美味しいチウラChiura (Cheura)が手に入った時のみ、サマエバジ Samay Bhaji (Baji)を供される阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。今回は6ヶ月ぶりの登場で、店主カドカさんのパティシエとしてのお仕事の休みが取れ、また、丁度ズーズーダゥが上手く出来上がったという事情で、月曜日と火曜日という変則的な日程となりました。仕事を何とか片付けて、月曜日夜、遅めの時間に訪れました。
写真11時方向のカトリに入った
ククラ・コ・マス(チキン)から時計回りに、
マトンシェクワ
バーラBaaraの上にスパイシーアンダAnda(卵)
ケラウKerau・ラ・ガジャルGajar・カンクロウKaankro・コ・アチャール(えんどう豆、人参、胡瓜)
ボリ Bodi ・ブデコ(ささげ)
ラヨRayo・コ・サグ・ブテコ(高菜)
アルAlu・ジラ(じゃが芋)
ムラMula・コ・アチャール(大根)
バトマスBhatmaas・サンデコ(大豆)
シッドラSidra maacha(干した小魚)
これにパパドゥも本来は付きます。
中央にチウラChiura (pressed rice flakes)、右にブジヤBhuja (puffed rice)、左にダルマートDal Mothが盛られています。
家庭用のチウラと市販のチウラの大きな違いは、潰す前に米を浸すのが、家庭ではお湯であり、市販品は水である点だそうです。これで味に差が生じる事を、以前からカドカさんが仰っておられました。今回のチウラは勿論お湯に浸す手間をかけた美味しいチウラです。
JOYS OF NEPALESE COOKING (INDRA MAJUPURIA & RATI MAJUPURIA著)の中にもHow Chiura is made in Hills and Valleysと題する文章で、お湯につける工程が記述されています。
The dust and stone particles are removed from the paddy with the help of a chalni (sieve). The paddy, so picked, is soaked in water for 24 hours or more especially in hot water. Crisp and pre-cooked chiura can be prepared only after soaking the paddy in hot water. After 24 hours or 2 days the soaked paddy is dried in one heated clay pot and roasted in another clay pot. Then the hot roasted paddy is put little by little in an okhal (a large size mortar) or in a dhiki (foot-operated pounding machine). The paddy is beaten or ponded a number of times and when the beaten paddy gets unhusked and flattered, it is taken out and with the help of nanglo it is winnowed and its husk thoroughly removed. This is how beaten rice or Chiura is prepared in hills and valleys.

ダルマートはお店で販売もされていて、以前買い求め、スナック感覚で頂いたのですが、結構辛い味付けでした。しかし、こうしてカザ Khaja セットの一品で加わるとあまり辛さを感じさせず、良いアクセントになっています。
今回供されたサマエバジセットには、ロティかナンが付き、先週末のスペシャルダルバートから再登場のズーズーダゥJuju Dhauも頂くことが出来ます。オプションとして水牛のスクティSukuti、マトンのチョイラChhoilaが用意されていました。折角ですので、どちらもお願いすると、豪華ディナーとなりました。
今回も奥様手書きのサマエバジの内容の説明書きが用意されていました。
最近チウラには目が無い妻のリクエストがあり、同行し翌日も再訪です。皆様に好評で売り切れとのこと、残っていた具材で何とか作って下さいました。
お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」
ミックスダルなどで良く用いられるインド産の物とは違い、豆の粒がやや大きめの様です。
肉料理マスはゲダグディ・ラ・ククラ・コ・マス・コ・カリー(4種類の豆とチキンのカリー)です。豆とチキンは別々に下拵えする一手間をかけられています。
ファルシー・ラ・ロウカコチャナ・コ・タルカリ(カボチャと干瓢のタルカリ)は南瓜と夕顔の甘味が楽しめます。
アチャールは3品、スンタラ・コ・アチャール(みかんのアチャール)、
mixベジアチャール(カリフラワー2種、人参、大根、豆)と、シラム・コ・ダナ・コ・アチャール(エゴマ)でした。
Silamは英語ではPerillaで、

デザートのズーズーダゥ(カドカさんの故郷バクタブル名物のヨーグルト)は寒すぎて上手く固まらない時期が続いていたそうですが、ようやく上手く仕上がり、知人の陶芸家さんにお願いして焼いて頂いたという備前焼の器と共に登場です。

