サティ ボエル コ アチャール Sati Bayar ko Achaar @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

先週末4月14日と15日の、ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥさんでのビクラム暦新年のお祝いの宴には、趣向を凝らした料理が並びました。また今週からは、週末のスペシャルダルバートが供されますが、料理のレパートリーは尽きるところを知りません。ダルはガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコで、ヒマラヤハーブのジンブーJimbuと、チョウリChauriの乳から作るギーGheuが加えらています。マスは先週の山羊まつりに引き続き、ネパール山椒のティンムルTimmurが効いた、山羊のカシ・コ・マスが頂けます。タルカリは、ムラ・ラ・チャウ・コ・タルカリ、大根ときのこの組み合わせは初登場です。アチャールはこの日も3種用意され、カウリ・ラ・ケラウ・ガザル・コ・アチャールはカリフラワー、えんどう豆と人参のアチャールです。シッドラ・ラ・ゴルベラ・コ・アチャールは、ネパールの川魚の干物 Sidra Maachaがトマトと相まって、これまでに登場した時とはまた違った味わいを楽しむことができます。初登場の食材は、サティSati ・ボエルBayarです。ネパールから戻ってこられた直後に、こんな物も有りますと教えて下さいましたが、なかなか登場せず気を揉んでいました。今回、満を持しての登場です。サティ・ボエルは結婚式には欠かせないとのカドカさんのお話です。英語訳ではNepal sumac、Nepalese sumac、Pleasantly sour-sweet fruit等となり、検索してみると、アーユルヴェーダでは神経症状や胃の異常など様々な病気にも用いられるとの事です。Shrestha S, et al. Flavonoids from the fruits of Nepalese sumac (Rhus parviflora) attenuate glutamate-induced neurotoxicity in HT22 cells. Food science and technology 22, 2013

Nepalese sumac (Rhus parviflora) is a wild edible fruit used for the treatment of various ailments including neurological complications and stomach disorders in the traditional medicinal system of south Asia (Ayurveda).

そのサティ・ボエルが、アチャールに仕上げられています。バフ・スクティ、水牛Buffの干し肉Sukutiがバート(ご飯)の上に載っています。

サグ・ブテコ(青菜炒め)は、緑が映えるラヨ・コ・サグ、からし菜Raayoです。デザートにはチヤ・プリンが用意されました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

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池田市室町1-3
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山羊まつり @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

ビクラム暦2075年の新年のお祝いの第2弾「山羊まつり」が、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで催されました。ある常連の方による、新鮮な山羊を1頭丸ごと料理で頂きたいとの呼びかけに、カドカさんご夫妻とジットさんが応えて下さり、また賛同し集まって下さった方々の御厚意により実現の運びとなりました。山羊は沖縄から仕入れられ、それに合わせて常連の方々から泡盛や日本酒が持ち込まれ、それらも提供されました。楽しい宴は、その企画して下さった方(写真掲載のご了承を頂きました)と店主カドカさんの御挨拶で始まりました。新鮮な山羊ですので、生肉、脳や内臓、血など、他では頂く機会が少ない料理も用意して下さいました。その調理に際しては、ネパールに居られるカドカさんのお母様のレシピを詳細に問い合わせて再現されたとのことです。今回もbuffet形式で用意が整えられました。ブトンBhuttanは、肺Phokso、舌Jibro、胃Bhundi、腸などのスパイス炒め、ギディ・ブデコは脳Gidiのスパイス炒め、ラガート・ラ・チリオニオンは玉葱、チリと山羊の血Ragati 炒めと、この3皿だけでも十分人目を惹き付けます。クッタ・コ・スープは山羊の足Khuttoのスープで、ゼラチン質も楽しめます。カシ・コ・マスも、もちろん骨付きで用意されています。ダル(豆スープ)も前日と同じく、ガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコが提供されました。ヒマラヤのハーブのジンブーJimbuとチョウリChauri(ヤクと牛の交配)の乳から作るギーGheu(バター)が加えられたものです。チャナ・ラ・アル・ファルシ・コ・タルカリ、ひよこ豆、じゃが芋、南瓜のタルカリも並んでいます。他にはブトン入りのチョウメンもあります。アチャールのラインナップは、少し前に提供されたキールKhirにも用いられた、白セト、黒カロ、2種類のデーツChoddaが、チョゴダ・コ・アチャールとして、池田産レモンKaagatiのカガティ・コ・アチャール、ネパールの小さな川魚の乾物のマチャ・コ・シッドラ・コ・アチャールです。赤ラト、白セロ2種類のチウラ、サマエバジ、ダルマートがサルコパット(サルの木の葉のお皿)に盛られています。宴の途中で、カシ・コ・カチラ、生の山羊肉がサラダ仕立てで登場し、それに火を通した一品の違った味わいも楽しむことができました。デザートはズーズーダゥとクッキーです。前日のロキシーバージョンに続いて、この日もチョウリのギーを使ったジョインカッテを泡盛バージョンで頂きます。自身で少しずつ取って盛り付け、「山羊まつりのサマエバジ」の出来上がりです。この日は一人で伺いましたが、すぐに他のお客様のグループに同席のお招きを頂き、ネパールやアフリカのお話などで楽しい時間を過ごさせていただきました。

