ネパールで素朴で美味しいダルバートDal Bhatを作る Nepali Cooking Course その2

モモMomoを作るのと同時に、ダルバートDal Bhat作りも進行です。
ご飯を炊き、圧力釜でダル作りも始めます。

Tarkariタルカリ用の野菜もカットしていきます。手前の緑がSquashで、ジャガイモと共に角切りです。玉ねぎを炒めた後にこれらを投入し、Turmericターメリックと塩も加え強火で炒め、Cuminクミン、Coriander leavesコリアンダー、Garlicガーリック、Chilliチリをグラインドしたものを加えた後は蓋をして弱火でしばらく火を通します。Sabjiサブジ(サグ)も同様にさっと強火で炒めるだけと思っていたら、最後に蓋をして弱火で暫くおくのが意外でした。

出来上がったダルバートです。横に添えられたダヒ(ヨーグルト)は市販品です。これに畑で採れた胡瓜、人参も添えてあります。途中で息子さん、娘さんも学校から帰宅し、家族皆さんと一緒に頂きました。Amritさんが手食で食べ始められたので、せっかくの機会、私もスプーンを使わずに頂きました。ダルの後ろのspicy sauce、Acharも美味しく、ネパールで頂いた中で一番印象に残るダルバートになりました。

Nepali Cooking Course

http://www.nepalicookingcourse.com/

ネパールの料理教室でモモMomo作り Nepali Cooking Course その1

Amritさんのお家に到着すると、奥さんとお母さんのお出迎えを受け、まずお茶を頂きました。半日コースであれば、ここで自己紹介をしたり、簡単なネパール語講座なども行われるようですが、何せこの日の参加者は私1人のみで、車の中で既にいろいろな話もしましたので、早速料理教室の開始です。講師は奥さんです。使うスパイスの数々を教えていただき、まずは定番のモモ作りです。日本人にとってはモモ作りは家庭で餃子を作るのと似ていますが、欧米人がいれば感想を聞きたかったところです。野菜をみじん切りにして、クミンシードを油で炒めターメリックも加えたものと混ぜ、皮を伸ばして包み、蒸します。dipping sauceとなるチャトニも年代物の石のグラインダーで香辛料やトマトを潰して作っていきます。 出来上がると早速頂きました。

Nepali Cooking Course

http://www.nepalicookingcourse.com/

ネパール料理教室Nepali Cooking Courseへの道すがら

最近、大阪でもナンとバターチキンカレーではない、ネパール料理を供するネパール料理店が増えてきました。頻回に食べに伺い、それぞれのお店の方とネパール料理やネパールの風習文化について話をするうちに、ネパールに行きたくて堪らなくなりました。ネパールに着いても、ネパールの人と料理などについて色々な話をしたいので、料理教室に参加してみることにしました。web siteを検索してみると、丁度良い感じの家族でやっておられるNepali Cooking Courseにたどり着きました。

In addition to learning to master the rich flavors of typical local Nepali cooking, attending Nepali cooking course is a once in a lifetime experience. Emphasize its a family business cooking traditional foods using typical Nepali cooking methods. Nepal, is located to the south east of China and is bordered by China, And India. Many people travel to Nepal to see the Mount Everest and Typical Culture and  to experience truly Nature and Warm Hospitality . Part of Nepali culture is to treat guests as if they were part of the family. History, elders, and traditions make up an important part of Nepal’s culture, which makes sense as Nepal is home to some of the world’s oldest civilization.

半日コースと1日コースがあるようですが、出来るだけ多くの料理を知りたいので、何度かメールのやり取りの中でネワール料理にいたく興味がある旨を伝えると、1日コースに話は落ち着きました。朝9時にホテルにピックアップに来ていただく事になりました。

Full Day Course
Making Dal Bhat Curry Momo and pickle or make celebration bread, rice pudding and curry. (9:00 am to 5:00 pm)

Per Person 5000 Rupees (Included transportation, food and class)

当日朝、家族の長であるAmritさんがホテルに時間通り迎えに来て下さりました。小さなスズキの車のタクシーに乗ってお家へ向かいます。タメル地区から北西に行った場所の様です。途中、マチャポカリMachha Pokhariという場所の青空市場に寄って、野菜をいくつか購入しました。家の畑で野菜を栽培してはいるが、足らない物をここで調達するとのことでした。そこを出て幹線から別れ、細い道に入って行った場所で、今度は鶏肉と卵の調達です。因みに、鶏肉は1kgが300Rs、卵は30個で400Rsとのことでした。どうやら、雨季の8月は観光客も少なく、この料理教室も参加者が少なくなるようです。この日は、私一人のみでした。

Nepali Cooking Course

http://www.nepalicookingcourse.com/

 

