軟骨入りキーマカレー@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

アチャールやタルカリだけでなくダルやマスも、ひと工夫もふた工夫もされている週末のスペシャルダルバート、今週は軟骨入りキーマカレーが初登場でした。阪急宝塚線池田駅徒歩すぐの「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに伺いました。

そのクルクレKurkure・ハッディ・ラ・クテコ・マス・コ・カリーは、チキンのモモ肉と軟骨を手作業で挽き肉にされたとの事で、他では味わえない食感を楽しむことが出来ます。

小さなカトリの3種のアチャールは左からカイロKhairo・ティル・ラ・アル・コ・アチャール(茶色胡麻とじゃが芋)、ダニヤ・コ・アチャール(コリアンダー)、ムラ・ラ・ガザル・コ・アチャール(大根と人参)でした。

カイロ・ティルは少し高級な胡麻との事で、細い茶色の粒を粉状にすると、通常の日本の胡麻とは違った良い香りです。

タルカリは、カルカラ・ラ・ピダル・コ・タルカリ(白ずいきと里芋)で優しい味が楽しめます。クレロKurelo・ムラ・コ・チャーナ・ラ・チャウ・ブテコ(アスパラガス、干し大根、キノコ)がバートに載っています。デザートはチヤ・プリンでした。チヤと一緒に頂きました。バートの左右にはパパドゥとサグが何時もの位置に控えています。今回は優しい感じの味付けの品々ですが、ダニヤ・コ・アチャールが少し苦みもありアクセントになっています。

お店で頂ける料理の数々は
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キール Kheer (Khir)@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

様々なネパール料理を提供して下さる阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんが、今回は春分の日限定で、ミルク粥のキール(キル、キィル)Kheer (Khir)をメインにしたセットを用意されました。

運ばれて来るや否や、カルダモン (Sukumel)、クローブ (Lwang)、ローリエ (Tejpaat)、シナモン (Daalchini)の香りが鼻をくすぐります。ココナツ (Naribel) 、干しブドウ (Kismis)、白、赤2種類のデーツ (Chodda)も使われているとの事です。デザートのスタイルで供されるのかと思いきや、主食の位置づけのプレートでした。

大きな9時の方向のカトリから時計回りに、
アル・ラ・カナチャナ・コ・タルカリ(じゃが芋とひよこ豆)
ククラ・コ・マス(チキンカリー)
マショウラ・コ・チョイラ(大豆ボールのスパイス和え)
ピナ・ラ・サノケラウ・コ・アチャール(マスタードシードの絞りカス
とエンドウ豆)
ゴルベラ・コ・アチャール(トマト)
サグ(青菜のスパイス炒め)

今回はキールが主役で、マス、タルカリ、アチャール、サグは主張控えめの脇役ですが、前々回初登場のピナ・コ・アチャールに今回はエンドウ豆が加わり、違った味わいを楽しめました。これにプリ(揚げパン)とワンドリンク付きでした。

いつも引用するTaste of Nepal (Jyoti Pathak著) には、Kheerに関する説明と、

Traditionally in Nepal, I prepared Kheer with govindbhog rice, a fragrant delicate medium-grain rice similar in flavor to basmati, though it can be made with any variety of white rice.  Kheer is associated with auspicious occasions and religious ceremonies, but is also enjoyed on a regular basis.

米、ミルク、バター(ギー)、砂糖と、サフラン (Kesar) 、 カルダモン、 アーモンド(Kagji Badam)、ココナツ、ピスタチオ (Pista)を使ったレシピが掲載されています。

Joys  of Nepalese Cooking (Indra & Rati Majupuria著) には、米、ミルク、バター(ギー)、砂糖とドライフルーツ、ココナツ、カルダモンを使うレシピが掲載されており、昨年夏にネパールの料理教室Nepali Cooking Courseで作った際のレシピでは、米、ミルク、砂糖とココナツ、カルダモン、シナモン、クローブ、フェネグリーク(Methi)を用いています。

Boss Nepalの「Kheer for holy offering and gatherings」の記事では

It is a popular holy offering made during the religious rituals and rites. And also, the 15th day of the Nepali month of Shrawan is considered as the day to eat Kheer, locally known as ‘Kheer khane din’. It is also used as sweet dish during the family gatherings and get-togethers. Some people like to eat it while it still is warm but it tastes best when it is chilled. So, let the Kheer get cool first and then refrigerate it for before indulging yourself in the delicious taste of the Kheer.

