シラム コ ダナ コ アチャール Silam ko Achar@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

趣向を凝らしたダル、アチャール、タルカリ、マスが楽しめる「スペシャル」ダルバートDal Bhatを毎週末に供される、阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんを訪れるのが、週初めから待ち遠しくなります。店主カドカさんが考えられるメニュー構成は留まるところを知らず、今週末も殆どが初登場の品々でした。

ダルはラハル・コ・ダルRahar ko Dalで、優しい豆の味が楽しめます。ミックスダルなどで良く用いられるインド産の物とは違い、豆の粒がやや大きめの様です。肉料理マスはゲダグディ・ラ・ククラ・コ・マス・コ・カリー(4種類の豆とチキンのカリー)です。豆とチキンは別々に下拵えする一手間をかけられています。ファルシー・ラ・ロウカコチャナ・コ・タルカリ(カボチャと干瓢のタルカリ)は南瓜と夕顔の甘味が楽しめます。アチャールは3品、スンタラ・コ・アチャール(みかんのアチャール)、mixベジアチャール(カリフラワー2種、人参、大根、豆)と、シラム・コ・ダナ・コ・アチャール(エゴマ)でした。

このSilam ko AcharはシラムSilamを唐辛子と炒め、潰して粉状にして塩で味を調えたものだそうです。間に入るダナという言葉の意味を尋ね、恒例のカドカさんによるネパール語教室です。どうやら丸い球状のものを指すらしく、その形状をした実を意味するのかもしれません。実物を拝見すると、確かに実は球状に近いものです。Silamは英語ではPerillaで、CookipediAでは

In Nepal and parts of India, it is called silam. Its seeds are ground with chili and tomatoes to make a savoury dip/side dish.

と記述されています。Silam ko Acharで検索してみると、やはり同様なレシピが見つかります。

Roast the Silam and dried chilli in a pan for 10 minutes.  Grind roasted Silam and chilli with ginger and salt in a mortar.  Mix lemon juice to taste.

今回お店のFacebookでは「エゴマのふりかけ」と表記されていました。自身の子供さんにお握りに混ぜて食べさせたら好評だったとのことで、まさしくご飯を楽しむための「ふりかけ」です。日本でもエゴマの実関連では、「荏胡麻のふりかけ」「すりえごま」など沢山商品化されています。唐辛子が加わり、香ばしく炒められると、ダルバートの中で、バート(ご飯)を楽しむ立派なアチャールの一品になっていました。次回は、以前にも登場したティル(胡麻)・コ・アチャールの様な、ペースト状のアチャールに仕上げてみますとのことで、また一つ楽しみが増えました。

バート(日本米とバスマティ米の混合)の左右の定位置にはタレ・コ・パパドゥ(レンズ豆のチップス)とサグ・ブテコ(青菜)が控え、上にはグンドゥルック・ラ・ハリヨラスン・コ・サンデコ(発酵干し野菜とニンニクの葉の和え物)が載っています。以前から菜の花を使ったグンドゥルックは繊細で美味しいと繰り返し仰っておられました。満を持して登場です。

今週からは、奥様手書きのスペシャルダルバートのメニュー説明を用意されました。デザートのズーズーダゥ(カドカさんの故郷バクタブル名物のヨーグルト)は寒すぎて上手く固まらない時期が続いていたそうですが、ようやく上手く仕上がり、知人の陶芸家さんにお願いして焼いて頂いたという備前焼の器と共に登場です。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

メティ コ アチャール Methi ko Achar@ネパールのごちそうズーズーダゥ jujudhau(池田市)

店主カドカさんのネパール料理を紹介したいという情熱が具現化した「週末スペシャルダルバート」を今週も頂きに、阪急宝塚線池田駅前のお店「ネパールのごちそうズーズーダゥ」さんに伺いました。今週はお店のFacebookでメティ・コ・アチャールMethi ko Acharについて紹介されていました。

少し苦味のあるメティ(フェネグリーク)
からだを温め、解毒作用があるようです♡
メティのアチャールと優しい甘みのあるタルカリ。。。

Facebookではメティ コ トゥサ コ アチャールと表記されていたので、早速カドカさんにお尋ねし、ネパール語教室です。どうやら発芽させたメティsprouted fenugreekのアチャールという意味を持つようです。この寒い時期では、1週間位で、使い頃になったとの事で、これをアチャールに仕上げられたとのことです。日本ではあまり頂く機会のないメティコアチャールですがネパールでは食べられることも多く、瓶詰等でも売っているとの事でした。webで検索してみるとthe kathmandu postの2015年3月14日付け「Nepali pickle makers come into their own」と題する記事の中でも、sprouted fenugreekの名前が登場しています。

Pickles made of green mango, hog plum, capsicum, radish, sprouted fenugreek, Akbare chilli and lime are among those in high demand, according to him.