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ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンコンサート@ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

4月14日はネパールの新年で、ビクラム暦 2075年を迎えました。NEW YEAR のお祝いに、阪急池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでは、ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンのコンサートを開催されました。店主カドカさん、奥様、ジットさんで準備万端です。カドカさんの挨拶で宴が始まりました。タルカリ、アチャールは、カドカさんがネパールで調達された食材も多く使われ、週末のスペシャルダルバートでもお目見えした、他のお店では頂くことが出来ない品々も多く並びました。

上段左からトリ・コ・グンドゥルック・コ・アチャール(菜の花のグンドゥルック醗酵乾燥野菜)、ミックス・アチャール(カリフラワー2種、大根、人参、エンドウ豆)チキン・チョイラにバフ・チリ(水牛のスクティ)、アル・ジラ(じゃが芋)が並びます。下段には、同じく左からアル・ラ・チャウ・ケラウ・コ・タルカリ(じゃが芋とキノコ、エンドウ豆)、ラズマ・コ・タルカリ(金時豆)、ファルシー・ラ・ロウク・コ・チャーナ・コ・タルカリ(南瓜と干瓢)のタルカリ3種が並びます。上段の黒い器には、シラム・コ・ドゥロ・コ・アチャール(荏胡麻のふりかけ)が入っています。ダルは2種類用意され、チャナ・ラ・ラハル・コ・ダルとガハット・コ・ダルですが、どちらもジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコ(ジンブーとチョウリのギー入り)となっています。ククラ・コ・マス(チキン)とカシ・コ・マス(骨付き山羊)も揃っています。デザートは定番となったズーズーダゥ(バクタプルのヨーグルト)やクッキーです。

サマエバジやダルマートも、サルコパット(サルの木の葉で作った皿)で用意され、飲み物はチヤやラッシーの他に、ニムラス(後日、詳細を記載します)もありました。アルコール類は別料金ですが、まずはククリラム、次いでチョウリのギーがあるので是非それを用いたジョインカッテをとのお勧めもあり、お願いしました。蝋燭の炎が揺らぐテーブルで、自身で盛り合わせたダルバートを頂きました。バフ・チリ、カシ・コ・マス、グンドゥルック・コ・アチャールの3点盛りを作って、お代わりも頂きました。「のっぽーズ」の皆さんによる、テルミン、マトリョミンの演奏は、この日のお客様の年齢層に合わせて頂いたのか、「コンドルは飛んで行く」や、お店でいつも流れている「レッサムフィリリ」もあり、聞き入ってしまいました。演奏後はマトリョミンを持って各テーブルを回って下さり、色々この楽器についてお伺いすることもでき、楽しい宴の時間があっという間に過ぎました。

この日のカドカさんによるネパール語講座は、そのギーを2種類のダルや、ジョインカッテで楽しむことが出来たチョウリChauri、これに関連してYak とNakのお話です。高地に住む動物ヤクYakですが、Yakは本来雄にのみ使う言葉で、雌の呼び名はナックNakだそうです。よく見かける「ヤクの乳で作ったチーズ」という表現は、正しくは「ナックの乳で作ったチーズ」となるのだそうです。ではChauriは何かと調べてみると、AGTR (Animal Genetic Training Resourse)のweb siteに、Mohan Kharel, Shreeram P. Neopane and Rabindra Shrestha著で、「Performance characteristics of the Yak in Nepal and its crosses with Mountain cattle. 」  (2005)と題する記事が有りました。

Purebred mating among the Yak in the sub-alpine region of Nepal is not very popular due to its lower productivity (Kharel, 2000). Instead, the crossbred female (Dimjo) obtained from mating Yak bulls with high mountain cattle (Kirkho), and the crossbred female (Urang) that is obtained from mating Yak bulls to low mountain cows are preferred as they have higher milk production. All crossbred female animals are referred to as Chauri. The crossbred males (Zhopkyo) are sterile and are used as pack animals.

