愛知県を羨ましく思います。

4月2日付け日本経済新聞の記事『医療逼迫の指摘に「大変迷惑」愛知知事、専門家会議を批判』では、

愛知県の大村秀章知事は2日の記者会見で、政府の専門家会議が新型コロナウイルスの医療提供態勢が逼迫している都府県の一つに愛知県を挙げたことに、「名古屋市内(の病床)がいっぱいになりつつあるのは事実だが、県全体では十分に対応できる。事実を踏まえない発言は大変迷惑で遺憾だ」と批判した。

と、愛知県内の医療現場が逼迫しても、知事にとっては「事実」ではないそうです。

大阪府の吉村洋文知事は、自身のTwitter

大阪で医療崩壊は起きていません。何を根拠に言っているのか全く不明です。一生懸命、患者を治療する為、受け入れてくれた大阪の医療関係者に対しても失礼な話です。東京もそうですが。根拠のない意見を披露する前に、県は名古屋市ともう少しうまく連携したら?と思います。

と記されています。

 

 

PCR 検査せよと叫ぶ人に知ってほしい問題

新型コロナウイルス感染症における PCR 検査について、国会議員の無責任な発言がいつまでも止まりません。BUZZ FEED JAPAN 5月14日付け 『実際の感染者数を誰も答えることができない理由 – 立憲民主の福山議員の質疑を検証してみた』の記事では、「#福山哲郎議員に抗議します」「#尾身先生を応援しよう」で有名になった 5月11日の参議院予算委員会での立憲民主党の福山哲郎議員の発言を検証しています。米国国立衛生研究所(NIH)博士研究員の峰宗太郎氏は、日本を含む8か国の PCR 検査数を、各国の流行状況を反映させるために、患者数、死亡者数で割ったものと、各国の流行状況を反映していない人口100万人あたりの検査数のグラフを示し、

このPCR 検査数のグラフからわかるように、日本は流行状況を加味しなければ確かにPCR 検査数は比較的少ないことがわかります。しかし、流行状況を加味した棒グラフをみていただくと、韓国、ドイツの次にPCR 検査数が多いことがわかります

と分かりやすく説明し、

全数が把握できていないことで責めるのは、的外れで勉強不足で理解ができていないように思います。適切な検査とはなにか、検査の目的とは何か、状況把握は何のために必要なのか、施策を打つのに必要な考え方と把握すべき情報はなにか、冷静に学び、把握してから専門家にその状況や解釈を尋ねるべきではないでしょうか

と、不勉強のまま声高に的外れの質問を行うことに疑問を呈されています。

東洋経済 ONLINE 5月12日付け 『「PCR 検査せよ」と叫ぶ人に知って欲しい問題 – ウイルス専門の西村秀一医師が現場から発信』と題する記事では、実際に PCR 検査を行う立場の、国立病院機構仙台医療センター西村秀一氏からの提言が記されています。

インフルエンザのように効く薬があってすぐに処方してくれるということなら、やる意味はあるでしょう。「陽性」という結果は役に立つことになる。そうではない現状ではやみくもな検査は意味がない。

いつまでもやってくれないという話が出ているが、症状が悪化したらCTを撮ったり呼吸を見たりして肺炎の治療をきちんとやっているわけです。特効薬がない中では命をつなぐ治療が重要だ。

もしコロナだったら家族にうつしたくないから知りたいという要請はわかる。(中略)とりあえずコロナかどうか確認したいから検査をするということは、PCR 検査に関わる資源に限りがある以上、無理な話だ。また、陰性だから安心できるというものではなく、防御はいずれにしても必要だ。

と、多くの医療関係者が共通認識として持つ見解を、明快に述べておられます。

5月19日のテレビ朝日のモーニングショーで玉川徹氏は、新型コロナウイルスに感染していても PCR 検査では 7割程度しか陽性として検出できず、3割程度は偽陰性を生じうる可能性について、

7割位の精度に落ちてるって言うのは、多分にその採った場所にいないとかね、それからあと採り方が今一つ上手くなかったとか、そういう手技の部分か採る場所の部分に依存している部分が大きい

と言い放ち、公共の電波を使い、携わるすべての医療関係者を中傷しました。

細野豪志氏が、すぐに 自身のTwitter で、

玉川徹氏は常にテレビでコメントできる特権的な立場にある。平時は色んな意見があっていいと思うが、有事に専門外の人間が付け焼刃の発言をして現場を混乱させるのは本当に困る。考えてもらった方が良いと思う。東日本大震災後の彼の無責任な発言には本当に苦労した。

とコメントされました。テレビ朝日社員である玉川徹氏、自身の経歴を

浪人後、京大農学部に進学した。バイオテクノロジーに興味があったが、希望かなわず農業土木分野へ進む。

と、日刊スポーツの取材に答えておられます。PCR 検査は、まさにバイオテクノロジーの基本です。

現在、多くの都道府県で、地元医師会の協力を得て、帰国者・接触者外来が開設され PCR 検査を担っています。どれだけ多くの PPE(個人防護具)が必要で、感染対策の基本となるゾーニングだけでもいかに大変か、マスコミはもっと報道すべきです。

 

 

ネパールで初めての新型コロナウイルス感染による死亡者

外国からの帰国者が肺炎症状で死亡しても、新型コロナウイルス感染との関連を否定してきたネパール政府ですが、5月16日付けの Kathmandu Post の「Nepal reports its first Covid-19 death」と題する記事によると、初めての新型コロナウイルス感染による犠牲者を発表したとのことです。29歳の女性で、5月6日にTribhuvan University Teaching Hospital で通常の出産を終え、5月7日に退院、帰宅後まもなく発熱と呼吸困難の症状が生じ、5月14日にDhulikhel Hospital に向かう途中で亡くなったとのことです。病院に到着時に既に亡くなられていあったが PCR 検査を実施し結果が陽性で、the National Public Health Laboratory の再検査でも陽性を呈したとのことです。この時点で、ネパール国内の感染者は 281名とのことです。

5月12日付けの Kathmandu Post の「83 new Covid-19 cases confirmed, the highest in a single day; national tally reaches 217」の記事で、1日に 83名の陽性者が報告されていました。

ネパール政府は、ロックダウンの期間を既に3回延長し 5月7日までとしていましたが、4回目の延長により 5月18日までとなっています。しかしこの際に、制限を緩めてしまっていました。

5月17日付けの Kathmandu Post の「Asymptomatic patients to be quarantined or sent home as ministry expects 1,000 cases in a week」の記事で、

The government has anticipated an exponential rise in the Covid-19 cases throughout the country—1,000 within a week and around 2,000 in 10 days.

政府は、1週間以内に 1000人、10日以内に 2000人の、急激な新型コロナウイルス感染症例の増加を予想しています。ロックダウンの制限が緩やかになり、多くの人がインドから流入し、国内を移動しているのが原因と政府は考えている様です。ある推測によるとこの 1週間の間に 1日平均で約 5700人が Kathmandu Valley に流入しているとのことです。ネパール全土での感染者数が 1000人を超え 2000人にでもなれば、医療崩壊を来すと予想されています。