PPAPで話題となった商標登録

つい最近も。ピコ太郎のPPAP、その商標登録を巡っての問題点が話題になりました。仕事で用いているロゴマークの商標登録を、昨年出願、登録したばかりでしたので、興味深いニュースでした。

他の人に似たような図柄を商標登録されてしまえば、愛着のあるロゴマークが使えなくなります。その可能性は低いながらも、リスク管理の意味で出願しました。広告看板などを頼んでいる会社から弁理士さんを紹介してもらい、諸手続きをお願いしました。類似の登録の有無の調査→商標登録出願→出願公開→特許庁の審査官による実体審査→登録査定、登録審決→登録料納付の流れです。出願から登録まででも半年以上かかりました。類似の登録の有無は特許情報プラットフォームJ-PlatPatでも出来ますので、書類を揃えることを厭わなければ自身でも出来そうではあります。

PPAPの件でも問題となった、自身に直接関係のない事項を何でも先に出願してしまうとしても、その出願料だけでも大変な金額となります。それさえも払わずに出願だけする輩がおり、その点も問題となっているようです。特許庁も自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ(ご注意)と題して注意喚起の文章をすでに掲載しています。

最近、一部の出願人の方から他人の商標の先取りとなるような出願などの商標登録出願が大量に行われています。しかも、これらのほとんどが出願手数料の支払いのない手続上の瑕疵のある出願となっています。

特許庁では、このような出願については、出願の日から一定の期間は要するものの、出願の却下処分※1を行っています。

また、仮に出願手数料の支払いがあった場合でも、出願された商標が、出願人の業務に係る商品・役務について使用するものでない場合(商標法第3条第1項柱書)※2や、他人の著名な商標の先取りとなるような出願や第三者の公益的なマークの出願である等の場合(同法第4条第1項各号)※3には、商標登録されることはありません。

したがいまして、仮にご自身の商標について、このような出願が他人からなされていたとしても、ご自身の商標登録を断念する等の対応をされることのないようご注意ください。

なお、これらの出願についても、出願公開公報やJ-PlatPat※4にて公表されますが、当該情報はあくまでも商標登録出願がなされたという情報の提供であり、これらの出願に係る商標が商標登録されたことを示すものではありません。

女子アイスホッケー平昌オリンピック最終予選

女子アイスホッケーの平昌オリンピック最終予選がNHKのBS放送で連日中継され、ついつい見入ってしまいました。4チームの総当たり戦で、互いに2勝で迎えたドイツとの最終戦が12日にあり、勝利で飾りオリンピック出場を決めました。

第1ピリオドは後半、反則で敵のパワープレーが約4分続き、なんとか凌いで0対0で終了。第2ピリオドは2点を連取し安心して見ておれましたが、パワープレーで得点を決められ2対1と追い上げられ終了。第3ピリオドは、フェイスオフでこぼれたパックをそのままエース久保が豪快に決め3対1とリードを広げ、残り2分ドイツのゴーリーを引き揚げての6人攻撃にも得点を許さず終わりました。

解説の方も言われていましたが、女子の場合、特にパワープレーで如何に得点をするか、防ぐかが鍵のようで、まさしくその通りの試合でした。久しぶりにアイスホッケーの試合を手に汗握りながら見てしまいました。愛称がSMILE JAPANとのことですが、笑顔だけでなくプレーも素敵なチームです。

陸マイラーへ幸運のインボラ involuntary upgrade

特典航空券が使えない陸マイラー

学生の頃は格安航空券を探しては旅に出ましたが、社会人になってからは各航空会社の正規割引航空券を使うようになりました。そこにマイレージサービスの特典を加えてアップグレードしてもらうのが密かな楽しみになりました。この様に特典を使う、或いは追加料金を払って客の負担で座席をアップグレードしてもらうのはvoluntary upgradeと呼ばれるそうです。あまり飛行機に搭乗することなく、提携クレジットカードなどでこつこつとマイルを貯め、無料特典航空券や、無料特典アップグレードサービスに使う人は「陸マイラー」と称される様です。仕事で飛行機に乗るのも年に数回あるかないかになってしまい、専らクレジットカードからのマイルを貯める私もその「陸マイラー」の一人です。

たまに出かける仕事や家族旅行で、その特典を使おうにも、繁忙期などの理由のため全く使えない現状では、何のためのマイレージか考えさせられてしまいます。航空会社にとっては、ビジネスで頻回に利用してくれる客の取り込みのためのシステムであって、たまに使うか使わないかの客に便宜を図っても利益はないことは重々承知しています。何処かの記事で読んだところによると、「まだハワイ路線にジャンボ機が飛んでいた頃は、ビジネス客が貯めたマイルの捌け口として、ハワイ路線の特典航空券は意味があった。」とのことです。しかも大阪からは日に2本飛んでいた時もありました。今は、特に繁忙期には特典航空券の枠が本当にあるのか疑ってしまうほど僅かな数の設定なのだと思います。

その昔には往きの330日前に電話して、まず往きの特典航空券を押さえ、帰りの330日前に電話して、帰りの特典航空券を押さえるという方法も可能でした。受付開始時間から電話をし続け、ようやく1時間位経って繋がり、そこからオペレーターが出るまでさらに30分位待って、ようやく念願の特典航空券を家族4人のうち3人分だけ確保したことがありました。それが唯一の機会でした。以降は、この方法が使えなくなり、ますます使い勝手が悪くなり、実際、国際線では特典航空券を利用できたことがありません。数年前に仕事で使う2月の閑散期のNRT~LAX往復を取ろうとしたことが有りますが3ヶ月前でも無理でした。最近は専ら、期限切れになりそうなマイルをJALクーポン特典にかえています。使うところは、大阪ではホテル日航大阪のレストランしか無く、クーポン自体が期限切れとなってしまうことも頻回です。UAのマイレージは一定期間内にマイルの追加があれば実質無期限ですので、期限切れの心配がありません。