その他webを渉猟すると、sprouted fenugreekの栄養価についての沢山の記述や、SPROUTED FENUGREEK SEEDSと題した発芽のさせ方のレシピも見つけることが出来ます。

Fenugreek (Methi in India/Nepal) seeds have been a great new addition to our lives lately. Fenugreek seeds have many health benefits.  I grew up eating sprouted fenugreek seeds soup, which I never enjoyed. It really takes some getting used to. When you cook these sprouted seeds they are bitter. You cook it with onion, spice it with cumin powder, garlic and salt but still it’s pretty bitter, and it is usually served as a side dish to go with rice or flattened rice. Growing up, I was never fond of this dish.

But now I make this dish once in a while and can enjoy it without making a face. I have learned that if you let it cool it’s not bitter and can actually enjoy the flavor. Lately I have also been enjoying a Sprouted Fenugreek Salad. Recipe for this salad to follow in another post soon. 

エンドウ豆のアチャールもサノケラウ コ トゥサ コ アチャールと、前者と同じ様な表記で、これも発芽させたものを使っておられるとのことです。

もう一つのトマトと山椒のアチャール、ゴルベラ・ラ・ティンムル・コ・アチャールは甘めに仕上がっていたのが意外でした。この日のダルはヒングを使ったヒングハレコマスラムスロコダルで、メインとなる肉が、ダッロバナエコマスコカリー(豚・チキンのスパイシーボール)でした。これも初登場です。人参・キノコ・ブロッコリーのタルカリ、ガージャル・チャウラ・ブロカウリ・コ・タルカリが大きなカトリに入っています。バートの左右には、お決まりのポレコ・パシュパティパパドゥ、サグ・ブテコが添えられ、上にはシッドラ・ラ・オッカル・ブテコ(干し魚と胡桃)が載っています。

ただただ感心するばかりの、この日のダルバートのアチャール、タルカリ、ダル、マスでした。デザートのチヤ プリンもチヤと一緒に頂きました。

お店で頂ける料理の数々は
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アマラ コ アチャール@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

週末供されるスペシャルダルバートの凝り具合が、半端ではなくなってきたネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんは阪急宝塚線池田駅からすぐの所にあります。今週末2月9日から12日までのダルバートのタルカリ、アチャールの中で注目すべきは、アマラ・コ・アチャールAmala ko Achaarと、残り少なくなって今週で終わりのカドカ家特製のカリフラワーを使ったカウリ・コ・アチャールKauli ko Achaarです。

アマラは日本ではあまり馴染みのない植物で、お店のFacebookでは油柑(ゆかん)と表記されていました。web siteで検索するとBoss NepalのAmala in Nepalの記事

Amala is one of the healthiest and ‘rich with vitamin’ fruits. There are two types of amala in Nepal that are the plain amala and the pani amala (water amala). These two are different in terms of size and appearance. This juicy fruit is considered to be good for blood circulation, eyes, skin as well as hair. Usually eating one amala a day is considered a healthy habit.

と記述されています。健康に良い食材としてアーユルヴェーダ関連で製品化されているものもweb上で多く見つけることが出来ます。ネパール料理の本「Jyoti Pathak著、Taste of Nepal」には、Amala ko Achaarのレシピも紹介されており、その前文でのAmalaアマラの紹介が以下です。

This recipe uses Indian gooseberries (called amala in Nepali and amalaki in Sanskrit) rather than regular gooseberries.  They are green, round, tart berries divided into segments with a single seed in the center.  They are very nutritious and are often used in Ayurvedic medicine.  Gooseberries are also used to prepare spiced fruit chews.  This pickle complements any Nepali meals.

