えんどう豆のアチャール Kerau ko Achar @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

シンプルに見える一品でも手間をかけこだわりの一品に仕上げられているアチャール、タルカリを「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのスペシャルダルバートで今週も頂きました。ダルはマスとムスロ、マスはチキン、タルカリはじゃが芋とマショウラです。マショウラの味がぼやけないように、じゃが芋とは別に下拵えされた様です。アチャールは何時もの様に3種類。果物シリーズは、河内晩柑とキウイのアチャールです。「旬の食材百科」によると、河内晩柑について、

河内晩柑(カワチバンカン)は1920年頃に熊本県飽託郡河内町(現在の熊本市)に住んでいた西村徳三郎氏の敷地に発生した文旦の偶発実生で、1935(昭和10)年に鑢一馬氏が発見したとされています。名前はその発見された地名の「河内」と、晩成の柑橘類と言う事で名付けられたようです。

との説明が有り、春から初夏が旬で、その殆どが愛媛県と熊本県で生産されている様です。えんどう豆のアチャール Kerau ko Achar は、数種類のえんどう豆が使われたかのような食感ですが、これまた今が旬のフレッシュな一種類のえんどう豆で作られているとの事です。大根のアチャールには、蕪の葉のグンドゥルックも使われています。パパドゥとサグがバートの左右に、上には大蒜の芽 Hariyo Lasun と赤玉葱のスパイス炒めが載っています。この日のバート(ご飯)はジャスミンライスと日本米のミックスでした。デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。

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ネパールのごちそう
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ズーズーダゥ

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鮎のタンドール焼き @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

GWの最後2日間は、カザ Khaja セット(サマエバジ Samay Baji)が、「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでスペシャルダルバートの代わりに供されました。カザを頂く時は、ロキシー Raksi も頂きたくなります。アマラ Amala (Amla) 入りのロキシーをお願いしました。骨付きマトンカリーも添えられ、いつもながらの趣向が凝らされた品数豊富な一皿です。A. チウラ、B. ダルモートの周りを、C. 鮎のタンドール焼き、1. スパイシー卵、2. バラ、3. 水牛のスクティのセクワ、4. 大根、胡瓜、えんどう豆、5. カロチャナ、6. サグ、7. マトンのセクワ、8. ブトン(砂肝)、9. バトマスサデコ(大豆)、10. アルジラ(じゃが芋)、11. デーツのアチャール、12. パパドゥが並んで囲みます。時々魚のタンドール焼きを楽しむことが出来ますが、今回は鮎が登場です。メニューには書かれていない、水牛のスクティ (Buff Skuti) は自家製とのことで、セクワとして調理されています。苺ラッシーや、苺焼酎も頂きました。ズーズーダゥもデザートして添えられ、ヒマラヤ岩塩と黒糖入りの紅茶カロチヤも頂きました。

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葱とラプシのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

このGW期間中、最初の4日間はスペシャルダルバート、次の4日間は内容が異なるスペシャルダルバート、最後の2日間はカザセット(サマエバジ)を用意される「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。ダルは定番のマスとムスロですが、毎回微妙に味が異なるのも楽しみです。マスは、ほうれん草入りのチキン Kukhura ko Masu ra Palungo です。アラカルトでもサグチキンは用意されていますが、ダルバートには初登場です。上質のほうれん草が手に入ったので、との事です。チキンの肉の旨味、甘味が引き立ちます。タルカリは、南瓜と蕗の組み合わせです。さすがに蕗はネパールにはなさそうです。アチャールは3種類。果物シリーズは、葡萄と甘夏のアチャール、この日一番気になったのが、葱のアチャールです。葱の甘味と、発酵によって生じた酸味が堪りません。どうやらラプシ Lapsi、その実を板状にして乾燥させた マーダー Lapsi ko Maadaa を使われている様です。Maadaa については、「Taste of Nepal (Jyoti Pathak) 」の Fruit Leather – Maadaa の項目で詳細な解説が記されています。

There is no set recipe for making fruit leather, it all depends upon the specific fruit you are using and what kind of flavor you want to add.  Lapsi (Nepalese hog plum) is a very sour fruit, so a sweetener and spices are always added. The peak season fruits were naturally sweet, so my mother did not add any sweetener. The most common maadaa were made out of lapsi fruits, guava, mango, persimmons and pear. Lapsi ko Maadaa is a great favorite fruit leather for many Nepalese, and if someone is visiting the country back home,  they always brought back several packages of store-bought lapsi chew.

