ビクラム暦2075年の新年のお祝いの第2弾「山羊まつり」が、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで催されました。ある常連の方による、新鮮な山羊を1頭丸ごと料理で頂きたいとの呼びかけに、カドカさんご夫妻とジットさんが応えて下さり、また賛同し集まって下さった方々の御厚意により実現の運びとなりました。山羊は沖縄から仕入れられ、それに合わせて常連の方々から泡盛や日本酒が持ち込まれ、それらも提供されました。楽しい宴は、その企画して下さった方(写真掲載のご了承を頂きました)と店主カドカさんの御挨拶で始まりました。新鮮な山羊ですので、生肉、脳や内臓、血など、他では頂く機会が少ない料理も用意して下さいました。その調理に際しては、ネパールに居られるカドカさんのお母様のレシピを詳細に問い合わせて再現されたとのことです。今回もbuffet形式で用意が整えられました。ブトンBhuttanは、肺Phokso、舌Jibro、胃Bhundi、腸などのスパイス炒め、ギディ・ブデコは脳Gidiのスパイス炒め、ラガート・ラ・チリオニオンは玉葱、チリと山羊の血Ragati 炒めと、この3皿だけでも十分人目を惹き付けます。クッタ・コ・スープは山羊の足Khuttoのスープで、ゼラチン質も楽しめます。カシ・コ・マスも、もちろん骨付きで用意されています。ダル(豆スープ)も前日と同じく、ガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコが提供されました。ヒマラヤのハーブのジンブーJimbuとチョウリChauri(ヤクと牛の交配)の乳から作るギーGheu(バター)が加えられたものです。チャナ・ラ・アル・ファルシ・コ・タルカリ、ひよこ豆、じゃが芋、南瓜のタルカリも並んでいます。他にはブトン入りのチョウメンもあります。アチャールのラインナップは、少し前に提供されたキールKhirにも用いられた、白セト、黒カロ、2種類のデーツChoddaが、チョゴダ・コ・アチャールとして、池田産レモンKaagatiのカガティ・コ・アチャール、ネパールの小さな川魚の乾物のマチャ・コ・シッドラ・コ・アチャールです。赤ラト、白セロ2種類のチウラ、サマエバジ、ダルマートがサルコパット(サルの木の葉のお皿)に盛られています。宴の途中で、カシ・コ・カチラ、生の山羊肉がサラダ仕立てで登場し、それに火を通した一品の違った味わいも楽しむことができました。デザートはズーズーダゥとクッキーです。前日のロキシーバージョンに続いて、この日もチョウリのギーを使ったジョインカッテを泡盛バージョンで頂きます。自身で少しずつ取って盛り付け、「山羊まつりのサマエバジ」の出来上がりです。この日は一人で伺いましたが、すぐに他のお客様のグループに同席のお招きを頂き、ネパールやアフリカのお話などで楽しい時間を過ごさせていただきました。
お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」