わらび Nigro ko Tarkari カジャセット @ アカーシュ Akash(西宮市)

久しぶりに西宮市の「アカーシュ Akash 」さんへ伺いました。ラムソーダをまず頂き、カジャセットをスクティ選択で、ポークチョイラ追加でお願いし、ディナータイムにも出来ますと言われた日替わりのA定食も、バスマティライス選択でお願いしました。この日のメインのカレーは、ムグライ・プロウンでした。カジャセットのポークチョイラは結構な辛さ加減で、A定食のバスマティライスと一緒に頂くと良い塩梅でした。サグSaag(青菜炒め)ではなく、わらびのおかずNigro ko Tarkariが添えられていました。他の方のインスタグラムなどを拝見すると、アカーシュさんでは結構わらびを使っておられるようです。わらびのネパール語のローマ字表記は、Nigro、Ningro、Neuro、Niuroなどです。いつも参照するJyoti Pathak著「Taste of Nepal」にも、Neuro ko TarkaariとSaandheko Neuroのレシピが紹介され、その前文でわらびの説明がされています。わらびを食べたことの無い人にその味を説明するのは難しそうですが、アスパラガスやオクラに似ていると表現されています。

Fiddlehead ferns (Neuro) are the young shoots of edble ferns.  They resemble the spiral end of fiddle, for which they are named, and tast similar to aspargus and okura.  They are perishable and need to be cooked shortly after picking.  Fiddlehead ferns are available neatly  bundled in specialty food stores or occasionally at well-stocked larger supermarkets.

わらび&ネパールで検索していると、土屋和三「ネパール東部ソルクンブ郡ソル地方のシェルパ族の民族自然誌~植物利用・植物認識をめぐって~ 龍谷紀要 123-169, 2017という興味深い論文も見つけることができました。シェルパ族が食用にする植物の紹介にわらび(シェルパ語でbukuluk、ネパール語でningro)の項目があります。

bukuluk(ningro) Pteridium aquilinum
ワラビ。塩を入れて水煮してから油で妙め、塩とトウガラシで味つけする。乾燥保存し冬に食べる。中間山地帯の諸民族は、家畜が食べないので有毒植物として食べないが、シェルパ族は食用にする。また、日本で行っている、灰によるアク抜き、地下茎からの澱粉の採取はしない。

クルフィとチヤも頂いて帰りました。お店で頂ける美味しい料理の数々は →「アカーシュ Akash 西宮市」

Akash アカーシュ

西宮市門前町7-26

ホッパー Hopper @ ヌワラカデ NUWARA KADE(大阪市西区)

大阪市西区のスリランカ料理店「ヌワラカデ NUWARA KADE」さんに伺うと、前回訪問から3週間しかあいていないのに店主アジスさんに「久しぶり」と言われ、車の運転が有るのでアルコールが飲めないと伝えると「EGBが美味しい」と勧められました。「今日はホッパーHopperある」と言われるがままに注文が決まってしまいました。ホッパーセットは、エッグホッパー1個に、プレーンホッパー3コ、ルヌミリスにチキンカレーの組み合わせです。フィンガーボウルも用意してくださいます。フライドフィッシュも追加でお願いし、ワタラッパンとキリティを頂いて帰りました。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ヌワラカデ NUWARA KADE(大阪市西区)」

ヌワラカデ
NUWARA KADE

大阪市西区江之子島1-6-8
https://ja-jp.facebook.com/roddagroup/

ポロス Polos @ シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市)

阪急宝塚線山本駅前のスリランカ料理店「シャンティランカ Shanthi Lanka」さんでは、店主のニシャンティさんがスリランカへの帰国から戻られた後、暫くは、スリランカの食材が楽しめました。スリランカのお正月に合わせたスペシャルメニューで、スリランカの野菜はほとんど使ってしまったとの事ですが、前もって伺う日を伝えておきましたので、この日はCセットの一品として、ポロス Polos、若いジャックフルーツ(Green Jackfruit)を準備して下さいました。他のお客様にも供された際に、何の魚ですかと尋ねられたとの事です。まさしく外見は魚料理の様でもあります。菜食のお坊さんが、魚の代わりに食べる位なのだと教えていただきました。