乳の生産性を上げるために、ヤクと高地の牛(Kirkho)の交配で生まれた雌が(Dimjo)、ヤクと低地の牛の交配で生まれた雌が(Urang)とのことで、これらの交配で生まれた雌の総称がChauriと記されています。交配で生まれた雄はZhopkyoと呼ぶのだそうです。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

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モモ コ アチャール Momo ko Achaar @ ”few” インド&ネパール料理レストラン(川西市平野)

能勢電鉄平野駅前の「インド&ネパール料理レストランfew」さんが、お店のFacebookで、シェフのディップさんの作るモモ・コ・アチャール Momo ko Achaar が変わりましたと告知されていました。早速、お伺いし、頂いてみました。

ディップさんの奥様がネパールで作られる、乾燥したオムリAmliの花が、ここでも活かされています。以前、ディップさんの娘さんが「魚のスープに使っても美味しいし、アチャールにしても美味しい」と教えて下さった通りでした。ピーナッツの香りと、オムリの酸味が、他では頂くことが出来ない味わいを醸し出しています。昨年まで供されていた、モモ・コ・アチャールも何度も頂きました。

年明けのネパールへ一時帰国後は、通常のモモのみの提供が続いていました。

今回、この美味しいアチャールで、満を持しての再登場です。ロキシーと共に頂きました。この日は、その他に、焼き物の中からシシカバブをお願いし、ダルバートも、勿論頂きました。

クルフィーとチヤも頂き、ネパール&インドの食事を楽しみました。

fewさんで頂ける美味しいネパール料理は
→「”few” インド&ネパール料理レストラン(川西市平野)」

”few” インド&ネパール料理レストラン

兵庫県川西市平野3-3-24ルームス1F
https://ja-jp.facebook.com/kawanishi.few/

マトンタス Mutton Taas @ ダルバート食堂(大阪市中央区)

3月から新スタッフのラビンさんが加わり、以前の様に夜の営業も毎日されるようになった、大阪地下鉄谷町線谷町四丁目駅近くの「ダルバート食堂」さんです。夜のメニューも若干変更がありました。この日はカボチャのアチャール Farsi ko acharをまず頂き、マトンタス Mutton Taasをお願いしました。この日は珍しく、骨付き肉で仕上げて下さいました。手づかみで頂きます。前回お願いした時は、骨なしの肉でした。後で気が付いたのですが、タカリダルバートThakali dal bhatのKhasi ko maasuは骨付き山羊肉ですので、その肉を使って頂いたのかも知れません。他のお客さんが帰られた後に、遼さんと積もる話をして、聞きそびれました。 そのタカリダルバートもしっかり頂き、チヤも頂いて帰りました。チヤをお願いする際にうっかりチャイと言ってしまったのを、ラビンさんに突っ込まれてしまいました。インドでチャイ、ネパールでチヤです。

お店で頂ける美味しい料理の数々は→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16
http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal

アル タマ ボリ ラ バフ コ スクティ ハレコ @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんが、お店のFacebookで告知された今週末のスペシャルダルバートの内容の中に、じゃが芋と筍のスープ、アル・タマ Alu Taamaが入っていました。待ち望んでいた一品の初登場ですが、バート(ご飯)よりもチウラと一緒に頂くイメージが有り、ダルバートに合うのか心配してしまいました。実際に頂くと、直ぐに杞憂であったことが分かりました。じゃが芋(アル Alu)、筍(タマ Taama)に、黒目豆(ボリ、ボディ Bodi)も加わり、さらに水牛の干し肉(バフ・コ・スクティBuff ko Sukuti)と相まって良い味を醸し出し、スープと言うよりは立派なタルカリの一品(アル・タマ・ボリ・ラ・バフ・コ・スクティ・ハレコ)に仕立てられていました。店主カドカさんがタメルの旅行社に勤めておられた頃、近くにアル・タマ・ボリにスクティや鶏肉を加え、チウラと一緒に出前をしてくれるお店が有り、よく利用していたとの事です。次回ネパールを訪れる際には、是非探して尋ねてみましょう。