“Kheer Khane din”についての説明と、冷やした方が美味しいとの記述もあります。さらに”Kheer Khane din”とは何かと興味は尽きず、検索を進めると、ECS NEPALの「A Delectable Dessert for Many Reasons」の記事に

From the Nepali month of Ashad to Shrawan (June-August), most villagers are engaged in planting paddy. The best thing about paddy farming in Nepal is that both women and men work in unity, and celebrate together while doing so. They work for hours to plant the saplings, making special efforts to ensure a good harvest. Shrawan marks the end of the paddy planting month, which is the time for a grand celebration in most villages of the hilly areas of Nepal. “Khir Khane Din”, which is Shrawan 15 in the Nepali calendar, is a day to mark the farmers’ accomplishment. All families serve kheer to god first, as a prasad (religious offering), and then proceed to commemorate the season by gathering to feast on platefuls of delicious kheer.

との説明が有りました。

お店で頂ける料理の数々は
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ジビエのサマエバジ@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

「よく来られるお客様が、カルガモなどの食材を持ち込まれるので調理しますが、良ければご一緒されますか」とのお誘いを店主カドカさんから頂き、阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへ伺いました。

ジビエの数々、カルガモ Pani Haansをメインに、鴨 Haans、猪 Bandel等を、サマエバジSamay Bhajiのスタイルで人数分用意して下さっていました。中央のチウラChiura、ブジャBhuja、ダルマートDal Mothを取り囲むように、ターリー左側9時の位置から時計回りに
1. 野鳥数種の肝 Kalejo
2. バトマス サデコ Bhatmas 大豆
3. カルガモの骨付き肉 Phila
4. カルガモの足 Khutto
5. 猪の胃袋 Bandel ko Bhundi
6. カルガモの肉のセクワ Sekuwa
7. カルガモの肉のチョイラ Choila
8. バラとアンダ Bara & Anda
9. アルジラ Alu Jeera
10. サグ Sag

機会を逃すと頂く事の出来ないものばかりでした。カルガモのセクワが2種(No.3とNo.6)ありましたが、ネパール語での肉の部位や形状によって異なる表現PhilaとSanpra(Sampra?)を教えて頂きました。他の部位も骨付きのままカレーに仕立てて頂き、ロティも添えて頂きました。飲み物は、そのお客様が持参下さった沖縄の泡盛でジョインカッテを作って頂きました。野生動物は、仏語でJibier、英語でGameですが、ネパール語では四つ足であればJangali Janavar ジャンガリ・ジャナワル、野生の鳥も含めるとPasupanchhi パスパンチだそうです。”Pasupanchhi ko Samay Bhaji”とでも呼べる美味しい一皿を頂きながら、ご一緒させて頂いた方々とお話をし、楽しい時間を過ごしました。

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ムラ コ グンドゥルック コ アチャール@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

次から次へと頂いた事の無いネパール料理が登場する、阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。今週末のスペシャルダルバートの特筆すべき一品は、ムラ・コ・グンドゥルック・コ・アチャール Mula ko Gundruk ko Acharです。 発酵乾燥青菜のグンドゥルック、今回は大根の葉でした。ネパールの有名なグンドゥルックの諺の意味深い内容を伺いました。店主カドカさんの「グンドゥルックはシンプルにアチャールで頂くのが一番美味しい」との言葉に全く同感の一品でした。調理前の大根のグンドゥルックMula ko Gundrukの香りは、前回登場の菜の花のグンドゥルックTori ko Gundrukとまた違ったものでした。以前、粒状のアチャールに仕上げられたシラムSilam(荏胡麻)は、カドカさんの予告通り、今回は苦みが良いアクセントになっているペースト状のアチャール、ピセ・コ・シラム・コ・アチャールとして登場です。もう一つのアチャールはゴルベラ・ラ・プディナ・コ・アチャール(トマトとミント)でした。また、新登場の野菜はネパールのホウレン草です。能勢の農家の方にお願いして栽培して頂いたとの事で、葉より茎が目立つホウレン草です。ナヤン・アル・ラ・パルンゴ・サグ・コ・タルカリ、新Nayanじゃが芋と一緒にタルカリで登場です。バート(ご飯)の左右の定位置にはパパドゥとサグが控え、上にはピセ・コ・シドラ・コ・マチャ・ラ・オッカル・ブテコ(乾燥小魚と胡桃)が載っています。ダルはマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、マスはローカル・ククラ・コ・マス(骨付きチキン)でした。デザートはデーツのプリン、チョゴダ・コ・プリンの再登場です。