ドゥワリカホテルDwarika’s HotelのクリシュナルパンKrishnarpanでネパールコース料理

Pusukar Sekuwa Cornerを後にして、そのままDilli Bazaar Sadakを歩き、Dilli Bazaar Rd.、Baburam Acharya Margと名前が変わり、Siamangal Rd.になった辺りで左折、Battisputali Rd.を進むと、ドゥワリカホテルDwarika’s Hotelが見えてきます。通りの喧騒から一転、ホテル内に入るとそこは静寂の空間です。

カトマンズ初日の夕食を、ホテル内のクリシュナルパンKrishnarpanで予約しておきました。コースは料理の数によって設定されていますが、6品のSix Courseでお願いしておきました。入店時には靴を脱ぎ、入口で手水で手を洗うようになっていました。午後8時に入店した時には、欧米人の団体さんが2組と、少人数のグループが2組の先客がおられました。さすがに落ち着いた装飾の店内で、席も少し高めの座椅子といった趣向です。

最初に飲み物はと訊かれました。ロキシーは無料でついてくるとのことでしたので、ククリラムのソーダ割りをお願いしました。

まずはサマエバジSamaya Bajeeから供されました。神様に少しお供えをしてから食事のスタートです。

2皿目は、キノコの和え物Chyau Ko Sekuwa、プリPuri、豆カレーChana Ko Tarkariです。

ロキシーもお願いしました。お洒落な酒器で、高い所から注いでいただけます。そのため泡立っています。写真を撮りたいのでとテーブルの上に置いていただきました。

3皿目はモモMomo、水牛の肉入りとのことでした。

4皿目はスープです。Chayote squashのスープ、Eskush Ko Jhol。

5皿目がメイン、いわゆるダルバートになります。最初お皿をセッティングして、そこにホールスタッフ数人で順に盛り付けていくパフォーマンス付きです。ご飯Sada Bhuja、ダルDal Jhaneko、チキンカレーKukhura Ko Masu、大豆とカボチャPharsee Ra Bhatmas Ko Ledo、ホウレン草のサグSaag Jhaneko、ミックス野菜のカレーMismas Tarkariがその内容でした。

別添えの小皿には、大根と胡瓜のMura Ra Kankro Ko AcharとラプシコアチャールLapsi Ko Acharが載っていました。

最後にデザートのお皿で、ヨーグルトSikarni、果物Phalphul、ハルワGazar Ko Halwaがやってきました。十分お腹が満たされ、飲み物で終わりです。Chiyaをお願いしました。食後にアンケートの記入をお願いされ、サービスには満点を、料理にはその一つ手前に印をつけた所、給仕の女性に何故料理が満点でないのかと尋ねられました。料理自体は美味しいのですが、おそらく欧米人向けに少しアレンジされた大人しい味付けの印象を感じた旨を伝え、日本ではもっとスパイスの加減の効いたネパール料理が食べれることなどをお話しして帰りました。

Krishnarpan Reataurant

Dwarika’s Hotel

http://dwarikas.com/dining

 

セクワSekuwaが美味しいカトマンズのPuskar Sekuwa Corner (Putalisadak)

散策の途中でバッグバザールサダックBag Bazar Sadakの通りを進んだのには理由がありました。この日の夕食を8時にドゥワリカホテルDwarika’s Hotelのレストランで予約していたのですが、その前に、あるお店でセクワSekuwaをを食べておきたかったのです。そのお店Puskar Sekuwa CornerがプタリサダックPutalisadakとバッグバザーサダックBag Bazar Sadakの交差点の近くに在る事を前もって調べていました。Google MapにはBag Bazar Sadak通り沿いに示されていましたが、Putalisadakの通りに面していました。1階が調理場で、2階が客席のようです。階段を登ると、薄暗く細長い部屋に客席があり、もちろん地元の人ばかり3組ほど先客がありました。取り敢えずビールTuborgとマトンセクワMutton Sekuwaをお願いしました。香ばしく、美味しく、一気に頂いてしまいました。もう一品頂こうと店の人にお奨めを尋ね、Hyakulaも頼むことにしました。タメルからも距離があり、観光客がやって来ることはまず有り得ない場所ですが、メニューには英語表記はありました。店の人も、変な客が迷い込んできたと、興味津々のようでした。コリコリとした歯ごたえと塩加減でビールが進みます。夕食の予約を入れていなければ、全ての料理を、順番に食べれるところまで試したいところでした。後ろ髪を引かれる思いで、お店を後にしました。営業時間は午後1時から9時までの様です。

Puskar Sekuwa Corner

Putalisadak, Kathmandu

https://www.facebook.com/PuskarSekuwaCorner/?rf=343232919142867

カトマンズ市内を散策 道路事情

知らない街に着くと、取り敢えず地図を見ながら歩いてみることにしています。30年前のカトマンズの街の記憶は微かにしか無く、またその変わり様は大きく、知らない街も同然です。ダルバール広場Durbar Squareを後にして、取り敢えず散策に出かけます。お土産物屋さんなどが並ぶ通りとは反対の、日常生活が垣間見えるような細い曲がりくねった路地を散策してみました。

