シロザとアカザ @ プルジャダイニング Purja Dining(東京都豊島区巣鴨)

横浜での用事を午前中に済ませ、JRを乗り継いで山手線巣鴨駅に降り立ちました。目指すは「ネパール料理 プルジャダイニング Purja Dining」さんです。

ドリンクメニューにジョインカッテ(ズワイカッテ Jhwain Khatte)が有りましたので、ククリラムバージョンで作っていただきました。

おつまみにと野菜の茎と豆 Kerau の一品を出して下さいました。セロリの様な食感でしたので、お尋ねしたところ、シロザの茎を使っておられるとのことです。他の方の投稿を拝見して、もしかしたらと、少し期待はしていたのですが、運よくベテ(ベトゥ)・コ・サグ Bethe ko Saag に巡りあえました。

カジャ Khaja セットもお願いしたのですが、この日の青菜炒めにもシロザが使われているという運の良さです。

Bethe ko Saagの名前を知っていたことを喜んでいただき、昼下がりののんびりとした時間、暫くシロザ談義となりました。ネパールでは畑の周りにいくらでも生えているのに、日本で借りた畑には最初全く見当たらず、わざわざ植えたのだとお話下さいました。アーユルヴェーダなどでも健康に良い植物とされるので、自身も、まず食べたい野菜とのことです。シロザはシェト・べトゥ Seto Bethe、アカザはラト・べトゥ Rato Betheと、そのまま色の名をつけて呼ぶそうです。

ベテ・コ・サグについては→「ネパール野菜のチャムスルとベテコサグ」に詳細を記しています。

アカザも有るので、ファード Phaado も作れますとのことでしたので、是非にとお願いしました。

畑で採れたじゃが芋と、自家製のスクティと一緒に供されました。アル・ラ・スクティ・ラ・ラト・べトゥ・コ・サグ・コ・ファードと呼ぶのかお尋ねすると、ファード・ラ・アル・スクティと短い呼称を教えて下さりました。丁度ネパールから送られて来たと仰るティンムル Timur(ネパール山椒)の塵などを取り除いておられたので、数粒ほど齧らせて頂きました。しっかりとファードにも使っておられました。デザートに何かいただけますかとお聞きすると、グットパック Gudpak なら有りますとの事で、これまた是非にとお願いしました。

初めての訪問でしたが、バトマス・サデコの大豆がサクサクしているのを尋ねると、ネパールの大豆を使うと固すぎて日本人向けではなくなるので、節分の豆まきに使う大豆を使っておられる事を教えて頂いたり、ジョインカッテに使う米や、スクティの材料について等、話が尽きませんでした。

ネパール料理
プルジャダイニング
Purja Dining

東京都豊島区巣鴨1-36-6
https://twitter.com/HcCkN5xEqli2jBP

 

カナメラでセクワブザセット @ ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

毎月第2第4土曜日の夕刻には、JR甲子園口駅近くのネパール料理店「ターメリック Turmeric」さんへ足が向いてしまいます。カナメラ(ターメリックだけのバル)で、ネパール料理の数々を楽しむ為です。今回は1人で伺いましたので、カザセットではなく、単品メニューから選びます。セクワSekuwaとブザBhuja、グンドゥルックGundrukのセットが用意されており、まずお願いし、アルタマAlu Taama を単品で頂きました。ゴーヤとトマトのアチャールや、アルチャットパテも頂きました。デザートにダカニもお願いしましたが、上手く作れなかったので無く、キールなら有りますとの事でした。チヤも頂いて帰りました。

ターメリックさんで頂ける美味しいネパール料理の数々は
→「ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

ターメリック Turmeric

西宮市甲子園口2-24-28
https://twitter.com/turmericrest1
http://www.turmeric-kiran.co.jp/

フレッシュコリアンダーの実のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

頂く毎に新しい発見を楽しむことが出来るのが、阪急池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで供される週末のスペシャルダルバートです。今週も様々な趣向が凝らされていました。お品書きからだけでは想像できない、細かい配慮、工夫が、マス、ダル、アチャール、タルカリ、それぞれに為されています。しかも、どのタルカリやアチャールも、他のネパール料理店では頂ける機会がまず無い品々です。