陸マイラーが憧れのインボラ 

一方、航空会社が予約を取りすぎた場合、いわゆるオーバーブッキングの状態の場合、一部のお客さんを、航空会社の負担で空いている上のクラスの座席に割り振るinvoluntary upgradeがあり、「インボラ」と呼ばれているようです。この「インボラ」も、当然、上級会員などのその航空会社にとってのお得意様から順に享受できる仕組みのはずで、我々陸マイラーには縁の無い話だと諦めていました。これまでにも、そんな幸運に巡り合ったことはもちろんありませんでした。

「インボラ」に該当するお客さんの選び出しについて、某航空会社の旅客運行部長をされていた方が自身のブログ「いずみ鉄道 社長ブログ」の中で興味深い記事を書かれています。現代航空旅行用心集その4がその記事です。勝手に要約させていただくと、営業上特定契約を結んでいる企業の関係者やその航空会社の上級会員がまず優先されるとのことで、予想通りで至極当然のことと理解できます。 それでも更にまだ「インボラ」の必要が生じた時、優先してノミネートされるのは、

1:事前座席指定を持っていること。
事前座席指定でお席が入っているということは、エコノミークラスでも比較的高い航空券をご購入されていらっしゃるということです。このような方がまずノミネートされます。

但し、次の基準を同時に満たしていなければなりません。

2:身なりがきちんとしていること。
上着にネクタイは必須です。ネクタイは無くても襟付きのシャツを着ていればOK。丸首にジーンズは対象外となります。運動靴やサンダル、半ズボンもダメ。そして旅なれた雰囲気がある方でしょうか。機内に入って、見るからにアップグレードと判るような場違いな方は選ばれません。以前にアップグレードと知ったとたん、カウンターで「やったー! ラッキー!」と大声で万歳したため、すぐにエコノミーに逆戻りしたお客様がいらっしゃいました。人は見かけで判断してはいけませんが、やはり外見は大事です。とくに外国旅行では。

3:子供連れでないこと。
子供連れはアップグレードの対象となりません。赤ちゃんでもダメですね。
いくらおとなしい子供でも、社内規定で12歳以下はダメと決まっている会社もありますので、無理ですね。

4:特別機内食(スペシャルミール)を頼んでいないこと。
意外に重要なのがこれ。旅慣れた方の中にはスペシャルミールを頼まれていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。スペシャルミール(特別機内食)の解説は別の機会でいたしますが、例えば糖尿病食や菜食主義者(ベジタリアン)などです。こういう特別食は前日からすでに準備されているのが普通です。アップグレードをするためには上級のクラスで再度準備しなければならないため、チェックインの時点では間に合わないのが普通です。また、予約されたクラスで用意した特別食が無駄になってしまいます。従いまして、特別機内食を頼んでいたらアップグレードの対象からはずれてしまいます。食事はエコノミーで座席だけビジネスということは機内サービス上、受け付けることはありません。

5:ナイスな人。
これも意外ですが、重要なファクターです。ェックインカウンターで勤務しているのはたいてい若い女性です。好印象をもたれれば、カードが無くても旅慣れて無くてもチャンスはあります。

自分からアップグレードをきいてくる人、それも最初からインボラ狙いの人」は駄目な人の典型例だそうです。

3人まとめてインボラ PYからCへ

数年前の年末のニューヨーク旅行の際の話です。年始の成田への帰国便において、繁忙期ということでエコノミークラスにオーバーブッキングが生じるのではと、予約段階でうすうす予想はしていました。というのも、約4ヶ月前の予約段階でエコノミーはほぼ満席で並びの座席指定が不可能であったため、家族分は値段が高くなりましたがANAのweb siteにて正規割引航空券でプレミアムエコノミーの席を購入、座席指定もしておいたからです。その時点ではプレミアムエコノミーには空席がまだ結構ありました。そもそもプレミアムエコノミーは、空きがあれば上級会員がエコノミーから無償で上げてもらう席という意味合いもあり、わざわざ購入する人は少ないはずです。また、この時期にはビジネス客が少なく、観光客が多いのでしょう、ビジネスクラスも予約段階ではまだ席が沢山残っていました。違うクラスを同時に予約できないので、腰痛持ちの私自身のビジネスクラス正規割引航空券の予約は別に行いました。よって、予約システム上では、私は一人旅と認識されていたと思います。

