ワットポー Wat Pho から、船でチャオプラヤー川を渡りワットアルン Wat Arun へ向かいました。船乗り場には既に大行列ができていました。本堂の本尊はラオスから持ち込まれたというアルン像。台座にはラーマ2世の遺骨か安置されているとのことです。
もう一つの御堂にも立派な仏像が据えられています。
大仏塔の周りを 4つの小仏塔が囲み、
大仏塔は急な階段を登って、基壇の部分まで上がれます。
投稿者: フクロウ
ネパールの新型コロナウイルス (2019-nCoV) 対策
新型コロナウイルス(COVID-19、2019-nCoV)感染症の対策は、マスコミが躍起になって報道する『チャーター便で帰国した人々や、クルーズ船に乗っていた人々の隔離による水際での防疫』は、春節休暇で多くの中国人が来日してしまった現況ではもはや大きな意味は無く、すでに市中感染として蔓延しているとの前提での対策の方が重要なはずです。
2009年春から流行が始まった 新型インフルエンザ A/H1N1(当初、豚インフルエンザと呼ばれた)も、結局国内全体に感染が巡り渡るまで、その年の冬および翌年のシーズンまで収束しなかったという教訓が既に忘れ去られ、ピントの外れた報道も多くなされています。
その様な中で、東洋経済オンライン 2月6日『新型肺炎「日本の対応」は不備だらけの大問題 流行が始まっている前提で動かねばならない』で非常に的を射る指摘を上昌広氏がされています。すでに市中に蔓延しているのは容易に想像がつきますので、何が必要で、何が意味がない事か、私たちが思っていることを、しっかりと代弁されています。
日本感染症学会も、web site で『一般市民向け新型コロナウイルス感染症に対する注意事項(2020 年 2 月 3 日現在)』を示していますが、その中で、
本邦にウイルスが入り込みすでに市中において散発的な流行が起きていてもおかしくない状況です。
と、既に市中に蔓延し始めている可能性を指摘しています。
今や日本以上に中国と密接な関係にあり、カトマンドゥのタメル地区のチャイナタウン化が進むネパールでは、この先どうなるのでしょうか。
THE KATHMADU POST 2月8日 「Nepalis rush to buy face masks amidst coronavirus outbreak but there are none available」の記事では、マスク狂騒が起きており、既に手に入らないことが紹介されています。そもそもネパールのマスクの輸入元は中国からが56%、インドが22%とのことですので、両国から止められたらマスクは出回らなくなります。ネパールにも2社のマスク製造会社があるとのことですが、その原材料を中国とインドからの輸入に頼っているので、これまた供給できる状況ではない様です。
As Nepal does not have adequate technology and tools to contain the virus, it can create epidemic if it enters Nepal. Nepal does not have adequate digital thermometer except in TIA. Similarly, Nepal does not have adequate guards for doctors, medical staffs and others who get involved in treating coronavirus. The hospitals are not prepared to treat the patients contracting coronavirus.
大流行の可能性の有るこのウイルス感染症に対応するネパールの医療体制について、あれも無い、これも無い、体温計も十分でなければ、使い捨ての防御着もネパールで 150 しかなく、運転手への感染防御を想定した救急車もないと記されています。
在ネパールの Hou Yanqi 中国大使が、Bhattarai 首相との会談で、
During her meeting with Minister Bhattarai, ambassador Hou informed that the Chinese tourists to Nepal would decline due to the epidemic. She assured that after the epidemic is under control, we will continue to encourage more Chinese tourists to visit Nepal and contribute to the 2020 Visit Nepal Year.
と語ったとのことです。自国のマスクが不足しているにもかかわらず、10万セットのマスクを中国に送るセレモニーも執り行われました。「Coronavirus crisis: Nepal donates 100,000 masks to China」
『2020 Visit Nepal Year』は、中国からの観光客なくして成し遂げることができない現状、国会議員の約3分の2が親中国のネパール共産党で占められているネパール政府の今後の方針が容易に予想できます。『2020 Visit Nepal Year』とこの新型コロナウイルス感染症については、The Himalayan Times 2月6日 「America politicised coronavirus, says Dahal」の記事で、ネパール共産党の Pushpa Kamal Dahal 党首が中国を擁護し、アメリカを非難した上で、
He expressed confidence that the outbreak of coronavirus would not have any impact on Visit Nepal 2020. “The situation will normalise after the virus comes under control,” he said.