マスはチキンカレーとだけ書かれていますが、今回のククラ・コ・マス、いつもとは味付けを変えておられ、ナツメグ、大蒜、玉葱などが主体で、マサラを控えておられるとのことでした。ダルも毎週の様に変わり、今週はマスとムスロの2種類の豆を使った、マス・ラ・ムスロ・コ・ダルです。タルカリは、新じゃがと黒大豆と発酵乾燥野菜のタルカリ、アル・ラ・バトマス・ラ・ラヨ・コ・グンドゥルック・コ・タルカリです。新じゃがは一度タンドールで炙る手間をかけておられます。発酵乾燥野菜グンドゥルックは、何種類か使い分けておられる野菜から 、Raayo(からし菜)を使われています。

初登場のフレッシュ コリアンダーHariyo Dhaniaの実(種 Bij)のアチャールは、丁度実をつける時期ならではの一品です。このハリヨ・ダニヤ・コ・ビヤ・コ・アチャールの味付けも気になり、根掘り葉掘りお尋ねしてしまいました。

青唐辛子Hariyo KhursaaniとオレンジSuntaraのアチャール、ハリヨ・コルサニ・ラ・スンタラ・コ・アチャールも頂けます。母の日バージョンのミックスフルーツのアチャールに続く、果物のアチャールです。

お馴染みになりつつある、ネパールの川の干した小魚Sidra Maachaのアチャールですが、毎回味付けが変わり、頂く前から期待が高まります。今回はトマトGolbheda ベース(ゴルベラ・ラ・シッドラ・マチャ・コ・アチャール)で仕上げられていましたが、同じトマトベースでも、以前登場したものとは異なっています。

バート(ご飯)の上に載っているのは、新じゃがのスパイス和えとだけ書かれていますが、じゃが芋と発芽させたえんどう豆 Hariyo Kerau のアチャール、アル・ラ・ハリヨ・ケラウ・コ・トゥサ・コ・アチャールです。

えんどう豆を発芽させて、1週間ほど経った食べ頃を使っておられます。

デザートのプリンにはナツメグと生クリームが添えられています。

チヤも頂きました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

チャムスルブテコ @ パリワール Pariwar(生駒市)

メニューの構築を試行しておられる生駒市のネパール料理店「パリワール Pariwar」さんで、月曜日にラフィン Lhaphing のセットを供された際に、チャムスル・ブテコ Chamsoor (Chamsur) Bhuteko も添えられていたと知りました。俄かチャムスルファンとしては、もしかしてとの淡い期待を抱きながら、北摂から生駒へ車を走らせました。お店でその話をすると、願いが届いていたのか、丁度昼休みに畑でチャムスルを摘んで来られたところでした。生で齧って、その香ばしさと味を楽しませていただき、一品としても是非にと調理をお願いしました。お話を伺うと、生駒でもやはりすぐに茎が伸びてしまい、美味しい葉を上手く十分収穫できないのは、能勢の場合と同じようです。炒めると、少し苦みを感じる様になりますが、それも美味しさのうちで、バートと一緒にあっという間に頂いてしまいました。チャムスルに関する以前の記事は→「ネパール野菜のチャムスルとベテコサグ」でご覧いただけます。

辛いのが嫌いでなければ、ダルバートにラフィンも付けていますとのことで、それもお願いしました。珍しくベジのダルバートでお願いしましたが、これら2品が加わり、一段と満足度の高いダルバートとなりました。この日はレモンタルトも有りますとお声がかかり、チヤとともに頂きました。

パリワールさんで頂ける美味しい料理の数々は
→「パリワール Pariwar(生駒市)」

PARIWAR パリワール

生駒市小明町155-4
https://ja-jp.facebook.com/Pariwar.nara.ikoma/

どくだみとじゃが芋のタルカリ @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

季節を感じさせる食材を、上手くダルバートのタルカリやアチャールに使っておられる、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。今週はお店のFacebookでもお知らせされている様に

春の終わり…
ネパールではどくだみを摘んできてタルカリにします
独特な香りのどくだみですが、
粘り気がある葉は ジャガイモとのタルカリにぴったり
ネパールを思い出す懐かしいお味〜〜