日本でこのアチャールが頂ける機会は滅多に無いと思われます。固い皮を剥いてそのまま口に入れると甘味、酸味の混じった、これまで味わったことの無い味ですが、アチャールに仕立てられるとまた味わいが変わります。

もう一つは、ネパールのタルカリには欠かすことのできないカリフラワーKauliです。日本ではブロッコリーに押され、生産、消費とも少なくなっています。農林水産省の野菜出産出荷統計見ると平成28年のブロッコリーの出荷量が127900トンで、カリフラワーの17200トンの7.4倍です。私自身も子供の頃はカリフラワーばかり食べていましたが、最近では専らブロッコリーです。今週のダルバートではじゃが芋と共にアル・ラ・カウリ・コ・タルカリとして一品、カウリ・コ・アチャールとしてもう一品登場です。どこか郷愁を感じる味わいです。

ダルはムスロ・コ・ダルで、肉はローカル・ククラ・コ・マス(骨付きのチキン)です。アチャールのもう一品は枝豆ハリヨ・バトマス・コ・アチャールで、彩りを添えています。ごはんバートの左右にはいつも通り、ポレコ・パシュパティ・パパドゥ(レンズ豆のチップス)とサグ・ブテコ(青菜炒め)が並び、上にはスングル・コ・カン・ブテコ・トリコ・スワドマ(豚耳のマスタードシード炒め)が載っています。

デザートはネパールの蜂蜜を使ったカステラでした。ソイ・チヤと一緒に頂きました。

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鹿肉のセクワ@ネパールのごちそうズーズーダゥ jujudhau(池田市)

阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそうズーズーダゥjujudhau」さんで毎週末供されるスペシャルダルバートですが、レパートリーが更に増えていきます。今回は知り合いの猟師さんから仕入れられた鹿肉が初登場です。スターアニスと共に圧力鍋で下拵えされ、とても柔らかく獣臭さを感じない鹿肉のカレー、ミリガ・コ・マス・カリーです。ダルは濃厚なマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、先週に引き続きネパール野菜のチャムスルとベテ・コ・サグも登場です。チャムスルはアル・ラ・チャムスル・ラ・マショウラ・コ・タルカリとして、じゃが芋とマショウラと共に供され、 ベテ・コ・サグも先週と調理方法を変えておられました。お店のfacebookではバトマス・ラ・ピャーツ・コ・サンデコ(大豆と玉ねぎの葉)と告知されていましたが、バトマス・ラ・ハリヨ・ラスン・コ・サンデコ(大豆と大蒜の茎)に変更となっていました。ゴルベラ・ラ・プディナ・コ・アチャール(トマトとミント)、ムラ・コ・アチャール(大根)、カガティ・コ・アチャール(池田産レモン)もほぼ定番となりつつありますが、カガティは手作りならではの面白さで、頂く度に、味、酸味が変わっています。レンズ豆のチップス、パシュパティパパドゥはポレコ炙って供されます。デザートは作るのにひと手間もふた手間もかかる、グッドパックがこれまた初登場です。お店を訪問時に、鹿肉のセクワsekuwaも少し時間がかかりますが用意出来ますと教えて頂き、是非にとお願いしました。焼き時間を試行錯誤された様で、焼きすぎても固くなり、火を十分通さねばE型肝炎などのリスクも生じます。ネパールでは鹿も神聖な動物の一つとされ、最近では政府による取り締まりもあり、鹿肉は市場に流通せず、レストランでも供されることは無いとのことです。日本だからこそ味わえる一品です。

一つ残念なお知らせがありました。厨房は若いお二人が頑張っておられたのですが、一月末をもって一人帰国されたとのことでした。暫くは、料理の提供に時間がかかるかもしれません。優しく待ってあげて下さい。

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アルラチャムスルラパルンゴサグコタルカリ@ネパールのごちそうズーズーダゥjujudhau(池田市)

阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそうズーズーダゥjujudhau」さんで、毎週末登場するスペシャルダルバートは、店主のカドカさんがネパールへ帰国中も、厨房の若いお二人、ジットさんとブッタさんが腕を揮われ、美味しくかつ興味が尽きない品々が登場します。

<1月第3週のスペシャルダルバート>

ダルと肉料理はムスロ・コ・ダルとローカル・ククラ・コ・マス(チキン)です。

タルカリはファルシイ・カロチャナ・コ・タルカリ、南瓜と雛豆でした。南瓜は甘い味付けかと想像しましたが、ホールのダニアの香りに富んだ、日本では思いつかない味付けに仕上がっていました。

