池田市の観光名所の一つとなったインスタントラーメン発明記念館は、阪急池田駅から徒歩圏内にあります。公式web siteには
1958年8月25日、安藤百福は大阪府池田市の自宅裏庭に建てた小さな小屋でありふれた道具を使って日夜研究を重ね、チキンラーメンを発明しました。
「インスタントラーメン発明記念館」はこのインスタントラーメン発祥の地である大阪府池田市で「チキンラーメンファクトリー」や「マイカップヌードルファクトリー」といった体験工房やインスタントラーメンに関するさまざまな展示を通して発明・発見の大切さを伝えています。
と紹介されています。地元もこの記念館を盛り上げるべく、市役所には大阪池田チキチキ探検隊事務局なるものがおかれ、PRに努めておられます。
世界初のインスタントラーメンであり、世界で広く愛されている「チキンラーメン」。その発祥の地・大阪府池田市には、チキンラーメンを使った創作料理を提供している飲食店がたくさんあります。しかし、どの店でどんなメニューが食べられるのかを誰も把握できていなかったため、皆さんにお知らせができませんでした。「どのお店で創作料理が食べられるのか?」 「どこに行けばチキンラーメンメニューが食べられるのか?」と、市役所や観光案内所へ問い合わせが寄せられていました。こうした背景から、官民が一丸となってチキンラーメン創作料理を発掘して情報を集約し、広くPRしようと、2014年4月に「大阪池田チキチキ探検隊」が発足しました。
同じく阪急池田駅近くにあるネパール料理店jujudhauズーズーダゥさんに、家族で伺い、パパドゥ、モモ、ブトン、バラ、トゥクパ等を頂いていると、ネパールのインスタントラーメンが一つだけ残っているので、それを使った料理を試してみますかと店主カドカさんに訊かれました。もちろん喜んでお願いしました。インスタントラーメンの銘柄はWAI WAIと記されていました。
チャナチャットパットのインスタントラーメンバージョンの登場です。麺自体にも程よい辛みがあり、お酒のおつまみでも、白飯と一緒でもいけそうです。
「チキンラーメン」を使っても、同じような美味しさが期待できます。試食させていただいた料理が後日定番メニューに昇格することがありますので、チキンラーメンチャナチャットパットも近い日にメニューに登場するかもしれません。その際は「チキチキ探検隊」の皆様に取材をお願いしましょう。




次から次へとお客さんがやって来られましたので、急いでかきこんで場所を空けました。

更に別の日のダルバートです。12時の位置のムラコアチャール(大根)はキュウリも入っていました。時計回りにマチャコアチャール(小魚)、コリアンダーソース、ダル、アルゴビ(ジャガイモとカリフラワー)、サグ。マトンカレーはこの日は筍入りでした。チキンの焼き物シェクワも合わせて8品が人参ご飯を取り囲んでいます。

ある日、お客さんからのダルバートに関する問い合わせの返事をfacebookに記されていました。
食事半ばで、隣の席に若い夫婦らしきお二人が来店されました。ダルバートも注文されましたが、初めての様で、店主が食べ方などを説明されていました。気に入っていただけるか、こちらまで心配になります。コリアンダーソースも含め好評の様でした。店主にこっそりと「ダルバートの注文が入って良かったですね。」と伝えました。