お店の入り口にも飾られている「どくだみ」Gandhe ko Saag が、じゃが芋との組み合わせでタルカリ(ガンデ・コ・サグ・ラ・アル・コ・タルカリ)に仕上げられています。どくだみは日本ではどくだみ茶や天麩羅が思い浮かびますが、そのまま調理するとやはり結構食べにくいそうで、茹でる際にティンムル(ネパール山椒)を加え、臭い消しにコリアンダーを少し混ぜるなど、細かい工夫がなされた一品です。小さなカトリに入ったアチャール3種は、左から初登場アマランサスLatte ko Saagの種子のアチャール(ラッテ・コ・ビュウ・コ・アチャール)、トマトと大豆ボールのアチャール(ゴルベラ・ラ・マショウラ・コ・アチャール)、乾燥発酵野菜(菜の花)のアチャール(トリ・コ・グンドゥルック・コ・アチャール)が並びます。大きなカトリには、左からじゃが芋とカリフラワーのタルカリ(アル・ラ・カウリ・コ・タルカリ)、ガハット・ダル、チキンカレー(ククラ・コ・マス)が盛られています。デザートはバクタプル名物のヨーグルト、ズーズーダゥです。最近は知る人ぞ知る存在となり、これを目的に来店される方も増えてきて嬉しい悲鳴をあげておられる店主カドカさんです。最後にゆっくりとカロ・チヤも頂きました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

アンダコフタ @ ダルバート食堂(大阪市中央区)

日替わりのダルバートにアンダコフタが初登場との事で、頂きに大阪地下鉄谷町四丁目駅から近いネパール料理店「ダルバート食堂」さんへ伺いました。遼さんが名古屋へ「KA・ZE・DA!」の出店のため出かけておられ、留守を預かるラビンさん達が切り盛りされています。お目当てのアンダコフタAnda Koftaは、お店のTwitterで

週替わりカレーは初登場アンダコフタとなります。ゆで卵を炒めて肉の団子と混ぜてご提供します。マサラ強めです。

と書かれている通りの辛さ具合で、バートを頂くのが進みます。ダルやアチャールなども、いつも通りに申し分ありません。日曜日の夜遅く伺いましたので、他のお客さんが帰られた後に、パタンやカトマンズでのおすすめのお店を尋ねたりして、楽しい時間を過ごすことが出来ました。遼さん不在で大雨だったにも関わらず、この日のランチタイムは大忙しだったようです。

お店で頂ける美味しい料理の数々は→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16
http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal

 

バターチヤ @ ターメリック Turmeric (西宮市甲子園口)

毎月第2、第4土曜日にJR甲子園口駅近くのネパール料理「ターメリック Turmeric」さんで催されるカナメラ(ターメリックだけのバル)に、先週も伺いました。今回からカザセットが少しコンパクトになり、値段も900円(税別)に下げられています。最近は単品(シタン)ばかり頂いていましたので、久しぶりにカザセットをお願いし、麦焼酎と一緒に頂きました。コンパクトになったとは言え、チウラの周りを、12時の位置から時計回りに、じゃが芋サンデコ、ポークチョエラ、大根アチャール、ほうれん草サンデコ、マトンホルモン炒め、枝豆サンデコ、卵、鶏ホルモン炒め、が囲みます。500円(税別)に設定された単品と言うよりもミニセットの中から、マスプジャも作っていただきました。アルタマとはライスとのセットになっていますが、ライス無しでお願いしました。パニプリはヨーグルトバージョンのダヒプリにして頂きました。最後にハルワとチヤを頂きました。まだ他のお客さんが来られていませんでしたので、店主キランさんがお店のTwitterに書かれていたバターチヤを頂き、チヤ談義となりました。

🙏私のバターチヤ
ネパール人なのに砂糖なしのチヤずっとだったのですが最近来てバターチヤにはまってしまいました。
飲み続けると美味しく感じるのは不思議でたまりません!
作り方は超シンプル
普通にミルクティー作り、コップに入れてから岩塩で味決め最後に上からバターの固まり乗せるだけ!