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ジョインカッテ Jhwai Khatte@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへは週末にスペシャルダルバートを頂きに伺う以外にも、平日にもよく訪れます。週末にダルバート、平日はネパール料理の単品というのが我が家のお決まりになりつつあります。車の運転が無い時は、ククリラムやロキシー等を頂きます。寒い日には、店主カドカさん一押しのジョインカッテ Jhwai Khatteも頂きます。熱したギーgheeにお米を入れてポン菓子の様に膨らませ、ロキシー等に注いで作るのだそうです。Friday The Smarter Entertainment Weeklyの2011年6月19日付けの記事「Think Local, Drink Local」で、Jhwai Khatteの説明として

Taste:
As ghee and rice are added to the drink, jhwaikhatte tastes less like your conventional alcohol. Because of its incredibly strong taste, this drink is not for those who don’t have a keen taste for drinks.

Something Interesting:
The enormous heating-up drink got its name from the sound (jhwai) that’s made when the cold alcohol is tempered with hot ghee and rice. The combination of rice and ghee is called khatte.

との記述が有り、お米とギーの組み合わせがKhatteで、Jhwaiは熱したギーとお米をアルコールに注ぐ時の音と説明されています。the kathmandu postの2015年11月12日付けの「Winter Wonderland」と題する記事では、説明とレシピが記載されています。

A special thakali winter drink, Jhwai Khatte is prepared from local liquor that is made from millet called rakshi. It has a strong distinctive taste, served with khatte, a combination of rice and ghee.   

Ingredients:                                               
– 250 ml of rakshi                                     
– 25 gms of rice                                            
– 1/2 tsp of ghee                           
– 2 tbsp of honey                             

Directions: Heat a cooking pot and add ghee and rice. Once the rice turns brown, add the cold rakshi liquor to it—this sizzling sound is the reason behind the drink’s nomenclature – jhwai. Add honey, stir, and serve in a transparent cup. Cheers!

Dipty Sherchan along with her two sisters run Delish Thakali Kitchen. They suggest, “Immediately after pouring the rakshi, close the pot with a lid. That way, the taste will remain strong.”

We All Nepaliの「Traditional foods in Nepal」の記事の中に

Khatte (खट्टे)

It is the popular breakfast in hilly areas of Nepal.  It is made from rice mainly from brown rice obtained from dhiki (a special Nepalese manual flaking instrument) but white or polished rice can also be used.  It is prepared from rice by soaking overnight, draining and roasting.

との記述も有り、お米自体を指す意味もありそうです。

更にカドカさんにお尋ねすると、 Khatte用のお米は、通常の食用のお米とは種類が異なり、収穫時期もずれて早く、そのため畑での植え付けに工夫がある点などを教えて下さりました。粒が厚いので、潰して上記Khatteあるいはチウラにした時にとても美味しいのだそうですが、今ではネパールでもなかなか手に入らないそうです。

Jhwai Khatteにはネパール料理の数々が良くあいます。今回サマエバジセットを用意された際には、水牛のスクティSkuti(干し肉)も準備されていました。初日と2日目で調理方法を変えられ、異なった味を楽しむことが出来ました。この時は通常メニューには無いマトンのチョイラchoilaもありました。日を遡ると、サマエバジの登場が待ち切れず、バトマス・サデコ(大豆)やブトゥワBhutuwa内臓のスパイシー炒め(ハリヨラスン、大蒜の茎入り)もお願いし Jhwai Khatteと共に頂きました。

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菜の花づくしダルバート@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

春らしさを感じるダルバートDal Bhat、今週は「菜の花づくし」の構成となった週末のスペシャルダルバートです。頂けるのは、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。お店のFacebookにアップされたメニューを見ただけで期待が高まりました。