今回のアチャール3種は、左から、プディナ・コ・アチャール(ミント)、ムラ・コ・アチャール(大根)、ゴルベラ・コ・アチャール(トマト)です。毎回微妙に味が変わるのも楽しみです。アチャールやタルカリとして登場するマショウラは、今回はチョイラとしてバート(ご飯)の上に載っています。今回のダルはマス・ラ・ムスロ・コ・ダルで、マスはククラ・コ・マス(チキン)でした。パパドゥとサグ・ブテコも定位置に控えています。デザートはチヤ マドレーヌですが、季節に合わせる様に、桜の葉が入っていました。カドカさん特製のスノーボールやスコーンをよく買って帰りますが、今回は自家製アチャールを並べておられ、早速購入しました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

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「日本」のダルバート@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

店主カドカさんがずっと構想を温めておられた、桜の季節に合わせて日本らしい食材で作る「日本」をテーマにしたダルバートが、今週末のスペシャルダルバートでした。阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに仕事を終え馳せ参じました。ネパールのダルバートには登場することの無い、遊び心に富んだマス、ダル、タルカリ、アチャールの品々からなっています。ダルはマス・コ・ダルに小豆が混ぜられています。マスはククラ・コ・マスの蒟蒻入りです。タルカリは干し椎茸、南瓜、隠元豆で、いずれも優しい味に仕上がっています。蛍烏賊のカチラは、酢味噌和えとはまた違った味わいで、スパイスと相まっておつまみとしても良さそうです。カチラKachilaは本来生食の料理ですが、安全面を考慮されて(→「旋尾線虫症とは」NIID 国立感染症研究所)、茹でた蛍烏賊を使っておられます。 アチャールは、左が酒粕と味噌のアチャール、右が紫蘇のアチャールですが、酒粕と味噌のアチャールでご飯がすすみます。サグ(青菜炒め)には菊菜が用いられ、長ひじきと茎わかめのスパイス炒めが、バート(バスマティと国産米)の上に載っています。デザートのは桜のズーズーダゥです。カドカさんが会心の出来栄えと仰る通り、美味しさを増したズーズーダゥの中には甘い桜餡が隠れています。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
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ディロセット@サンチャイ San Chai(宝塚市逆瀬川)

阪急今津線逆瀬川駅前の商業施設アピア2にあるネパール料理店「サンチャイ Sanchai」さんにダルバートを頂くつもりで伺いました。メニューを見ているとディロDhidoセットも通常メニューで用意されているようでしたのでお願いしてみました。すごい量のディロです。せっせとキノコとチキンのカレーに浸しては口に運びましたが、流石に食べきれませんでした。お試しセットの様な、ディロの量が半分位で、副菜がもう1~2品追加されたものがあれば、もっと楽しめそうです。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→サンチャイ Sanchai (宝塚市逆瀬川)

サンチャイ Sanchai

宝塚市逆瀬川1-11-1 アピア2 1F

カナメラでマトンパック Mutton Pakku@ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

店主のキランさんが、いつも何か新しいネパール料理を提供したいと仰る、月2回催される「カナメラ(ターメリックだけのバル)」に惹かれ、JR甲子園口駅近くの「ターメリック Turmeric」さんに今回も伺いました。

マトン料理が好評との事で、今回もマトン料理の数々が並びました。マスMaasu・チウラChiuraセットが初回の鹿肉に続き、2回目の今回はマトンで登場です。ムラ・コ・アチャール付きです。カザセット用にアルタマAlu Taama(じゃが芋と発酵筍のスープ)を用意されていましたので、単品でお願いしました。この2品の組み合わせだけでも十分です。少しずつチウラに混ぜながら頂くと、もう他に言うことはありません、満足です。スペシャルメニューにマトンのパック Pakkuも有りました。お祭り、お祝いや、おもてなしの折にはよく作られるとの事で、メニューにも「ネパールの定番料理」と書かれていました。スパイスでマリネし3時間くらい味を沁み込ませ、水分などは一切加えず底の厚い鍋でゆっくりと調理したのだそうです。マトンの美味しさを堪能できる一品で、一気に頂いてしまいました。ジブロ Jibhro(舌)とブンディBhundi(胃袋、トリッパ)のサデコもお願いしました。もう一皿位は入りそうでしたので、マトンチョイラと迷いましたが、同じくジブロとブンディを炒め物で少しずつ盛って頂きました。フェンネルがよく効いたマルプワMaalpuwaと、チヤも頂いて帰りました。