キランさんのお話から補足すると、まずミルクティーを作るときに、ミルクを多めに使い、水を足す場合はミルクの同量以下、バターは無塩バターで、塩は別に美味しい塩を使うことだそうです。

いわゆるSherpa Tea (Nunelo Chiya)、山岳地帯の人々がおもてなしに客人に出すバターチヤも、入れて混ぜる道具Butter Tea Churnは先祖代々洗わずに使うのだそうです。それを使うことによって醸し出される風味や、使うギーやミルクの味が、街のネパールの人には馴染まない場合もあるし、逆に街の美味しいバターを使って作っても山岳地帯の人々には物足らなく感じることがあるのだそうです。

ターメリックさんで頂ける美味しいネパール料理の数々は
→「ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

ターメリック Turmeric

西宮市甲子園口2-24-28
https://twitter.com/turmericrest1
http://www.turmeric-kiran.co.jp/

 

金柑、蜜柑、キウイのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

週末は母の日、ネパールの母の日には果物やお菓子などを贈ることが多いとの事で、ミックスフルーツのアチャールと苺のチーズケーキが登場です。その母の日スペシャルダルバートを頂きに、今週も阪急池田駅前「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに伺いました。マスはチキン(ククラ・コ・マス)、右奥のダルはひよこ豆(チャナ・コ・ダル)、左奥のタルカリはじゃが芋とささげ、干し大根(アル・ラ・ボリ・ラ・ムラ・コ・シンキ・コ・タルカリ)で、優しい味わいです。手前のアチャールは左に大根(ムラ・コ・アチャール)と、右に生姜と大蒜(アドゥワ・ラ・ラスン・コ・アチャール)が並びます。もう一つのアチャールがミックスフルーツのアチャールで、金柑、蜜柑、キウイの絶妙な組み合わせで(ムンタラ・ラ・スンタラ・ラ・キウイ・コ・アチャール)、得も言われぬ味を醸し出しています。インド料理などで金柑のアチャールを見かけることはありますが、ミックスフルーツのアチャールはパティシエでもある店主カドカさんならではの発想で、他では頂くことの出来ない一品です。ご飯(バート)の上には、蓮根の炒め物(カマル・コ・ザラ・ブテコ)が載り、パパドゥと青菜炒め(サグ・ブテコ)が何時もの様に添えられています。これまた本領を発揮された、デザートの苺のチーズケーキを、ピカチヤで頂きました。ネパールの母の日Mata Tirtha Aunsiについて検索してみると、Boss Nepalの「Mata Tirtha Aunsi- Nepali Mother’s Day」の記事で紹介がありました。

Mata Tirtha Aunsi is a festival for mothers as it is the Nepali Mother’s Day, which falls on the Nepali first month Baisakh (April/May). It falls on the last day of the dark fortnight of April or early May. It is a day to show the love and gratitude to one’s mother.

また、別の呼び名Aamako Mukh Herne Dinについても、詳細に記述されています。

Mata Tirtha Aunsi is also called Aamako Mukh Herne Din (Day for seeing Mother’s face) in local language these days. Children wake up early, take bath and come to visit their mother early in the morning with gifts or sweets. Those who are farther might come a day earlier and spend the next day with her or might come later during the day. Those who have lost their mother pay homage to the Mata Tirtha, sacred pilgrimage bathing that lies six miles southwest of Central Kathmandu. It consists of two pools, the larger one is for bathing and the smaller one where one “looks upon their mother’s face”.

According to the legends, during the rule of cowherds in Nepal, one of the cowherds lost his mother and was so depressed that he went to make offerings at a water storage pond in the forest. Amazingly, he saw his mother’s face appear in the water and accept his offerings. From that day on, this day was known as Mata Tirtha Aunsi, the Nepali Mother’s day. People believe that coming to this place and paying homage on this day brings peace to the departed soul of their mother.

またこのAamako Mukh Herne Dinの昔話として、Nepali Classの「Mother’s day in Nepal」の記事が紹介しています。

IN Dewapar Yug, a time thousands of years ago, an orphan shepherd boy was eating his lunch. While sitting beside the Matatirtha pond and eating bread, he accidentally dropped a piece of bread in the pond. As he tried to grab the bread from the pond, he saw his mother’s face on the reflection. He was pleasantly surprised to see his dead mother’s lovely face in the pond.

He was so happy to see the face that he started crying. By coincidence, the day was the new moon day of Baisakh. The mother’s image in the pond told the boy not to cry and told that she was always with the son. She also promised to meet him every year, on the same day at that same location.

When other people in the village heard about the story from the shepherd boy, they also rushed to the pond. All those who looked into the pond saw their mothers in the reflection.

Although this is a fable and nobody actually sees images in their mothers in the reflection of water. Thousands of people go to the place to pay respect to their mothers.

To give an image to worship, a statue of a woman named ‘Aama’ (mother) has also been constructed in the place.