もう一つはオクラのアチャールで、少し発酵しています。パパドゥ、サグ、新玉葱のスパイス炒めが、バートに添えられています。デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。

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豚タンと大根のカリー @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

アマラ Amala (Amla) をアチャール Achar で頂くと美味しいのですが、肉料理 マス Masu に使っても、その酸味が良く合うことを知る事となった「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのスペシャルダルバートです。ダルはマスとムスロのミックス、マスは、豚タン Jibro と大根、葱のカリーですが、アマラの大きな粒が入っています。上手く渋みが抜けるように下拵えされたアマラを噛むと、肉の味を引き立てる酸味が口に広がります。タルカリは平茸とじゃが芋、アチャールは3種類です。果物シリーズは、パイナップルのアチャール、胡瓜のアチャールは発酵控えめな仕上がり、

イタドリ(虎杖)と小魚のアチャールは、これまで登場した Sidra Macha ko Achar とは違った味わいが楽しめます。さて、イタドリ Fallopia japonica = Polygonum japonicum (スカンポ、酸模)はネパールにもあるのでしょうか。小さなことがすぐに気になり検索してみましたが、ネパールは分布域に含まれてなさそうです。同じタデ科の植物でネパールが分布域の、Polygonum nepalense  を見つけましたが、Plants For A Future の web site では、Edibility Rating が 1 of 5 と低く、食用には適さなそうです。パパドゥ、サグ、マショウラのスパイス炒めが添えられています。デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。

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筍のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

筍が美味しいこの季節、アチャールとタルカリに筍が登場した「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんの今週末のスペシャルダルバートです。ダルは定番のマスとムスロのミックス、マスはチキンですが、カドカさんが試してみたいと言われていたアマラ Amala (Amla) が使われており、ほんのりとした酸味を感じることが出来ます。タルカリは、じゃが芋、発酵筍、ささげの、アル タマ ボリ Alu Tama Bodi でした。発酵した筍の酸味は、じゃが芋、ささげの甘さとよく合います。発酵筍の酸味を存分楽しめるもう一品が、筍のアチャールです。野蒜を細かく刻んだものと和えられています。グンドゥルックのアチャール、少し苦みもアクセントになっているこの日の乾燥発酵野菜は、菜の花や大根のそれとは一味違います。蕪の葉と、カリフラワーの茎葉を使ったもので、タンドールで炙られたサクサクした食感の大豆が加わっています。果物シリーズは、無花果のアチャールです。ククリラムに漬けた無花果、レーズン、乾燥オレンジ、松の実が上手くバランスをとっています。青菜炒めは白い部分が多いですが、高菜、ラヨ コ サグです。パパドゥと、野蒜のスパイス炒めも添えられています。野蒜は英語で Wild rocambole、学名が Allium macrostemon、エシャロットは英語で Shallot、学名が Allium ascalonicum, L. です。「Status of cultivated & wild Allium species in India : A Review」によると、ネパール語で チャピ Chyapi は、Allium ascalonicum, L. つまりエシャロットを指すようで、では野蒜はネパール語で何と言うのでしょう。後日カドカさんにあらためて尋ねてみましょう。

デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。

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葡萄とアマラのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

4月14日はネパールのお正月、ビクラム暦2076年の新年を迎えます。4月13日は大晦日と、春のダサイン(Chaite Dashain、チャイテ ダサイン)、ヒンドゥ教ラーマ神生誕祭 ラムナワミ(Ram Navami)が重なります。「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでは、今年は諸事情によりサマエバジは登場せず、更に充実したスペシャルダルバートがその替わりです。ダルはマスとムスロですが、何時もより塩味が効いています。マスは、お祝い事の際には欠かせない山羊肉の骨付き、皮付きです。タルカリは定番のじゃが芋とカリフラワー、アルカウリで、アチャールは3種類、じゃが芋と3種のケラウ、胡瓜、大根、人参、玉葱のアチャールは、何時もの大根とは少し異なる発酵具合の仕上がりです。葡萄のアチャールには、アマラ Amala (Amla) が磨り潰されて加えられており、程よい酸味が楽しめます。葡萄だからこその絶妙な味加減ですが、他の果物のアチャールや肉料理にもこれから使われるかもしれません。サグ(青菜炒め)はラヨ コ サグ、高菜が使われており、ネパールのダルバートらしさの一助になっています。お祝いのもう一品は魚(鯖)のスパイス炒めが添えられています。更にオプションで、山羊の肝のスパイス炒めも用意されており、自家製チウラ、ミックスナッツと一緒に盛られています。デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。