さて帰国の日、時間に余裕を持って行動しないと落ち着かない性分ですので、朝7時半前にはホテルを出てタクシーでJFK空港へ向かい、ターミナル7に着いたのは8時前後でした。ANAのチェックイン業務はBritish Airwaysのカウンターで同社の現地職員によって行われている様です。出発3時間前にならないと業務は開始されない様で、少し待ちました。待っている間ANAの社員らしき日本人の方が手荷物に付ける名札を配って回られていました。手続が開始され、手渡された家族分の搭乗券の座席番号が若くなっているような気もしましたが、きっとCと印字されていたはずの搭乗券をよく確かめもしませんでした。ただ、その席は皆一緒ですかと担当窓口のお姉さんに尋ね、Yesとの返事をもらったのは覚えています。窓口の担当が日本人であれば申し添えてくれたかもしれませんが、こちらが既に知っていると思ってか、そのことには言及されず、淡々と、提携するBritish Airwaysのラウンジの利用券を家族全員分渡してくれました。PYもラウンジを使えて良かったくらいにしか思わず、家族の誰も幸運に全く気が付いていませんでした。結局、機内で座席に着くときに初めて知り、家族3人はCAさんに、本当にこの席ですかと確かめたとのことです。 帰国後、コンピューターを覘くと、 ANAより【チェックイン完了】のご案内 と題して、 ※ご予約頂いたクラスが満席のため、上位クラスへアップグレードしています。 とのメールが、送られて来ていましたので、空港での搭乗手続の前から確定していたようです。 勝手に想像するに、オーバーブッキングの座席数調整のためにY⇒PYへのインボラアップグレードを行い、その結果我が家もPY⇒Cへ押し出してもらったのでしょう。Y⇒Cへアップグレードする前に、ブッキングクラスが上のプレミアムエコノミー正規割引航空券購入者からまず順にCへアップグレードしていただいたのかもしれません。帰国後webで検索してみますと、ANAさんのプレミアムエコノミー購入で片道インボラアップグレードの体験談を散見します。ブッキングクラスも優先事項にされているのであれば、繁忙期にしか旅行できない陸マイラーにとっては、とても嬉しい扱いです。

ラウンジで呼ばれてインボラ CからFへ

セキュリティーチェックを済ませ、お土産も購入し、向かったBritish Airwaysのラウンジは広く、席数も多いのでゆっくりと出来て、おにぎりやインスタント味噌汁もありました。コーヒーを飲みながら新聞や雑誌をのんびりと読んでいると、放送で名前を呼ばれたうちの1人が自分でした。何か不都合でも生じたのかとラウンジの受付に行ってみました。そこで手持ちの搭乗券と交換で、新たな搭乗券を渡していただきました。Y→PY、PY→C、C→Fと行われたであろうアップグレードの玉突きの恩恵に与ることになりました。 粗相のない様に、控えめな客になりきって、人生最初でおそらく最後になるFクラスでのフライトを静かに楽しませて頂きました。恐れ多くて機内で写真は撮りませんでした。Cクラスのスタッガード仕様のフルフラットになるシートも往路で初体験して、そのプライバシーが良く保てる造りに感心しましたが、Fクラスのシートはさらに横幅にも余裕があり快適で申し分ないものでした。食事も、頂いたワインも美味しゅうございました。何よりも、CAさんたちが、常に目配りしてくれているのが良くわかり、Cクラスとはまた別世界であることが良く実感できました。 上級会員でも無い私を選んで頂いた理由を考えてはみましたがよく分かりません。年始のフライトで、ビジネス利用のお客さんが少なく、上級会員も少なかったのでしょう。視点を変えて、ANAさんがこれからも自社便を使ってほしい人を選ぶとしたら、と勝手に想像してみました。頻回に旅行し、他の航空会社を使っている人が該当するのでしょう。たまたまその1年間は3回渡米していました。パスポート情報を読み取る際に知ることは出来るでしょう。web予約の段階でUnited AirlinesのFFPであるマイレージプラスに、今回のフライトマイルを加算するよう登録しておきました。スターアライアンス内では、そのマイレージプラスのマイル残高や、前回旅行時のUA便のブッキングクラスの情報も共有できるのか知りたいところです。 家族分と予約を別にとったので、単に一人旅と見做され、それが功を奏しただけかもしれません。チェックインが遅いとアップグレードされ易いなどの噂もあるようですが、今回はチェックイン手続き開始直後に済ませていました。同じ様にアップグレードされた年配のお方も、私達のすぐ後で搭乗手続きをされていました。

メトロポリタン美術館の入館料

2013年の冬のことです。メトロポリタン美術館を訪れるにあたって、ガイドブックの下調べもしていなかったものですから、入館料の支払いの所で一瞬悩んでしまいました。窓口で尋ねると、払う額はあなた自身で決めてくださいと言われ、まさしくこれもアメリカの寄付文化の一つかと感心して少し多めに払いました。帰国後、この方法で上手く運用できているのかと興味をもってweb siteを巡ってみると、やはり外国人から裁判をおこされたりしており、価値観の違う、事情を知らない人にとっては受け入れられない方法なのかもしれません。

当時のメトロポリタン美術館の公式web siteでは

Recommended

Adults $25
Seniors (65 and older) $17
Students $12
Members Free
Children under 12 (accompanied by an adult) Free

と記載されていますが、このrecommendedが表示が実際の窓口では分かりにくく、支払わなくても良いものを支払わされたと訴えられたりしたようです。

web siteには、さらに続けて、

To help cover the costs of exhibitions, we ask that you please pay the full recommended amount.

とも記載されていましたので、推奨金額を払って欲しい旨、美術館側の意向は表現されています。

REUTERSのweb siteでNew York’s Met museum to continue suggested admission feeと題して、2013年10月25日付けの記事の中で、

The museum says the average visitor pays about $11, and that the cost to the museum per visitor each year is more than $40, a difference it makes up with money from the city, grants and revenue from its more than $2.5 billion endowment, among other sources.

