時光舎 (池田市)台湾料理、中国料理

阪急宝塚線池田駅近くにあった、テーブルオーダーの飲茶バイキングで利用させて頂いていた「CHAMONIX シャモニー」さんが閉店、名前も「時光舎」と変えられ栄町商店街すぐの場所に移られました。それから1年位経ち、ようやく初めて訪問しました。古い家を改築され、座敷には、卓と座布団の席と、ソファーの席も2席のみ用意されています。カウンター席は足が伸ばせそうです。腰痛持ちには、座布団の席は辛いものがありますが、料理を楽しみましょう。まずは陳年紹興貴酒をお願いし、おすすめメニューの中から、よだれ鶏(四川風蒸鶏)と、水餃子をお願いします。調子が出てきましたので、特撰梅酒 うぐいすとまり 鶯とろも追加です。豚角煮の鎮江黒甘酢ソースにも手をのばし、八宝美人粥もお店の看板の料理の一つの様ですので、頂くことにしました。デザートに、杏仁豆腐と、黒タピオカ入りココナツミルクもお願いしました。メニューブックを拝見していますと、ランチも盛りだくさん、ティータイムも「飲茶のじかん」として楽しめそうです。晩にも予約で昼のごはん膳のお取り置きなども可能と記されています。今回は頂きませんでしたが、台湾のお茶も各種取り揃えておられるようですので、次回の楽しみとしましょう。

時光舎

池田市栄町3-13
http://jikousha.com/

金柑、蜜柑、キウイのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

週末は母の日、ネパールの母の日には果物やお菓子などを贈ることが多いとの事で、ミックスフルーツのアチャールと苺のチーズケーキが登場です。その母の日スペシャルダルバートを頂きに、今週も阪急池田駅前「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに伺いました。マスはチキン(ククラ・コ・マス)、右奥のダルはひよこ豆(チャナ・コ・ダル)、左奥のタルカリはじゃが芋とささげ、干し大根(アル・ラ・ボリ・ラ・ムラ・コ・シンキ・コ・タルカリ)で、優しい味わいです。手前のアチャールは左に大根(ムラ・コ・アチャール)と、右に生姜と大蒜(アドゥワ・ラ・ラスン・コ・アチャール)が並びます。もう一つのアチャールがミックスフルーツのアチャールで、金柑、蜜柑、キウイの絶妙な組み合わせで(ムンタラ・ラ・スンタラ・ラ・キウイ・コ・アチャール)、得も言われぬ味を醸し出しています。インド料理などで金柑のアチャールを見かけることはありますが、ミックスフルーツのアチャールはパティシエでもある店主カドカさんならではの発想で、他では頂くことの出来ない一品です。ご飯(バート)の上には、蓮根の炒め物(カマル・コ・ザラ・ブテコ)が載り、パパドゥと青菜炒め(サグ・ブテコ)が何時もの様に添えられています。これまた本領を発揮された、デザートの苺のチーズケーキを、ピカチヤで頂きました。ネパールの母の日Mata Tirtha Aunsiについて検索してみると、Boss Nepalの「Mata Tirtha Aunsi- Nepali Mother’s Day」の記事で紹介がありました。

Mata Tirtha Aunsi is a festival for mothers as it is the Nepali Mother’s Day, which falls on the Nepali first month Baisakh (April/May). It falls on the last day of the dark fortnight of April or early May. It is a day to show the love and gratitude to one’s mother.

また、別の呼び名Aamako Mukh Herne Dinについても、詳細に記述されています。

Mata Tirtha Aunsi is also called Aamako Mukh Herne Din (Day for seeing Mother’s face) in local language these days. Children wake up early, take bath and come to visit their mother early in the morning with gifts or sweets. Those who are farther might come a day earlier and spend the next day with her or might come later during the day. Those who have lost their mother pay homage to the Mata Tirtha, sacred pilgrimage bathing that lies six miles southwest of Central Kathmandu. It consists of two pools, the larger one is for bathing and the smaller one where one “looks upon their mother’s face”.

