三宮駅からほど近いビルの 1 階の入り口付近には立て看板もなく、エレベーターで 4 階に上がって初めて見つけることが出来、
一見さんには扉を開けるには少し勇気がいるお店が「ワンスーア Quán xưa Vietnamese Restaurant」さんです。
当然日本人は我々だけで、他はすべて若いベトナム人のお客さんです。しかも次から次へと来店し、数組は満席で諦めて帰っていきました。メニューブックの中から、
青パパイヤサラダ Nộm đu đủ 、
生春巻き Gỏi cuốn 、
揚げ春巻き Chả Nem を頂き、
腸詰め Lòng dồi (メニューには「ロンゾイ」と表記)に興味を惹かれお願いしましたが、どうやらマムトムと一緒に頂く様です。何が入っているか尋ねたのですが、言葉の問題か「色々」としか答えてもらえませんでした。
メニューにあると頼みたくなる、ブンダウマムトム Bún đậu mắm tôm にもロンゾイが添えられていました。
デザートは仙草ゼリー Chè sương sáo と、
ベトナムもち米とヨーグルト Sữa chua nếp cẩm を頂き、
ベトナムコーヒーで締めました。
ワンスーア
Quán xưa Vietnamese Restaurant
神戸市中央区下山手町通 2-4-13
泳都ビル神戸一番館 4F
ダルバートも、マス付きと無しが選べるようで、バスマティライスに変更は追加料金で可能の様です。
マスをマトンで、バスマティライスでお願いしました。
ダルは、マス、ムスロ、ムング、チャナ、ボリの5種類のミックスの様です。
マスのマトンは、さらさら系のグレービータイプです。
副菜には、ダルから反時計回りに、パパドゥ、トマトのアチャール、胡瓜と人参、よく発酵した大根のアチャール、グンドゥルック、
蓮根、ほうれん草、ヨーグルトと並びます。ワンドリンク付きですのでチヤを頂きました。
前回訪問時はネパール人2人体制でしたが、今回はネパール人のシェフと、フロアを担当される日本人の女性が居られました。壁に貼られたダルバートの説明書きも新しくなっており、
ダルバートの内容も変わっていました。
以前のお店の看板の写真にマトンタースが写っていましたので、頂く事が出来るか尋ねてみましたが、無理の様です。グランドメニューに、
ダルバートは掲載されていませんが、こちらは提供可能とのことでしたのでお願いしました。
ダルは、ムスロ、ムング、チャナが使われている様です。ネパールで普段食べるようなダルが出来れば頂きたいことを伝えてはみたのですが、豆「カレー」タイプの味付けで、
マスはマトンでお願いしましたが、ナン&カレーのタイプのグレービーです。
サグはほうれん草、
アチャールは、即席で作って頂いたと思われる、発酵無しの大根、胡瓜、人参、玉葱でした。
ヨーグルトとパパドゥが添えられていました。
チェーと、
ベトナムコーヒーもお願いしました。
阪急箕面線桜井駅近くの阪急桜井市場内にあるお店で頂ける美味しい料理の数々は
この日もメインはチキンでお願いし、
副菜はケールと小松菜、じゃが芋と玉葱、
ビーツ、カトゥレット、パリップ、
ポルサンボーラ、マンゴー、キャベツと並びました。
デザートは、キリパニ、ワタラッパンでした。

ダルはマスとムスロの組み合わせですが、濃厚さを抑え、少し塩味の強いバージョンです。
マスはそのどくだみと骨付き山羊肉で、
個性の強い2つの食材が、妙に上手く溶け合っています。
タルカリは蕪とじゃが芋と葱、
アチャールは3種類、フルーツシリーズは、林檎、皮付きマンゴー、蜜柑が隠し味のラプシと共に仕立てられ、
煮干しはキャベツとの意外な組み合わせ、
トマトは口に入れた時の甘酸っぱさを追うように辛さが口に広がります。ミキサーにかけずに、手作業でシロウタ(石のすり鉢)を使って磨り潰す一手間が活きています。
ご飯の傍らにはパパドゥとサグ(青菜炒め)が定位置に控え、獅子唐のスパイス炒めも添えられています。
デザートにはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。
