開幕後1勝7敗からまさかのプレーオフ出場の可能性 New York Giants NFL

今年の NFL、NFC-East の New York Giants は開幕から連敗を重ね、シーズンの半分が終了した時点で、★★★★★☆★★、1勝7敗とここ数年の様に低迷していました。来年のドラフトの選択順位が早くなることだけが楽しみになっていました。

しかし、その後 Week 12 の Cincinnati Bengals 戦まで 3連勝、Week 13 は NFC-West で首位の Seattle Seahawks 戦でした。エース QB Daniel Jones を負傷で欠き、バックアップ QB のベテラン Colt McCoy に託しましたが、まさかの 17-12 で勝利。★★★★★☆★★☆☆☆☆、ついに5勝7敗で Division の首位に躍り出てしまいました。地区優勝、プレーオフ進出の望みも出てきました。

当面のライバルとなる Washington Football Team が、こちらもバックアップ QB のベテラン Alex Smith の活躍で、開幕 11連勝の Pittsburgh Steelers を破る大番狂わせを演じ、5勝7敗となったのは計算外でした。

このコロナ禍の状況下、接触の激しいスポーツの興行を続けるのもアメリカならです。新型コロナ感染症プロトコル NFL-NFLPA COVID-19 protocols を定め、チーム、選手に遵守を求めています。

During this unprecedented year, the NFL distributed a consolidated set of the NFL-NFLPA COVID-19 protocols for the 2020 regular season that prioritize mitigating risk for players, staff, media, and everyone involved with the game.

Week 12 の Denver Broncos の様に、このプロトコルに従い、ロースターの QB 全員が出場できないという事態も生じています。チームは急遽 practice squad から WR の Kendall Hinton を昇格させ、QB としての十分な練習もままならないまま NFL デビューさせる大胆な対応をとり話題になりました。New Orleans Saints  に3 対 31 で惨敗でしたが、Denver Broncos の公式 Twitter は彼を讃えています。

There was a game today.   The final score is what it is.   Undrafted rookie WIDE RECEIVER @Kendall_Hinton2 came off the practice squad, had zero practice reps and competed in his first NFL game as the Broncos’ QUARTERBACK—an unprecedented situation.   He deserves all the respect.

 

新型コロナウイルス感染症に関するネパール語による小池東京都知事からのメッセージ

今年のネパールのお祭りティハール Tihar は、暦の関係で、
Kukur Tihar と Laxmi Puja が同じ日、11月14日に祝われました。

2日目は 【ククルティハール】
(今年2020年は2日目にククルティハールとラクシュミープジャが行われます)
ククルは犬。犬の日になります。ヒンズー教では犬も閻魔大王の使者で、犬の首にマリーゴールドの花輪をかけ、額には赤いティカ(祝福の祈り)をつけてもらい御馳走を食べさせます。

3日目は【ラクシュミープジャ】
新月のこの日はラクシュミーを家に迎えし、お金に不自由なく、家族が健康で幸せに暮らせますように…と祈る特別な日です。

ダサイン Dashain の際もそうでしたが、人々がお祭りで集うことにより新型コロナウイルス COVID-19 の感染拡大のリスクが高まります。ネパール国内でも、11月14日付けの Himalayan Times の記事「Kukur Tihar, Laxmi Puja being observed today amid COVID-19 pandemic」には、

People celebrate Laxmi Puja in every household today by lighting butter lamps and candles inside and outside the households to welcome the Goddess by lighting up the path.

All the nooks and corners of the house including the courtyard and rooms are illuminated with colourful and decorative lights this evening with the belief that Goddess Laxmi does not visit places that are not properly illuminated, and to please Goddess Laxmi, people light lamps and spend the whole night in a vigil.

The night of Laxmi Puja is also known as ‘the Night of Bliss’.

People also play deusi-bhailo following the puja. However, this year the administration offices have banned Deusi-Bhailo revelries and other Tihar-related programmes. The authorities have requested people to keep the possible spread of the virus in mind while celebrating the festival. The offices have urged locals to stay safe while celebrating the festival.

In addition, Nepal Police headquarters has directed all police units to prohibit Deusi-Bhailo programmes in their respective areas during the Tihar festival citing the spike in COVID-19 cases throughout the country.