According to the legends, during the rule of cowherds in Nepal, one of the cowherds lost his mother and was so depressed that he went to make offerings at a water storage pond in the forest. Amazingly, he saw his mother’s face appear in the water and accept his offerings. From that day on, this day was known as Mata Tirtha Aunsi, the Nepali Mother’s day. People believe that coming to this place and paying homage on this day brings peace to the departed soul of their mother.

またこのAamako Mukh Herne Dinの昔話として、Nepali Classの「Mother’s day in Nepal」の記事が紹介しています。

IN Dewapar Yug, a time thousands of years ago, an orphan shepherd boy was eating his lunch. While sitting beside the Matatirtha pond and eating bread, he accidentally dropped a piece of bread in the pond. As he tried to grab the bread from the pond, he saw his mother’s face on the reflection. He was pleasantly surprised to see his dead mother’s lovely face in the pond.

He was so happy to see the face that he started crying. By coincidence, the day was the new moon day of Baisakh. The mother’s image in the pond told the boy not to cry and told that she was always with the son. She also promised to meet him every year, on the same day at that same location.

When other people in the village heard about the story from the shepherd boy, they also rushed to the pond. All those who looked into the pond saw their mothers in the reflection.

Although this is a fable and nobody actually sees images in their mothers in the reflection of water. Thousands of people go to the place to pay respect to their mothers.

To give an image to worship, a statue of a woman named ‘Aama’ (mother) has also been constructed in the place.

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
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チェトリ族のお母さんのダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

このゴールデンウィーク期間中、スペシャルメニューが3日毎に替わるので、これまで以上頻回に、阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへ訪れました。5月4日から6日のスペシャルダルバートは「チェトリ族のお母さんのレシピによるダルバート」でした。マスは山羊かチキンの選択になっており、山羊 Khasi ko Maasでお願いしました。ダルは2種類の豆を使った、マス・ラ・ムスロ・コ・ダルです。タルカリは、初登場の空豆(蚕豆)Bakulla をジャガイモと組み合わせ、アル・ラ・バクラ・コ・タルカリとして仕上げられています。空豆は鞘も使っておられ、奥様がカドカさんとジットさんに確かめても、ネパールでは鞘も食べるとの答えだったそうです。日本ではあまり食べることのない鞘は少し苦みがあるものの、結構いただける味わいでした。3種類のアチャールは、左から、デーツ(チョゴダ・コ・アチャール)、じゃが芋とえんどう豆(アル・ラ・ケラウ・コ・アチャール)、大根(ムラ・コ・アチャール)です。バートの上にはチキンのスパイス和え(チキン・サデコ)が載り、何時もの様にその横にはパパドゥと青菜炒め(サグ・ブテコ)が控えます。今回は荏胡麻のロティ(シラム・コ・ロティ)も添えられていましたが、蜂蜜も少し加えておられ、ほのかな甘みを楽しめます。添えて頂いた辛さ増しのアチャールは使わない方が、荏胡麻の風味を楽しめました。

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里帰りをもてなすダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

