秋はネパールのお祭り、ダサイン、ティハールの季節です。池田市の「ネパールのごちそうjujudhauズーズーダゥ」さんでは、昨年はお店の装飾や特別メニューでお祝いをされていましたが、今年は行われず、その代わりに週末のスペシャルダルバートを供される様です。お店のfacebookでお知らせされていましたので早速出かけてきました。
金・土・日 限定
🎵
ネパールの家庭料理《 Special✨ダルバート 》
ランチタイム、ディナータイムに…
ご用意しております♡
栄養バランスの良い一皿
ダルバート。。。
ライスは バスマティライスと国産米
をブレンドしています😊
デザートはとっても美味しい
ヨーグルト・ズーズーダウ。。。
チョコレートでつくった
ネパールの国旗をのせています
通常バージョンも十分凝った調理の品々ですが、スペシャルバージョンと銘打つだけあり、さらに細かいこだわりが窺い知れるダルバートに仕上がっています。器も特別バージョンの器です。
何時もは日本米のバートも、今回初めてバスマティライスと日本米のブレンドで供されています。ギーを入れて炊くと美味しくなるそうですが、乳製品アレルギーの方やビーガンの方に配慮して行っていないとのことです。チョイラも初めてトッピングされています。
マトンも今回のために数店共同で仕入れ、皮付きのプリプリなものも提供できる様です。
タルカリは一度タンドールで焼いて香り付けしたカリフラワーを用いた一品です。
トマトのアチャール、ゴルベラコアチャールも初登場で、その美味しさに作り方を聞いてしまいました。ご主人としては、甘めのトマトを使ったので、思ったより甘めの仕上がりになってしまったらしいのですが、お代わりしたくなりました。両サイドにはムラコアチャール、アルコアチャールもあります。
ダルもいつもよりさらに濃厚な仕上がりになっていました。
パパドゥは香ばしくなる様に、揚げたものではなく焼いて添えられています。もちろんサグも忘れず添えられています。
デザートは、イベント毎の定番となったバクタプル名物のズーズーダゥです。前回まで作っていた時から急に気温が下がってきたので、上手く作れるか心配だったとのことですが、上々の出来栄えでした。
最後にチヤも頂きました。
日本の喪に服す習慣と同じで、お店では、今年は、ダサイン、ティハールのお祝いはなさらないそうです。facebookでのこのスペシャルダルバートの告知にも、それらの文言を敢えて入れておられない様です。
お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」
熱した油に手で上手くリング状になるように流し込んで揚げます。確かにこれは、体験としては簡単で面白いものです。


カザを最初に頂いてしまうと結構満腹になってしまうので、この日は、今までに頂いた事のない料理を順番にお願いしてみることにしました。
麦焼酎を手に、まずは干し魚と筍の炒め物(シドラとタマのブデコ)から頂きました。
干し魚とありますが、「煮干し」、西日本では「いりこ」です。店主は日本人はだしを取るのにしか使わないので勿体ないと仰られていましたが、大丈夫です、私も小さい頃からおやつ代わりによく齧っていました。懐かしさもあり、またお酒のつまみには持って来いの味付けがされています。思えば、fewさんのダルバートに添えられているマチャコアチャールにも煮干しが使われており、
jujudhauさんで4月のネパール新年にいただいたアチャールにも煮干しが使われていました。どうやら煮干しは日本に居られるネパールの方々に、料理の素材として、しっかり受け入れられている様です。
じゃがいも、ひよこ豆、チウラの炒め物(アル・チウラ・ブデコ)は結構スパイシーで辛めの味付けで、お酒のピッチが進みます。
クミンとガーリックで炒めたチキン(ジーラチキン)もこれまたお酒にぴったりで、
ククリラムもいつの間にか手にしていました。
モモの中身が入ったクルチャ(モモクルチャ)は、1人前とは思えない大きさで、半分はお土産で持ち帰り、家族にも好評でした。
飲んで食べて、最後に甘いものも頂いて、ほろ酔い気分で帰宅しました。

