寒くなってくると、ネパールではガハット Gahat (Horse gram) のダル गहतको दाल を頂くのだそうで、「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのスペシャルダルバートに、立冬にあわせて登場しました。
Boss Nepal の 「Kurti/ghat daal」 の記事に、何故冬に食べられるのかが記されています。
Kurti, also known as gahat is one of the many varieties of daal (lentil) found in Nepal. Mostly found in the Terai region, it is commonly called kurti in some part of Nepal while it is known as gahat in other places. Especially during the winter season, people in Nepal prefer eating this daal as it is said to keep the chills at bay. It also has important health benefit as it is said that this lentil could dissolve the stone problem in abdomen, known as pathari rog.
However, this lentil is avoided during summer or hot and warm days as it is said the lentil might have adverse effects if consumed during summers. Hence, with the arrival of winter in Nepal, the popularity of the lentil also increases and it is prepared in almost every Nepali household at least once, during the winters.
theGundruk.com の「Gahat or horse gram Lentil Soup (गहतको झोल)」の記事には、この豆の医学的効能が記されています。
Gahat (horse gram) is one of the varieties of daal (lentil) mainly consumed in terai and hilly regions of Nepal. Gahat is full of protein, iron and calcium, and it also helps in losing weight. Gahat has been found to have many medicinal benefits such as for diarrhea, stomached, hemorrhoids and menstrual disorders. It has also been found useful for kidney stone, weak liver, gall stone, hypertension and excessive perspiration.
ダルは、そのガハットが単独でしっかり使われており、豆の匂い、味を存分楽しむことが出来る仕上がりです。他の豆と比べると仕入れ値が高価だそうで、今シーズン最初で最後のガハットだけのダルかも知れません。
マスはチキンですが、アマラの酸味が効いています。
タルカリは南瓜とじゃが芋です。マスとタルカリには葱の他に、大蒜の茎葉(ハリヨラスン)も使われる季節になってきました。
アチャールは3種類、果物シリーズは、栗の渋皮煮とブルーベリーのアチャール、
カシューナッツと鬼胡桃のアチャール、
安納芋のアチャールと続き、新登場のアチャールばかりです。
ご飯の傍らにはパパドゥ、サグ、上には人参葉とマショウラのサンデコが添えられています。
デザートのズーズーダゥには柘榴が加わり、
チヤも頂きました。
阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」
ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ
池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

ダルはマスとチャナ、
マスは骨付き皮付き山羊肉、
タルカリはマスと里芋を使った自家製マショウラとじゃが芋、
アチャールは 3種類、果物シリーズは柿のアチャール、
カリフラワーとブロッコリーのアチャールは酸味が効き始めていますが、まだまだ発酵させても美味しそうです。
菜の花のグンドゥルックとタンドールでカリカリに仕上げた大豆を使ったアチャールも並びます。
ご飯の傍らには、パパドゥと青菜炒めが、上には安納芋と蕗のスパイス炒めが添えられています。
アラカルトで用意されていた、山羊の肝のスパイス炒め、ブトンと、
秋刀魚のタンドール焼きもお願いしました。
デザートはズーズーダウ、
サッカル入りのチヤも頂きました。

少し前のダサインの際に供されたダルは、マス、ムスロ、ラハル、ムング、チャナ、カロチャナ、ボリ、ラジマ、シミ、マシャン、ケラウ、セトケラウ 、ハリヨケラウ、サノケラウ、トゥロケラウの15種類の豆が使われていましたが、この日はさらにラトシミ Rato Simi が加わり、コラーゲンたっぷりの山羊の脚と絡まります。
マスはチキン、
タルカリはマショウラとじゃが芋、
アチャールは3種類、ラプシ Lapsi と大根のアチャールは、ラプシがしっかり使われ酸味が楽しめます。
人参、胡瓜、牛蒡のアチャール、
じゃが芋とケラウのアチャールと並びます。
ご飯の傍らにはいつもの様に、パパドゥと青菜炒め、上には蕪のスパイス炒めが添えられています。
富と繁栄を祈るお祭りティハールに因んで、ズーズーダゥは金箔入りで、ラルモハン Lalmohan も隠れていました。
チヤも頂きました。


ダルは、黄色を意識して、ラハル、チャナ、ムングのミックス、
マスはチキン、
タルカリは南瓜、ササゲ、葱、
アチャールは3種類並びます。果物シリーズは、蜜柑のアチャール、
南瓜のアチャール、
小魚とトマトのアチャールは、滑らかな仕上がりバージョンです。ご飯の傍らにはサグも添えられています。
デザートはパンプキンプリン、
チヤも頂きました。

ダルは、そのチャナ、
マスはチキンですが、ネパールのデーツが使われ、鶏肉の甘味が引き出されています。
タルカリは、蕪とじゃが芋、
アチャールは 3種類、果物シリーズは柿、
牛蒡のアチャールには豚肉の挽き肉も入り、
人参のアチャールは人参の甘味が強調されています。
ご飯の傍らには、パパドゥ、青菜炒め、さつま芋の蔓のスパイス炒めが添えられていました。
デザートはズーズーダゥ、
サッカル(黒砂糖)入りの、
チヤを頂きました。
季節のナンのパンプキンナンを持ち帰りました。