小さなカトリのアチャールは左からガザル・カンクロ・ラ・ハリヨサノケラウ・コ・アチャール(人参と胡瓜、えんどう豆)、ピネコ・アドワ・ラ・ラスン・コ・アチャール(生姜・大蒜の磨り潰し)、ムラコチャナ・コ・アチャール(干し大根)でした。磨り潰した生姜と大蒜のアチャールは、潰さないものとは味わいが変わっていました。

バートの上にはカレジョ・ブテコ(肝のスパイシー炒め)が載り、左にはパシュパティパパドゥが揚げるのではなく、炙って供されます。右の定位置には青菜の炒め物サグもいつも通り控えます。

この日のデザートはサッカルダビマアナルラケコ(黒糖ヨーグルトと石榴)でした。

<1月第4週のスペシャルダルバート>

店主カドカさんがネパールで仕入れて来られた物が、早速登場した、この週のスペシャルダルバートです。ダルと肉料理は、マス・ラ・ムスロ・コ・ダルとククラ・コ・マス(チキン) でした。

タルカリが、アル・ラ・チャムスル・ラ・パルンゴサグ・コ・タルカリ(ジャガイモとチャムスル、ほうれん草)です。チャムスルを能勢の農家の方にお願いして栽培して貰おうと試みておられましたがなかなか上手く行かず、今回ネパールの物が登場です。

サグ青菜炒めはベテコサグ・サンデコで、これまたネパール野菜です。

下の写真、右のチャムスルはそのまま食べても香ばしく、様々な用途に使えそうです。左がベテコサグです。

バートの上のシッドラ・コ・サンデコ(小魚)、いつもは日本の煮干しですが、今回はネパール産です。お店のFacebookには、小魚売りの写真が載っています。

小さなカトリに並ぶアチャール3種は左からチャナカウリ・コ・アチャール(干しカリフラワー)、マショウラ・ラ・ゴルベラ・コ・アチャール(大豆ボールとトマト)、ポレコ・アル・アチャール(焼いたジャガイモ)です。ターリーの外のカトリは、おまけの大蒜の茎です。

干しカリフラワーはネパールのカドカ家特製とのことです。デザートのクワも、今回はネパールの水牛の乳で作った、本格的ネパール仕様で、クワ作りの写真もお店のFacebookにアップされています。

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タルリコタルカリ@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそうjujudhauズーズーダゥ」さんで毎週末供されるようになったスペシャルダルバートの魅力が益々増しています。

<1月第1週のスペシャルダルバート>

いきなり濃厚なダル、カロ・マス・コ・ダル(ヒングラ・ジンブー)と山椒風味のチキン、ブテコ・ククラ・コ・マス(ティンムル・コ・スワドマ)のメインで始まりました。タルカリはひよこ豆とじゃが芋のチャナ・ラ・アル・コ・タルカリです。中央の小さなカトリには左から胡麻、大蒜と生姜、大根のアチャール(ティル・コ・アチャール、ラスン・ラ・アドワ・コ・アチャール、ムラ・コ・アチャール)が入っています。

バート(ご飯)の左には炙ったパシュパティ・パパドゥが、右には青菜の炒め物、サグ・ブテコが定位置で添えられています。バートの上には人参と枝豆、ガザル・ラ・ハリヨ・バトマス・サンデコが載っています。

デザートはポップコーン、マッカイmakai・ブテコが蜂蜜風味(マハ・コ・スワドマ)で供され、ネパールらしい絵柄のクッキーも添えられました。この日は、クワもダルバートの予約で頂けました。

<1月第2週のスペシャルダルバート>

この週から、お店のFacebookでのスペシャルダルバートに関するお知らせの、タルカリやアチャールの内容紹介が分かり易くなりました。また登場するタルカリについての説明もありました。

ネパールでは もうすぐマーゲサングラティです。
ビクラム歴マーグ月の1日、朝晩冷え込むネパールでは
体を温めるため、長芋や自然薯を食べます。
アマが家族に菜種油をアタマにぬり、
その後 茹でた長芋などを、塩と青唐辛子、
民族によって違いはありますが、
ギュウ・チャクーをつけて食べます。
ティルコラドゥ(ごまと黒砂糖のお菓子)、
グルン族などはバトゥック(大豆の粉で作ったドーナツ)も
食べるようです。
マーゲサングラティ間近‼️
タルリコタルカリ・長芋のタルカリを