チャナチャットパットのインスタントラーメンバージョンの登場です。麺自体にも程よい辛みがあり、お酒のおつまみでも、白飯と一緒でもいけそうです。
「チキンラーメン」を使っても、同じような美味しさが期待できます。試食させていただいた料理が後日定番メニューに昇格することがありますので、チキンラーメンチャナチャットパットも近い日にメニューに登場するかもしれません。その際は「チキチキ探検隊」の皆様に取材をお願いしましょう。



次から次へとお客さんがやって来られましたので、急いでかきこんで場所を空けました。

更に別の日のダルバートです。12時の位置のムラコアチャール(大根)はキュウリも入っていました。時計回りにマチャコアチャール(小魚)、コリアンダーソース、ダル、アルゴビ(ジャガイモとカリフラワー)、サグ。マトンカレーはこの日は筍入りでした。チキンの焼き物シェクワも合わせて8品が人参ご飯を取り囲んでいます。

ある日、お客さんからのダルバートに関する問い合わせの返事をfacebookに記されていました。
食事半ばで、隣の席に若い夫婦らしきお二人が来店されました。ダルバートも注文されましたが、初めての様で、店主が食べ方などを説明されていました。気に入っていただけるか、こちらまで心配になります。コリアンダーソースも含め好評の様でした。店主にこっそりと「ダルバートの注文が入って良かったですね。」と伝えました。




以前店主が、お肉が少ししか入っていないダルバートだとがっかりすると言われていただけあって、そのマトンの量は半端ではありません。
いつもながら野菜の種類の豊富さには感心です。ついついダルとバートのお替りをお願いしてしまいました。この日は店主が不在で、楽しい話を聞かせてもらえなかったのが残念です。ラッシー付きですが、最後にチヤも頂いて帰りました。
お店で頂ける美味しい料理の数々は
ダル、バート、サグ、アチャールのシンプルな構成のダルバートで、ダルも辛目の豆カレーといった趣です。ダヒ、サラダ、飲み物がつきます。
店員さんにダルの豆の種類を聞きたかったのですが、なかなか日本語での意思疎通は難しく、ようやくムング豆の袋を出してきて教えてもらえました。
各料理を自分でお皿に盛りつけ、ソフトドリンク付きでしたのでラッシーをお願いしました。
ナンはお願いしてから焼いていただけます。2人でしたのでプレーン、チーズと2種類いただきました。
追加でビールとククリラムを飲んでいると、そのおつまみに、バラ、ムラコアチャール、マチャコアチャール、サグ、トマトの一皿も持ってきていただきました。
念願のズーズーダゥも冷蔵庫に取り置きしていただいていた様です。
数ヶ月前には、ネパールと日本では様々な条件が異なるのか、なかなか上手く作れないと嘆いておられたズーズーダゥですが、この機会に満を持しての登場となった様です。今までに食べたことのあるヨーグルトとは明らかに何かが違います。美味しいの一言でした。店主の故郷のバクタプルの名物ですが、現地でどのお店へ行ったら良いのかも教わりました。
他のお客さんたちが帰られた後は店主とお喋りタイムです。能勢の農家の方にお願いしてネパール野菜を作ってもらうようになったとのことですが、ネパールと違って土が栄養に富んでいるので成長がとても早いとのことです。ネパールのにんにくは入口近くにさりげなく置かれ、
調理すると美味しいチャムスルは料理の台に飾られていました。
これらの野菜も使った、3年目のズーズーダゥさんの新しいメニューに期待です。
<追記>最近は、ダルバートも趣向を凝らしたスペシャルバージョンを毎週のように供されるようになりました。頂ける美味しい料理の数々は 
グランドメニューでもっと本格的なダルバート(スペシャル タカリ ターリー)なども有るようですが、さすがにお腹に入りそうもなく頼むことは諦めました。
夜の居酒屋使いに最適なカジャセットもメニューに見つけました。
次回はしっかりお腹を空かせて訪れ、ククリラムなどと共にゆっくり楽しみたいところです。大人しくチャイをいただいて帰りました。