これをアチャールに仕上げられたとのことです。
日本ではあまり頂く機会のないメティコアチャールですがネパールでは食べられることも多く、瓶詰等でも売っているとの事でした。webで検索してみると

この日のダルはヒングを使ったヒングハレコマスラムスロコダルで、メインとなる肉が、ダッロバナエコマスコカリー(豚・チキンのスパイシーボール)でした。これも初登場です。
人参・キノコ・ブロッコリーのタルカリ、ガージャル・チャウラ・ブロカウリ・コ・タルカリが大きなカトリに入っています。バートの左右には、お決まりのポレコ・パシュパティパパドゥ、サグ・ブテコが添えられ、上にはシッドラ・ラ・オッカル・ブテコ(干し魚と胡桃)が載っています。
デザートのチヤ プリンもチヤと一緒に頂きました。

カウリ・コ・アチャールとしてもう一品登場です。どこか郷愁を感じる味わいです。
アチャールのもう一品は枝豆ハリヨ・バトマス・コ・アチャールで、彩りを添えています。
ごはんバートの左右にはいつも通り、ポレコ・パシュパティ・パパドゥ(レンズ豆のチップス)とサグ・ブテコ(青菜炒め)が並び、上にはスングル・コ・カン・ブテコ・トリコ・スワドマ(豚耳のマスタードシード炒め)が載っています。

今回は知り合いの猟師さんから仕入れられた鹿肉が初登場です。スターアニスと共に圧力鍋で下拵えされ、とても柔らかく獣臭さを感じない鹿肉のカレー、ミリガ・コ・マス・カリーです。
ダルは濃厚なマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、先週に引き続き
ベテ・コ・サグも先週と調理方法を変えておられました。
お店のfacebookではバトマス・ラ・ピャーツ・コ・サンデコ(大豆と玉ねぎの葉)と告知されていましたが、バトマス・ラ・ハリヨ・ラスン・コ・サンデコ(大豆と大蒜の茎)に変更となっていました。ゴルベラ・ラ・プディナ・コ・アチャール(トマトとミント)、ムラ・コ・アチャール(大根)、カガティ・コ・アチャール(池田産レモン)もほぼ定番となりつつありますが、カガティは手作りならではの面白さで、頂く度に、味、酸味が変わっています。
レンズ豆のチップス、パシュパティパパドゥはポレコ炙って供されます。デザートは作るのにひと手間もふた手間もかかる、グッドパックがこれまた初登場です。
お店を訪問時に、鹿肉のセクワsekuwaも少し時間がかかりますが用意出来ますと教えて頂き、是非にとお願いしました。焼き時間を試行錯誤された様で、焼きすぎても固くなり、火を十分通さねばE型肝炎などのリスクも生じます。ネパールでは鹿も神聖な動物の一つとされ、最近では政府による取り締まりもあり、鹿肉は市場に流通せず、レストランでも供されることは無いとのことです。日本だからこそ味わえる一品です。











デザートのクワも、今回はネパールの水牛の乳で作った、本格的ネパール仕様で、クワ作りの写真もお店のFacebookにアップされています。
山椒風味のチキン、ブテコ・ククラ・コ・マス(ティンムル・コ・スワドマ)のメインで始まりました。
タルカリはひよこ豆とじゃが芋のチャナ・ラ・アル・コ・タルカリです。中央の小さなカトリには左から胡麻、大蒜と生姜、大根のアチャール(ティル・コ・アチャール、ラスン・ラ・アドワ・コ・アチャール、ムラ・コ・アチャール)が入っています。

