バジェコ セクワ ガル Bajeko Sekuwa Ghar (東京、大久保)

横浜での仕事ついでに、JR中央線大久保駅近くのネパール料理店「バジェコ セクワ ガル Bajeko Sekuwa Ghar」さんへも寄ってみました。お店の名前にSekuwaが入っていますので、そのSekuwaを頂くことにしました。マトンセクワセット Mutton Sekuwa Setは、セクワとプジャ、アチャールとチャナ豆の構成です。アルコールも各種取り揃えておられる様でしたので、Raksi を頂きたかったのですが、言葉が通じず、仕方なくネパールアイスビールを一緒に頂きました。お客さんは見事にネパール人ばかりでした。

バジェコセクワガル
Bajeko Sekuwa Ghar

東京都新宿区百人町1-20-7

ダカニ @ ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

JR甲子園口駅から南にのびる「ほんわか商店街」にあるネパール料理店「ターメリック Turmeric」さんでは、平日もダルバート Dal bhat が頂けます。店主キランさんが、5月からダルバートのマスをドライタイプに変えますと仰っていましたので、遅ればせながら平日に訪れました。この日はチキンかマトンの選択でしたが、マトンでお願いしました。2種類のタルカリは、ブロッコリーとじゃが芋、ゴーヤでした。マトンは残念ながらドライタイプではありませんでした。キランさんにお伺いすると、予定通りドライタイプに変えたところ、お客様の不評を買い、数日で元に戻したとの事です。ダルの美味しさを活かすには、ドライタイプのマスの方が良いと考える日本人は、私も含めきっと少数派なのかもしれません。ネパールで普段食べるような料理を是非食べて頂きたいと、一旦は中止しかけた平日のダルバートの提供を続けておられる、キランさんや、スタッフのミンさん、ラムさんの心中を察すると、胸が痛みます。

小さな器にはハルワも添えられています。この日は他に、以前にお店のTwitterにアップされていたドクダミのアチャール Gandhe ko Achaar の話や、キランさんが不在だったカナメラの日にメニューには登場したものの頂けなかったダカニ Dhakani の話などを伺いました。ダカニの件の経緯は、バスマティライスで作ったところ、パサパサな食感の出来上がりとなったために、スタッフで協議し急遽提供を止めたのだそうです。日本米で作ると粘り気が出すぎ、丁度この時期に収穫されるネパール米が良いのだそうです。デザートとして食べるよりも、カジャの一品として食べることが多いとの事です。Boss Nepalの「Rice Dhakani」の記事で、キランさんの説明と同じような記述があります。

Dhakani is a sweet snack made from rice. One of the traditional snacks made in Nepal, it is popular for its taste, health benefits and for gratifying hunger. Dhakani is popular all over Nepal, and although maybe known by different names at different places, the taste of it is more or less similar. Dhakani is usually made with Basmati rice, Chandanchur or other types of rice known as masino chamal is Nepal which also helps in enhancing its taste and giving pleasant smell. Making this cuisine is easy and although it takes slightly longer time, the result is worth the effort. But even though it is sweet, it cannot be served as a dessert as it is comparatively heavier due to the presence of rice.

話のついでに、ダカニをわざわざ供して頂きました。今回のダカニには、レーズン、カシューナッツ、アーモンドを用い、ギーの香りが活きる様に香辛料は控えておられるとの事でした。チヤと一緒に頂きました。

ターメリックさんで頂ける美味しいネパール料理の数々は
→「ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

ターメリック Turmeric

西宮市甲子園口2-24-28
https://twitter.com/turmericrest1
http://www.turmeric-kiran.co.jp/

マンゴーと葡萄のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

ネパールでもマンゴーの季節とのことで、今週のスペシャルダルバートにマンゴーを用いたアチャールが登場です。パティシエでもある店主カドカさんと厨房のジットさんによるフルーツのアチャールシリーズが続く、阪急池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんです。