ご用意しております♡

ダルは、マス・ラ・ムスロ・コ・ダルでお肉はククラ・コ・マスでした。

紹介にあった長芋は、じゃが芋と一緒にタルカリで登場です(タルリ・ラ・アル・コ・タルカリ)。小さなカトリに入ったアチャールは、左から小魚(マチャ・コアチャール)、池田産レモン(カガティ・コ・アチャール)、トマトと大豆(ゴルベラ・ラ・バトマス・コ・アチャール)です。

これまでのカガティ・コ・アチャールは酸味が強くいかにも檸檬という感じでしたが、今回は主張控えめ、味のある脇役といった趣の仕上がりでした。下の写真のスパイスは、以前味見させていただいたカガティ・コ・アチャール用のものです。バート(ご飯)の左には炙ったパシュパティパパドゥ、右には青菜炒め(サグ・ブテコ)が定位置で控え、バートの上には豚の耳(スングル・コ・カン・ブテコ)が載っています。この日のデザートは人参のハルワ(ガザル・コ・ハルワ)でした。

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12月のスペシャルダルバート@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんの、ダル、タルカリ、アチャールを週毎に変えて供される週末のスペシャルダルバートに魅了され続けています。前回の記事→「週替わりのスペシャルダルバート@jujudhau ズーズーダゥ(池田市)」の続き、12月第3週分からのダルバート3食です。

<12月第3週のスペシャルダルバート>

この日のダルはマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、肉はローカル・ククラ・コ・マス(骨付きチキン)でした。バートの上、クルクレ(Kurkure=軟骨)・コ・チョイラが載り小さなカトリには左からカガティ(Kaagati)・コ・アャール、 マチャ・コ・アチャール、アル・アチャール、それぞれ檸檬、小魚、じゃが芋のアチャールが並び、右奥の大きなカトリには定番のアル・ラ・マショウラ・コ・タルカリ、大豆などから作った乾燥食材マショウラとじゃが芋の定番のおかずが盛り付けられています。 気温が下がり発酵が難しくなったと仰るヨーグルト、ズーズーダゥもデザートとして登場しました。<12月第4週のスペシャルダルバート>

クリスマス前後の週は、ダルがマス・ラ・ムスロ・コ・ダル、メインのお肉がククラ・コ・マスでした。スパイシーXmasチキンと銘打った一品も添えられています。写真左上のこの週のタルカリは、 ピダル(Pidaloo)・ラ・ハリヨピャーズ(Hariyopyaj)・コ・タルカリで、里芋と青葱を使った初登場ながらこの日のお薦めの一品です。小さなカトリには左からポレコ・アル・サンデコ、ゴルベラ・ラ・ダニヤ・コ・アチャール、ムラ・ガザル(Gaajar)・ラ・サノケラウ・コ・アチャールで、それぞれ、タンドールで炙ったじゃが芋、トマトとコリアンダー、大根と人参とエンドウ豆のアチャール3種が並びます。中央の白っぽいのが、オッカル(Okhar)・ラ・ダック・コ・アチャールで胡桃と干しブドウがヨーグルトベースのアチャールに仕上げられています。

この日のデザートは店主カドカさんのパティシエとしての本領発揮、シュトーレンでした。

今年も、出来ましたとのカドカさんの声掛けに直ぐに購入し、家でも頂きました。

<年末と年始のスペシャルダルバート>

12月最終週と年始に供されるのは、ダルがチャナ・ダルで、お肉がローカル・ククラ・コ・マスでした。この日はバトマス・ラ・グンドゥルック・ラ・アル・コ・タルカリ、大豆とグンドゥルック、じゃが芋がスープ仕立てで登場し秀逸の一品でした。

アチャールは手前の小さいカトリ3つで、左から檸檬、じゃが芋とミント、マショウラとトマト、カガティ・コ・アチャール、ポレコ・アル・ラ・プディナ・コ・アチャール、ゴルベラ・ラ・マショウラ・コ・アチャールの3種です。 バートの上にはパングラ(Pangra)・ブテコ、砂肝がエシャロットと共に載せられています。この日のデザートは固めの食感のアインティでした。