また、カシューナッツもスリランカ産との事でした。

EXPLORE SRI LANKAの「Jack: the Largest Fruit in the World」の中で

The Jackfruit grows out large, generally tipping the scales at over 10 pounds. It has a thick spiky green hide which turns a dark brownish yellow when ripe and about to fall. It has hundreds of seeds which are tightly packed together and the flesh encasing the seed is what is generally consumed, though even the seeds are used and eaten roasted or boiled. At every stage of its development, when it is young, mature and fully ripened, Sri Lankans have found ingenious ways to make the best of it.

と紹介されている様に、ジャックフルーツJackfruitは熟すに従い、呼び名がポロスPolosからコスKosそしてワラカーWarakaへと変わりますが、各段階にあわせた美味しい調理方法があるのだそうです。

CNN travelの「12 foods you should try in Sri Lanka — from sour fish curry to coconut relish」と題する記事の中でも、ポロスについて紹介されていました。

Polos (green jackfruit curry)

Jackfruit is consumed in a number of different stages of ripeness, from very ripe and sweet to green and starchy. Polos is a Sri Lankan curry prepared with young green jackfruit. The fruit is sliced into bite-sized chunks and boiled until soft. It’s then cooked with onions, garlic, ginger and spices like mustard seeds, turmeric, chili powder, roasted curry powder, pandan leaves and curry leaf sprigs. The final step is to add coconut milk and simmer to reduce most of the liquid, leaving all the beautiful flavors within the cubes of jackfruit.

Jackfruit has a starchy texture, somewhat similar to cassava or potato. Polos is a standard dish available at most Sri Lankan curry restaurants.

食後はワタラッパン、キリパニ、キリティを頂きました。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市山本)」

Shanthi Lanka
シャンティランカ

宝塚市平井2丁目7-11
https://twitter.com/shanthi_lanka

牛肉のフォー @ 国立民族学博物館(吹田市)

某所での宴の際に同席させて頂いた方々から、吹田市の万博記念公園にある国立民族学博物館で特別展が開かれており、常設展の展示も以前とは変わっているとのお話を伺いましたので、出かけてきました。特別展は、国立民族学博物館 開館40周年記念、太陽の塔からみんぱくへ―70年万博収集資料と題されています。子供がまだ小さい頃に連れてきて以来でしたが、常設展の方も各民族の家の様子の再現などもあり、確かに大人も楽しめる展示になっていました。因みに下の写真はタシュケントの民家の台所で、チセ(伝統的なアイヌの家屋)も再現されています。ネパール、インドのコーナーには砂の曼陀羅や素敵な彫刻もあったりします。併設の「レストランみんぱく」では、会館40周年記念特別メニューとして東南アジアカレーランチの提供もされています。エスニックランチメニューから、牛肉のフォーを頂きました。

国立民族学博物館
National Museum of Ethnology

吹田市千里万博公園10-1
http://www.minpaku.ac.jp/

 

サティ ボエル コ アチャール Sati Bayar ko Achaar @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

先週末4月14日と15日の、ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥさんでのビクラム暦新年のお祝いの宴には、趣向を凝らした料理が並びました。また今週からは、週末のスペシャルダルバートが供されますが、料理のレパートリーは尽きるところを知りません。ダルはガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコで、ヒマラヤハーブのジンブーJimbuと、チョウリChauriの乳から作るギーGheuが加えらています。マスは先週の山羊まつりに引き続き、ネパール山椒のティンムルTimmurが効いた、山羊のカシ・コ・マスが頂けます。タルカリは、ムラ・ラ・チャウ・コ・タルカリ、大根ときのこの組み合わせは初登場です。アチャールはこの日も3種用意され、カウリ・ラ・ケラウ・ガザル・コ・アチャールはカリフラワー、えんどう豆と人参のアチャールです。シッドラ・ラ・ゴルベラ・コ・アチャールは、ネパールの川魚の干物 Sidra Maachaがトマトと相まって、これまでに登場した時とはまた違った味わいを楽しむことができます。初登場の食材は、サティSati ・ボエルBayarです。ネパールから戻ってこられた直後に、こんな物も有りますと教えて下さいましたが、なかなか登場せず気を揉んでいました。今回、満を持しての登場です。サティ・ボエルは結婚式には欠かせないとのカドカさんのお話です。英語訳ではNepal sumac、Nepalese sumac、Pleasantly sour-sweet fruit等となり、検索してみると、アーユルヴェーダでは神経症状や胃の異常など様々な病気にも用いられるとの事です。Shrestha S, et al. Flavonoids from the fruits of Nepalese sumac (Rhus parviflora) attenuate glutamate-induced neurotoxicity in HT22 cells. Food science and technology 22, 2013

