ボウダナート Boudhanath 世界遺産 Kathmandu Valley

ネパール3日目の最後の観光はボウダナート(ボダナート)Boudhanathですが、バクタプルからの帰り道も大変な混雑でした。このボウダナートも震災の影響で修復が行われ、周囲を覆っていた足場などが取り払われたばかりとのことでした。

ここでも外国人は入場料を払います。30年前はタメル地区から自転車で田んぼの畦道を通って辿り着いた記憶があるのですが、今や周囲は建物だらけ、ストゥーパを取り囲むようにお土産物屋さんなどが軒を連ねる建物が続きます。周囲の道路も車と人が溢れていました。昔のボダナートの写真を池田市のズーズーダゥさんのメニューブックの中に見つけました。

ネパールで一番高いストゥーパは、今は一つだけ基壇を登ることが出来ます。

30年前の写真を見ると、当時はさらに上の基壇まで登ることが可能だった様です。現在のストゥーパの目の辺りの拡大です。

マニ車があり、人々はそれを回しながらストゥーパの周囲を時計回りで歩きます。大きなマニ車もあります。

バクタプル Bhaktapur 世界遺産 Kathmandu Valley

豪雨のパタンPatanを後にして、バクタプルBhaktapurに向かいました。ここでは、街の入り口で外国人は入場料を支払います。

まず1427年建立のダッタトラヤ寺院 Dattatraya Mandir です。その前の広場は、タチュパル広場 Tachupal Square と呼ばれます。この傍にあるDattatraya khaja gahrで美味しいものを頂くつもりでした。お店を覗いてみましたが、開店は昼過ぎになるとのことで、残念ながら諦めました。

次のトウマディー広場 Toumadhi Square のメインはニャタポラ寺院 Nyatapora Mandir です。曇天かつ逆光で分かりにくい写真ですが、カトマンズ盆地で一番高い、30メートルといわれる5層の屋根を持ちます。

その基壇を登ると、左手にバイラヴナート寺院 Bhairavnath Mandir と広場が見下ろせます。

30年前も同じ場所で同じ様に写真を撮っていました。

もう一つのメインの広場が、ダルバール広場 Durbar Square です。中央が55窓の宮殿 55 Window Palaceで、その左に王宮の入り口ゴールデンゲートがあります。

30年前も同じ様なアングルで写真を撮っていました。

王様の沐浴場のナーガ・ポカリNaga Pokhariも訪れてみます。ヒンドゥ教の神ナーガ(蛇神)が廻りを囲み、さらに高く首を伸ばしているナーガを見ることが出来ます。

2015年の震災の爪痕は、まだ残ったままです。ファシデガ寺院 Fasi Dega Mandir は基壇を残して崩壊していました。

シッディラクシュミ寺院 Siddhi Lakshmi Templeも同じように崩壊し、基壇しか残っていません。 クリシュナ寺院 Krishna Temple は大丈夫でした。 30年前のダルバール広場の写真の中央のシカラ様式の美しい建物が、崩壊してしまった Vatsala (Vatshala) Druga Temple バトサラ ドゥルガ寺院です。

パタン Patan 世界遺産 Kathmandu Valley

8月のネパールはまだ雨期で、今回の旅行中にも、豪雨でインド、ネパール、バングラデシュなどで災害が発生とのニュースが流れていました。夜中に雨音が聞こえるくらいの土砂降りがあり、午前中まで続き、午後は雨が上がる日々となりました。

スワヤンブナートSwayambunathからパタンPatanに向かう頃から、雲行きが怪しくなり、パタン到着後は本降りとなりました。駆け足でのパタン巡りとなりました。

まずはダルバール広場Darbar Squareから散策ですが、震災の爪痕は大きく、各所で修復作業中でした。手前の広場の入口にある、8角形の石造りで堅牢なクリシュナ寺院Krishna Mandirは原型を留めています。奥に進んだ場所のクリシュナ寺院(シッカーラ)Krishna Mandirは修復中でした。一番奥のビムセン寺院Bhimsen Mandirも大丈夫そうでした。クンべシュワール寺院 Kumbeshwar Temple辺りまで行った所で、本当の土砂降りになってしまいました。路地は川のような水流で、靴下までずぶ濡れです。

30年前も訪れており、ダルバール広場の写真を撮っていました。

 

スワヤンブナート Swayambhunath 世界遺産 Kathmandu Valley

ネパールの3日目です。カトマンズの想像以上の交通事情の悪さを認識し、近郊の街を回るのに車を頼むことにしました。料理教室のご主人Amritさんは観光ガイドもなさるそうですが、観光客の少ない雨期は大変そうです。折角の縁ですので、お願いすることにしました。出発前のメールの遣り取りで、この成り行きも想定はしていました。カトマンズ到着の翌日に直ぐに料理教室に来る位ですので、ちょっと変わった旅行者であることは認識して貰っています。こちらのリクエストを伝え、朝7時にホテルでピックアップ、スワヤンブナート Swayambhunathを訪れ、パタン Patan、バクタプールBhaktapurを回って、最後にバナダートBoudhanathというプランに落ち着きました。前日の料理教室の送迎が小さな軽自動車でしたので、同じ車だと窮屈で大変かなと懸念していましたが、別の少し大きめの車でドライバーも別の方でした。

土曜日の朝のスワヤンブナート Swayambhunathは大変な人混みでした。入口で外国人は入場料を支払います。30年前の写真(下)を見直すと365段の階段にも殆ど人がいませんでした。当時は手摺も中央にあったのみです。頂上、参道の反対側の奥まで進み、ハリティ寺院とストゥーパを振り返ります。寺院のある頂上は、カトマンズ市内が見下ろせる場所です。30年前も同じ場所から写真(下)を撮っていました。登った階段と別方向に少し降りていき、Statue of Peaceの横を通って少し登るとMaha Manjushree Sarashwati Templeに出ます。その途中でSwayambunathを振り返って見ました。タルチョが谷を渡るようになびいています。