以前店主が、お肉が少ししか入っていないダルバートだとがっかりすると言われていただけあって、そのマトンの量は半端ではありません。
いつもながら野菜の種類の豊富さには感心です。ついついダルとバートのお替りをお願いしてしまいました。この日は店主が不在で、楽しい話を聞かせてもらえなかったのが残念です。ラッシー付きですが、最後にチヤも頂いて帰りました。
お店で頂ける美味しい料理の数々は
ダル、バート、サグ、アチャールのシンプルな構成のダルバートで、ダルも辛目の豆カレーといった趣です。ダヒ、サラダ、飲み物がつきます。
店員さんにダルの豆の種類を聞きたかったのですが、なかなか日本語での意思疎通は難しく、ようやくムング豆の袋を出してきて教えてもらえました。
各料理を自分でお皿に盛りつけ、ソフトドリンク付きでしたのでラッシーをお願いしました。
ナンはお願いしてから焼いていただけます。2人でしたのでプレーン、チーズと2種類いただきました。
追加でビールとククリラムを飲んでいると、そのおつまみに、バラ、ムラコアチャール、マチャコアチャール、サグ、トマトの一皿も持ってきていただきました。
念願のズーズーダゥも冷蔵庫に取り置きしていただいていた様です。
数ヶ月前には、ネパールと日本では様々な条件が異なるのか、なかなか上手く作れないと嘆いておられたズーズーダゥですが、この機会に満を持しての登場となった様です。今までに食べたことのあるヨーグルトとは明らかに何かが違います。美味しいの一言でした。店主の故郷のバクタプルの名物ですが、現地でどのお店へ行ったら良いのかも教わりました。
他のお客さんたちが帰られた後は店主とお喋りタイムです。能勢の農家の方にお願いしてネパール野菜を作ってもらうようになったとのことですが、ネパールと違って土が栄養に富んでいるので成長がとても早いとのことです。ネパールのにんにくは入口近くにさりげなく置かれ、
調理すると美味しいチャムスルは料理の台に飾られていました。
これらの野菜も使った、3年目のズーズーダゥさんの新しいメニューに期待です。
<追記>最近は、ダルバートも趣向を凝らしたスペシャルバージョンを毎週のように供されるようになりました。頂ける美味しい料理の数々は 
グランドメニューでもっと本格的なダルバート(スペシャル タカリ ターリー)なども有るようですが、さすがにお腹に入りそうもなく頼むことは諦めました。
夜の居酒屋使いに最適なカジャセットもメニューに見つけました。
次回はしっかりお腹を空かせて訪れ、ククリラムなどと共にゆっくり楽しみたいところです。大人しくチャイをいただいて帰りました。
メインがマトンかチキンの選択となり、マトンで頼みました。
メニュー表ではsalad、rice、dal、mutton curry、alu gobi、gundruk achar、tomato achar、ghee、papad、desertがその内容です。サービスでラッシーをどうぞとのことで持ってきていただきました。
ここでもネパール人のお客さんはダルとバートのお替りを次から次へと頼んでいました。ダルが豆の密度が濃いにもかかわらずあっさり目でご飯がよくすすみます。豆の種類や味付けを訊きたかったのですが、店員さんには日本語も英語も十分伝わりませんでした。取り敢えず、ダルのお替りをいただき満喫しました。こちらのお店も、夜にゆっくり伺って、一品やセットをつまみながら楽しく飲みたいところです。
室内は落ち着いた感じの装飾です。
早速ククリラムを頂きます。
他にも魅力的なメニューが並びますが、Aangan special thakali set アーガンスペシャルタカリセットをお願いしました。
Bhat、Kukhura ko masu、Khasi ko masu、Dal、Mix achar、Salad、Tarkari、Gundruk achar、Saag、Ghee、Papad、Golveda achar、Dessertの内容でメニューには記載されています。
アチャール好きですので、単品でミックスアチャールも追加しましたが、想像より塩辛いものでした。現地仕様の味付けの様です。
夜遅い時間でしたが、他に2組のお客さんがおられました。日本人は私一人で、心地よい完全アウェイ状態です。ダルバートを注文された5人組はダルと、バートを次から次へとおかわりを頼まれていました。最後にLalmonとNepali chyaも頂きました。
メニューを眺めると、おつまみにしてロキシーやククリラムを飲みたくなる料理の数々が記されており、是非、再訪しゆっくりと腰を据えて飲みたくなるようなお店でした。
飲み物はロキシーでスタートです。
追加は、もはや定番のアルタマと、お昼のダルがまだあるとのことでお願いしました。
前回は竈の上にスクティが吊るされていましたが、唐辛子に替わっていました。乾燥させるのに丁度良いのだそうです。
エスニック料理に詳しい某氏が来られ、店主を交えてネパール料理談義が始まりました。この日のランチタイムはダルバートを供される日だったのですが、ナンとカレーを頼まれたのは一人だけで、他は全員ダルバートの注文だったとのことです。しみじみと「ダルバートを始めて良かった。」と仰っていました。豪華になっていくダルバートは、ライスなどのお替りをされると赤字になってしまうのでは皆心配し追加料金の設定もやむなしと感じていますが、店主は「胸に石をおいて」というネパールの諺を例えに、何とか頑張っていきますとのことでした。ダル、バート、アチャール、サグだけの様なシンプルなダルバートを供する予定はどうですかと某氏が尋ねられました。シンプルが故に味で勝負のダルバート、是非頂いてみたいですが、SNS映えする美しい見た目も集客には重要であり、客単価の問題もあります。強く希望するわけにはいかないことも皆承知です。
アルタマは食べるごとに凄みを増しており、店主夫妻も自賛されていました。今回のメニューを見たとき、カザのバスマティライスバージョンにアルタマ、チウラと卵の炒め物の組み合わせを皆さん思いついた様で、実際に注文されていました。最後にデザートのスジハルワとチヤを頂きました。
前回の訪問時は、ククリラムとロキシーがカナメラのメニュー外でしたが、今回は500円(税別)で記載されていました。デザートも単品300円(税別)に載っていました。