カドカさんがネパールで買って来られたオーダーメイドの新しい食器、ターリーとカトリで週末のスペシャルダルバートを頂きました。1セットで2.3キロの重さがあるそうで、10セットしか持ち帰れなかったとのことです。運が良ければ、この新しい食器に巡りあえるかもしれません。「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」の店名にも使われる、バクタプル名物のズーズーダゥजुजु धौ に代わって、今週はデザートにラルモハン Lalmohan लालमोहन が登場しました。
ダルはマスとムスロのミックス、
マスはチキン、
タルカリはじゃが芋とカリフラワーのアルカウリ、いずれも定番ですが、毎回味付けが異なります。
アチャールは3種類、デーツのアチャール、
たまごのアチャール、
えんどう豆とトマトのアチャールはシンプルながらも味わい深い一品で、初登場の組み合わせかもしれません。
バートの左右にはパパドゥとサグ、上にピーマンのスパイス炒めが添えられています。
ラルモハンは、よくあるインド料理のグラブジャムン Gulab Jamun のスタイルを予想していましたが、大きく裏切り、上品な飾り付けと味で登場しました。
チヤも頂きました。
阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ダルは、マスとムスロ、
マスはチキン、
タルカリは、空豆とじゃが芋、空豆は鞘の柔らかな部分も使われています。
アチャールは何時もの様に3種類。アマラ Amala (Amla) は砂糖漬けにしたものをナッツと和えてあり、酸味より甘味を感じます。
コリアンダーはネパールの胡麻、唐辛子と一緒に、ダニヤ ラ ティル コ アチャール Dhaniya ra Til ko Achar に仕立てられており、シンプルながらネパールの代表的なアチャールの一つです。今回は普通の唐辛子ですが、殺人唐辛子という意味のJyanmara Khursani ジャンマラ クルサニ を使ったとても辛いものが美味しいらしいので、是非頂いてみたいものです。
もう一つは、牛蒡のアチャールで、発酵控えめな優しい味です。
バート(ご飯)の左右には、パパドゥとサグ(青菜炒め)、上には茄子のスパイス炒めが載っています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルはマスとムスロ、
マスはチキン、
タルカリはじゃが芋とマショウラです。マショウラの味がぼやけないように、じゃが芋とは別に下拵えされた様です。
アチャールは何時もの様に3種類。果物シリーズは、河内晩柑とキウイのアチャールです。
えんどう豆のアチャール Kerau ko Achar は、数種類のえんどう豆が使われたかのような食感ですが、これまた今が旬のフレッシュな一種類のえんどう豆で作られているとの事です。
大根のアチャールには、蕪の葉のグンドゥルックも使われています。
パパドゥとサグがバートの左右に、上には大蒜の芽 Hariyo Lasun と赤玉葱のスパイス炒めが載っています。この日のバート(ご飯)はジャスミンライスと日本米のミックスでした。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

カザを頂く時は、ロキシー Raksi も頂きたくなります。アマラ Amala (Amla) 入りのロキシーをお願いしました。
骨付きマトンカリーも添えられ、
いつもながらの趣向が凝らされた品数豊富な一皿です。
A. チウラ、B. ダルモートの周りを、C. 鮎のタンドール焼き、1. スパイシー卵、2. バラ、3. 水牛のスクティのセクワ、4. 大根、胡瓜、えんどう豆、5. カロチャナ、6. サグ、7. マトンのセクワ、8. ブトン(砂肝)、9. バトマスサデコ(大豆)、10. アルジラ(じゃが芋)、11. デーツのアチャール、12. パパドゥが並んで囲みます。時々魚のタンドール焼きを楽しむことが出来ますが、今回は鮎が登場です。メニューには書かれていない、水牛のスクティ (Buff Skuti) は自家製とのことで、セクワとして調理されています。
苺ラッシーや、苺焼酎も頂きました。
ズーズーダゥもデザートして添えられ、
ヒマラヤ岩塩と黒糖入りの紅茶カロチヤも頂きました。