子どもや若者が歌い踊り家々を回るデウシバイロ Deusi-Bhailo を禁止している様です。

日本国内でも在日ネパール人が集うことによるクラスター発生の危険性が指摘されていると思われ、11月12日に小池東京都知事が「新型コロナウイルス感染症に関するネパール語による都知事からのメッセージ」として、ネパール語で呼びかけを行っています。東京都庁広報課の Twitter で見ることができます。

टोकियोका गभर्नरबाट सन्देश
प्रियजनको सुरक्षाको लागि “संक्रमण नहुने, संक्रमण हुन नदिने” कुरा प्रति सचेत रहौं। 

このことを受け、11月13日に「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」のカドカさん朝日放送の番組「キャスト」の取材を受けられ、「とても大事なことを呼びかけていただいていると思う(番組の字幕より)」と答えられたことが放映されました。

 

ネパールで初めての新型コロナウイルス感染による死亡者

外国からの帰国者が肺炎症状で死亡しても、新型コロナウイルス感染との関連を否定してきたネパール政府ですが、5月16日付けの Kathmandu Post の「Nepal reports its first Covid-19 death」と題する記事によると、初めての新型コロナウイルス感染による犠牲者を発表したとのことです。29歳の女性で、5月6日にTribhuvan University Teaching Hospital で通常の出産を終え、5月7日に退院、帰宅後まもなく発熱と呼吸困難の症状が生じ、5月14日にDhulikhel Hospital に向かう途中で亡くなったとのことです。病院に到着時に既に亡くなられていあったが PCR 検査を実施し結果が陽性で、the National Public Health Laboratory の再検査でも陽性を呈したとのことです。この時点で、ネパール国内の感染者は 281名とのことです。

5月12日付けの Kathmandu Post の「83 new Covid-19 cases confirmed, the highest in a single day; national tally reaches 217」の記事で、1日に 83名の陽性者が報告されていました。

ネパール政府は、ロックダウンの期間を既に3回延長し 5月7日までとしていましたが、4回目の延長により 5月18日までとなっています。しかしこの際に、制限を緩めてしまっていました。

5月17日付けの Kathmandu Post の「Asymptomatic patients to be quarantined or sent home as ministry expects 1,000 cases in a week」の記事で、

The government has anticipated an exponential rise in the Covid-19 cases throughout the country—1,000 within a week and around 2,000 in 10 days.

政府は、1週間以内に 1000人、10日以内に 2000人の、急激な新型コロナウイルス感染症例の増加を予想しています。ロックダウンの制限が緩やかになり、多くの人がインドから流入し、国内を移動しているのが原因と政府は考えている様です。ある推測によるとこの 1週間の間に 1日平均で約 5700人が Kathmandu Valley に流入しているとのことです。ネパール全土での感染者数が 1000人を超え 2000人にでもなれば、医療崩壊を来すと予想されています。

 

 

集団免疫 新型コロナウイルス COVID-19 スウェーデンの政策と他国の政策

4月24日付けの時事ドットコムニュース「「封鎖せず」独自路線 自主性尊重、「集団免疫」目指す―スウェーデン・新型コロナ」の記事で、

新型コロナウイルスの感染が深刻化し、多くの国がロックダウン(都市封鎖)状態にある欧州で、封鎖をしない北欧スウェーデンの「独自路線」が注目を浴びている。ソフト対策の背景には、強制より個人の自主性を尊重する伝統が根強いほか、医療制度が充実し医療崩壊の懸念が少ないことなどがある。さらに多数が自然感染して免疫を持つことでウイルスを抑制する「集団免疫」の形成も念頭にあるとされる。 スウェーデンの新型コロナウイルス対策をめぐっては、経済的打撃が少ないとして期待が寄せられる一方、高い致死率など感染拡大のリスクに懸念も出ている。(中略)スウェーデンでは23日時点、感染者が約1万6000人なのに対し、死者は2000人近くに上る。厳格な外出規制を実施している隣国フィンランドやデンマークなどと比べ高い致死率で、封鎖しないことによるリスク増に対する懸念も強い。報道によれば、スウェーデンの研究者らは地元紙への寄稿文で「(事態悪化を防ぐ)迅速かつ抜本的な措置」が必要とし、政府に政策見直しを迫った。
一方、スウェーデン保健当局の疫学者、アンダース・テグネル博士は最近、地元メディアに「首都人口の多くが免疫を獲得し、感染抑止に効力を発揮し始めた。数理モデルは5月中(の集団免疫達成)を示している」と解説。「独自路線」が功を奏するかどうか、世界が展開を注視している。