お店で頂ける料理の数々は
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週替わりのスペシャルダルバート@jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

もう1年位前の事です。池田のネパール料理店「ネパールのごちそうjujudhau ズーズーダゥ」の店主カドカさんや奥様と、お店の美味しいdal bhatダルバートを皆さんにもっと知って食べて頂けるよう、ディナータイムでの提供と、タルカリやアチャールを日替わりにして、お店のfacebookで告知されては如何かとお話をしました。ダルバートを作る手間とコストを考え、池田という土地柄、客層等を考えると、難しい提案であることは重々承知の上でした。一人の客の戯言でしたが、ディナータイムでの提供をすぐに決断され実行されました。「言い出しっぺ」の責任もあり、是非続けて頂くためにも、夕食に家族と訪れては、必ずダルバートも注文するようにしています。この9月からは、週末のダルバートをスペシャルダルバートと銘打って、毎週内容を変え、しっかりお店のfacebookでお知らせされるようになりました。各民族のアマ(お母さん)が作るダルバートシリーズに引き続いて、「田舎を思い出すダルバート」が11月からのテーマの様です。さらに訪れる回数を増やさねばならなくなりました。

お店で頂ける料理の数々は→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

<田舎を思い出すダルバート その1>

メインはチキンかマトンが選べ、マトンでお願いしました。ダルはチャナ・ダルです。

大きめのカトリに入った、アル・ボディ・ムラチャーナ・コ・タルカリ(じゃが芋、ささげ豆、切り干し大根のおかず)、手前のスングル(Sungur=豚)・ブテコ、バートの上にはチャウ(Chyau=きのこ)・ブテコです。中央に小さなカトリが3つ並び、左からアル・サンデコ、ゴルベラ(Golbheda=トマト)・ダニヤ(Dhaniya=コリアンダー)・コ・アチャール、ティル(Til=胡麻)・コ・アチャールが入っています。バートの右横にサグ・ブテコが添えられています。

この日のデザートはクワ(Khuwaa、クラウニー)で、柿の葉に載せられていました。ズーズーダゥを作るよりずっと手間がかかるそうです。

<田舎を思い出すダルバート その2>

この週はチャナ・マス・ムスロ・コ・ダル(Chana、Mas、Musurooの3種の豆のミックスダル)で、メインはブテコ・ククラコ・マス(チキン)でした。衆目を集めるのは、ブテコ・ビャックル(秋の味覚の零余子、むかご)の初登場です。バートの上に載っています。芋繋がりで、カルカラ(Karkalo=里芋の葉)・ラ・ピダル(Pidhaalu=山芋の茎)・コ・タルカリも供されています。バートの左右には、ブトン(もつ炒め)とサグが控えます。小さなカトリには左から、ムラ(Mula=大根)・ラ・カンクロ(Kaanklo=胡瓜)・サノケラウ(Saano kerau=えんどう豆)・コ・アチャール、ゴルベラ・ラ・プディナ(Pudina=ミント)・コ・アチャール、ポレコ・アル・アチャールと並んでいます。

急激に温度が下がってきて作るのが難しくなったと仰るズーズーダゥもデザートで登場です。

ビーガンveganの方にもお出しすることが出来る、乳製品を含まないソイ・チャを頂きました。

<田舎を思い出すダルバート その3>

この週もダルは3種類のミックスダル、チャナ・マス・ムスロ・コ・ダルで、メインはローカル・ククラ・コ・マス(骨付きチキン)でした。もう一つの大きいカトリは アル・ラ・シミ・コ・タルカリ、じゃが芋とインゲン豆のおかずです。バートの傍らにブテコ・サグがいつものように添えられています。小さなカトリには、ムラ・ラ・ラスン(Lasoon)・コ・アチャール、大根とにんにくのアチャール、メワ(Mewa)・コ・アチャール、パパイヤのアチャール、ゴルベラ・マショウラ(Maseura)・コ・アチャール、大豆などから作った乾燥食材とトマトのアチャールと、3種のアチャールが入っていました。マショウラは平日のダルバートのタルカリで登場することが多く、アチャールバージョンを今回楽しめました。この週のデザートは安納芋のハルワでした。