繊細な仕上がりの菜の花のグンドゥルック Tori ko Gundruk が、今回は、じゃが芋、大豆と一緒にアル・ラ・バトマス・トリ・コ・グンドゥルック・コ・ジョルとしてスープ仕立てで登場です。小さなカトリに入った3種のアチャールは、右からマショウラ・ラ・ゴルベラ・コ・アチャール(大豆ボールとトマト)、ピナ・コ・アチャール(マスタードシード絞りかす)、ハリヨ・カンクロウ・コ・トリ・コ・スワドマ(胡瓜)です。胡瓜のアチャールには、トリ・コ・スワドマと名が示す様に菜種油が使われ、これまたアブラナ科のマスタードシードから油を搾り取った「かす」が、少し苦みも含むアチャールに仕上げられています。ネパールでもあまり見かけない珍しい一品とのことです。バート(ご飯)の上にもトリ・コ・サグ・ラ・トウフ・ブテコ(菜の花とトウフのスパイス炒め)と、まさしく「菜の花づくし」です。サグ・ブテコ(青菜炒め)はさすがに菜の花だと重なってしまうので小松菜とのことですが、小松菜も立派なアブラナ科です。「アブラナ科づくし」に相違ありません。今回のダルは菜の花に合わせた黄色い色調のチャナ・ダル、マスはブテコ・ククラ・コ・マス・ダニヤ・コ・スワドマ(チキンのコリアンダー風味)でした。各テーブルでも、菜の花がお迎えです。デザートはもはや定番とも言える備前焼の器に入ったズーズーダゥですが、ここにも菜の花を見つけることが出来る徹底ぶりです。

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ピダル ラ タマ コ シンキ コ タルカリ@ネパールのごちそうjujudhauズーズーダゥ(池田市)

次から次へと新しい食材を使ったネパール料理、ダルバートDal Bhatを楽しませて下さるのが、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそうjujudhauズーズーダゥ」さんです。今週も趣向を凝らしたダル、マス、タルカリ、アチャールが登場しました。ダルはマス・ラ・ムスロ・チャナ・コ・ダル・ヒング・スワドマ(ヒングを使ったミックスダル)、マス(肉料理)はローカル・ククラ・コ・マス(骨付きチキン)です。大きい器のタルカリはピダルPidhaalu・ラ・タマTaama・コ・シンキ・コ・タルカリ(里芋と干し筍)でした。干し筍は3時間かけて戻されたそうで、予想以上に膨らんだと店主カドカさんが仰られました。同じ乾燥野菜で、干し大根などはチャナ(チャーナ)という表現なのに、この筍の時は何故シンキと言う表現なのか尋ねてみました。どうやらざっくり大きめに切って干すのがチャナで、細かく切って干すのがシンキの様です。生の筍を細く切ったのでは味わえない食感と滋味が楽しめるタマ・コ・シンキでした。里芋との組み合わせも、和食の煮物の場合とはまた違った相性の良さです。小さなカトリに入ったアチャール3種は左から、甘く仕上がったゴルベラ・ラ・ダニヤ・コ・アチャール(トマトとコリアンダー)、酸味と甘みのスンタラ・コ・アチャール(みかん)、生姜がよく効いたマス・コ・アチャール(鶏肉のアチャール)でした。バート(ご飯)の左右にはパパドゥ(ひよこ豆のチップス)とブテコ・サグ(青菜炒め)がいつもの様に控え、上にはマサラ・ダル・アル・ジラ(スパイシーポテト)が載っていました。デザートはチョゴダChodda・コ・プリン(ナツメヤシ、デーツのプリン)でした。デーツは中近東のイメージしかなかったのですが、ネパール料理でもよく使われるとのことで、デーツを入れたキールKhir等も美味しいと教えて頂きました。仕事を終えて遅い時間に伺いましたので、食べ終わる頃には他のお客さんも帰られていました。手が空いたので、何時ものチヤではなく、ピカ・チヤ(ストレートティー)を試しますかと淹れて下さいました。Aduwa生姜とTimmurネパール山椒入りです。香ばしいTimmurの香りも楽しませて頂きました。

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サマエバジ Samay Bhaji@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

美味しいチウラChiura (Cheura)が手に入った時のみ、サマエバジ Samay Bhaji (Baji)を供される阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。今回は6ヶ月ぶりの登場で、店主カドカさんのパティシエとしてのお仕事の休みが取れ、また、丁度ズーズーダゥが上手く出来上がったという事情で、月曜日と火曜日という変則的な日程となりました。仕事を何とか片付けて、月曜日夜、遅めの時間に訪れました。写真11時方向のカトリに入った
ククラ・コ・マス(チキン)から時計回りに、
マトンシェクワ
バーラBaaraの上にスパイシーアンダAnda(卵)
ケラウKerau・ラ・ガジャルGajar・カンクロウKaankro・コ・アチャール(えんどう豆、人参、胡瓜)
ボリ Bodi ・ブデコ(ささげ)
ラヨRayo・コ・サグ・ブテコ(高菜)
アルAlu・ジラ(じゃが芋)
ムラMula・コ・アチャール(大根)
バトマスBhatmaas・サンデコ(大豆)
シッドラSidra maacha(干した小魚)
これにパパドゥも本来は付きます。