5月1日から3日までの3日間のスペシャルダルバートのテーマは、ゴールデンウイークにあわせ「里帰り」でした。阪急宝塚線池田駅前のネパール料理「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」の店主カドカさんと、スタッフのジットさんの創意工夫にはいつも脱帽です。嫁いだ娘さんが実家 Maitighar(マイティガール)に帰省する際、お母さんが心尽くしの料理で迎えるというのが今回の設定です。お店のFacebookでの表現では『山羊 Special ・実家へようこそおかえり』 ダルバートです。おもてなしには山羊は欠かせません。メインの山羊カレーKhasi ko Maasuの他に、大蒜の芽と山羊の肝のスパイス炒めもバートの上に載って登場です。ダルは2種類の豆(マス・ラ・ムスロ・コ・ダル)で、タルカリはこの季節に田舎の家の周りにいくらでも生えている蕨 Neuroが初登場で、南瓜との組み合わせ(ニューロ・ラ・ファルシ―・コ・タルカリ)でした。3種のアチャールは、左からネパールの川の小魚(シッドラ・マチャ・コ・アチャール)、えんどう豆(ハリヨ・ケラウ・コ・アチャール)、ネパールの茶胡麻(カイロ・ティル・コ・アチャール)です。シッドラ・マチャも最近しばしば登場しますが、毎回異なった味付けで調理されており、今日はどのような味に仕上がっているのかと楽しみです。カイロ・ティルも粒状やペースト状であったり、まぶしてあったりと、形状も味付けも登場する毎に違います。えんどう豆に至っては、今回は、実家のお母さんがスパイスを磨り潰す合間に、豆を少しだけ潰して一品に仕立てるという風景が思い浮かんでくる様な一品です。潰し具合が異なるものを混ぜておられ、絶妙な食感を堪能出来ます。青菜炒め(サグ・ブテコ)さえも、日によって味付けを変えておられ、デザートの定番となったバクタプル名物のヨーグルト、ズーズーダゥも気温などで発酵具合が違うと、自ずと微妙な味わいも異なります。この日はピカチャのティ―カップも変えて下さいました。本日のお品書きには「マイティガール コ ダルバート」とも表現されていました。Maitigharは1966年の有名なネパール映画のタイトルにもなっており、youtubeで鑑賞可能で、昔のネパールの風景も楽しめます。「maitighar」の本来の意味は「birth home of a girl」で、女性の実家という意味でのみ使い、男性の場合は使わない言葉との事です。

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コド コ ロティ Kodo ko Roti カザセット @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

何時もは週末の金曜日から日曜日までスペシャルダルバートを供される阪急池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんですが、今週は木曜日から土曜日がスペシャルカザKhajaセット、日曜日と祝日の月曜日がスぺシャルダルバートDal bhatと盛り沢山です。今回のカザセットにも趣向を凝らした品々が並びました。メインの沙羅双樹の葉で作られたタパリの皿の中央には、恒例になった赤白2色のチウラ、サマエバジ、ダルマートと4種が盛られています。それを取り囲んで、写真12時の方向から時計回りに順に、
玉ひも
ひよこ豆 チャナ・ブテコ
白大豆 セト・バトマス・ブテコ
砂肝 ブトゥワ
黒大豆 カロ・バトマス・サデコ
からし菜 ラヨ・コ・サグ・ブテコ
鶏肉 チキン・セクワ
じゃが芋 アル・コ・アチャール
トマトとえんどう豆 ゴルベラ・ラ・トゥロケラウ・コ・アチャール
ひよこ豆のチップス パパドゥ
が添えられています。

その他小皿には、山羊のカレー、カシ・コ・マス、追加注文の、水牛の干し肉Sukutiを使ったバフ・チリ、デザートの定番となったバクタプル名物のヨーグルト、ズーズーダゥjujudhau、初登場の、シコクビエを使ったパンケーキ、コド・コ・ロティKodo ko rotiが並びます。

KodoはロキシーRaksiの原料にもなりますが、そのロティは朝食などでよく食べられるとBoss Nepal の記事「Kodo ko Roti」に記載があります。

One of the major sources of carbohydrate among the people in the hilly region of Nepal, millet, locally known as kodo, serves two purposes. The first one is that the land itself is unfavorable for rice but good for millet cultivation, making it one of the primary cash crops in the region and another, millet is a heat producing agent and suits very well in the climate.  It is prepared regularly for breakfast and is also during the large gatherings in the region and not only here, the traditional kodoko roti is loved and desired by most of the people all over Nepal.

毎回の様に参照するJyoti Pathak著「Taste of Nepal」には、Kodo ko Pitho ko Roti (Millet Flour Bread) のレシピの前文に、紹介として

These thick and highly nutritions flatbreads are prepared from millet flour.  They are served with almost any combination of vegetables, meat dishes, yogurt, buttermilk, or pickles and chutney.  Millet flour (kodo ko pitho) is available in health food stores, Indian grocery stores (under the name bajri flour), and some supermaekets (generally in bulk containers).

と、色々な物と一緒に供されると書かれています。今回、店主のカドカさんは、オーソドックスなアチャール を添えて供されました。上に乗った赤い、岩塩、唐辛子、コリアンダーのアチャール、ビレヌン・コルサニ・ラ・ダニヤ・コ・アチャールは、シンプルにKhursani 唐辛子、Aduwa 生姜、Lasun 大蒜を、岩塩と加えて磨り潰したものだそうですが、これまでに頂いた中で最も辛い仕上がりでした。

わざわざ車を置いてきましたので、何時もに増してチョウリのギーの入ったジョインカッテを頂きながら、今週のカザセットを堪能しました。

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山羊まつり @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

ビクラム暦2075年の新年のお祝いの第2弾「山羊まつり」が、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで催されました。ある常連の方による、新鮮な山羊を1頭丸ごと料理で頂きたいとの呼びかけに、カドカさんご夫妻とジットさんが応えて下さり、また賛同し集まって下さった方々の御厚意により実現の運びとなりました。山羊は沖縄から仕入れられ、それに合わせて常連の方々から泡盛や日本酒が持ち込まれ、それらも提供されました。楽しい宴は、その企画して下さった方(写真掲載のご了承を頂きました)と店主カドカさんの御挨拶で始まりました。新鮮な山羊ですので、生肉、脳や内臓、血など、他では頂く機会が少ない料理も用意して下さいました。その調理に際しては、ネパールに居られるカドカさんのお母様のレシピを詳細に問い合わせて再現されたとのことです。今回もbuffet形式で用意が整えられました。ブトンBhuttanは、肺Phokso、舌Jibro、胃Bhundi、腸などのスパイス炒め、ギディ・ブデコは脳Gidiのスパイス炒め、ラガート・ラ・チリオニオンは玉葱、チリと山羊の血Ragati 炒めと、この3皿だけでも十分人目を惹き付けます。クッタ・コ・スープは山羊の足Khuttoのスープで、ゼラチン質も楽しめます。カシ・コ・マスも、もちろん骨付きで用意されています。ダル(豆スープ)も前日と同じく、ガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコが提供されました。ヒマラヤのハーブのジンブーJimbuとチョウリChauri(ヤクと牛の交配)の乳から作るギーGheu(バター)が加えられたものです。チャナ・ラ・アル・ファルシ・コ・タルカリ、ひよこ豆、じゃが芋、南瓜のタルカリも並んでいます。他にはブトン入りのチョウメンもあります。アチャールのラインナップは、少し前に提供されたキールKhirにも用いられた、白セト、黒カロ、2種類のデーツChoddaが、チョゴダ・コ・アチャールとして、池田産レモンKaagatiのカガティ・コ・アチャール、ネパールの小さな川魚の乾物のマチャ・コ・シッドラ・コ・アチャールです。赤ラト、白セロ2種類のチウラ、サマエバジ、ダルマートがサルコパット(サルの木の葉のお皿)に盛られています。宴の途中で、カシ・コ・カチラ、生の山羊肉がサラダ仕立てで登場し、それに火を通した一品の違った味わいも楽しむことができました。デザートはズーズーダゥとクッキーです。前日のロキシーバージョンに続いて、この日もチョウリのギーを使ったジョインカッテを泡盛バージョンで頂きます。自身で少しずつ取って盛り付け、「山羊まつりのサマエバジ」の出来上がりです。この日は一人で伺いましたが、すぐに他のお客様のグループに同席のお招きを頂き、ネパールやアフリカのお話などで楽しい時間を過ごさせていただきました。