と見通しを述べたとのことです。
THE HINDU 2月2日 「Govt. alert for coronavirus spread from Nepal」によると、インドの政府当局は
The Indian health authorities are especially concerned about the possible spread of the respiratory disease from Nepal, where an outbreak has been reported.
と、既に発生が確認されたネパールから、陸路での隣接した自国の州への感染拡大を危惧しています。
陸路中国からネパールに帰国し、検査を求めた病院を訪れた 60人 に対し、病院に経過観察のため 2週間留まるよう求めたにもかかわらず、大半は帰宅してしまい、その住所なども分からないという事案も報告されています。online khabar 2月6日「Over 60 Nepalis returned from China amid coronavirus outbreak, but govt didn’t quarantine them」 その時点での新型コロナウイルス陽性者は、ネパール国内で 2名のみとのことですが、実際の感染状況から乖離している可能性も推察できます。
水際だけでなく、市中感染が既に起こっていると想定した対策で重要な事の一つは、上記の上昌広氏の記事でもわかる通り、市中の病院での検査体制です。The Himalayan Times 1月27日 「Testing for coronavirus starts in Nepal」の記事で、ネパールではようやく 1月28日頃から Civil Hospital、Bhaktapur Hospital、Birendra Military Hospital、Norvic International Hospital、Grande International Hospital、Tribhuvan University Teaching Hospital、Bir Hospital で 訓練を開始(PCR 検査の習熟でしょうか)すると発表されましたが、その後続報を見ません。National Public Health Laboratory (NPHL) の web site では、検体を NPHL の National Influenza Center に所定の梱包で 48時間以内に送付する旨の通知が掲げられているので、上記 7病院では検体の採取だけなのか PCR 検査まで実施する体制がとられているのかよくわかりません。
ネパールの大きな問題の一つは、一部の地方を除いて、公的な健康保険制度が確立していない事です。私的な健康保険制度は存在しますが、あまり信頼されていません。重篤な咳症状等の排煙を疑う症状があったとしても、診察を受けレントゲンを撮る、その費用さえも負担できない人は数知れず、潜在的な感染者を爆発的に増やしてしまうかもしれません。
写真はカトマンドゥの中心に位置する Bir Hospital です。
ネパールで最も古い病院の Bir Hospital ですが、その通常の診療体制においての窮状は THE KATHMANDU POST 「How Nepal’s oldest hospital, and the government that runs it, continue to fail the country’s poor」の記事でも明らかです。カトマンドゥを代表するこの基幹病院、普段でも院内は大混雑で、新型コロナウイルスの感染者が新たに加わればどのような状況になりうるかは容易に想像できます。
ラヨコサグ Rayo ko Saag @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)
ダルバートの青菜炒め(サグ)が、रायोको साग ラヨコサグ Rayo ko Saag (からし菜、高菜)であれば嬉しくなります。今週の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんに登場のラヨコサグは、ネパールの野菜切り चुलेसी を使いネパールらしく刻んだ高菜が使われていました。ダルはラトシミ、カロシミとマスのミックスですが、互いの濃厚な豆の味が混ざり合います。
マスはチキン、
タルカリは大根のグンドゥルック、じゃが芋、ささげ(ボリ)の組み合わせ、
アチャールは 3種類、果物シリーズはオレンジと檸檬のアチャール、
自家製マショウラのアチャール、
初登場のマシャンのアチャールと並びます。
ご飯の傍らにはパパドゥとラヨコサグ、
上には大根のスパイス炒めが添えられています。
追加の一品は、寒波に襲われた寒い日でしたのでトゥクパをお願いしました。
食前には、苺 8粒が入った苺ラッシーも追加で頂き、
食後のズーズーダウ、
チヤも頂きました。
キッチンに掛けてあった、ネパールの野菜切り चुलेसी Chulesi チュレシ を見せて頂きました。
ImNepal の “Kitchen Utensils Used for Cooking in Nepal: Food, Breakfast, Snacks” の記事で、この Chulesi の説明が記されています。
Chulesi. It is a typical Nepalese kitchen knife. In this knife the blade which is about 30 m. long is fixed slantingly to a piece of wood or (rarely) of iron about 7.5 x 25.5 cm., with the blade facing, the wooden block. This, the knife is ideal for cutting things with when the user is sitting on the ground. To use this knife, the user presses the end of the wooden block with his foot and holds the stuff with both the hands and cut it by pushing it against the blades.