このマンゴー Aamp と葡萄 Augur のアチャール、アープ・ラ・アングール・コ・アチャールにまず気をとられますが、他の2品のアチャールも秀逸でした。カリフラワー Kauri と人参 Gajarのアチャール、カウリ・ラ・ガージャル・コ・アチャールは、タンドールで炙ったカリフラワーの香りとシャキシャキした食感、人参との組み合わせ、味付けどれもが絶妙で、この日の一押しです。えんどう豆 Kerau のアチャール、ケラウ・コ・アチャールは、2種類の Sano Kerau と、Thulo Kerau の計3種類の豆を、豆らしい食感が残る茹で加減で作られています。バート(ご飯)の上には、椎茸 Mirge Chau と赤玉葱 Rato Pyaaj のスパイス炒め、チャウ・ラ・ラト・ピャーズ・コ・サデコが載っています。タルカリは茄子 Bhanta と新じゃが Alu の、バンタ・ラ・アル・コ・タルカリで、茄子の優しい味が楽しめます。マスとダルは、ククラ・コ・マスと、ラハル・コ・ダルでした。パパドゥとサグが定位置に控えます。

デザートはズーズーダゥで、チヤも頂きました。お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

シロザとアカザ @ プルジャダイニング Purja Dining(東京都豊島区巣鴨)

横浜での用事を午前中に済ませ、JRを乗り継いで山手線巣鴨駅に降り立ちました。目指すは「ネパール料理 プルジャダイニング Purja Dining」さんです。

ドリンクメニューにジョインカッテ(ズワイカッテ Jhwain Khatte)が有りましたので、ククリラムバージョンで作っていただきました。

おつまみにと野菜の茎と豆 Kerau の一品を出して下さいました。セロリの様な食感でしたので、お尋ねしたところ、シロザの茎を使っておられるとのことです。他の方の投稿を拝見して、もしかしたらと、少し期待はしていたのですが、運よくベテ(ベトゥ)・コ・サグ Bethe ko Saag に巡りあえました。

カジャ Khaja セットもお願いしたのですが、この日の青菜炒めにもシロザが使われているという運の良さです。

Bethe ko Saagの名前を知っていたことを喜んでいただき、昼下がりののんびりとした時間、暫くシロザ談義となりました。ネパールでは畑の周りにいくらでも生えているのに、日本で借りた畑には最初全く見当たらず、わざわざ植えたのだとお話下さいました。アーユルヴェーダなどでも健康に良い植物とされるので、自身も、まず食べたい野菜とのことです。シロザはシェト・べトゥ Seto Bethe、アカザはラト・べトゥ Rato Betheと、そのまま色の名をつけて呼ぶそうです。

ベテ・コ・サグについては→「ネパール野菜のチャムスルとベテコサグ」に詳細を記しています。

アカザも有るので、ファード Phaado も作れますとのことでしたので、是非にとお願いしました。

畑で採れたじゃが芋と、自家製のスクティと一緒に供されました。アル・ラ・スクティ・ラ・ラト・べトゥ・コ・サグ・コ・ファードと呼ぶのかお尋ねすると、ファード・ラ・アル・スクティと短い呼称を教えて下さりました。丁度ネパールから送られて来たと仰るティンムル Timur(ネパール山椒)の塵などを取り除いておられたので、数粒ほど齧らせて頂きました。しっかりとファードにも使っておられました。デザートに何かいただけますかとお聞きすると、グットパック Gudpak なら有りますとの事で、これまた是非にとお願いしました。

初めての訪問でしたが、バトマス・サデコの大豆がサクサクしているのを尋ねると、ネパールの大豆を使うと固すぎて日本人向けではなくなるので、節分の豆まきに使う大豆を使っておられる事を教えて頂いたり、ジョインカッテに使う米や、スクティの材料について等、話が尽きませんでした。

ネパール料理
プルジャダイニング
Purja Dining

東京都豊島区巣鴨1-36-6
https://twitter.com/HcCkN5xEqli2jBP

 

ラサランカ @ スリランカ restaurant SRI LANKA(大阪市中央区)

地下鉄谷町線谷町六丁目駅近くの空堀商店街にあるスリランカ料理店「スリランカ restaurant SRI LANKA」さんに、また足を運びました。アラックを頂いて料理を待ちます。ラサランカRasa Lanka はこのお店のライス&カレーのプレートの名前です。メインの肉か魚を選びますが、この日は妻の選択でチキンをお願いしました。 お店のインスタグラムで、その日のラサランカの副菜の詳細をお知らせされています。この日は、ポルサンボーラ(ココナッツ唐辛子鰹節和え)、アラテンペラーダ(スパイシージャガイモ)、ゴーワマッルン(キャベツとココナツ炒め)、ムンアタ(緑色のスリランカの豆カリー)、プフルカリー(冬瓜カリー)、チャツネ、パパダムと記されていました。黄色のパリップの位置に、緑色のムンアタMung Eta (Green Gram) が収まっています。