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

チェトリ族のお母さんのダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

このゴールデンウィーク期間中、スペシャルメニューが3日毎に替わるので、これまで以上頻回に、阪急宝塚線池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへ訪れました。5月4日から6日のスペシャルダルバートは「チェトリ族のお母さんのレシピによるダルバート」でした。マスは山羊かチキンの選択になっており、山羊 Khasi ko Maasでお願いしました。ダルは2種類の豆を使った、マス・ラ・ムスロ・コ・ダルです。タルカリは、初登場の空豆(蚕豆)Bakulla をジャガイモと組み合わせ、アル・ラ・バクラ・コ・タルカリとして仕上げられています。空豆は鞘も使っておられ、奥様がカドカさんとジットさんに確かめても、ネパールでは鞘も食べるとの答えだったそうです。日本ではあまり食べることのない鞘は少し苦みがあるものの、結構いただける味わいでした。3種類のアチャールは、左から、デーツ(チョゴダ・コ・アチャール)、じゃが芋とえんどう豆(アル・ラ・ケラウ・コ・アチャール)、大根(ムラ・コ・アチャール)です。バートの上にはチキンのスパイス和え(チキン・サデコ)が載り、何時もの様にその横にはパパドゥと青菜炒め(サグ・ブテコ)が控えます。今回は荏胡麻のロティ(シラム・コ・ロティ)も添えられていましたが、蜂蜜も少し加えておられ、ほのかな甘みを楽しめます。添えて頂いた辛さ増しのアチャールは使わない方が、荏胡麻の風味を楽しめました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
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ズーズーダゥ

池田市室町1-3
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ネワリボジ Newari Bhoj @ ダルバート食堂(大阪市中央区)

大阪地下鉄谷町線谷町四丁目駅からほど近い「ダルバート食堂」さんでは、開店3周年記念として、5月3日から6日までSpecial Newari Bhoj Setの提供を企画されました。早速伺い頂きました。ライスかチウラが選べ、ライスにはダルが、チウラにはThonにごり酒が付きますとの事でした。Thonを頂きたかったのですが、車の運転があり、チウラにダルの組み合わせをラビンさんにお願いしました。今回はお品書きも、遼さんと旧知のネワール族のサルーズさん監修のネワール語です。ネワール語には、ネワール族のラビンさんでも知らない言葉もあるとの事でした。料理の数々の中で、小魚のにこごりSanya Khunaは、今回初めて頂きました。ラビンさんのお話では、ネパールの川魚は手に入らないので煮干しで代用された様です。検索してみると、the travel wordの「Local Food Favourites from the Newars of the Valley of Kathmandu, Nepal」の記事にSanya Khunaの解説を見つけました。ネワール族にとっては、お祭りなどには欠かせない一品の様です。

Takha and Sanya Khuna are two of the wintertime favourite foods of the Newars of Nepal, especially in Kathmandu.

Takha (originally Ta Khwa, meaning ‘frozen stuff’) is a frozen dish made from buffalo meat (only male buffalo meat is acceptable in a typical Newari kitchen). Sanya Khuna (sanya is ‘dried fish’; khuna means ‘boiled or cooked’) is a frozen fish soup. Both Takha and Sanya Khuna are often prepared and served together, due to the similar preparation methods.

At a typical Newari feast or special winter occasions like Dashain, Tihar, Indra Jatra (in Kathmandu), Gai Jatra, Bisket Jatra (in Bhaktapur) and Seto Machhindra Nath Rath Yatra (in Patan), Takha and Sanya Khuna are served along with almost a dozen other items and rice or rice flakes (baji in Newari and chiura in Nepali).  After all, Newars are well known for serving very nutritious and balanced food. Furthermore, they tend to utilise each and every edible bit of their ingredients in a sensible manner.

マトンチョイラ ManchhoyalaやアチャールAchaar、

スクティサデコSukuti Sadekoなど、定番の料理もチウラを取り囲みます。ThonやRaksiと一緒に頂きたく、日を改めて、2人で再訪です。流石にネパールのThon (Chhyang)は日本では手に入りませんので、日本のにごり酒で代用です。追加でロキシーも頂いてしまいました。

3周年記念の特別企画は、6月9日までの期間中2回以上来店で景品の抽選に参加なども用意されました。 お店で頂ける美味しい料理の数々は→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16
http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal