4月14日はネパールの新年で、ビクラム暦 2075年を迎えました。NEW YEAR のお祝いに、阪急池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでは、ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンのコンサートを開催されました。店主カドカさん、奥様、ジットさんで準備万端です。
カドカさんの挨拶で宴が始まりました。
タルカリ、アチャールは、カドカさんがネパールで調達された食材も多く使われ、週末のスペシャルダルバートでもお目見えした、他のお店では頂くことが出来ない品々も多く並びました。
上段左からトリ・コ・グンドゥルック・コ・アチャール(菜の花のグンドゥルック醗酵乾燥野菜)、ミックス・アチャール(カリフラワー2種、大根、人参、エンドウ豆)
チキン・チョイラにバフ・チリ(水牛のスクティ)、アル・ジラ(じゃが芋)が並びます。
下段には、同じく左からアル・ラ・チャウ・ケラウ・コ・タルカリ(じゃが芋とキノコ、エンドウ豆)、ラズマ・コ・タルカリ(金時豆)、ファルシー・ラ・ロウク・コ・チャーナ・コ・タルカリ(南瓜と干瓢)のタルカリ3種が並びます。上段の黒い器には、シラム・コ・ドゥロ・コ・アチャール(荏胡麻のふりかけ)が入っています。
ダルは2種類用意され、チャナ・ラ・ラハル・コ・ダルと
ガハット・コ・ダルですが、どちらもジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコ(ジンブーとチョウリのギー入り)となっています。
ククラ・コ・マス(チキン)と
カシ・コ・マス(骨付き山羊)も揃っています。
デザートは定番となったズーズーダゥ(バクタプルのヨーグルト)やクッキーです。
サマエバジやダルマートも、サルコパット(サルの木の葉で作った皿)で用意され、
飲み物はチヤやラッシーの他に、ニムラス(後日、詳細を記載します)もありました。
アルコール類は別料金ですが、まずはククリラム、次いでチョウリのギーがあるので是非それを用いたジョインカッテをとのお勧めもあり、お願いしました。
蝋燭の炎が揺らぐテーブルで、
自身で盛り合わせたダルバートを頂きました。
バフ・チリ、カシ・コ・マス、グンドゥルック・コ・アチャールの3点盛りを作って、お代わりも頂きました。
「のっぽーズ」の皆さんによる、テルミン、マトリョミンの演奏は、この日のお客様の年齢層に合わせて頂いたのか、「コンドルは飛んで行く」や、お店でいつも流れている「レッサムフィリリ」もあり、聞き入ってしまいました。
演奏後はマトリョミンを持って各テーブルを回って下さり、色々この楽器についてお伺いすることもでき、楽しい宴の時間があっという間に過ぎました。
この日のカドカさんによるネパール語講座は、そのギーを2種類のダルや、ジョインカッテで楽しむことが出来たチョウリChauri、これに関連してYak とNakのお話です。高地に住む動物ヤクYakですが、Yakは本来雄にのみ使う言葉で、雌の呼び名はナックNakだそうです。よく見かける「ヤクの乳で作ったチーズ」という表現は、正しくは「ナックの乳で作ったチーズ」となるのだそうです。ではChauriは何かと調べてみると、AGTR (Animal Genetic Training Resourse)のweb siteに、Mohan Kharel, Shreeram P. Neopane and Rabindra Shrestha著で、「Performance characteristics of the Yak in Nepal and its crosses with Mountain cattle. 」 (2005)と題する記事が有りました。
Purebred mating among the Yak in the sub-alpine region of Nepal is not very popular due to its lower productivity (Kharel, 2000). Instead, the crossbred female (Dimjo) obtained from mating Yak bulls with high mountain cattle (Kirkho), and the crossbred female (Urang) that is obtained from mating Yak bulls to low mountain cows are preferred as they have higher milk production. All crossbred female animals are referred to as Chauri. The crossbred males (Zhopkyo) are sterile and are used as pack animals.
乳の生産性を上げるために、ヤクと高地の牛(Kirkho)の交配で生まれた雌が(Dimjo)、ヤクと低地の牛の交配で生まれた雌が(Urang)とのことで、これらの交配で生まれた雌の総称がChauriと記されています。交配で生まれた雄はZhopkyoと呼ぶのだそうです。
お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」
ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ
池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

