大阪市中央区で「ニタカリバンチャ Nithakali Bhanchha」さんが実店舗をオープンされました。タカリダルバートを供される週に早速伺いました。
ランチタイムの遅い時間でしたが、店内はほぼ満席でした。メインはマトンで、ミニチキンカレーもつけて頂きました。
マトンは量もしっかりで、肉の味が楽しめ、
ダルはこの日はウラッド Urad とマスール Masoor と仰っていましたので、マスMas (Black Gram) とムスロ Musuro (Red Lentil) の優しい味の組み合わせでした。
グンドゥルックも登場し、
タルカリは茄子と南瓜でした。
開店したばかりということもあってか、大根のアチャールの酸味をはじめとして、まだ大人しめの味付けの様です。
ニタカリバンチャ
Nithakali Bhanchha
大阪市中央区内淡路町2-2-1
htpps://twitter.com/nitanitacurry
https://ja-jp.facebook.com/nitamasara/
先に出来上がったのがチキンマライティッカです。
そしてラムチョップの登場です。
この日は2人で伺いましたので、プロンマサラと
カシミールナンもお願いしてみました。
パロンタ(パラタ)を頂きました。
別の日には、マトンサグワラと
プリを頂きました。
ビリヤニは、グレービーと共に登場です。
上にはパリッと揚げられたチキンが載っています。
グレービーを少しずつ混ぜながらいただきましたが、さっぱりとしたライタもあれば申し分ないところです。この時はお店に居られなかった奥様に後日お伺いしたところ、スリランカではライタは付けないとスリランカ人のシェフが言われるのだそうです。何事にも前向きなシェフですので、ライタも付けるようにするかもしれませんとの事でした。
マスは、骨付き、皮付きの山羊 Khasi、カシ・コ・マスで、山羊肉の美味しさを引き出すように、シンプルな、辛さ控えめの味付けです。
ダルも優しい味に仕上がるよう、マス Mas、ムスロ Musuro、ラハル Raharのミックスダルで、チョウリ Chauri(ヤクと牝牛の交配による牝)のギー Gheu とガイ Gai(牝牛)のギーが加えられ、ジンブー Jimbu も少し入っています。
タルカリは、冬瓜 Kubhindo、じゃが芋 Alu、大蒜の葉茎 Hariyo Lasun のタルカリです。こちらは冬瓜の優しい味を引き立たせるように、辛めの味付けになって、バランスがとられています。
果物のアチャール、今回は、パイナップル Bhuin Katahar とトウモロコシ Makai の絶妙な組み合わせです。もう少し酸味のあるパイナップルを想定した味付けだったとのことですが、甘みを感じるアチャールも良いアクセントになっていました。
大根 Mula のアチャールは、高い気温のせいで発酵が進むのが早く、酸味を楽しむことが出来ます。
もう一つのアチャールは、じゃが芋 Alu、えんどう豆 Sano Kerau、胡瓜 Kakro、人参 Gajarです。
バートの上にはチキン・チョイラが載り、
定位置にパパドゥとサグが控えます。サグ(青菜炒め)も、小松菜と空心菜のミックスと一工夫が加わっています。
デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。
ゴーヤとトマトのタルカリ、
サグ(青菜炒め)は、蔓紫、空芯菜、金時草、ほうれん草、小松菜のミックスでした。
もう一つのタルカリは、夏野菜でもなく、ネパールにも無さそうな、椎茸とエリンギのタルカリです。
この日のマスは骨付きチキンでした。
12時開店ですが、思ったより早く着いてしまい、付近を散策しました。道端の柿の木は実をつけており、
ドクダミも沢山見つけました。
12時になり、お店に招き入れられ、他にまだお客さんが来られていませんでしたので、2階のレンタルスペースなども覘かせて頂きました。まずはノンアルコールのシャキシャキモヒートをお願いし、
Today’s THALIを頂きました。
チキンとレッドキドニービーンズ、
鰯のトック、
とりたて野菜のカチュンバル、
アラカルトメニューのパタバート(シラスを南瓜の葉で包んだもの)も追加です。
ミールスのシートになるバナナリーフも、パタバートの南瓜の葉も注文が入ってから庭に摘みに出られていました。街から離れた里山にあるお店に、このミールス目当てで皆さんわざわざお越しになる理由がよく分かりました。この日はデザートの用意は無いとの事で、残しておいたデーツとブルーベリーで、
セイロンティーを頂きました。茶葉も7つの異なる産地のものから選べ、
ルフナ RUFUNA のものをお願いしました。
猛暑の日に、扇風機の風の中で頂く熱い紅茶も良いものです。
その一つがブンディ パコダ Bhundi Pakoda、胃袋の揚げ物です。一緒に、油物との相性が良さそうな、黒胡麻、白胡麻が効いた大根、人参、胡瓜、豆のアチャールが添えられています。
もう一つが、ミンチカツの様なマトンホルモンミンチチャプです。こちらには大根のアチャールが添えられています。
前回も頂いたトゥクパもお願いしました。
最後にハルワと
チヤも頂きました。
優しい味の海老のローシュです。
手羽元は確かに1つのみでした。
ダルや副菜と一緒に頂きました。
お店の内装が少し変わり、「本日のオススメ!!」の黒板も登場していました。合鴨のサデコに惹かれましたが、既に売り切れでした。
プレートに、
チキン、
海老のロ―シュなどを盛って出して下さいます。
少し残ったキチュリに、マトンブナも追加で頂きます。
前回訪問時にはミント、コリアンダーが無く頂けなかったブルハニも、この日は用意して下さっていました。グリーンチリもしっかり入れておいて頂きました。
夜の部にはテハリや魚料理なども登場していた様です。ラベアさんに夜もまた来る様にお誘いを受けたのですが伺えず残念でした。
ソヤミート soya meat は残っていましたので、ルヌミリスとシンハラアッチャールも併せてお願いしました。


オクラもしっかり盛られています。
何時ものデザートにチャイも追加で頂きました。