その「カナカナ インド家庭料理 Khana Khana Indian family food」さんのご主人は、バラナシ Varanasi 出身で、日本に来るまでナンを知らなかったそうです。インドでのナンはお祝い事に出される小さなものくらいで、日常生活では食べることは無いとのことです。ここまではよくある話ですが、主食のチャパティと、ごく普通に毎日家庭で食べるような野菜や豆カレーを食べてもらい、「インドのおうちごはん」をもっと知ってもらいたいとお店を始められたそうです。このナンも無い、肉料理無しのベジメニュー構成で暫くは頑張ってみたいとのことでした。
ディナータイムでしたので、メニューは3種類のカレーが付く「ターリーセット」、2種類のカレーの「ディナープレート」、
1種類のカレーの「シンプルセット」です。豆カレーと日替わりの2種類の野菜カレーは共通で、その中から選択する数の違いです。その他に、単品での料理の用意もメニューに記されています。
この日のターリーセット、
豆はムングのみ使われている様ですが、味わい深く仕上げられており、
カリフラワーとグリーンピースには少しトマトが加わり、
ピーマンとじゃが芋にもトマトが少し加わっています。インド家庭料理と言えば思い浮かぶ南インド寄りな岡山の「ミレンガ milenga」さんの料理と比べると、北インドの家庭料理はこうなるのかと妙に納得してしまう味です。
サモサが中央に控え、
それ用に香草のチャトニも添えて下さっています。
チャパティが2枚、ライス、パパドが並びます。
サラダの上には、ナイロンセブ Nylon Sev (Bengal Gram カーラーチャナの粉、ベサン粉を髪の毛の様に細長く仕上げたお菓子)が載っているのも嬉しい点です。
シンプルセットは豆カレーの選択でお願いしました。ダル好きにとっては有難い設定かもしれません。
運転手役のこの日はマンゴーラッシーを頂きました。
食後はクラブジャムーンと
チャイもお願いしました。

メニューブックには、表紙の店名の説明以外はベトナム語の単語がほとんどなく、日本語での説明が主です。
その中からまず、海老とアボガドの梅肉和え、
ハノイの揚げ春巻き、
スペアリブの唐揚げを頂きました。
おすすめ料理の一覧も有り、
その中から、揚げ豆腐と蒸し豚の海老みそソースもお願いしました。親切にも海老みそソースは癖がありますが良いですかとの確認のお伺いもありましたが、マムトム M
牛肉のフォーも頂きましたが、添えられた香草の量も十分でした。
デザートに、チェと、
ベトナムスタイルのチーズケーキをお願いし、
ベトナムコーヒーも頂きました。
この日の客層は、ご近所の家族連れや夫婦といった感じで、ラーメンセットを食べるが如く、フォーと焼きめしの注文だったりと、使い勝手の良い中華料理屋さんかと錯覚する雰囲気もありました。ほぼ満席で回っているにもかかわらず、料理の提供は早く、香草もしっかり添えてあり、繁盛店である理由が垣間見えました。
メニューブックにも掲載されており、
マスはチキンかマトンへの変更が可能でしたので、マトンへ変更、ライスもバスマティライスに変更をお願いしました。
ダルは、ムスロ、ムング、チャナの他にボリも使われている様ですが、いわゆる豆「カレー」で、豆の味を楽しみながらご飯を頂くタイプではありません。
マスのマトンも、ナン&カレーに合いそうなグレービーで味付けされています。
野菜のスパイス炒めと書かれているのは、じゃが芋、人参、青菜、ブロッコリー、マッシュルームなど、
人参のアチャールが瓶入りで供されましたので、ターリーの中央に少し盛ってみました。追加でクルフィ―もお願いし、
チヤも頂きました。
ダルバートに相当するネパールセットは、本来ディナーメニューの様ですが、
ランチタイムの遅い時間でしたので作って頂けました。しきりにキーマカレーを勧められたのですが、他にお客さんが居られなかったのでネパールで普段食べるククラコマスの様なマスが食べたいことを伝え、チキンでお願いしました。マトンはこの日は用意が無いとのことでした。
ダルは、ムスロ、ムング、チャナのミックスで、少し塩味が強いですが、「カレー」ではなく、ご飯に良く合うネパールのダルです。
チキンはグレービータイプでないものを作って下さいましたが、こちらの意図は伝わってなかった様です。
じゃが芋、
ブロッコリー、人参、蓮根、隠元が並びます。