ダルは、よく使われるマス Kalo Mass (Black gram)、ムスロ Musuro (Red lentils)、ラハル Rahar (Red gram)、ムング Mung (Hariyo mass) (Green gram)、チャナ Chana (Chickpeas) の5種類の他に、カロチャナ Kalo Chana (Black chickpeas)、ボリ Bodi (Black-eyed beans)、ラジマ Rajma (Kidney beans)、シミ Simi (Green beans)、マシャン Mashan (Red beans) が加わり、更にケラウ Kerau (Garden peas) の種類が、セトケラウ Seto Kerau (White peas)、ハリヨケラウ Hariyo Kerau (Green peas)、サノケラウ Sano Kerau (Field peas)、トゥロケラウ Thulo Kerau (Dried peas) と、計15種類の豆が使われています。
マスはお祭りに欠かせない、骨付き皮付き山羊肉です。
タルカリは、マショウラとじゃが芋、葱、
アチャールは3種類、果物シリーズは、リンゴとオレンジのアチャール、
大根のアチャールはラプシ Lapsi の酸味も加わり、
胡瓜、じゃが芋とえんどう豆のアチャールと並びます。
パパドゥ、サグ、スパイシーエッグも添えられています。
更に、カシコブタン Khasi ko Bhutan 山羊の肝のスパイシー炒め がオプションで用意されていましたのでお願いしました。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルはその初登場のマシャンコダル(Red Beans)です。1種類の豆だけでも、十分奥深い味に仕上がっています。早速、近いうちの再登場をリクエストしました。
マスはチキン、
タルカリは揚げた玉葱とカロチャナです。
揚げた玉葱も初登場、その下には、たっぷりのカロチャナが隠れています。
アチャールは 3種類、果物シリーズはマンゴーのアチャールですが、今回はドライマンゴーが使われています。
オリーブ、干し大根、ドライトマト、チーズの組み合わせも粋です。
ゴーヤと大根は、ダイスカットの大根のおかげで、食感も楽しめます。
ご飯の傍にはサグとパパドゥ、上にはバルケシミと大根のスパイス炒めが添えられています。バルケシミは、Barkha 雨季 rainy season に採れる Simi 豆の意味の様です。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

袋の左端から、Rajma (Kidney beans)、Seto Kerau (White peas)、Mashan (Red beans)、Kalo Mass (Black Gram)、Seto Bhatmas (White Soybeans)、Hariyo Mass (Green Gram)、Kerau (Garden Peas)、Chana (Chickpeas)、Bodi (Black-eyed beans) が詰められています。これを水に浸したものが用意されていました。本来なら、もっと発芽したものを使うとの事です。
圧力鍋も使い、調理が進みます。
2品目は、グンドゥルック(発酵乾燥野菜)のアチャール Gundruk ko Achar です。ネパール産のグンドゥルック、この日は からし菜 Rayo ko Gundruk と菜の花 Tori ko Gundruk の2種類のミックスです。
スペシャルダルバートにもよく登場するグンドゥルックですが、いかに手間をかけて調理されているか、よく分かりました。
3品目は、鶏肉のドライカリー、ククラコマス Kukhura ko Masu Fry です。ダルバートに添えられるマス(肉)は、グレービーを使ったものでなく、手間をかけたセミドライタイプであるべきというカドカさんの信念を具現しています。カトマンドゥの多くの店でも、手間を省くためにグレービーを使ったマスを供する店が増えたと嘆いておられます。
4品目は、マサラオムレツです。
レクチャー終了後は、この4品の他に、マショウラのアチャール、
木耳入りの青菜炒め、サグ、
冬瓜と茄子のタルカリ、
胡瓜のアチャールも供して頂きました。
まさしく「ネパールのごちそう」が並びました。
参加者が各自でターリーに盛り、カドカさんを囲んでの会話とともに、美味しく頂きました。
ダルは、そのシミです。
マスはチキン、
タルカリは、これも初めての組み合わせ、南瓜と干しゼンマイ、
アチャールは3種類です。果物シリーズはネパールの山桃 काफल Kafal カーファルのアチャールです。山桃の旬は春から夏前ですので、मिश्री Mishri ミシリ 砂糖漬けにされたものが今回使われています。生姜も効いていますので、生姜糖に似てなくもありませんが、大蒜や、とある香辛料も使われています。
磨り潰された小魚とトマトのアチャール、
カリフラワーと人参のアチャールと並びます。
ご飯の傍らには、パパドゥと青菜炒めサグ、上にはオクラと赤玉葱のスパイス炒めが添えられています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。

ダルはマスとムスロですが、ゴーヤを加えてありました。
マスはチキン、
タルカリは里芋のマショウラ Maseura とじゃが芋です。里芋のマショウラは、マス Maas の粉と潰した里芋 Pidalu を混ぜて干した自家製で、今まで食べてきたものと食感も味も異なります。
アチャールは 3種類、果物シリーズは、ネパール産の種をとった乾燥ラプシを戻してアチャールに仕立てたもの、
ささげと葱のアチャール、
茄子とパプリカのアチャールです。
バート、ご飯は日本米とバスマティのミックスですが、今週から使う日本米を変えられた様です。その傍らにパパドゥとサグ青菜炒めが並び、上には発酵筍と椎茸のアチャールが載ります。
デザートは、レシピが変わり続けるズーズーダゥ、
食後にチヤを頂きます。