プフル Puhul は優しい味に仕上がっていました。追加でフィッシュカレーもお願いしました。この日は鯖との事でした。鰹のアンブルティヤルも付けて下さいました。カトゥレットゥと、エラワルロティも頂きました。じゃが芋や野菜がロティに包まれています。

お店で頂ける美味しい料理は
→「スリランカ restaurant SRI LANKA(大阪市中央区)」

スリランカ
restaurant SRI LANKA

大阪市中央区谷町7-1-48
https://www.instagram.com/srilanka_restaurant/
https://twitter.com/SRILANKA_curry

カナメラでセクワブザセット @ ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

毎月第2第4土曜日の夕刻には、JR甲子園口駅近くのネパール料理店「ターメリック Turmeric」さんへ足が向いてしまいます。カナメラ(ターメリックだけのバル)で、ネパール料理の数々を楽しむ為です。今回は1人で伺いましたので、カザセットではなく、単品メニューから選びます。セクワSekuwaとブザBhuja、グンドゥルックGundrukのセットが用意されており、まずお願いし、アルタマAlu Taama を単品で頂きました。ゴーヤとトマトのアチャールや、アルチャットパテも頂きました。デザートにダカニもお願いしましたが、上手く作れなかったので無く、キールなら有りますとの事でした。チヤも頂いて帰りました。

ターメリックさんで頂ける美味しいネパール料理の数々は
→「ターメリック Turmeric(西宮市甲子園口)

ターメリック Turmeric

西宮市甲子園口2-24-28
https://twitter.com/turmericrest1
http://www.turmeric-kiran.co.jp/

フレッシュコリアンダーの実のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

頂く毎に新しい発見を楽しむことが出来るのが、阪急池田駅前のネパール料理店「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで供される週末のスペシャルダルバートです。今週も様々な趣向が凝らされていました。お品書きからだけでは想像できない、細かい配慮、工夫が、マス、ダル、アチャール、タルカリ、それぞれに為されています。しかも、どのタルカリやアチャールも、他のネパール料理店では頂ける機会がまず無い品々です。

マスはチキンカレーとだけ書かれていますが、今回のククラ・コ・マス、いつもとは味付けを変えておられ、ナツメグ、大蒜、玉葱などが主体で、マサラを控えておられるとのことでした。ダルも毎週の様に変わり、今週はマスとムスロの2種類の豆を使った、マス・ラ・ムスロ・コ・ダルです。タルカリは、新じゃがと黒大豆と発酵乾燥野菜のタルカリ、アル・ラ・バトマス・ラ・ラヨ・コ・グンドゥルック・コ・タルカリです。新じゃがは一度タンドールで炙る手間をかけておられます。発酵乾燥野菜グンドゥルックは、何種類か使い分けておられる野菜から 、Raayo(からし菜)を使われています。

初登場のフレッシュ コリアンダーHariyo Dhaniaの実(種 Bij)のアチャールは、丁度実をつける時期ならではの一品です。このハリヨ・ダニヤ・コ・ビヤ・コ・アチャールの味付けも気になり、根掘り葉掘りお尋ねしてしまいました。

青唐辛子Hariyo KhursaaniとオレンジSuntaraのアチャール、ハリヨ・コルサニ・ラ・スンタラ・コ・アチャールも頂けます。母の日バージョンのミックスフルーツのアチャールに続く、果物のアチャールです。

お馴染みになりつつある、ネパールの川の干した小魚Sidra Maachaのアチャールですが、毎回味付けが変わり、頂く前から期待が高まります。今回はトマトGolbheda ベース(ゴルベラ・ラ・シッドラ・マチャ・コ・アチャール)で仕上げられていましたが、同じトマトベースでも、以前登場したものとは異なっています。

バート(ご飯)の上に載っているのは、新じゃがのスパイス和えとだけ書かれていますが、じゃが芋と発芽させたえんどう豆 Hariyo Kerau のアチャール、アル・ラ・ハリヨ・ケラウ・コ・トゥサ・コ・アチャールです。

えんどう豆を発芽させて、1週間ほど経った食べ頃を使っておられます。

デザートのプリンにはナツメグと生クリームが添えられています。

チヤも頂きました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

ベンガル定食 @ Asian kitchen cafe 百福(大阪市西区)

店主のバングラデシュ紀行以降、テハリやベンガル定食などが供される大阪地下鉄九条駅近くの「Asian kitchen cafe 百福」さんに伺いました。週末スペシャルの中で、ベンガル定食のみが運よく残っていました。この日のメインは牛タンで、大きな塊のタンを楽しむことが出来ました。少し前のベンガル定食にアンダローシュが登場しているのをSNSで見かけ、楽しみにしていましたが、残念ながらこの日は違いました。飲み物も頂きました。

お店で頂ける美味しい料理は
→「Asian kitchen cafe 百福(大阪市西区)」

Asian kitchen cafe 百福

大阪市西区九条1-3-12
https://twitter.com/namastesawatdee
https://ja-jp.facebook.com/momofuku.asian/

おまかせバングラデシュ料理 @ ラベア RABEA(奈良市)

今年のラマダンの期間に入ってすぐ位に、奈良の「バングラデシュレストラン ラベア RABEA」さんに伺いました。丁度日没の時間前後で、他のお客さんの料理を既に準備されていたラベアさんは、日没前は供する料理の味見もできないので「味は大丈夫ですか」と気にしておられました。日没を待って水分を摂られ、お祈りもされた様でした。自身が食べる分も一緒に少し作りますとのことで、料理はお任せでお願いしました。マンゴーラッシーを頂き料理を待ちます。まずはチャナ豆、豆と玉葱などのかき揚げピアジュPeaju、キュウリとトマトです。

次は魚料理、この日は鰯でした。2人で伺っていましたので、キチュリは大皿で出していただき、小皿に取り分けることにしました。さらにチキンブナも作っていただき一息入れてサラダが供されます。マサラを振りかけていただくとまた違う味が楽しめます。ダルスープはMasoor Dalを使ったもので、キチュリと一緒に頂くと絶妙です。マトンもどうですかと尋ねられ、是非にとお願いし、マトンブナも作っていただきました。お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「バングラデシュレストラン ラベア RABEA(奈良市)」

バングラデシュレストラン
ラベア
Bangladeshi Restaurant
RABEA

奈良市南魚屋町6-1-1

チャムスルブテコ @ パリワール Pariwar(生駒市)

メニューの構築を試行しておられる生駒市のネパール料理店「パリワール Pariwar」さんで、月曜日にラフィン Lhaphing のセットを供された際に、チャムスル・ブテコ Chamsoor (Chamsur) Bhuteko も添えられていたと知りました。俄かチャムスルファンとしては、もしかしてとの淡い期待を抱きながら、北摂から生駒へ車を走らせました。お店でその話をすると、願いが届いていたのか、丁度昼休みに畑でチャムスルを摘んで来られたところでした。生で齧って、その香ばしさと味を楽しませていただき、一品としても是非にと調理をお願いしました。お話を伺うと、生駒でもやはりすぐに茎が伸びてしまい、美味しい葉を上手く十分収穫できないのは、能勢の場合と同じようです。炒めると、少し苦みを感じる様になりますが、それも美味しさのうちで、バートと一緒にあっという間に頂いてしまいました。チャムスルに関する以前の記事は→「ネパール野菜のチャムスルとベテコサグ」でご覧いただけます。

辛いのが嫌いでなければ、ダルバートにラフィンも付けていますとのことで、それもお願いしました。珍しくベジのダルバートでお願いしましたが、これら2品が加わり、一段と満足度の高いダルバートとなりました。この日はレモンタルトも有りますとお声がかかり、チヤとともに頂きました。

パリワールさんで頂ける美味しい料理の数々は
→「パリワール Pariwar(生駒市)」

PARIWAR パリワール

生駒市小明町155-4
https://ja-jp.facebook.com/Pariwar.nara.ikoma/