中央にチウラChiura (pressed rice flakes)、右にブジヤBhuja (puffed rice)、左にダルマートDal Mothが盛られています。

家庭用のチウラと市販のチウラの大きな違いは、潰す前に米を浸すのが、家庭ではお湯であり、市販品は水である点だそうです。これで味に差が生じる事を、以前からカドカさんが仰っておられました。今回のチウラは勿論お湯に浸す手間をかけた美味しいチウラです。

JOYS OF NEPALESE COOKING  (INDRA MAJUPURIA & RATI MAJUPURIA著)の中にもHow Chiura is made in Hills and Valleysと題する文章で、お湯につける工程が記述されています。

The dust and stone particles are removed from the paddy with the help of a chalni (sieve).  The paddy, so picked, is soaked in water for 24 hours or more especially in hot water.  Crisp and pre-cooked chiura can be prepared only after soaking the paddy in hot water.  After 24 hours or 2 days the soaked paddy is dried in one heated clay pot and roasted in another clay pot.  Then the hot roasted paddy is put little by little in an okhal (a large size mortar) or in a dhiki (foot-operated pounding machine).  The paddy is beaten or ponded a number of times and when the beaten paddy gets unhusked and flattered, it is taken out and with the help of nanglo it is winnowed and its husk thoroughly removed.  This is how beaten rice or Chiura is prepared in hills and valleys.

ダルマートはお店で販売もされていて、以前買い求め、スナック感覚で頂いたのですが、結構辛い味付けでした。しかし、こうしてカザ Khaja セットの一品で加わるとあまり辛さを感じさせず、良いアクセントになっています。今回供されたサマエバジセットには、ロティかナンが付き、先週末のスペシャルダルバートから再登場のズーズーダゥJuju Dhauも頂くことが出来ます。オプションとして水牛のスクティSukuti、マトンのチョイラChhoilaが用意されていました。折角ですので、どちらもお願いすると、豪華ディナーとなりました。

今回も奥様手書きのサマエバジの内容の説明書きが用意されていました。

最近チウラには目が無い妻のリクエストがあり、同行し翌日も再訪です。皆様に好評で売り切れとのこと、残っていた具材で何とか作って下さいました。お店で頂ける料理の数々は
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シラム コ ダナ コ アチャール Silam ko Achar@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

趣向を凝らしたダル、アチャール、タルカリ、マスが楽しめる「スペシャル」ダルバートDal Bhatを毎週末に供される、阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんを訪れるのが、週初めから待ち遠しくなります。店主カドカさんが考えられるメニュー構成は留まるところを知らず、今週末も殆どが初登場の品々でした。

ダルはラハル・コ・ダルRahar ko Dalで、優しい豆の味が楽しめます。ミックスダルなどで良く用いられるインド産の物とは違い、豆の粒がやや大きめの様です。肉料理マスはゲダグディ・ラ・ククラ・コ・マス・コ・カリー(4種類の豆とチキンのカリー)です。豆とチキンは別々に下拵えする一手間をかけられています。ファルシー・ラ・ロウカコチャナ・コ・タルカリ(カボチャと干瓢のタルカリ)は南瓜と夕顔の甘味が楽しめます。アチャールは3品、スンタラ・コ・アチャール(みかんのアチャール)、mixベジアチャール(カリフラワー2種、人参、大根、豆)と、シラム・コ・ダナ・コ・アチャール(エゴマ)でした。

このSilam ko AcharはシラムSilamを唐辛子と炒め、潰して粉状にして塩で味を調えたものだそうです。間に入るダナという言葉の意味を尋ね、恒例のカドカさんによるネパール語教室です。どうやら丸い球状のものを指すらしく、その形状をした実を意味するのかもしれません。実物を拝見すると、確かに実は球状に近いものです。Silamは英語ではPerillaで、CookipediAでは

In Nepal and parts of India, it is called silam. Its seeds are ground with chili and tomatoes to make a savoury dip/side dish.

と記述されています。Silam ko Acharで検索してみると、やはり同様なレシピが見つかります。

Roast the Silam and dried chilli in a pan for 10 minutes.  Grind roasted Silam and chilli with ginger and salt in a mortar.  Mix lemon juice to taste.