スウェーデンは、ロックダウン政策を行わず、多くの国民が感染し免疫を獲得(集団免疫)すれば、それ以上感染が広がらないとの前提で、経済への打撃が少なくて済む政策の選択をしました。英国も当初、この方針でいましたが、感染拡大のシミュレーションの報告を受けロックダウン政策に舵を切りました。死亡者数も多くないように見えますが、スウェーデンの人口は約 1033万人、日本の人口約 1億2600万人の約 12分の1です。死亡率も他の国より高く、感染者の8人に1人が亡くなっています。感染者数、死亡者数を、日本の人口規模に換算すると、感染者数約 19万2000人、死亡者数 2万4000人になります。4月25日現在、日本では、PCR 陽性者数 1万2829人、死亡者数 334人(死亡率 2.6%)です。PCR 検査数が大きく異なるので、感染者数については言及しませんが、死亡者数、死亡率をみると、日本の方が明らかに少ない結果です。

4月25日付けの BBC News 「Coronavirus: Has Sweden got its science right?」の記事では

A public health agency report this week suggested around a third of people in Stockholm will have been infected by the start of May.

That was later revised down to 26% after the agency admitted a calculation error. But several high-profile scientists have offered even greater numbers.

Prof Johan Giesecke, ex-chief scientist of the European Centre for Disease Prevention and Control (ECDC), believes at least half of all Stockholmers will have caught the virus by the end of the month.

It could even be up to half the population of Sweden, suggests Stockholm University mathematician Tom Britton.

と、記されています。5月初めまでにストックホルムの約 3分の1(後に約 26%と訂正)、5月末までに約半数が罹患すると計算されています。

上記の記事で共同通信は「数理モデルは 5月中(の集団免疫達成)を示している」と書いていますが、50%の罹患では集団免疫は成り立ちません。

4月10日付けの The Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health 「What is Herd Immunity and How Can We Achieve It With COVID-19?」の記事で、集団免疫 Herd Immunity とは何かをまず説明しています。

When most of a population is immune to an infectious disease, this provides indirect protection—or herd immunity (also called herd protection)—to those who are not immune to the disease.

For example, if 80% of a population is immune to a virus, four out of every five people who encounter someone with the disease won’t get sick (and won’t spread the disease any further). In this way, the spread of infectious diseases is kept under control. Depending how contagious an infection is, usually 70% to 90% of a population needs immunity to achieve herd immunity.

人口の一定割合以上が免疫を持っていると、間接的な予防、集団免疫とも呼ばれ、感染をコントロールすることが出来ます。感染力の強さにも依りますが、通常、人口の 70%から90%が(感染あるいはワクチンによって)免疫を持たないと、集団免疫は成り立ちません。

4月24日付けの TIME 「No, You Should Not Have or Participate in a Coronavirus Party. Here’s What to Know About Herd Immunity」の記事でも、Dr. Anthony Fauci, director of the National Institute of Allergy and Infectious Diseases and member of the White House Coronavirus Task Force の言葉を引用し、

“We really can’t depend on herd immunity until we get either enough people infected, or enough people vaccinated,” he said during the Thursday interview. That means either a vaccine is developed and the vast majority of people become immune to the virus, or 70-80% of people contract the virus through community spread and develop antibody protection, indirectly protecting the rest of the population that is not yet immune to the virus.

と解説し、集団免疫には 70から80%が必要であると記しています。

“Eventually, we [will] achieve herd immunity, but we don’t want that to happen quickly,” says Gypsyamber D’Souza, a professor of epidemiology at the Johns Hopkins University Bloomberg School of Public Health. “There would be so many deaths.”

Gypsyamber D’Souza, a professor of epidemiology at the Johns Hopkins University Bloomberg School of Public Health は、早く集団免疫を獲得しようとしても、多くの死を招くだけと警告しています。

“We will not get to herd immunity in the close future, in the next year or two, but the preventive measures that we’re taking now”—like maintaining social distancing—“are buying us time to develop a vaccine that we can hopefully use to immunize ourselves and get herd immunity that way,” D’Souza says.

