ランチタイムにもディナータイムにも頂くことが出来るライス&カレーのプレートの内容が曜日によってかわる「スリランカダイニング アマヤ 阿波座店」さんです。その内容も更に月毎にかえておられます。6月のプレートを頂きに伺いました。この日、木曜日のカレーはハンバーグとビーフとの事でしたので、躊躇していると、意を察して下さったラヌーカさんが、魚のイストとマトンカレーも有りますと仰って下さいました。まだ他にお客さんが居られなかったこともあり、喜んで変更をお願いしました。
プレートの6時の位置の魚のイスト、この日の魚はマグロでした。
そこから時計回りに、チキンヤム、小皿に入ったカトレット、青梗菜と小魚のカレー、パイナップルのスパイス炒め、
この日の日替わりビーツの葉、
キュウリと玉葱、パパドで、中心はイエローライスでした。マトンカレーは別皿で供されました。
追加でワタラッパンと
チャイも頂きました。
アマヤさんで頂ける美味しい料理は
→「Sri Lankan Dining A*maya スリランカダイニングアマヤ」
SRI LANKAN DINING A*MAYA
スリランカダイニング アマヤ
阿波座店
大阪市西区立売堀4-7-15 奥内立売堀ビル1F
https://www.facebook.com/sld.amaya.awaza/
この日の日替わりカレーの中からイカをお願いしました。
若い頃に、ヒルトンホテル大阪にあったスリランカ料理店パハナ PAHANA さんに何度か伺って以来、久しくスリランカ料理を頂く機会がありませんでした。一昨年の夏に、この「カレーや デッカオ」さんと、「スリランカダイニング アマヤ 本町店」さんでライス&カレーのプレートを頂いて以降、スリランカ料理に嵌ってしまいました。
今回はまずマトンタスセットをお願いしました。マトンタス Mutton Taas と、ムライ Murai (ブジャ Bhuja)、大根のアチャール Mula ko Achaar の組み合わせです。
キネマ(発酵豆)とグンドゥルック(発酵乾燥野菜)のカレー、Kinema ra Gundruk ko Jolも単品でお願いし、一緒に頂きます。
300円(税別)のシタン(単品)からは、マトントリッパの和え物です。トリッパ Bhundiとタン Jibhro とキノコ Cyau のサデコ Sadeko です。
まだまだお腹に入りそうですので、マトンチョイラセットも追加です。マトンチョイラ Mutton Choila、チウラChiura、大根のアチャールのセットです。
前回訪問時、お店のTwitterに登場したドクダミGande (Gandhe) のアチャールを是非頂きたい旨お話ししていたのを、キランさんは覚えて下さっており、用意がありますとの事でしたので供して頂きました。念願のGande ko Achaar は、ドクダミを茹でることにより、嫌みのない香りが活かされた、予想以上の美味しさでした。ダルバートの一品として、「薬草」のチャトニと書かれている時に、巡り合うことが出来るようです。(翌日のTwitterでは、「ドクダミ」のチャトニと記されていました。)
最後にハルワ Haluwa と
チヤを頂きました。
しかし、今回もそれ以上に印象的だったのは、カリフラワー Kauri と人参 Gajar、えんどう豆 Kerau のアチャール、カウリ・ラ・ガージャル・ラ・ケラウ・コ・アチャールでした。先週頂いたカリフラワーと人参のアチャールはタンドールで炙ったカリフラワーの香りとシャキシャキした食感が楽しめました。同時に作って発酵させたと仰る今週のものは、味付けも少し変えておられ、えんどう豆も加わり、程よい発酵も相まって、異なるアチャールに仕上がっています。
アチャールのもう1品は、ミント Pudina のアチャール、プディナ・コ・アチャールでした。
タルカリは、南瓜 Farsi と金時豆 Rajma、ファルシー・ラ・ラジマ・コ・タルカリで、今回も優しい野菜の味を活かす味付けです。大蒜 Lasun の葉、ハリヨ・ラスンも使われています。
バート(ご飯)の上に載る、鶏の胸肉もハリヨ・ラスンと一緒にチョイラに仕上げられています。
ダルはミックスダル、チャナ・ラ・マス・コ・ダルです。マスは骨付きチキンの、ククラ・コ・マスですが、同じチキンでも毎回味付けが変わります。サグとパパドゥも定位置に添えられています。
デザートはズーズーダゥで、仕込みの日の違いで、醗酵の浅いものと、やや進んだものの2種類がこの日は有るとのことでしたので、後者をお願いしました。最近はこのズーズーダゥの予約も入るようになってきたとのことです。
チヤも頂きました。