今回お店のFacebookでは「エゴマのふりかけ」と表記されていました。自身の子供さんにお握りに混ぜて食べさせたら好評だったとのことで、まさしくご飯を楽しむための「ふりかけ」です。日本でもエゴマの実関連では、「荏胡麻のふりかけ」「すりえごま」など沢山商品化されています。唐辛子が加わり、香ばしく炒められると、ダルバートの中で、バート(ご飯)を楽しむ立派なアチャールの一品になっていました。次回は、以前にも登場したティル(胡麻)・コ・アチャールの様な、ペースト状のアチャールに仕上げてみますとのことで、また一つ楽しみが増えました。

バート(日本米とバスマティ米の混合)の左右の定位置にはタレ・コ・パパドゥ(レンズ豆のチップス)とサグ・ブテコ(青菜)が控え、上にはグンドゥルック・ラ・ハリヨラスン・コ・サンデコ(発酵干し野菜とニンニクの葉の和え物)が載っています。以前から菜の花を使ったグンドゥルックは繊細で美味しいと繰り返し仰っておられました。満を持して登場です。

今週からは、奥様手書きのスペシャルダルバートのメニュー説明を用意されました。デザートのズーズーダゥ(カドカさんの故郷バクタブル名物のヨーグルト)は寒すぎて上手く固まらない時期が続いていたそうですが、ようやく上手く仕上がり、知人の陶芸家さんにお願いして焼いて頂いたという備前焼の器と共に登場です。

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メティ コ アチャール Methi ko Achar@ネパールのごちそうズーズーダゥ jujudhau(池田市)

店主カドカさんのネパール料理を紹介したいという情熱が具現化した「週末スペシャルダルバート」を今週も頂きに、阪急宝塚線池田駅前のお店「ネパールのごちそうズーズーダゥ」さんに伺いました。今週はお店のFacebookでメティ・コ・アチャールMethi ko Acharについて紹介されていました。

少し苦味のあるメティ(フェネグリーク)
からだを温め、解毒作用があるようです♡
メティのアチャールと優しい甘みのあるタルカリ。。。

Facebookではメティ コ トゥサ コ アチャールと表記されていたので、早速カドカさんにお尋ねし、ネパール語教室です。どうやら発芽させたメティsprouted fenugreekのアチャールという意味を持つようです。この寒い時期では、1週間位で、使い頃になったとの事で、これをアチャールに仕上げられたとのことです。日本ではあまり頂く機会のないメティコアチャールですがネパールでは食べられることも多く、瓶詰等でも売っているとの事でした。webで検索してみるとthe kathmandu postの2015年3月14日付け「Nepali pickle makers come into their own」と題する記事の中でも、sprouted fenugreekの名前が登場しています。

Pickles made of green mango, hog plum, capsicum, radish, sprouted fenugreek, Akbare chilli and lime are among those in high demand, according to him.

その他webを渉猟すると、sprouted fenugreekの栄養価についての沢山の記述や、SPROUTED FENUGREEK SEEDSと題した発芽のさせ方のレシピも見つけることが出来ます。

Fenugreek (Methi in India/Nepal) seeds have been a great new addition to our lives lately. Fenugreek seeds have many health benefits.  I grew up eating sprouted fenugreek seeds soup, which I never enjoyed. It really takes some getting used to. When you cook these sprouted seeds they are bitter. You cook it with onion, spice it with cumin powder, garlic and salt but still it’s pretty bitter, and it is usually served as a side dish to go with rice or flattened rice. Growing up, I was never fond of this dish.

But now I make this dish once in a while and can enjoy it without making a face. I have learned that if you let it cool it’s not bitter and can actually enjoy the flavor. Lately I have also been enjoying a Sprouted Fenugreek Salad. Recipe for this salad to follow in another post soon. 

エンドウ豆のアチャールもサノケラウ コ トゥサ コ アチャールと、前者と同じ様な表記で、これも発芽させたものを使っておられるとのことです。

もう一つのトマトと山椒のアチャール、ゴルベラ・ラ・ティンムル・コ・アチャールは甘めに仕上がっていたのが意外でした。この日のダルはヒングを使ったヒングハレコマスラムスロコダルで、メインとなる肉が、ダッロバナエコマスコカリー(豚・チキンのスパイシーボール)でした。これも初登場です。人参・キノコ・ブロッコリーのタルカリ、ガージャル・チャウラ・ブロカウリ・コ・タルカリが大きなカトリに入っています。バートの左右には、お決まりのポレコ・パシュパティパパドゥ、サグ・ブテコが添えられ、上にはシッドラ・ラ・オッカル・ブテコ(干し魚と胡桃)が載っています。

ただただ感心するばかりの、この日のダルバートのアチャール、タルカリ、ダル、マスでした。デザートのチヤ プリンもチヤと一緒に頂きました。

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