と書かれていました。大人1人当たりの支払いの平均なのか、大人やシニア、学生等も(さらに無料の子供も)含めた1人当たりの支払いの平均なのかはっきりしませんが、平均11ドルというのは皆結構払っているともとれますし、あまり払っていないともとれます。別の記事では、ニューヨーク市民は余り払わず、観光客は払っている傾向があるとも書かれていました。一方、運営コストを訪問客1人当たりに換算すると40ドル以上とのことですので、市からなどの多額のバックアップが無いと成り立っていないのも事実です。観光客としては、寄付の意味も含め気持ちよく支払いたいものですが、日本人の訪問記にはいかに安く入館したかを自慢気に書かれているものもあり、それらを見ると少し違和感を覚えます。

結局このrecommendedの表現を巡っての裁判は決着し、NEW YORK POSTのThe Met wins admission charge lawsuit, but lawyer may rack up $350Kと題する2017年2月1日の記事では

The big winner from a lawsuit against the Metropolitan Museum of Art over its recommended $25 admission charge is the plaintiffs’ lawyer — who is seeking a staggering $350,000 fee for handling a case that resulted in a nonmonetary settlement.

A Manhattan Supreme Court judge will consider the amount following a March hearing, but the museum has already signed off, calling the fee “not unreasonable” in court papers.
A New Yorker and two tourists sued in 2013 claiming the museum was legally barred from accepting admission money according to an original 1878 lease.
The settlement, reached last June, simply makes a semantic change on museum signage that will now refer to its $25 admission as “suggested” instead of “recommended.”
The three named plaintiffs will get a nominal $1,000 each for their participation in the yearslong case.
The plaintiffs’ attorney, Andrew G. Celli Jr. of the law firm Emery Celli Brinckerhoff & Abady, did not return messages for comment.

結局、原告の弁護士がしっかり稼いだようです。

最近のMETのweb siteでは、チケット購入について

If you buy tickets at a museum ticket counter, the amount you pay is up to you. Please be as generous as you can. Suggested admission is $25 for adults, $17 for seniors, $12 for students, and free for Members and children under 12.

と、記述されています。recommendedの表現を、裁判後にsuggestedに変えたのが落としどころだった様です。

大阪兵庫のダルバートを探して 2017年2月

<2017年2月に記したものです>

私自身が大阪で食べたダルバートのご紹介です。北摂から出かけやすい兵庫県のお店も含んでいます。

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16
http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal

その名もダルバート食堂、ランチはダルバートのみという潔さです。今や大阪のダルバートを代表する勢いです。週替わりで内容が変わり、この時(秋でした)はさんまのカレー定食にミニチキンカレー追加、ライスもイエローライスに変更していただきました。今週は、日替わりから、ほうれん草キーマカレーを選び、ミニチキンカレーを追加し、バスマティライスに変更していただきました。

jujudhau ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://www.facebook.com/jujudhaunepal/

ダルバート食堂と同じくらい、あるいはそれ以上のお気に入りのお店です。阪急宝塚線の池田駅のすぐ傍にあります。やや高めの値段設定ですが、ランチは美味しいデザートとドリンク付き、昨年末からはディナータイムにもいただける様になり、ロティとドリンク付きです。カレーはチキンかマトンから選ぶことが出来、タルカリ、サーグ、アチャールも味、量ともしっかりしています。バスマティライスが選択肢にあれば言うことなしです。

まずはランチバージョン、お正月なので?いつもより1品多く添えていただいています。運が良ければサフランライスバージョンにも巡り合えます。ディナーバージョンはロティが添えられます。この日のアチャールは大根と、じゃが芋の2品でした。ヒンズー教の神様、ラクシュミーを家にお迎えし、富と繁栄、幸せを祈るお祭りティハールの際は、綺麗に飾りつけされ、特別なプレートが供されます。

Manakamana マナカマナ

大阪市中央区平野町1-6-10
http://manakamana.jp/
https://twitter.com/manakamanaosaka

ディナー時でもダルバートをいただくことが出来ます。ベースはベジですが、山羊肉カレーを追加しました。年の暮でしたが、大変込み合い繁盛しておられました。

Gorkha Bazar ゴルカバザール

大阪市中央区高津1-2-16
http://gorkhabazar.com/

レストランがゲストハウスになってしまったのか、食事をいただけるのはバー仕様のカウンターのみのお店でした。狭い調理スペースで、一人で切り盛りされていました。マトンカレー付きでお願いし、バスマティライスにしました。

Akash アカーシュ

西宮市門前町7-26

ダルバートは平日限定の様です。席について躊躇なく山羊肉選択のダルバートを注文しました。山羊かチキンの選択になっていました。隣の席にいたママ友グループらしき4人組から、ダルバートって何との声が聞こえてきました。

Sanchai サンチャイ

宝塚市逆瀬川1-11-1 アピア2 1F

優しい味加減のダルバートがいただけました。頼まないのにライスが大盛りになっていました。バスマティライスが基本なのが嬉しいです。カレーはチキンのみの様ですが、バリエーションがあるのか、次回にでも尋ねてみましょう。

Daphe Munal ダフェ ムナール

大阪市淀川区西中島3-21-1

ランチ時にネパールターリーを頂きました。ダルバート簡易版でしょうか、サグはありません。ディナータイムには本格的なダルバート・タルカリセットが供されるようですが、まだ頂いていません。

Siddartha シダラタ

大阪市西区江戸堀3-7-14
https://siddartha1203.owst.jp/

ランチでもダルバートをいただけます。階段を上って2階のお店へ入ると、1階の入口から想像するのとは異なり広いスぺースです。タイミング悪く、先客たちのタバコの煙が充満しており残念でした。ダルバートの方は、サグとタルカリが一緒になったようなものが供されていました。