ダルは定番のマスとムスロですが、毎回微妙に味が異なるのも楽しみです。
マスは、ほうれん草入りのチキン Kukhura ko Masu ra Palungo です。アラカルトでもサグチキンは用意されていますが、ダルバートには初登場です。上質のほうれん草が手に入ったので、との事です。チキンの肉の旨味、甘味が引き立ちます。
タルカリは、南瓜と蕗の組み合わせです。さすがに蕗はネパールにはなさそうです。
アチャールは3種類。果物シリーズは、葡萄と甘夏のアチャール、
この日一番気になったのが、葱のアチャールです。葱の甘味と、発酵によって生じた酸味が堪りません。どうやらラプシ Lapsi、その実を板状にして乾燥させた マーダー Lapsi ko Maadaa を使われている様です。Maadaa については、
もう一つはオクラのアチャールで、少し発酵しています。
パパドゥ、サグ、新玉葱のスパイス炒めが、バートに添えられています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルはマスとムスロのミックス、
マスは、豚タン Jibro と大根、葱のカリーですが、アマラの大きな粒が入っています。上手く渋みが抜けるように下拵えされたアマラを噛むと、肉の味を引き立てる酸味が口に広がります。
タルカリは平茸とじゃが芋、
アチャールは3種類です。果物シリーズは、パイナップルのアチャール、
胡瓜のアチャールは発酵控えめな仕上がり、
パパドゥ、サグ、マショウラのスパイス炒めが添えられています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルは定番のマスとムスロのミックス、
マスはチキンですが、カドカさんが試してみたいと言われていたアマラ Amala (Amla) が使われており、ほんのりとした酸味を感じることが出来ます。
タルカリは、じゃが芋、発酵筍、ささげの、アル タマ ボリ Alu Tama Bodi でした。発酵した筍の酸味は、じゃが芋、ささげの甘さとよく合います。
発酵筍の酸味を存分楽しめるもう一品が、筍のアチャールです。野蒜を細かく刻んだものと和えられています。
グンドゥルックのアチャール、少し苦みもアクセントになっているこの日の乾燥発酵野菜は、菜の花や大根のそれとは一味違います。蕪の葉と、カリフラワーの茎葉を使ったもので、タンドールで炙られたサクサクした食感の大豆が加わっています。
果物シリーズは、無花果のアチャールです。ククリラムに漬けた無花果、レーズン、乾燥オレンジ、松の実が上手くバランスをとっています。
青菜炒めは白い部分が多いですが、高菜、ラヨ コ サグです。
パパドゥと、野蒜のスパイス炒めも添えられています。野蒜は英語で Wild rocambole、学名が Allium macrostemon、エシャロットは英語で Shallot、学名が Allium ascalonicum, L. です。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルはマスとムスロですが、何時もより塩味が効いています。
マスは、お祝い事の際には欠かせない山羊肉の骨付き、皮付きです。
タルカリは定番のじゃが芋とカリフラワー、アルカウリで、
アチャールは3種類、じゃが芋と3種のケラウ、
胡瓜、大根、人参、玉葱のアチャールは、何時もの大根とは少し異なる発酵具合の仕上がりです。
葡萄のアチャールには、アマラ Amala (Amla) が磨り潰されて加えられており、程よい酸味が楽しめます。葡萄だからこその絶妙な味加減ですが、他の果物のアチャールや肉料理にもこれから使われるかもしれません。
サグ(青菜炒め)はラヨ コ サグ、高菜が使われており、ネパールのダルバートらしさの一助になっています。
お祝いのもう一品は魚(鯖)のスパイス炒めが添えられています。
更にオプションで、山羊の肝のスパイス炒めも用意されており、自家製チウラ、ミックスナッツと一緒に盛られています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルは定番のマスとムスロ、
玉葱の茎の部分を丁寧に選り分けたものが、ククラ コ マスや、
キノコとじゃが芋のタルカリにも使われ、その甘味で優しい味に仕上がっています。
アチャールは3種類。久しぶり登場のアマラ Amala (Amla)(セイヨウスグリ Gooseberry)は、前回よりも大粒で、その酸味を十分楽しめます。今回は桜の葉がアクセントです。程よい発酵具合で食べ頃にするために、試行錯誤を重ねられた様です。前回登場時にアマラに関して記したものは
牛蒡のアチャールは酸味控えめでバランスがとられています。
マショウラが軟骨との組み合わせでアチャール仕立てです。先週に引き続き、組み合わせの妙です。
パパドゥ、サグと茄子のスパイス炒めも並びます。
デザートのズーズーダゥは、塩漬けの桜と一緒に発酵させたようで、ほんのりピンク色に染まっています。
チヤも頂きました。

ダルは定番のマスとムスロのミックス、
マスは、聖護院大根入りのククラ コ マスですが、聖護院大根の存在感によりタルカリの趣です。
タルカリは、南瓜、じゃが芋、チャナ豆の組み合わせ、
アチャールは3種類で、果物シリーズは、アロエと2種類のオレンジのアチャール、
程よい発酵具合の、大根とえんどう豆(ケラウ)のアチャール、
マショウラと大蒜のアチャールは、玉葱、トマト、唐辛子と相まって、今までに頂いたことのない一品に仕上がっています。癖になりそうな味で、ご飯がすすみます。
バートの左右はパパドゥとサグ、上には隠元のスパイス炒めが添えられています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも最後に頂きました。