<田舎を思い出すダルバート その4>

この週のメインはローカル・ククラ・コ・マス・ラ・バードゥック(Burdock)、チキンと牛蒡でした。味の沁みた牛蒡、良い感じです。ダルはマス・ラ・ムスロ・コ・ダルでした。照明の関係でこの日は料理が全て青く写っています。大きなカトリのもう一つは、アル・ラ・マショウラ・コ・タルカリ、このお店の定番のおかずです。何時もの場所にサグが控えています。小さなカトリには左からムラ・コ・アチャール、大根のアチャール、ラスン・アドワ(Aduwa)・コ・アチャール、にんにくと生姜のアチャール、ゴルベラ・ダニヤ・コ・アチャール、トマトとパクチーのアチャールと、3種のアチャールが並びます。バートの上には、この日はチョイラが載っているはずですが、どうやら忘れられた様です。この記事を書いていて初めて気が付きました。デザートはジュレビィ(Jilphi、syrup-filled loops)でした。お店で頂ける料理の数々は
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グルンのアル・コ・ディロ@ネパールのごちそうjujudhauズーズーダゥ(池田市)

阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそうjujudhauズーズーダゥ」さんの週末のスペシャルダルバートに、3週続きで、ネパールの異なった民族のお母さんアマが作る、おめでたい席で出すような料理が登場しました。最終回の第3回はグルン族のお母さんのディロDhidoセットでした。準備の都合で、じゃが芋のディロを頂くには要予約でしたので、予約の上伺いました。

《 グルン コ アマ コ ディロ 》
11月10日(ランチ・ディナー)
11日(ディナーのみ)
12日(ランチ・ディナー)

週末はグルン族のディロセットになります♡
アツアツ・タトタトをお出ししたい為
ご予約制になっておりますm(._.)m
ご予約無しでご来店のお客様は
申し訳ございませんが、ディロが
バートに変わりますm(._.)m

ディロはと〜〜っても珍しい
アル コ ディロ♡(じゃがいも)
ほんのりと甘いディロと
ピリッと辛いゴルベラとバトマスのアチャールに
ぴったりです♡
ネパールではアツアツ・タトタトの
ディロを小さくちぎり、噛まずに
飲み込むそうです😁

🔸アルコ ディロ
🔸ローカル ククラコ ジョル
🔸ピラロ コ ダル
🔸イスクス コ タルカリ
🔸ゴルベラ バトマス コ アチャール
🔸ムラ コ アチャール
🔸サグ ブテコ
🔸ギー
🔸ハルワベット
🔸ドリンク
ご予約お待ちしております♡

ディロを手で小さく千切りながら頂くことが出来る様に、フィンガーボウルが用意されました。ディロセットの登場です。ディロは確かに腹持ちが良さそうです。ネパールでじゃが芋の有名な産地はランタンとのことです。折角の機会ですので、手食で頂きました。トマトベースのゴルベラコアチャールに大豆バトマスを浮かべるように盛り付けられています。グルンのスタッフには馴染みがあっても、チェトリの店主カドカさんにとっても初めてとの事でした。ハルワベット柿もネパールではよく食べるが、日本の柿の方が美味しいとのことです。

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マサラパパド@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

阪急池田駅近くの「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに夕食を頂きに家族と一緒に訪れ、他の料理と共にパパド好きの娘のためにパパドも注文しました。店主カドカさんが、これからマサラパパドもメニューに載せますと、味見に持って来て下さいました。

直ぐに水分を吸ってしなっとなるパパドでは上手くいかないのでと、使うパパドにもこだわりがある様です。頂いてみると、香ばしく、また結構後まで口に辛みが残り、アルコールのお伴にぴったりです。今回は既にククリラムのソーダ割りを飲み始めていましたが、やはりビールと一緒の方が良さそうです。ティハールにあわせ、セルロティも少し用意されていたそうですが、訪れた日には硬くなってしまっていたので、代わりに女性にだけですと言われながらレバーと砂肝の一品もサービスして頂きました。

その後お店のFacebookでこのマサラパパドがメニューに登場することをお知らせされていました。

マサラ パパドゥ
スパイシーなお野菜、パクチーをのせた おつまみ♡
ピリッ・パリッ♡美味しい。。。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/