昨年まで供されていた、モモ・コ・アチャールも何度も頂きました。

この日は、その他に、焼き物の中からシシカバブをお願いし、
ダルバートも、勿論頂きました。


マトンタス Mutton Taasをお願いしました。
この日は珍しく、骨付き肉で仕上げて下さいました。手づかみで頂きます。
前回お願いした時は、骨なしの肉でした。
後で気が付いたのですが、タカリダルバートThakali dal bhatのKhasi ko maasuは骨付き山羊肉ですので、その肉を使って頂いたのかも知れません。他のお客さんが帰られた後に、遼さんと積もる話をして、聞きそびれました。
そのタカリダルバートもしっかり頂き、
チヤも頂いて帰りました。
チヤをお願いする際にうっかりチャイと言ってしまったのを、ラビンさんに突っ込まれてしまいました。インドでチャイ、ネパールでチヤです。
店主カドカさんがタメルの旅行社に勤めておられた頃、近くにアル・タマ・ボリにスクティや鶏肉を加え、チウラと一緒に出前をしてくれるお店が有り、よく利用していたとの事です。次回ネパールを訪れる際には、是非探して尋ねてみましょう。
アチャールやタルカリとして登場するマショウラは、今回はチョイラとしてバート(ご飯)の上に載っています。
今回のダルはマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、マスはククラ・コ・マス(チキン)でした。パパドゥとサグ・ブテコも定位置に控えています。
デザートはチヤ マドレーヌですが、季節に合わせる様に、桜の葉が入っていました。
カドカさん特製のスノーボールやスコーンをよく買って帰りますが、今回は自家製アチャールを並べておられ、早速購入しました。


ダルはマス・コ・ダルに小豆が混ぜられています。マスはククラ・コ・マスの蒟蒻入りです。タルカリは干し椎茸、南瓜、隠元豆で、いずれも優しい味に仕上がっています。
蛍烏賊のカチラは、酢味噌和えとはまた違った味わいで、スパイスと相まっておつまみとしても良さそうです。カチラKachilaは本来生食の料理ですが、安全面を考慮されて(
アチャールは、左が酒粕と味噌のアチャール、右が紫蘇のアチャールですが、酒粕と味噌のアチャールでご飯がすすみます。
サグ(青菜炒め)には菊菜が用いられ、
長ひじきと茎わかめのスパイス炒めが、バート(バスマティと国産米)の上に載っています。

すごい量のディロです。せっせとキノコとチキンのカレーに浸しては口に運びましたが、流石に食べきれませんでした。
お試しセットの様な、ディロの量が半分位で、副菜がもう1~2品追加されたものがあれば、もっと楽しめそうです。
マスMaasu・チウラChiuraセットが初回の鹿肉に続き、2回目の今回はマトンで登場です。ムラ・コ・アチャール付きです。
カザセット用にアルタマAlu Taama(じゃが芋と発酵筍のスープ)を用意されていましたので、単品でお願いしました。この2品の組み合わせだけでも十分です。少しずつチウラに混ぜながら頂くと、もう他に言うことはありません、満足です。
スペシャルメニューにマトンのパック Pakkuも有りました。お祭り、お祝いや、おもてなしの折にはよく作られるとの事で、メニューにも「ネパールの定番料理」と書かれていました。スパイスでマリネし3時間くらい味を沁み込ませ、水分などは一切加えず底の厚い鍋でゆっくりと調理したのだそうです。マトンの美味しさを堪能できる一品で、一気に頂いてしまいました。
ジブロ Jibhro(舌)とブンディBhundi(胃袋、トリッパ)のサデコもお願いしました。
もう一皿位は入りそうでしたので、マトンチョイラと迷いましたが、同じくジブロとブンディを炒め物で少しずつ盛って頂きました。
フェンネルがよく効いたマルプワMaalpuwaと、チヤも頂いて帰りました。


粉状にすると、通常の日本の胡麻とは違った良い香りです。
クレロKurelo・ムラ・コ・チャーナ・ラ・チャウ・ブテコ(アスパラガス、干し大根、キノコ)がバートに載っています。
デザートはチヤ・プリンでした。チヤと一緒に頂きました。
バートの左右にはパパドゥとサグが何時もの位置に控えています。今回は優しい感じの味付けの品々ですが、ダニヤ・コ・アチャールが少し苦みもありアクセントになっています。


これにプリ(揚げパン)とワンドリンク付きでした。

バスマティライスに変更で、マスはマトンでお願いしました。
トピを被ったお二人はチトワン出身との事でした。お伺いするとダルはミックスダルとの事ですが、自店でブレンドされているわけではなさそうです。サグの代わりにブロッコリーとオクラのタルカリでした。サラダ付きとのことで、食前にインネパ店でよくあるサラダも持って来て頂きましたが、代わりにメニュー通りのサグ(青菜炒め)が欲しい所です。お店のFacebookでアンダバジの記述が有りましたので、メニューも見ずにお願いし、ダルバートと一緒に美味しく頂きました。
まだメニューに載っていなかった様で、値段は適当に決めて下さいとお願いしました。ワンドリンク付きですので、最後にチヤも頂きました。