ライタのピンク色はビーツを使っておられるためです。
またサラダにかかるピンク色のドレッシングにもビーツ、赤玉葱、檸檬、アボガドが使われているとの事です。健康に良いビーツを、皆さんに摂って頂きたいという店主の心配りです。
デザートにレモンタルトも供され、
セットにはラッシーも付いてきます。
追加でチヤも頂きました。
アルタマボリはカジャ Khaja と一緒に頂くイメージを持っていましたが、バート(ご飯)と一緒に頂くこともよくあるそうです。今回は香辛料を効かせたバージョンで、しっかりとバートに合っていました。
マスは、骨付きのマトンが賄い用にあるとの事で供して下さいました。
他は大根のムラ・コ・アチャール、小魚のマチャ・コ・アチャール、青菜炒めのサグ・ブテコと何時も通りの品々です。途中で、ディップさんが、ダニヤ・コ・アチャールも持って来て下さいました。
最後にチヤも頂きました。
お店の名前にSekuwaが入っていますので、そのSekuwaを頂くことにしました。
マトンセクワセット Mutton Sekuwa Setは、セクワとプジャ、アチャールとチャナ豆の構成です。
アルコールも各種取り揃えておられる様でしたので、
Raksi を頂きたかったのですが、言葉が通じず、仕方なくネパールアイスビールを一緒に頂きました。お客さんは見事にネパール人ばかりでした。
2種類のタルカリは、ブロッコリーとじゃが芋、
ゴーヤでした。
マトンは残念ながらドライタイプではありませんでした。
キランさんにお伺いすると、予定通りドライタイプに変えたところ、お客様の不評を買い、数日で元に戻したとの事です。ダルの美味しさを活かすには、ドライタイプのマスの方が良いと考える日本人は、私も含めきっと少数派なのかもしれません。ネパールで普段食べるような料理を是非食べて頂きたいと、一旦は中止しかけた平日のダルバートの提供を続けておられる、キランさんや、スタッフのミンさん、ラムさんの心中を察すると、胸が痛みます。
この日は他に、以前にお店のTwitterにアップされていたドクダミのアチャール Gandhe ko Achaar の話や、キランさんが不在だったカナメラの日にメニューには登場したものの頂けなかったダカニ Dhakani の話などを伺いました。ダカニの件の経緯は、バスマティライスで作ったところ、パサパサな食感の出来上がりとなったために、スタッフで協議し急遽提供を止めたのだそうです。日本米で作ると粘り気が出すぎ、丁度この時期に収穫されるネパール米が良いのだそうです。デザートとして食べるよりも、カジャの一品として食べることが多いとの事です。
今回のダカニには、レーズン、カシューナッツ、アーモンドを用い、ギーの香りが活きる様に香辛料は控えておられるとの事でした。チヤと一緒に頂きました。
他の2品のアチャールも秀逸でした。カリフラワー Kauri と人参 Gajarのアチャール、カウリ・ラ・ガージャル・コ・アチャールは、タンドールで炙ったカリフラワーの香りとシャキシャキした食感、人参との組み合わせ、味付けどれもが絶妙で、この日の一押しです。
えんどう豆 Kerau のアチャール、ケラウ・コ・アチャールは、2種類の Sano Kerau と、Thulo Kerau の計3種類の豆を、豆らしい食感が残る茹で加減で作られています。
バート(ご飯)の上には、椎茸 Mirge Chau と赤玉葱 Rato Pyaaj のスパイス炒め、チャウ・ラ・ラト・ピャーズ・コ・サデコが載っています。
タルカリは茄子 Bhanta と新じゃが Alu の、バンタ・ラ・アル・コ・タルカリで、茄子の優しい味が楽しめます。
マスとダルは、ククラ・コ・マスと、
ラハル・コ・ダルでした。
パパドゥとサグが定位置に控えます。

チヤも頂きました。
お店で頂ける料理の数々は





丁度ネパールから送られて来たと仰るティンムル Timur(ネパール山椒)の塵などを取り除いておられたので、数粒ほど齧らせて頂きました。しっかりとファードにも使っておられました。
デザートに何かいただけますかとお聞きすると、グットパック Gudpak なら有りますとの事で、これまた是非にとお願いしました。