この日は、クワもダルバートの予約で頂けました。

小さなカトリに入ったアチャールは、左から小魚(マチャ・コアチャール)、池田産レモン(カガティ・コ・アチャール)、トマトと大豆(ゴルベラ・ラ・バトマス・コ・アチャール)です。
バート(ご飯)の左には炙ったパシュパティパパドゥ、右には青菜炒め(サグ・ブテコ)が定位置で控え、バートの上には豚の耳(スングル・コ・カン・ブテコ)が載っています。
この日のデザートは人参のハルワ(ガザル・コ・ハルワ)でした。
バートの上、クルクレ(Kurkure=軟骨)・コ・チョイラが載り
小さなカトリには左からカガティ(Kaagati)・コ・アャール、 マチャ・コ・アチャール、アル・アチャール、それぞれ檸檬、小魚、じゃが芋のアチャールが並び、右奥の大きなカトリには定番のアル・ラ・マショウラ・コ・タルカリ、大豆などから作った乾燥食材マショウラとじゃが芋の定番のおかずが盛り付けられています。
気温が下がり発酵が難しくなったと仰るヨーグルト、ズーズーダゥもデザートとして登場しました。
スパイシーXmasチキンと銘打った一品も添えられています。
写真左上のこの週のタルカリは、 ピダル(Pidaloo)・ラ・ハリヨピャーズ(Hariyopyaj)・コ・タルカリで、里芋と青葱を使った初登場ながらこの日のお薦めの一品です。小さなカトリには左からポレコ・アル・サンデコ、ゴルベラ・ラ・ダニヤ・コ・アチャール、ムラ・ガザル(Gaajar)・ラ・サノケラウ・コ・アチャールで、それぞれ、タンドールで炙ったじゃが芋、トマトとコリアンダー、大根と人参とエンドウ豆のアチャール3種が並びます。中央の白っぽいのが、オッカル(Okhar)・ラ・ダック・コ・アチャールで胡桃と干しブドウがヨーグルトベースのアチャールに仕上げられています。


この日はバトマス・ラ・グンドゥルック・ラ・アル・コ・タルカリ、大豆とグンドゥルック、じゃが芋がスープ仕立てで登場し秀逸の一品でした。
バートの上にはパングラ(Pangra)・ブテコ、砂肝がエシャロットと共に載せられています。
この日のデザートは固めの食感のアインティでした。

中央に小さなカトリが3つ並び、左からアル・サンデコ、ゴルベラ(Golbheda=トマト)・ダニヤ(Dhaniya=コリアンダー)・コ・アチャール、ティル(Til=胡麻)・コ・アチャールが入っています。バートの右横にサグ・ブテコが添えられています。

衆目を集めるのは、ブテコ・ビャックル(秋の味覚の零余子、むかご)の初登場です。バートの上に載っています。芋繋がりで、カルカラ(Karkalo=里芋の葉)・ラ・ピダル(Pidhaalu=山芋の茎)・コ・タルカリも供されています。バートの左右には、ブトン(もつ炒め)とサグが控えます。小さなカトリには左から、ムラ(Mula=大根)・ラ・カンクロ(Kaanklo=胡瓜)・サノケラウ(Saano kerau=えんどう豆)・コ・アチャール、ゴルベラ・ラ・プディナ(Pudina=ミント)・コ・アチャール、ポレコ・アル・アチャールと並んでいます。


もう一つの大きいカトリは アル・ラ・シミ・コ・タルカリ、じゃが芋とインゲン豆のおかずです。バートの傍らにブテコ・サグがいつものように添えられています。小さなカトリには、ムラ・ラ・ラスン(Lasoon)・コ・アチャール、大根とにんにくのアチャール、メワ(Mewa)・コ・アチャール、パパイヤのアチャール、ゴルベラ・マショウラ(Maseura)・コ・アチャール、大豆などから作った乾燥食材とトマトのアチャールと、3種のアチャールが入っていました。マショウラは平日のダルバートのタルカリで登場することが多く、アチャールバージョンを今回楽しめました。
この週のデザートは安納芋のハルワでした。
大きなカトリのもう一つは、アル・ラ・マショウラ・コ・タルカリ、このお店の定番のおかずです。何時もの場所にサグが控えています。小さなカトリには左からムラ・コ・アチャール、大根のアチャール、ラスン・アドワ(Aduwa)・コ・アチャール、にんにくと生姜のアチャール、ゴルベラ・ダニヤ・コ・アチャール、トマトとパクチーのアチャールと、3種のアチャールが並びます。
バートの上には、この日はチョイラが載っているはずですが、どうやら忘れられた様です。この記事を書いていて初めて気が付きました。デザートはジュレビィ(Jilphi、syrup-filled loops)でした。
お店で頂ける料理の数々は
ディロセットの登場です。
ディロは確かに腹持ちが良さそうです。ネパールでじゃが芋の有名な産地はランタンとのことです。折角の機会ですので、手食で頂きました。
トマトベースのゴルベラコアチャールに大豆バトマスを浮かべるように盛り付けられています。グルンのスタッフには馴染みがあっても、チェトリの店主カドカさんにとっても初めてとの事でした。
ハルワベット柿もネパールではよく食べるが、日本の柿の方が美味しいとのことです。