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アマラと桜の葉のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

約1年ぶりにアマラのアチャールを味わえた、「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのスペシャルダルバートです。ダルは定番のマスとムスロ、玉葱の茎の部分を丁寧に選り分けたものが、ククラ コ マスや、キノコとじゃが芋のタルカリにも使われ、その甘味で優しい味に仕上がっています。アチャールは3種類。久しぶり登場のアマラ Amala (Amla)(セイヨウスグリ Gooseberry)は、前回よりも大粒で、その酸味を十分楽しめます。今回は桜の葉がアクセントです。程よい発酵具合で食べ頃にするために、試行錯誤を重ねられた様です。前回登場時にアマラに関して記したものは →「アマラ コ アチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)」でご覧いただけます。牛蒡のアチャールは酸味控えめでバランスがとられています。マショウラが軟骨との組み合わせでアチャール仕立てです。先週に引き続き、組み合わせの妙です。パパドゥ、サグと茄子のスパイス炒めも並びます。デザートのズーズーダゥは、塩漬けの桜と一緒に発酵させたようで、ほんのりピンク色に染まっています。チヤも頂きました。

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聖護院大根と鶏肉 @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

今週も魅惑に満ちた「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのスペシャルダルバートです。ダルは定番のマスとムスロのミックス、マスは、聖護院大根入りのククラ コ マスですが、聖護院大根の存在感によりタルカリの趣です。タルカリは、南瓜、じゃが芋、チャナ豆の組み合わせ、アチャールは3種類で、果物シリーズは、アロエと2種類のオレンジのアチャール、程よい発酵具合の、大根とえんどう豆(ケラウ)のアチャール、マショウラと大蒜のアチャールは、玉葱、トマト、唐辛子と相まって、今までに頂いたことのない一品に仕上がっています。癖になりそうな味で、ご飯がすすみます。バートの左右はパパドゥとサグ、上には隠元のスパイス炒めが添えられています。デザートはズーズーダゥ、チヤも最後に頂きました。

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菜の花のダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

今年も昨年に続き、菜の花尽くしのスペシャルダルバートが「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで頂けました。菜の花の黄色に合わせて、予想通り、ダルはチャナとラハルのミックスでした。マスのチキン、ククラ コ マスにも菜の花が使われています。タルカリも菜の花と蕪の組み合わせ、アチャールは、菜の花のグンドゥルック Tori ko Gundruk とさくさくにタンドールで仕上げられた大豆  Bhatmas のアチャール、菜の花、人参、ブロッコリーのアチャール、果物シリーズは、パイナップルとトマトのアチャール、サグも菜の花が使われ、バートの上にものっています。手に入る菜の花も様々な種類がある様で、硬さや味、部位によって、使い分けされている様です。周辺のお店の野菜売り場で菜の花が売り切れた事は間違いなさそうです。デザートのズーズーダゥにも菜の花が添えられています。最後にチヤも頂きました。

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干し芋茎とキノコのタルカリ @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

タリの上で、甘味や辛味、酸味などが絶妙のバランスの「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのスペシャルダルバート、今週は甘味が魅力的です。ダルは珍しく、チャナとラハルのミックスで、濃厚な口当たりの仕上がりです。マスは骨付きチキンですが、下拵えでフルーツが使われ、肉の甘味を楽しめます。タルカリは、干し芋茎(ズイキ)Karkalo ra Gaaba とキノコ、じゃが芋の組み合わせです。マスが辛さ控えめの時は、タルカリが辛めの事が多いのですが、キノコが入ることによって、じゃが芋と相まって甘味をまず感じます。何時もの様に後からスパイスが口に広がり、一口食べると止まりません。バートと少し混ぜながら、他の副菜よりも先に平らげてしまいます。アチャールは3種類、ミックスフルーツのアチャールは、葡萄、蜜柑、キウイなどが入っています。カリフラワーのアチャールは、人参と共に発酵は控えめで、代わりに檸檬が酸味を引き立たせています。マショウラとトマトのアチャールは、今回はトマトの甘味より酸味を活かしてあります。バートの左右には、いつものパパドゥとサグが添えられていますが、上にも菊菜(春菊)炒めが載っています。ネパールにも菊菜があるのかお伺いしたところ、ヨモギ Tite pati (तिते पाती) は使うことがあるとの事です。デザートはズーズーダゥ、チヤも頂きました。

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