カトマンズ Kathmandu ではセト Seto(白)、パタン Patan ではラト Rato(赤)の、雨の神様でもある マチェンドラナート Machhendranath (Matsyendranath) は、ヒンズー教徒にとってはシバ神、仏教徒にとっては観音菩薩(観自在菩薩)の化身です。Rato Machhendranath は、パタンの Machhendranath Temple で年に6ヶ月ほど祀られ、4月から始まる盛大なお祭り”the chariot festival of Rato Matsyendranath” の際に、山車に乗って市内を練り歩き、ブンガマティ Bungamati の Machhendranath Temple に移されます。まずはパタンの方を訪れました。
Lonely Planet による Rato Machhendranath Temple の記事では、
Set inside a protective metal fence, the towering three-storey temple dates from 1673, but there has been some kind of temple on this site since at least 1408. The temple’s four ornate doorways are guarded by stone snow lions, and at ground level on the four corners of the temple plinth are yeti-like demons known as kyah.
Mounted on freestanding pillars at the front of the temple is a curious collection of metal animals in protective cages, including a peacock, Garuda, horse, buffalo, lion, elephant, fish and snake. Look up to see the richly painted roof struts of the temple, which show Avalokiteshvara standing above figures being tortured in hell.
と紹介されています。
柵で囲まれ、もっと近くで見れないのが残念ですが、
確かに扉はSnow Lionに守られ、建物の彫刻は美しいものです。
是非ともお祭りも見てみたいものです。詳細が ECS NEPAL の 「Rato Matsyendranath 」の記事で紹介されています。お祭りと言えば、家族や親族が集い食事などを楽しむ機会でもあり、同記事のなかでも
At every place where the chariot takes a rest, there is a celebration called a Bhujya. Newari people, renowned for their extravagant feasts, use this auspicious occasion for organizing an informal get-together called a Nakhtya. The day before the Bhujya celebration is known as Chhwela Bu, where chhwela. a popular beef delicacy, is prepared by the Newars and enjoyed by most non-vegetarians.
との記述があります。Nakhtya (Nakhatya) で検索すると、ECS NEPAL の「A big, fat, Newari Nakhatya 」の記事の中でも、the chariot festival of Rato Matsyendranath が登場しています。
In olden days and as is still the case, a Nakhatya would follow any major festival in the Kathmandu valley. Anyone familiar to the generous sprinkling of festivals on the Nepali calendar will agree that this makes up for many get-togethers. Take the chariot festival of Rato Matsyendranath as an example. During this festival, each community in the valley has its own chhwela bu, naika luigu, bhujya and yaka bhujya rituals when the chariot reaches their locality. The ‘bhujya’ ritual of the festival is celebrated after the ‘naika luigu’ ritual; the former marks the arrival of the chariot into their neighborhood and is celebrated with family gatherings and feasts. As the chariot makes its round, the get-togethers (read: feasts) follow.
お祭りに関する食事の儀式がいろいろあるようです。

先ずはロキシーでスタートし、後半は他のお客様が持って来て下さったにごり酒で、チャンの気分で楽しみました。
メインのお皿だけでも目移りする料理の数々です。
上の写真で12時の位置のパパドゥから時計回りに
● 玉ひものスパイス炒め
● トマトのアチャール
● 山羊の脳
● 赤チウラ、卵、エシャロット炒めと、ブジャ
● 骨付き山羊のカレー
ロティとデザートのズーズーダゥも添えてあります。
最後にチヤも頂いて帰りました。
ティンムルが前面に出てくるわけではなく、大きな塊の肉を噛むと楽しむことが出来る味付けです。
青マンゴーが手に入ったのでアチャールにしてみましたと、添えて頂きました。食感も味も、今までに頂いたことのないものでした。
遅い時間帯でお客さんが途切れましたので、チヤを飲みながらスパイス堂の今後の展開について遼さんからいろいろ伺いました。今のカレーの提供はまだまだ助走の段階の様です。
ネパールに発注していたスパイスの数々も着いたばかりとのことで、早速 Timmur も店頭に並んでいました。
少し前に伺った際にはビーフカレーを頂きました。
大きな塊の牛肉が巧みに仕上げられています。
「日本のカレー」でもない、いわゆる「スパイスカレー」でもない、まさしく「南アジアの南側をイメージしたカレー」でした。