玉川和子らの「カトマンズ近郊の農村地区の食生活調査(第1報)」日本調理科学会誌, Vol 35, No 1, 49-61, 2002 には
まな板はなく、独特の形をした包丁(Chulesi、ネパール)を床の上で膝で押さえながら食品を切り、そのまま鍋に入れて料理をする。
と、その使い方が記されています。
阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」
ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ
鹿肉のビリヤニ @ ティラガ Indian Restaurant Thilaga(京都市中京区)
阪急京都線大宮駅近くの「ティラガ Indian Restaurant Thilaga」さんへ初めて伺いました。この日は鹿肉のビリヤニ Deer Dam Biryani が数量限定で供されたようで、
周りのお客さんの殆どが注文されていました。
バナナの葉に包まれた鹿肉のビリヤニ、
この日の日替わりカリーのカダイチキンと、
南瓜としめじのカリー、
サラダ、ライタが並びました。
ランチミールスもお願いしました。
ベジミールスで、ラッサム、サンバルを初め、9品が並びました。
食前にストロベリーラッシーを、
食後にチャイも頂きました。
ティラガ
Indian Restaurant Thilaga
京都市中京区壬生坊城町56-1
ダルバート @ JahpaL Live ジャーパルライブ (宇治市)
近鉄京都線大久保駅近くの「JahpaL Live ジャーパルライブ」さんへ初めて伺いました。お店のコンセプトが、「SPICE & VEGAN FOOD スパイス料理とビーガン料理 〜からだに良いごはん〜」で、web site では
スパイステイストと和のテイストを融合させ、身体にやさしい 身体にうれしいをコンセプトにしたオリジナルキッチンです。ネパール人シェフのスタイルをベースに薬膳効果のあるスパイスを多種類ブレンドし、和の食材とミックス。スパイシーだけど辛くないやさしい味付けが特徴です。
と述べられています。ダルバートをメインをマトンで、メニューブックにパワースープも見つけましたのでお願いしました。お店のコンセプト通り、「がち」なネパール料理としてのダルバートではなく、和のテイストを加え、ビーガン料理の趣をもったダルバートが登場しました。マトンではなく、野菜と大豆チャンクスでお願いすべきだったと直ぐに悟りました。
ダルはムスロのみ使われている優しい味で、
チャナ、カロチャナ、ケラウ等が使われている一品も付き、
揚げ物の一つは野菜、一つはチャナ、青菜炒めも控えめの塩加減、キャベツのターメリック合え、豆のデイップ、パパドゥが並び、野菜サラダも別皿で添えられています。パワースープも、ジョアノ (Carom / Thyme seed) のスープが供されると聞き及んでいましたのでお願いしましたが、こちらも優しい味付けでした。
同行者は炭火焼きチキンプレートをお願いしました。
食前にはマンゴーラッシーを、
食後には豆乳マサラチヤを頂きました。
ポカラ出身のご主人のタパさんと、33年前のポカラの街とレイクサイドの様子のお話をしました。
JahpaL Live ジャーパルライブ
宇治市広野町茶屋裏 6-1
https://foodplace.jp/jahpallive/
https://www.instagram.com/jahpal_live/
DIYALO GRIHA RESTAURANT (Bangkok)
エアポートリンクの Ratchaprarop ラーチャプラーロップ駅にほど近い「DIYALO GRIHA RESTAURANT」さんへ伺いました。看板にも Indian, Chinese & Nepali Cuisine とあるように、インド料理がメインの様ですが、お目当てはダルバートです。メニューブックには、DIYALO GRIHA KHANA SET と記され、Non-Veg. と Veg. の選択があり、さらに Non-Veg. は Kukhura / Khasi ko Masu (180 / 230 THB) が選べます。