webでPakkuを検索してみると、色々なレシピを見つけることが出来ます。Boss Nepal の「Mutton Pakku」の記事では

First of all, take a deep mixing bowl and put the meat (cut into small pieces) into it. Then add, cumin powder, cardamom powder, pepper powder, salt, fresh lemon juice, chili powder and ghee and also some oil to it. Then, mix all the ingredients thoroughly and let it marinade for about an hour in the same pan or pressure cooker you are going to cook it on. Now, if you are cooking it on a pressure cooker, then, put the cooker on the gas stove on high heat and let it cook. After four to five whistles, check the meat and cook it further on low heat until it is cooked properly, however, make sure there is no water left.

If you are cooking it on a pan or a deep utensil, which takes about an hour to cook, however, is tastier, then cook it over low heat until the meat is tender and cooked properly. When cooked, garnish your mutton pakku with chopped cilantro before you serve it to your guests. You can also refrigerate it for few days, however, in that case, do not add the cilantro. This recipe from grandma’s kitchen is surely going to get you some credit as the master chef of the dinner or lunch party you are hosting.

とあり、圧力鍋でも普通の鍋でも低温でゆっくり調理がポイントの様です。いつも最初に調べる「Taste of Nepal (Jyoti Pathak著)」にも、チキンを使った同じような料理 Kukhra ko Pakkuが登場しています。スパイスとマリネして2時間以上置き、large heavy-bottomed saucepanを用いて、最初中火から強火、その後弱火で40分以上調理する、同じようなレシピが記載されています。

Khasi ko Pakkuで検索するとKhasi ko Kawaf (Kabab)にも行き当たりますが、差異の詳細が分かりかねます。PakkuとKawaf、さらにはKababとの関係を、キランさんに次回にでも尋ねてみましょう。

<追記>

その後にお店を訪れ食事を頂いた際に、キランさんにお尋ねしました。PakkuとKawafは異なる様です。インドから入ってきた調理方法として広まったKawafに対し、ネパールの東の限られた地域で主に伝わる調理方法のPakku、両者で使うスパイスも異なるとのことでした。今回のPakkuは数日ヨーグルトに浸け、カルダモン、シナモン、塩などを加えているとの事です。Kawafは小さめの塊の肉を用いるのに対し、Pakkuは大きな塊で調理する点も異なる様です。

ターメリックさんで頂ける美味しいネパール料理の数々は
→「ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

ターメリック Turmeric

西宮市甲子園口2-24-28
https://twitter.com/turmericrest1
http://www.turmeric-kiran.co.jp/

軟骨入りキーマカレー@ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

アチャールやタルカリだけでなくダルやマスも、ひと工夫もふた工夫もされている週末のスペシャルダルバート、今週は軟骨入りキーマカレーが初登場でした。阪急宝塚線池田駅徒歩すぐの「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんに伺いました。

そのクルクレKurkure・ハッディ・ラ・クテコ・マス・コ・カリーは、チキンのモモ肉と軟骨を手作業で挽き肉にされたとの事で、他では味わえない食感を楽しむことが出来ます。

小さなカトリの3種のアチャールは左からカイロKhairo・ティル・ラ・アル・コ・アチャール(茶色胡麻とじゃが芋)、ダニヤ・コ・アチャール(コリアンダー)、ムラ・ラ・ガザル・コ・アチャール(大根と人参)でした。

カイロ・ティルは少し高級な胡麻との事で、細い茶色の粒を粉状にすると、通常の日本の胡麻とは違った良い香りです。

タルカリは、カルカラ・ラ・ピダル・コ・タルカリ(白ずいきと里芋)で優しい味が楽しめます。クレロKurelo・ムラ・コ・チャーナ・ラ・チャウ・ブテコ(アスパラガス、干し大根、キノコ)がバートに載っています。デザートはチヤ・プリンでした。チヤと一緒に頂きました。バートの左右にはパパドゥとサグが何時もの位置に控えています。今回は優しい感じの味付けの品々ですが、ダニヤ・コ・アチャールが少し苦みもありアクセントになっています。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
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