Nepalese sumac (Rhus parviflora) is a wild edible fruit used for the treatment of various ailments including neurological complications and stomach disorders in the traditional medicinal system of south Asia (Ayurveda).

そのサティ・ボエルが、アチャールに仕上げられています。バフ・スクティ、水牛Buffの干し肉Sukutiがバート(ご飯)の上に載っています。

サグ・ブテコ(青菜炒め)は、緑が映えるラヨ・コ・サグ、からし菜Raayoです。デザートにはチヤ・プリンが用意されました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

カオヤム堂 季節の野菜と薬味の食堂カフェ(大阪市北区)

初訪問時に頂いたカオヤムKhao Yamや他の料理が美味しく、店主の心配りと手際の良さに感心し、すぐに大阪地下鉄谷町線天神橋六丁目駅近くの「季節の野菜と薬味の食堂カフェ カオヤム堂」さんへ再訪問しました。この日は2人で伺いましたので、車の運転の心配が無く、アルコール類も頂くことにしました。まずはラオスビールのビアラオBeerlaoを頂き、青パパイヤのサラダ、海老と大葉の包み揚げ、空芯菜の大蒜炒めをお願いしました。調子が出てきましたので、ベトナム米焼酎のフエも頂きます。お目当てのカオヤムの豚ひき肉炒め付きは勿論のこと、鶏のグリーンカレーも楽しみにしていたのですが、この日は切らしているとのことで、アサリとパクチーのフォーをお願いしました。別添えのパクチーを存分トッピングすることが出来ます。マンゴーココナッツスムージーの他に、パッションフルーツスムージーもお願いしました。最後にサイゴンコーヒーと、通常のコーヒーまで頂き帰りました。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「カオヤム堂(大阪市北区)」

カオヤム堂
季節の野菜と薬味の食堂カフェ

大阪市北区本庄東1-11-8 畑中ハイツ

https://www.facebook.com/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%83%A0%E5%A0%82-959000547583956/?ref=page_internal

https://www.instagram.com/kaoyamudou/?hl=ja

バングラデシュレストラン ラベア Bangladeshi Restaurant RABEA(奈良市)

多くの方のインスタグラムやツイッターへの投稿を見たり、ご一緒に食事をさせて頂いた方からお話を聞いて、予てからお伺いする機会を心待ちにしていたお店に、ようやく訪問できました。奈良市のJR奈良駅と近鉄奈良駅の間にある、バングラデシュレストラン ラベア Bangladeshi Resraurant RABEAさんです。近畿自動車道、第二阪奈有料道路を、車を走らせ、北摂から1時間足らずでした。大阪から来ましたと伝え、お任せで作ってくださいとお願いしました。それならばと、丁度手に入ったばかりと仰る、ベンガル海老Bengali PrawnのチンリChingriを使って料理を出していただけることになりました。最初にマンゴラッシーを頂き、店主ラベアさんと色々お話をしながら、料理が出来上がるのを待ちます。ワンプレートに仕上げて下さいました。チャナ入りのキチュリの周りに、キュウリ、トマト、ベンガル海老のチンリロシュ、卵のアンダロシュ、ビーフブナが並びます。手で食べますかとお声がかかり、フィンガーボウルを用意して下さいました。折角の機会ですので、久しぶりの手食で頂きました。チンリは頭も殻ごと頂けました。食後はチャーをどうぞと作って下さり、有難く頂戴し、帰路につきました。お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「バングラデシュレストラン ラベア RABEA(奈良市)」

