Dinh Thống Nhất 統一会堂 (Dinh Độc Lập 独立宮殿)を訪れる前に、
理解を深めるために、歴史を少し復習しておきました。
1859年 フランスによるサイゴン占領
1873年 コーチシナ総督官邸(ノロドム宮殿)完成
1887年 インドシナ全権総督官邸となる
1940年 松岡アンリ協定により日本軍インドシナ進駐
1945年 ベトナム民主共和国成立
1946年 フランスによる傀儡政権コーチシナ共和国建国
1948年 ベトナム臨時中央政府建国
1949年 ベトナム国建国
北部では「ベトミン軍」が力をつけ
1954年 フランス軍の敗北により、ジュネーブ協定締結
ベトナムは北緯 17度線で南北へ分断
フランスがベトナム国を建国
1955年 フランスにより首相として指名されていたジェムが
バオダイ帝を廃し、自ら大統領になりベトナム共和国と国名を変更
公邸の名称も独立宮殿と改める
強硬な反共政策の実施、カトリック教徒、教会の優遇
仏教徒、僧侶、寺院への激しい弾圧を実弟のヌーと行う
1960年 ジェム政権打倒クーデター未遂
1962年 造反した空軍機による独立宮殿爆撃
宮殿の再建指示、ザーロン宮殿に一時移転
1963年 CIA の計画による軍部クーデターでジェムとヌー殺害
1966年 大統領官邸完成、グエン・バン・チュー大統領
1968年 テト攻勢
1973年 パリ和平協定
米軍撤退による南ベトナム軍の弱体化
1975年3月10日 ホーチミン作戦による北ベトナム軍の南進
1975年4月8日 自軍の F5-E による大統領官邸爆撃
1975年4月21日 グエン・バン・チュー大統領辞任
1975年4月28日 ズオン・バン・ミン大統領就任
1975年4月30日 ズオン・バン・ミン大統領戦闘中止命令
人民軍の T型戦車が官邸の門扉から突入
副菜は、そのケキリ、
カトゥレット、小松菜、じゃが芋、ポルサンボーラ、
蛇瓜とパリップ、ビーツと並びます。
デザートはワタラッパンとキリパニです。
ニシャンティさんがケキリの写真を撮っておいて下さいました。
小さい頃田舎で、マクワウリ(真桑瓜)と共によく食べていたタイガーメロンにそっくりです。ケキリ Kekiri කැකිරි の学術名は Cucumis melo、マクワウリや、西洋メロンとの交配種であるタイガーメロンの学術名は Cucumis melo var. makuwa です。冬瓜も、このケキリも、皮もしっかり付けたまま辛めの味付けがスリランカスタイルの様です。
ダルはムスロとムング、
タライ Tarai の田や川で採れるタニシ Ghonghi (mud-water snails) が有名ですが、この日はその代わりにシジミが使われていました。
マスは鳩にあらず、鴨、
小魚に、
大根かと思いきや芋、
アチャール、サグ等が並びます。
追加でチヤも頂きました。
どうやら紅茶をメインに扱っておられるお店の様です。
Milk Tea With Pearl パールミルクティーつまりタピオカ入りミルクティー Trà Sữa Trân Châu をまずお願いし、
メニューブックを見ると、朝でもしっかり食事も頂けるようです。
Beef Stew with Bread のバインミー ボーコー Bánh Mì Bò Kho と、
ブンボーフエ Bún Bò Huế を頂きました。
食後にブラックコーヒー Cafe Den も追加しました。
カレー専門店と書かれ、ネパールの国旗も見当たりませんが、メニューブックにはネパール料理が記されています。
ダルバートの他に、カザセットや、ディロも出来るようです。
軟骨、
チキンチョイラ、
タカリセットをお願いしました。
ダルはマスとムングの様でしたが、お店の人は、黒と緑のムングだと言って譲りません。黒のムング Black Mung は、ウラド Urad と同じなら、マス Maas とも呼ぶのではと尋ねると、地方によって呼び名は違うからとのお答えでした。
マスはマトンでお願いしましたら、骨付きで出てきて、スープだと言って別皿でも添えて下さいました。
タルカリは、カリフラワー、インゲンとグリーンピースでしたが、結構いける組み合わせです。
ヨーグルト、ほうれん草炒めのサグ、アチャールはトマトと胡麻、人参でした。

一般公開されていないので、中には入れません。
そこからまっすぐ伸びる広い道、グエンフエ通り Nguyen Hue Street があります。工事中らしき囲いにも蓮が描かれています。
日曜日の夜は、その大通りの車の通行を止めていました。

ダルはマスとムスロ、
マスはチキンのククラ コ マス、
タルカリはゴーヤと冬瓜、
アチャールは3種類、果物シリーズは梨ですが、隠し味にネパールの乾燥ラプシが入り、
白ゴーヤのアチャールは、苦みが強くない分、酸味が楽しめます。
グンドゥルックはネパールのトリ コ グンドゥルック、菜の花を乾燥発酵したものの様です。
ご飯の傍には、サグとパパドゥ、砂肝とマショウラ(大豆ボール)のチョイラが添えられています。
デザートはズーズーダウ、
前週「がんがら火祭り」に出店された際に好評だった、タピオカミルクティーも追加で頂きました。
初日は「シャンティランカ」のニシャンティさんも厨房に入られたそうです。この日も、厨房に「カラピンチャ」の濱田さんの姿が見えました。午後5時前なら比較的空いているかと、2人で伺いました。メインのカリーがチキンかフィッシュ(マグロ)、ご飯がスリランカの赤米か白米かの選択になります。
ライオンビールとEGBジンジャービアも頂き、
マグロは赤米で、
チキンは白米でお願いしました。
副菜は両者共通です。

メインはチキンで、
副菜は、冬瓜、ビーツ、
ポルサンボーラ、小松菜、
蔓紫入りパリップ、カトウレット、マールミリスはハールメッソやピーマンとの組み合わせです。
デザートも何時もの組み合わせに加え、一品添えられています。
モモアチャール、
チキンチョイラなどと一緒に頂く時はロティをお願いします。
子供の頃、母親によくギーロティ Ghee Roti を作ってもらったという話をうかがいました。この日はギーの代わりにバターを使い、本来 16枚重ねになるように折るのだそうですが 4つ折り仕立てです。
他の粉ものでは、チャタマリやバラが通常メニューでも用意されています。