<2017年2月に記した続編です>

今回は兵庫県西宮市、尼崎市の2店も含む4店のご紹介となります。

TURMERIC ターメリック

西宮市甲子園口2-24-28
http://www.turmeric-kiran.co.jp/
https://twitter.com/turmericrest1

JR甲子園口駅近くの商店街にあるお店です。週1回のダルバートが、毎土曜日になり、毎土日に供されるようになった様です。お陰で行く機会が出来て、とある日曜日に出かけてみました。見た目も綺麗に盛り付けられています。この日のカレーは魚カレーでした。twitterを拝見しますとマトン&チキンが選べる日もある様です。北摂からはやや遠いですが、頻回に訪れたい気にさせてくれるダルバートでした。

Herb & Spice Bayleaf ハーブ&スパイス ベイリーフ

尼崎市開明町2-8-1
https://www.facebook.com/herbandspicebayleaf/?fref=ts

阪神尼崎駅から南にあるお店です。国道43号線に近い場所にあります。ランチタイムに伺い、ダルバートマスをマトンを選んでいただきました。なかなか良い感じの盛り付けです。

RAM SHANTI ラムシャンティ

大阪市旭区大宮3-17-21
http://www.ram-shanti.com/

地下鉄谷町線千林大宮駅の近くにあるお店を訪れました。ランチタイムのダルバートをいただきました。小さな肉カレーの追加が出来るか尋ねてみましたが、できない様です。お店のweb siteに載せられている写真と少しイメージが違うものが供されました。たぶんお皿の違いがイメージに大きく影響しています。サラダも付いていますが、無くても良いかなとも感じました。

PARIJAAT パリジャート

大阪市淀川区三津屋北1-35-16
http://parijaat.net/

阪急神戸線神崎川駅からすぐの商店街の中にありました。webで他の方が撮られたダルバートの写真を想像して行ったのですが、ご覧のような皿へ変わっていました。カレーも以前は2種類を選べた様ですが、1種類のみの選択です。チキンカレーを選びましたが、普通のカレー屋さんで食べるチキンカレーそのものといった感じになってしまい、ダル自体の味を楽しむことが出来ませんでした。盛り付けなど試行錯誤されている段階かもしれません。

 

 

MileagePlusのマイルを使いANAの国内線特典航空券を利用しました

昨年の秋、大阪から東京に向かう際、United AirlinesのマイレージプログラムMileagePlusの特典を使う形でANAを利用しました。いつもはJALの特典航空券を使うのですが、当日のスケジュールの都合からの選択でした。ITM→HNDのJAL便は昼間大体毎時0分出発であり、ANAは毎時30分の出発となっています。当初考えた時刻のJAL便では、大阪での仕事の段取りから考えると、ぎりぎりか、間に合わない状況も生じそうでした。1時間後のJAL便にすると、今度は東京での用事に間に合わない可能性がありました。30分後のANA便がその問題を解決できそうでした。MileagePlusの5000マイルで、片道の特典航空券が利用できますので、さっそくweb siteから予約しました。「united.comのご予約」と題する確認のメールが来て、すぐに「MileagePlus eTicket Itinerary and Receipt for Confirmation XXXXXX」とeTicketも送られてきました。

ネットで他の方の体験談を検索して予習してみたのですが、空港での発券には自動チェックインの機械を使えない様で、有人のカウンターに行かねばならない様です。

当日フライトの1時間10分前には伊丹空港に着き、発券カウンターに行ってみると長い行列です。しかも職員が実質一人で対応しており、列は遅々として進みません。当日の大阪での仕事は何とか早く済み、結果最初に考慮したJAL便でも十分間に合った位で、まずは最初の後悔です。ようやく順番が来て発券してもらい、その際に担当の係員に尋ねたら、自動チェックイン機でもチェックインできますとの答えでした。事前の座席指定も出来ない様ですが、eTicketにはすでに比較的前方の窓側の座席番号が記されており、発券時も同じ座席番号でした。

散々並び疲れて、出発時刻も迫ってきたため、すぐに保安検査場へ急ぎました。ここでもすごい行列です。JAL側の保安検査場では経験したことのない長蛇の列です。出発時間が迫り、搭乗する羽田行きの乗客を別レーンで通し始めました。検査を終え、出発掲示を見ると、遅延と出ていました。搭乗口辺りも人込みです。乗るべき飛行機は既に駐機していますが、機体整備のため遅延、詳細はまた追って伝えるとの放送があり、その後もその案内の時刻が先送りされ、最終的に約1時間の出発遅延となりました。

少しでも羽田に早く着こうとANA便にしたものの、選択を回避した出発が30分遅いJAL便の方が先に着く結果となりました。しかも伊丹空港で長い列に2回も並ぶことになり疲れてしまい、散々な初利用でした。

後日改めてチェックインの方法をANAに問い合わせてみると、「016から始まる13桁のeTicket予約番号が『国際線予約番号』となり、その番号を自動チェックイン機で入力すれば良い」との回答でした。以降、まだ実際には試していません。

THE BOYS IN THE BOAT ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち

2020年東京オリンピックのボート、カヌーの開催場問題が、毎日の様にニュースになっていました。残念ながら、ボート(漕艇、rowing)の競技自体に関心のある日本人は多くない中、ニュースの話題性が専ら「小池さんvs森さん」ばかりに集中し、真の競技場問題と大きく乖離していたのが残念でした。注目を集めたせっかくのこの機会に、ボート競技の素晴らしさなども併せてアピールする度量が小池百合子都知事にあればと思ったのは私だけではないと思います。

ボート競技の美しさを、本文からの抜粋で腰巻に記載しています。

漕手全員がたがいを鏡に映したように完全に同調し、端から端まで一糸乱れぬ動きができたとき、ボートはまるで解き放たれたように、優美に、すべるように進む。その瞬間、初めてボートは漕手たちの一部となり、それ自体が意志をもつかのように動きはじめる。苦痛は歓喜に変わり、オールのひと漕ぎひと漕ぎは一種の完璧な言語になる。すばらしいスイングは、詩のようにさえ感じられる。

 

THE BOYS IN THE BOAT

Nine Americans and their epic quest for Gold at the 1936 Berlin Olympics

Daniel James Brown

ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち

ボートに託した夢

森内薫訳
早川書房 ¥3000+税
2014年9月25日 初版発行

「訳者あとがき」には、本書の意味が上手く記されています。

本書の冒頭を読めばわかる通り、著者のブラウンがこの物語を書くことになったのは、ある偶然によります。ホスピスケアを受けていた主人公ジョー・ランツと知遇を得たブラウンは、ボートの話に心を惹かれ、それをテーマに本を書くことを思い立ちます。ジョーの死後はその娘やチームメイトの家族に幾度も取材を重ね、古い新聞や資料、コーチの日誌や手記、メンバー数人がつけていた日記などを綿密に検証し、ほぼ当時のまま残されているベルリンの競技場をその目で見、五年近い幾月をかけて本書は書き上げられました。あえて分類するなら<スポーツ小説>になるだろうこの物語は、主人公ジョー青年の成長の物語でもあり、大恐慌当時のアメリカを描いた歴史物語でもあり、そしてヒトラーのオリンピックを描いた物語でもあります。

アメリカで原書が2013年6月に出版され、2014年6月にはニューヨーク・タイムズ・ベストセラーのノンフィクション第一位(ペーパーバック部門)に登り詰めたとのことです。日本人があまり興味を持たない分野、付記も含めると600ページを超えるボリュームという点もあり、日本では販売数があまり期待できない中、邦題を付けるにも苦労されたとは思います。まず、多くのアメリカ人が買って読もうとした事にも驚きましたが、確かに読み応えのある本で、漕艇が好きな人にはたまらない本です。

訳者が最後に記しています。

2020年の東京オリンピックで、強豪クルーの戦いをこの目で見られることを願って

ソチオリンピック アイスホッケー予選 アメリカ対ロシア

2014年2月15日の夜、テレビをつけると、NHKで男子アイスホッケーのグループ予選、アメリカ対ロシアの生中継を開始するところでした。俄かNHLかぶれの私と息子は、画面を食い入るように見つめてしまいました。両チームともNHL選抜の様相を呈し、国の威信も加わったオールスター戦でした。

第1ピリオドはロシアやや優勢も互いに点が入らず、0対0のまま終了です。

第2ピリオド、9分15秒にロシアがDatsyukの先制点で1対0とリード。16分34秒にアメリカがパワープレーを生かし、Fowlerの得点で1対1に追いつきます。

第3ピリオド、9分27秒にまたまたパワープレーの機会に、アメリカがPavelskiの得点で2対1とリードするものの、12分44秒にロシアが逆にパワープレーでDatsyukが再度得点し、2対2に追いつきました。シーソーゲームの好試合が続きますが、残り4分40秒となったところで、ロシアのTyutinのショットがゴールネットを揺らします。ロシアの再逆転と皆が思ったところで、審判団が協議しビデオ判定の結果、ゴールが規定の位置からずれていたとのことで幻のゴールとなりました。IHFのルールの中に、No goal shall be allowed “if the net has been displaced from its normal position, or the frame of the goal net is not completely flat on the ice.”との決まりがあるのだそうです。そのまま以降は無得点のまま、計60分が終了しました。

次いで5分間のオーバータイム、延長戦に入りました。オーバータイムはフィールドの選手が1人減らされますが、ロシアの選手の反則が第3ピリオド終盤にあったため、最初の1分半くらいは4人対3人となりアメリカが有利でした。しかし得点を入れることが出来ず、そのままオーバータイムも終了しました。

決着はシュートアウト、サッカーで例えるとPK戦に持ち込まれました。ゴーリーとの1対1の勝負を、まず3回行います。
アメリカOshie 〇、ロシアMalkin ×
アメリカRiemsdyk ×、ロシアDatsyuk ×
アメリカPavelski ×、ロシアKovalchuk 〇
3人ずつ終わって1対1で決着がつきませんでした。

サドンデスでさらにシュートアウトが延長されます。ここからは、同じ選手が繰り返し登場しても良いルールです。
アメリカOshie ×、ロシアKovalchuk ×
アメリカOshie 〇、ロシアDatsyuk 〇
アメリカOshie 〇、ロシアKovalchuk 〇
アメリカOshie ×、ロシアDatsyuk ×
アメリカOshie 〇、ロシアKovalchuk ×

なんと、アメリカはOshieにすべて託す作戦にでて、その期待にOshieが応えました。まだ予選とはいえ、白熱した試合で、ゲーム自体を十分堪能することができました。

第3ピリオドのロシアのゴール取り消しの判定について、ロシアのファンは怒り、The New York Timesに、In Moscow, Russians Protest Disallowed Hockey Goal と題する2014年2月17日付けの記事がありました。

Dozens of Russian fans gathered Monday at the Moscow State Agroengineering University, some brandishing hockey sticks, to protest a disallowed goal scored by the Russian team in Saturday’s Olympic hockey match against the United States in Sochi, a decision that they felt cost them the game against their Cold War rivals.
A crowd of mainly students erected a large banner in front of the building reading, “Turn the referee into soap!”, a common Russian chant at sporting events, implying the referee is fit only to have his bones and body fat boiled down for soap.

当事者の審判がアメリカ人だったことも、怒りを買う理由の一つです。オリンピックとは言え、アメリカのNHLの協力が無くてはならない男子アイスホッケーですので、仕方ない面もあります。試合結果の詳細も、ソチオリンピックのweb siteを見るより、NHLのweb siteを見る方が良くわかりました。

NHL観戦記 ニュージャージーデビルズ vs ピッツバーグペンギンズ 2013

朝食をホテルで摂った後、息子と2人でアイスホッケーNHLのニュージャージー・デビルズの観戦に出かけました。前々日にも使ったニュージャージー・トランジットNJTを使ってニューアークにある試合会場プルデンシャル・センターを目指します。大晦日のタイムズスクエアの様子も少し見たいと、また徒歩でニューヨーク・ペンステーションまで7th St.を南下しました。午前10時過ぎにも拘わらず、すでにタイムズスクエア周辺の通行規制が始まっており、南からタイムズスクエアの方向には徒歩で行けないようになっていました。

ニューヨーク・ペンステーションから、名前がよく似ていて紛らわしいのですがニューアーク・ペンステーションまでは、地図の水色と赤色の路線の列車で行けるようです。

電光表示板にも、各路線の色付きで表示がされています。

窓口がすぐにあったので、そこで往復チケットを購入しましたが、奥にはチケットの自動販売機もありました。

NJTも2回目となると要領が少しわかってきて安心です。待合付近の椅子で待って、列車の出発ホームが案内されると、ホームに一斉に移動です。

席に着いて周りを見回すと、皆さんチケットを前の座席の背もたれの上にある金具に挟んでいます。システムがよく分かりませんが、取り敢えず、同じようにしておきました。出発してすぐに車内検札の係員がやってきて、それを回収したり、引き換えに小さな紙片を挟みこんだりしていきます。2つ目の駅で降りる私たちのチケットは回収していきました。前々日は、乗った列車が次の駅が終点で、乗り換えて皆NFLの試合を見に行くので、その乗り換えの駅に自動改札があるという理由で車内検札がなかっただけと理解しました。

ニューアーク・ペンステーションで降りると、皆がぞろぞろと歩いて行く方向について行くと、プルデンシャル・センターが見えてきました。

少し小雪も舞う天気ですが、前々日と違って今日は屋内リンクです。

観戦のチケットはニュージャージーデビルズの公式web siteからSingle Game Ticketsのカテゴリーで売り出されていたものを購入しました。NFLはTicket Exchangeを介してシーズンチケットホルダーが売りに出したものを買う形で、手数料も発生したのですが、今回は直接デビルズから買った形の様です。対戦相手によって5段階、席の種類によって21段階に区分された料金システムになっており、今回対戦相手のPittsburgの場合は上から2番目の料金体系が適応されています。Section 20で、その前が身体障がい者用席のため通常席のシートが無く視界の良さそうな席が2席残っていたので購入したのが、11月の末でした。もちろんNHLもTicket Exchangeを介してシーズンチケットホルダーから購入もできますが、今回購入した席よりコストパフォーマンスの良さそうな席はありませんでした。

IMPORTANT ALERT : There is a delivery delay on this event. Please check the Event Detail Page for information on when the delay will be lifted. Once the delay has been lifted, your tickets will be available via your selected delivery method.
If you purchase tickets for Rival or Elite games, and choose the print at home delivery option for your tickets, they will not be emailed to you until two weeks prior to game night. Rival and Elite games include: 10/4, 10/19, 11/2, 11/15, 11/16, 12/6, 12/31, 1/3, 3/20, 3/22, 4/4, 4/11, 4/13.

との注意書きもあり、e-ticketを自身でプリントアウト出来るのは、試合前2週間になってからとのことです。翌日に早速、以下のようなメールも送られてきました。

Don’t worry, your tickets are coming – whether you’re printing, going mobile, getting them in the mail, or planning on in-store pickup! This temporary delivery delay just gives us time to run routine checks that ensure all fans get a fair shot at seats, like confirming every buyer is a fan and not a bot, making sure everyone sticks to the ticket limit, etc.

転売防止などの意味があるのでしょうが、確かに2週間以内になると、きちんと内容が照会出来るようになり、プリントアウトも出来ました。このチケットはFire Loungeでの軽食、ソフトドリンク込みとなっていました。

プルデンシャルセンターの入口でセキュリテキィーチェックを受けエスカレーターで2階に上がっていくとコンコースとなっており、会場を1周できます。ぶらぶらとチームグッズを売っているショップを覘いたりして、帽子を買ったりしました。

Section 20そしてFire Loungeへの入口がこちらです。

中に入ると飲食スペースがあり、サラダから、ホットドック、ピザ、寿司、フライドチキンなどの軽食、デザートまで用意してあり、ソフトドリンクも含め無料です。アルコール類は有料なのでしょうが、頼んでいないので分かりません。その奥に観客席とリンクがあるのですが、立って飲食しながら試合が見ることができるように、観客席の間際にテーブルが配置されていました。そのテーブル付近からのリンクの眺めです。