バングラデシュレストラン
ラベア
Bangladeshi Restaurant
RABEA

奈良市南魚屋町6-1-1

山羊まつり @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

ビクラム暦2075年の新年のお祝いの第2弾「山羊まつり」が、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで催されました。ある常連の方による、新鮮な山羊を1頭丸ごと料理で頂きたいとの呼びかけに、カドカさんご夫妻とジットさんが応えて下さり、また賛同し集まって下さった方々の御厚意により実現の運びとなりました。山羊は沖縄から仕入れられ、それに合わせて常連の方々から泡盛や日本酒が持ち込まれ、それらも提供されました。楽しい宴は、その企画して下さった方(写真掲載のご了承を頂きました)と店主カドカさんの御挨拶で始まりました。新鮮な山羊ですので、生肉、脳や内臓、血など、他では頂く機会が少ない料理も用意して下さいました。その調理に際しては、ネパールに居られるカドカさんのお母様のレシピを詳細に問い合わせて再現されたとのことです。今回もbuffet形式で用意が整えられました。ブトンBhuttanは、肺Phokso、舌Jibro、胃Bhundi、腸などのスパイス炒め、ギディ・ブデコは脳Gidiのスパイス炒め、ラガート・ラ・チリオニオンは玉葱、チリと山羊の血Ragati 炒めと、この3皿だけでも十分人目を惹き付けます。クッタ・コ・スープは山羊の足Khuttoのスープで、ゼラチン質も楽しめます。カシ・コ・マスも、もちろん骨付きで用意されています。ダル(豆スープ)も前日と同じく、ガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコが提供されました。ヒマラヤのハーブのジンブーJimbuとチョウリChauri(ヤクと牛の交配)の乳から作るギーGheu(バター)が加えられたものです。チャナ・ラ・アル・ファルシ・コ・タルカリ、ひよこ豆、じゃが芋、南瓜のタルカリも並んでいます。他にはブトン入りのチョウメンもあります。アチャールのラインナップは、少し前に提供されたキールKhirにも用いられた、白セト、黒カロ、2種類のデーツChoddaが、チョゴダ・コ・アチャールとして、池田産レモンKaagatiのカガティ・コ・アチャール、ネパールの小さな川魚の乾物のマチャ・コ・シッドラ・コ・アチャールです。赤ラト、白セロ2種類のチウラ、サマエバジ、ダルマートがサルコパット(サルの木の葉のお皿)に盛られています。宴の途中で、カシ・コ・カチラ、生の山羊肉がサラダ仕立てで登場し、それに火を通した一品の違った味わいも楽しむことができました。デザートはズーズーダゥとクッキーです。前日のロキシーバージョンに続いて、この日もチョウリのギーを使ったジョインカッテを泡盛バージョンで頂きます。自身で少しずつ取って盛り付け、「山羊まつりのサマエバジ」の出来上がりです。この日は一人で伺いましたが、すぐに他のお客様のグループに同席のお招きを頂き、ネパールやアフリカのお話などで楽しい時間を過ごさせていただきました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンコンサート@ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

4月14日はネパールの新年で、ビクラム暦 2075年を迎えました。NEW YEAR のお祝いに、阪急池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでは、ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンのコンサートを開催されました。店主カドカさん、奥様、ジットさんで準備万端です。カドカさんの挨拶で宴が始まりました。タルカリ、アチャールは、カドカさんがネパールで調達された食材も多く使われ、週末のスペシャルダルバートでもお目見えした、他のお店では頂くことが出来ない品々も多く並びました。