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アル タマ ボリ ラ バフ コ スクティ ハレコ @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんが、お店のFacebookで告知された今週末のスペシャルダルバートの内容の中に、じゃが芋と筍のスープ、アル・タマ Alu Taamaが入っていました。待ち望んでいた一品の初登場ですが、バート(ご飯)よりもチウラと一緒に頂くイメージが有り、ダルバートに合うのか心配してしまいました。実際に頂くと、直ぐに杞憂であったことが分かりました。じゃが芋(アル Alu)、筍(タマ Taama)に、黒目豆(ボリ、ボディ Bodi)も加わり、さらに水牛の干し肉(バフ・コ・スクティBuff ko Sukuti)と相まって良い味を醸し出し、スープと言うよりは立派なタルカリの一品(アル・タマ・ボリ・ラ・バフ・コ・スクティ・ハレコ)に仕立てられていました。店主カドカさんがタメルの旅行社に勤めておられた頃、近くにアル・タマ・ボリにスクティや鶏肉を加え、チウラと一緒に出前をしてくれるお店が有り、よく利用していたとの事です。次回ネパールを訪れる際には、是非探して尋ねてみましょう。

今回のアチャール3種は、左から、プディナ・コ・アチャール(ミント)、ムラ・コ・アチャール(大根)、ゴルベラ・コ・アチャール(トマト)です。毎回微妙に味が変わるのも楽しみです。アチャールやタルカリとして登場するマショウラは、今回はチョイラとしてバート(ご飯)の上に載っています。今回のダルはマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、マスはククラ・コ・マス(チキン)でした。パパドゥとサグ・ブテコも定位置に控えています。デザートはチヤ マドレーヌですが、季節に合わせる様に、桜の葉が入っていました。カドカさん特製のスノーボールやスコーンをよく買って帰りますが、今回は自家製アチャールを並べておられ、早速購入しました。

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「日本」のダルバート@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

店主カドカさんがずっと構想を温めておられた、桜の季節に合わせて日本らしい食材で作る「日本」をテーマにしたダルバートが、今週末のスペシャルダルバートでした。阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに仕事を終え馳せ参じました。ネパールのダルバートには登場することの無い、遊び心に富んだマス、ダル、タルカリ、アチャールの品々からなっています。ダルはマス・コ・ダルに小豆が混ぜられています。マスはククラ・コ・マスの蒟蒻入りです。タルカリは干し椎茸、南瓜、隠元豆で、いずれも優しい味に仕上がっています。蛍烏賊のカチラは、酢味噌和えとはまた違った味わいで、スパイスと相まっておつまみとしても良さそうです。カチラKachilaは本来生食の料理ですが、安全面を考慮されて(→「旋尾線虫症とは」NIID 国立感染症研究所)、茹でた蛍烏賊を使っておられます。 アチャールは、左が酒粕と味噌のアチャール、右が紫蘇のアチャールですが、酒粕と味噌のアチャールでご飯がすすみます。サグ(青菜炒め)には菊菜が用いられ、長ひじきと茎わかめのスパイス炒めが、バート(バスマティと国産米)の上に載っています。デザートのは桜のズーズーダゥです。カドカさんが会心の出来栄えと仰る通り、美味しさを増したズーズーダゥの中には甘い桜餡が隠れています。

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軟骨入りキーマカレー@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

アチャールやタルカリだけでなくダルやマスも、ひと工夫もふた工夫もされている週末のスペシャルダルバート、今週は軟骨入りキーマカレーが初登場でした。阪急宝塚線池田駅徒歩すぐの「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに伺いました。

そのクルクレKurkure・ハッディ・ラ・クテコ・マス・コ・カリーは、チキンのモモ肉と軟骨を手作業で挽き肉にされたとの事で、他では味わえない食感を楽しむことが出来ます。

小さなカトリの3種のアチャールは左からカイロKhairo・ティル・ラ・アル・コ・アチャール(茶色胡麻とじゃが芋)、ダニヤ・コ・アチャール(コリアンダー)、ムラ・ラ・ガザル・コ・アチャール(大根と人参)でした。

カイロ・ティルは少し高級な胡麻との事で、細い茶色の粒を粉状にすると、通常の日本の胡麻とは違った良い香りです。

タルカリは、カルカラ・ラ・ピダル・コ・タルカリ(白ずいきと里芋)で優しい味が楽しめます。クレロKurelo・ムラ・コ・チャーナ・ラ・チャウ・ブテコ(アスパラガス、干し大根、キノコ)がバートに載っています。デザートはチヤ・プリンでした。チヤと一緒に頂きました。バートの左右にはパパドゥとサグが何時もの位置に控えています。今回は優しい感じの味付けの品々ですが、ダニヤ・コ・アチャールが少し苦みもありアクセントになっています。