試合開始時間が近づいてくると、選手が出てきて練習を開始します。お客さんたちも自分の席に着きはじめ、徐々に席が埋まってきます。ファンが着ているデビルズのユニフォームは、圧倒的に68番のフォワードJagrと30番のゴーリーBrodeurのものが多かったです。ともに41歳です。そのJagrを入れて撮ってみました。

上の方の席にはペンライトが配られているのか、会場の照明が落とされると、その白い光が揺れ、とても綺麗な光景になりました。そして、いよいよ、試合開始前の国歌斉唱です。席はいつの間にか満席になっていました。

対戦相手のピッツバーグ・ペンギンズはイースタンカンファレンスのメトロポリタン地区で首位を快走しており、ニュージャージー・デビルズにとっては分が悪く、敗戦を予想していました。

試合開始のフェースオフです。

試合開始早々1分38秒にHenriqueのショットが決まってニュージャージー・デビルズが先制点を取り、一気に会場が盛り上がりました。

テレビ放映のコマーシャルタイムのためか、アイシングの反則の後などに時間がとられます。その間、氷の表面が削れたものを係員のお兄さんたちが上手く集めて回っています。

試合は第2ピリオド2分45秒に、Ryderが追加点を決め2-0とリードを広げますが、同ピリオドに1点を返され2-1とされます。

その後はゴーリーBrodeurの好守備もあり、そのまま逃げ切り勝利です。

十数年前にアナハイムでマイティーダックスの試合を妻と観た以来の観戦でした。当時は、前もってチケットを買わずに直接会場に行き、窓口で待って試合直前に売り出された残りチケットを買いました。1人100ドル余りでリンクサイドの席も有ると言われたのですが、当時の我々にとっては大金で買うことを諦め、安い後方の席を購入しました。今回はリンクに近い席を大人買いしましたので、選手たちのスピードやぶつかり合いの激しさを間近で見て十分堪能しました。

年間指定席もきっと値段も高いはずにもかかわらず、会場はほぼ満席で、興行面でもしっかり成り立っていそうです。NFLも観客は殆ど白人でしたが、それ以上に、NHLは選手も白人ばかり、会場の観客も白人ばかりと、多人種で成り立つアメリカにおいては、ある意味特殊な世界です。初観戦の息子にもそのことを予め教えておいたのですが、何か感じ取ってくれたでしょうか。

会場からニューアーク・ペンステーションまで歩いて戻り、NJTでニューヨークに戻りました。列車にタッチの差で乗り遅れたのですが、すぐに後続の列車が来たので、駅では余り待つことなく帰ることが出来ました。

非常口座席 今昔

バックパッキングで旅行していた頃は、もちろん格安航空券でした。カウンターで指定されたエコノミーの後ろの方の席に文句も言わず座っていました。仕事で時に海外へ出かける様になると、United Airlinesの正規割引航空券を主に使うようになりました。座席も「非常口座席」を空港のカウンターでリクエストしてみる様になりました。足を伸ばして座る事が出来ること、それだけで至福でした。運良く?空いていれば、その席にassignしていただけました。その際には、緊急の場合は乗務員の英語に従い、脱出の介助ができるかどうかを常に確認されました。当たり前のことですので、それが航空業界の常識だと信じていました。理由は分かりませんが、意図してこれらの席がブロックされているのか、カウンターでassignしてくれない時も勿論ありました。その時は飛び立って暫くしてから、乗務員に席を移動して良いか尋ね、承諾をもらって移動したこともあります。これらはずいぶん昔の話です。今では、非常口座席も上級会員にしか割り振らないとか、追加料金の対象にしている航空会社もあるようです。

2006年にJALのLAX→KIX便に乗った時(その後この路線は廃止、最近また復活しました)、非常口座席に小さな子供連れの母親が座っていて驚きました。緊急の場合、乗客の脱出を手助けできる人のみが座るべき座席に、まだ小さな子供及びその母親を座らせないのは世界基準だと思っていましたので、帰国後JALに問い合わせをしてみました。木で鼻を括った様な回答があったのみでした。国土交通省が何も決めていないので、JALもそのような扱い、制限をしない、とのことでした。非常時の安全確保について社内でも議論されることはなかったのか、航空会社としての安全に対する姿勢に疑問を感じました。

年月が経て事情が変わるとJALもようやく2009年から対応する様になり、現在はJALのweb siteには以下の様に記されています。

 国土交通省の通達により2009年4月1日から、お客さまの安全を確保するため、非常口座席には以下のすべての項目を満たすお客さまに限りご着席いただくこととなりました。(2008年7月3日通達発行、2009年4月1日施行)

当該通達に従いまして、非常口座席をご希望されるお客さまには以下の内容の確認をさせていただきます。ご協力をお願いいたします。

1.満15歳以上の方(15歳未満の方はご指定いただけません)
2.ご搭乗に際して付き添いの方や係員のお手伝いを必要としない方
3.航空機ドアの開閉等、緊急脱出の援助を実施することができる方
4.脱出手順の案内および乗務員の指示を理解し、他のお客さまへ口頭で伝えられる方
5.緊急脱出時に同伴者の援助をする必要がない方
6.緊急脱出の援助を実施することに同意する方

迅速な脱出の援助をしていただくため、非常口座席に着席されるお客さまには、万一の場合、客室乗務員の指示のもと、緊急脱出時の援助をお願いいたします。
なお、当てはまらない項目がある場合、非常口座席の着席ができません。出発当日、空港、客室においても同様の確認をさせていただきますがご了承いただきますようよろしくお願いいたします。