南タイの鶏と筍のスープ、ゲーンクワ
北タイの豚のミートソース、ナンプリックオーン
東北タイの焼き豚とハーブの和え物、ナムトックムー
タイのうるち米カオニャオを手でつまみながら、これらのおかずを一緒に頂きました。食後に、マサラコーヒーシェイクも頂きました。


ダルはマス Mas とチャナ Chana のミックスダルで、何時もながらの優しい味わいです。
マスは鶏肉 Kukhura ko Maasu で、肉の味がしっかり楽しめ、ダルの邪魔をしないセミドライ仕様です。
タルカリは牛蒡、蓮根 Kamal ko Jara、青葱 Hariyo Pyaaj、じゃが芋 Alu で、食感も楽しめます。牛蒡はネパールではあまり食べられていないのか、Gobou で通じると店主カドカさんは仰っていました。
アチャールも3種並びます。胡麻のアチャールと書かれていますが、何時もより濃い味わいでしたのでお尋ねしたところ、やはり胡麻 Til と荏胡麻 Silam のミックスでした。
人参 Gajar のアチャールは、賽の目の人参の食感と、胡麻も加わった風味で、これまでとは違った味わいです。
果物のアチャール、今回はマンゴー Aamp、パイナップル Bhuin Katahar 、大蒜 Lasunでした。大蒜の小片が隠し味になって効いています。いつもの様に甘みが強く出ないスパイス使いです。
バート(ご飯)は、ネパールから取り寄せたバスマティと日本米のミックスで、その上には玉ひものスパイス炒めが載り、左右にはパパドゥと青菜炒めが控えます。
デザートは、毎週頂いても飽きることのない、定番のズーズーダゥです。
最後にチヤも頂きました。

確かに the Golden Temple よりも参拝者が少なく静かな境内は、ゆっくりとした時間が流れています。

入場料を支払います。
震災の影響でまだ修復中でした。
ご本尊は金色です。
あまり記憶にないのですが、撮った写真を見ると31年前にも訪れていました。


まずはバフチョイラ Buff Chowela (Chhoila) や、
ブトン Bhuttan をお願いし、
チウラ Chiura と一緒に頂きます。
このお店名物の ピロアル― Piro Aalu を口にすると、まずじゃが芋の甘さを感じ、暫くすると辛味が広がり残る一品です。
そのうちに、お願いしたウォー Wo (バラ Bara)も焼きあがってきます。
全部頂いていくと、結構、食べ応えのある量です。バラの横で焼かれていたティシャ Tisya は円筒状の脊髄を切ったものです。初めて頂きました。
他のお客さんが頼まれていたものに、サフーミチャ Safu Micha(サプーミチャ Sapoo Mhicha) がありました。胃の一部ハチノスなどを袋状にして、骨髄を詰めて包んだものです。
ミンチにした肉を焼くだけのものも美味しそうでした。
Honochaさんは2店あるようで、
マトン好きには堪らないマトンの味付けです。
蓮根や水菜の味と食感も楽しめます。
夜遅めで、他にお客さんが居られなかったこともあり、目玉焼きと、ゴーヤもおまけで付けて下さりました。
チャイも頂いて、
ルヌミリス(唐辛子ペースト)は2種、辛バージョンと激辛バージョンが添えられています。丁度、後から来られたスリランカ人のお客さんも注文されたので、その食べ方を真似しました。結構な量のルヌミリスをつけながら食べておられました。ロティにも青唐辛子が少し練りこまれていますのでそれ自体甘味と辛味が混ざっていますが、一緒に頂く時のロティのココナツの甘味と2種のルヌミリスの辛味の混じり合いの魅力に嵌ってしまいそうです。グレービーも持って来て下さいましたので、そちらにも浸しながら食べてみました。
口の中に広がる辛さを鎮めるために、ラッシーも追加でお願いしました。
境内も小さな寺院です。
池の中に横たわる、5メートルもあるネパールで最大の石彫のヴィシュヌ神が祀られています。