上段左からトリ・コ・グンドゥルック・コ・アチャール(菜の花のグンドゥルック醗酵乾燥野菜)、ミックス・アチャール(カリフラワー2種、大根、人参、エンドウ豆)チキン・チョイラにバフ・チリ(水牛のスクティ)、アル・ジラ(じゃが芋)が並びます。下段には、同じく左からアル・ラ・チャウ・ケラウ・コ・タルカリ(じゃが芋とキノコ、エンドウ豆)、ラズマ・コ・タルカリ(金時豆)、ファルシー・ラ・ロウク・コ・チャーナ・コ・タルカリ(南瓜と干瓢)のタルカリ3種が並びます。上段の黒い器には、シラム・コ・ドゥロ・コ・アチャール(荏胡麻のふりかけ)が入っています。ダルは2種類用意され、チャナ・ラ・ラハル・コ・ダルとガハット・コ・ダルですが、どちらもジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコ(ジンブーとチョウリのギー入り)となっています。ククラ・コ・マス(チキン)とカシ・コ・マス(骨付き山羊)も揃っています。デザートは定番となったズーズーダゥ(バクタプルのヨーグルト)やクッキーです。

サマエバジやダルマートも、サルコパット(サルの木の葉で作った皿)で用意され、飲み物はチヤやラッシーの他に、ニムラス(後日、詳細を記載します)もありました。アルコール類は別料金ですが、まずはククリラム、次いでチョウリのギーがあるので是非それを用いたジョインカッテをとのお勧めもあり、お願いしました。蝋燭の炎が揺らぐテーブルで、自身で盛り合わせたダルバートを頂きました。バフ・チリ、カシ・コ・マス、グンドゥルック・コ・アチャールの3点盛りを作って、お代わりも頂きました。「のっぽーズ」の皆さんによる、テルミン、マトリョミンの演奏は、この日のお客様の年齢層に合わせて頂いたのか、「コンドルは飛んで行く」や、お店でいつも流れている「レッサムフィリリ」もあり、聞き入ってしまいました。演奏後はマトリョミンを持って各テーブルを回って下さり、色々この楽器についてお伺いすることもでき、楽しい宴の時間があっという間に過ぎました。

この日のカドカさんによるネパール語講座は、そのギーを2種類のダルや、ジョインカッテで楽しむことが出来たチョウリChauri、これに関連してYak とNakのお話です。高地に住む動物ヤクYakですが、Yakは本来雄にのみ使う言葉で、雌の呼び名はナックNakだそうです。よく見かける「ヤクの乳で作ったチーズ」という表現は、正しくは「ナックの乳で作ったチーズ」となるのだそうです。ではChauriは何かと調べてみると、AGTR (Animal Genetic Training Resourse)のweb siteに、Mohan Kharel, Shreeram P. Neopane and Rabindra Shrestha著で、「Performance characteristics of the Yak in Nepal and its crosses with Mountain cattle. 」  (2005)と題する記事が有りました。

Purebred mating among the Yak in the sub-alpine region of Nepal is not very popular due to its lower productivity (Kharel, 2000). Instead, the crossbred female (Dimjo) obtained from mating Yak bulls with high mountain cattle (Kirkho), and the crossbred female (Urang) that is obtained from mating Yak bulls to low mountain cows are preferred as they have higher milk production. All crossbred female animals are referred to as Chauri. The crossbred males (Zhopkyo) are sterile and are used as pack animals.

乳の生産性を上げるために、ヤクと高地の牛(Kirkho)の交配で生まれた雌が(Dimjo)、ヤクと低地の牛の交配で生まれた雌が(Urang)とのことで、これらの交配で生まれた雌の総称がChauriと記されています。交配で生まれた雄はZhopkyoと呼ぶのだそうです。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/


ハルメッソ Halmesso @ シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市)

阪急宝塚線山本駅前のスリランカ料理「シャンティランカ」の店主ニシャンティさんが、スリランカへの一時帰国から戻られましたので、スリランカの食材が頂けることを期待して昼下がりに伺いました。いつもお願いするCセットをこの日はチキンの選択で頂きました。ハルメッソ Halmesso (Dried sprats) が、今回スリランカで調達した食材との事でした。「いりこ」と玉葱と説明して下さいましたので、普段は「いりこ、煮干し」で代用されることがあるのかもしれません。

デザートはワタラッパンとキリパニで、キリティと一緒に頂きました。お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市山本)」

Shanthi Lanka
シャンティランカ

宝塚市平井2丁目7-11
https://twitter.com/shanthi_lanka