集団免疫は 1年や 2年の近い将来には獲得できず、社会的距離を保つことなどの現在の予防手段は、自身の免疫を得て、集団免疫を獲得するワクチンの開発までの時間を稼いでいると、同教授は結んでいます。

 

新型コロナウイルス感染症による死亡者が皆無のネパール COVID-19

3月23日ネパールで 2人目の新型コロナウイルス感染者が確認されると、ネパール政府は数時間後には 24日朝から 1週間の全国土の都市封鎖ロックダウンを決定し実行しました。3月23日付けの The Kathmandu Post 「Nepal goes under lockdown for a week starting 6am Tuesday」の記事によると、フランスからカタール経由で帰国した19歳のネパール人の学生がその 2人目の感染者でした。

3月29日付けの The Kathmandu Post 「Nationwide lockdown extended until April 8, ban on international flights until April 15」の記事によると、その全国土の都市封鎖ロックダウンは 4月8日まで延長、3月31日までとされていた国際線の飛行禁止も4月15日までになりました。3月28日政府の発表によると、別のベルギーから帰国した 19歳の女性が陽性であり、2例目とカタールから搭乗した飛行機が一緒でした。他に UAE のシャルジャ空港から帰国した Dhading 出身の 32歳男性と、同じく UAE のドバイ空港から帰国した Dhangadhi 出身の 34歳男性も陽性で、この時点で国内感染者は 1月の 1名を含め、5名となっています。

3月29日付けの The Himalayan Times 「Person under treatment in isolation at Butwal dies」の記事では、3月19日にドバイから帰国した 34歳男性が亡くなられ、病院関係者によると、検査のための検体をカトマンズに送ったが結果はまだ戻ってきておらず、前述のドバイから帰国した 34歳男性と同一人物かは不明です。

3月30日付けの The Kathmandu Post 「Authorities face a hard time when it comes to contact tracing those who travelled with four Covid-19 patients」の記事では、最近海外から帰国して陽性であった 4名と同じ飛行機に搭乗した 458名の乗客のうち、連絡がとれているのは 156名のみで、残り 302名とは連絡がとれてすらいません。更に帰国後の国内での移動の際の濃厚接触者の調査は全く不可能の様です。

4月2日付けの The Kathmandu Post 「Health Ministry confirms sixth Covid-19 case」の記事で、6例目の症例が、

4月4日付けの The Kathmandu Post 「Nepal confirms three more Covid-19 cases, including first case of local transmission」の記事で 7例目から 9例目の症例が、初めての国内での感染症例も含め報告されました。

4月11日付けの The Himalayan Times 「Bir hospital starts COVID-19 tests」の記事で、ようやく Kathmandu の中心に位置する Bir hospital でようやく PCR 検査を開始するとのことです。1日に 60 検体を検査することが出来、400 検体分の試薬のストックが有る様です。この記事が書かれた時点で、ネパールでは 3525 検体が検査され、3516 検体が陰性と記されています。陽性の 9 検体は、検査に回った検体の 僅か 0.3 %です。陽性者は全員生存していますので、ネパールでは新型コロナウイルス COVID-19 感染による死者が皆無ということになります。

Government of Nepal, Ministry of Health and Population の web site では、4月11日現在の数字として、४४२६ परिक्षण गरिएको (4426 tested)、४४१७ संक्रमण नदेखिएको (4417 no infection seen)、८२ आइसोलेशन (82 isolation)、९ संक्रमण देखिएको (9 infection seen)、१ निको भएको (1 healed)、० मृत्यु भएको (0 died) と発表されています。この数字を用いると、検査での陽性率は更に低くなり 0.2 %です。

入国を禁止する前の中国との人の往来の多さなどを考えると、検査陽性率、感染者数、死亡者数とも周辺諸国とはかけ離れた数字となっています。最近では、上記 2紙とも疑わしい死亡症例について殆ど報じなくなってきました。政治的な意味合いを持っていないことを願います。

新型コロナウイルス関することを記したものを、綴っています。
→「新型コロナウイルス COVID-19」

 

 

ダルバートのテイクアウト @ ダルバート食堂 (大阪市中央区)

新型コロナウイルスの感染対策に、週末の不要不急の外出自粛要請が出されている大阪です。仕事を終えた後の遅い昼食に、「ダルバート食堂」さんのダルバートのテイクアウト、お持ち帰りを利用しました。お店近くの公園で一人花見です。諸外国での都市封鎖、ロックダウンの際に、飲食店はテイクアウトとデリバリーのみ許されている場合もあり、日本で緊急事態宣言が出された後も同様になるのでしょうか。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16
http://dalbhat-shokudo.com/
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https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/