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キール Kheer (Khir)@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

様々なネパール料理を提供して下さる阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんが、今回は春分の日限定で、ミルク粥のキール(キル、キィル)Kheer (Khir)をメインにしたセットを用意されました。

運ばれて来るや否や、カルダモン (Sukumel)、クローブ (Lwang)、ローリエ (Tejpaat)、シナモン (Daalchini)の香りが鼻をくすぐります。ココナツ (Naribel) 、干しブドウ (Kismis)、白、赤2種類のデーツ (Chodda)も使われているとの事です。デザートのスタイルで供されるのかと思いきや、主食の位置づけのプレートでした。

大きな9時の方向のカトリから時計回りに、
アル・ラ・カナチャナ・コ・タルカリ(じゃが芋とひよこ豆)
ククラ・コ・マス(チキンカリー)
マショウラ・コ・チョイラ(大豆ボールのスパイス和え)
ピナ・ラ・サノケラウ・コ・アチャール(マスタードシードの絞りカス
とエンドウ豆)
ゴルベラ・コ・アチャール(トマト)
サグ(青菜のスパイス炒め)

今回はキールが主役で、マス、タルカリ、アチャール、サグは主張控えめの脇役ですが、前々回初登場のピナ・コ・アチャールに今回はエンドウ豆が加わり、違った味わいを楽しめました。これにプリ(揚げパン)とワンドリンク付きでした。

いつも引用するTaste of Nepal (Jyoti Pathak著) には、Kheerに関する説明と、

Traditionally in Nepal, I prepared Kheer with govindbhog rice, a fragrant delicate medium-grain rice similar in flavor to basmati, though it can be made with any variety of white rice.  Kheer is associated with auspicious occasions and religious ceremonies, but is also enjoyed on a regular basis.

米、ミルク、バター(ギー)、砂糖と、サフラン (Kesar) 、 カルダモン、 アーモンド(Kagji Badam)、ココナツ、ピスタチオ (Pista)を使ったレシピが掲載されています。

Joys  of Nepalese Cooking (Indra & Rati Majupuria著) には、米、ミルク、バター(ギー)、砂糖とドライフルーツ、ココナツ、カルダモンを使うレシピが掲載されており、昨年夏にネパールの料理教室Nepali Cooking Courseで作った際のレシピでは、米、ミルク、砂糖とココナツ、カルダモン、シナモン、クローブ、フェネグリーク(Methi)を用いています。

Boss Nepalの「Kheer for holy offering and gatherings」の記事では

It is a popular holy offering made during the religious rituals and rites. And also, the 15th day of the Nepali month of Shrawan is considered as the day to eat Kheer, locally known as ‘Kheer khane din’. It is also used as sweet dish during the family gatherings and get-togethers. Some people like to eat it while it still is warm but it tastes best when it is chilled. So, let the Kheer get cool first and then refrigerate it for before indulging yourself in the delicious taste of the Kheer.

“Kheer Khane din”についての説明と、冷やした方が美味しいとの記述もあります。さらに”Kheer Khane din”とは何かと興味は尽きず、検索を進めると、ECS NEPALの「A Delectable Dessert for Many Reasons」の記事に

From the Nepali month of Ashad to Shrawan (June-August), most villagers are engaged in planting paddy. The best thing about paddy farming in Nepal is that both women and men work in unity, and celebrate together while doing so. They work for hours to plant the saplings, making special efforts to ensure a good harvest. Shrawan marks the end of the paddy planting month, which is the time for a grand celebration in most villages of the hilly areas of Nepal. “Khir Khane Din”, which is Shrawan 15 in the Nepali calendar, is a day to mark the farmers’ accomplishment. All families serve kheer to god first, as a prasad (religious offering), and then proceed to commemorate the season by gathering to feast on platefuls of delicious kheer.

との説明が有りました。

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