Khasi ko Masu でお願いすると、30分くらいかかるが良いかと尋ねられましたが、実際はそれほどかからず供されました。
ダルは Kalo dal、Mas ko dal の様で、
マスの山羊肉は骨付き、
隠元とじゃが芋、大根のアチャール、
トマトのアチャール、野菜のスライスと青唐辛子、
Alu Tareko 別名はフライドポテト、そして青菜炒めが並び、
パパドゥも添えられています。Mohi も付いていました。
DIYALO GRIHA RESTAURANT
86/5 Ratchaprarop Rd, Thanon Phaya Thai, Ratchathewi, Bangkok
ワット ポー Wat Pho (Bangkok)
まだ眠っている家族をホテルに残し、今年の初詣に出かけました。BTS スクンビット線と MRT ブルーラインを乗り継ぎ、サナームチャイ Sanam Chai 駅から徒歩で ワット ポー Wat Pho へ向かいました。本堂、本尊の台座にはラーマ 1世の遺骨が安置されているそうです。
本堂を囲む回廊の仏像、
ラーマ 1世から 4世を祭る仏塔、
そして大寝釈迦仏と見て回りました。
ワットポー
Wat Pho
Baan Esan Muang Yos バーン イサーン ムアン ヨット (Bangkok)
BTS プロンポン駅から徒歩圏内の「Baan Esan Muang Yos バーン イサーン ムアン ヨット」さんへ伺いました。まずはビール、
メニューブックには英語と日本語表記もあります。
最初にキャベツと香草が供され、
豚挽き肉のバジル炒め ガパオムー、
アヒルの挽き肉サラダ ラープペットを、
もち米 カオニャムで頂きます。
青パパイヤと海老のサラダ ソムタム、
イサーンのソーセージ サイクロークイサーン、
鶏の塩唐揚げ ガイトートクルア、
平麺の豚あんかけ ラーッナーとお願いしました。
Baan Esan Muang Yos
バーン イサーン ムアン ヨット
31 Sukhumvit Rd, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok
サムラップ タイ Samrab Thai @ タイ航空 Thai Airways KIX – BKK
タイ航空 Thai Airways の関西国際空港 KIX ~バンコク BKK 便は、関西国際空港発の場合、1日2便あります。使われる機材にも変遷があり、2013年末から2015年まで A380 が投入されたものの欧州路線に転用のため、この路線は B747 に変更。2016年5月からは午前便のみ A380 を再度投入、深夜便は B787-8。2017年1月に一旦両便とも A380 になり、深夜便が現行の夕方便に変更。2018年1月には午前便が A350-900 に変更。2019年末時点では午前便がA380-800 、夕方便が B777-300 となっています。
食事はサムラップ タイ Samrab Thai をお願いしました。各料理共通の前菜、そして「定食」が登場します。
この日は、チキンのレッドカレー、
豚肉団子入りスープ、
苦瓜と卵の炒め物が並んでいました。
柚子のアチャール @ シムラン SIMRAN (箕面市)
「シムラン SIMRAN」さんへランチタイムに伺い、ダルバートを頂きました。ダルはムスロとムング、
マスはダルバート仕様のチキン、
マトン炒め、じゃが芋と大根のアチャール、ヨーグルトと並びます。別皿で柚子 のアチャールと、程よく発酵した大根のアチャールを添えて頂きました。
食前にはスープとパパドゥが供され、食後にはスタッフの奥様特製のカロチヤを頂きました。
国道171号線牧落交差点近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シムラン SIMRAN (箕面市)」
インド料理 シムラン SIMRAN
箕面市牧落 5-5-22