目的もなくぶらぶらと南の方へ進み、程なく大きな道カリマティロードKalimati Rd.に出ました。道の中ほどは舗装されていますが、端の部分は穴ぼこ水たまりだらけで歩くのに苦労します。交通量も多く、道の横断もスリリングですが、他のネパールの人達と一緒にトライします。埃と排ガスは予想以上でした。東へ進むとこの通りは地図上ではトリプラマークTripra Margの名称になるようです。ダサラトゥ競技場Dasharath Rangasala Stadiumの所で左折し、カンティパスKanti PathをラトナパークRatna Parkまで北上します。途中にある歩道橋の上からの風景です。この辺りからは、歩道に人がたむろしており、色々な人や物の観察に飽きません。ラトナパークRatna Parkで右折すると、バッグバザールBag Bazar Sadakの通りになり少し趣が変わります。

市内の幹線道路でも信号機は作動していません。主だった交差点には警察官が立って交通整理をしています。その数だけで1日に1,200人と、2016年6月のOnly five out of 365 traffic lights working in Kathmandu Valley と題したKathmandu Postの記事で紹介されています。

SP Malla said the MTPD has been forced to deploy thrice as many officers at these intersections to manage the daily traffic movement. Around 1,200 officers are deployed daily to manage Kathmandu’s traffic.

カトマンズKathmandu ダルバール広場Durbar Square

ホテルのチェックインを済ませると直ぐに、ダルバール広場Durbar Squareが震災後どのようになっているのか気になって出かけました。入場料1000Rsを支払いゲストカードを貰います。ホルダーも頂け、首からかけることが出来ます。バサンタブル・ダルバールBasantapur Durbarは辛うじて一部が残っており、
シヴァ寺院Maju Deval、カスタマンダプ寺院Kasthamandapは倒壊し撤去され、基壇のみが残っているだけでした。シヴァ・パールヴァティー寺院Shiva-Parvati Mandirhaは残っており、

クマリの館Kumari Bahalも倒壊は免れています。
カーラ・バイラブKala Bairavは健在でした。
以下の2枚は30年前に撮ったダルバール広場の写真です。趣のあった広場で、のんびりと基壇に腰かけて人々が行き来するのを見ていました。

カトマンズ、トリブヴァン国際空港から定額タクシーに乗って

カトマンズKathmanduのトリブヴァンTribhuvan国際空港に到着し、無事入国手続きを終え、荷物を受け取った後はホテルまでの足の確保です。公共交通機関の利用は通りに出て市内バスを捕まえるくらいしかなく、観光客にとっては実質タクシーしかありません。タクシーもメーターを使いレシートを発行する様にとの国の施策は、Kathmandupost 2017-01-02の「Taxi receipt system formally launched」 と題された記事でも紹介されてはいます。

From now on, taxi drivers will have to provide a receipt to their passengers at the end of the journey. The slip contains details about the distance travelled, the fare and the vehicle’s registration number. The Nepal Bureau of Standards and Metrology (NBSM) had issued a deadline to all taxis operating in the Kathmandu Valley that they should install the new meter from Sunday.

結局今回の滞在の最後までメーターを使っているタクシーにはお目にかかりませんでした。値段の駆け引きも、相場が分からないのでは最初はやり様がありません。荷物を受け取って外に出るまでの通路に両替屋と定額タクシーのカウンターがありますので、最小限の両替とタクシーの申し込みをすることになります。タクシーに乗る場所辺りは、30年前はもっとのんびりした様相でしたが、今は殺気立った混雑具合です。

因みに、空港での両替レートはこの日は10,000円が9,020ネパールルピーでしたが、同じ日のタメル地区での両替屋では10,000円が9,120ネパールルピーでした。

カトマンズへの道途 バンコクでの乗り継ぎ

30年前は格安航空券を探し求めて、伊丹から香港へキャセイ航空を使い香港で1泊、香港からカトマンズへはロイヤルネパール航空Royal Nepal Aialinesを利用しました。その後、ロイヤルネパール航空が関西国際空港から中国経由のカトマンズ行き直行便を運航していた時期もありましたが、今はどの航空会社にも直行便は有りません。短い夏休みぎりぎりを使っての旅行ですので、運休などは困ります。特に雨季のカトマンズ発着便が問題となります。リスク管理の面から、カトマンズ発着便を最も確実性が有りそうなタイ航空Thai Airwayを使うことが前提となりました。

日本とバンコク間は日系の航空会社の深夜便を使うつもりで、伊丹→羽田→バンコク→カトマンズを予約していました。バンコクでは空港内に留まって乗り換えをするつもりでした。しばらくして機材変更の知らせがあり、座席の仕様が古いタイプに変更となるとのことでした。年齢的にもきつくなりますので、それならばと関空発のタイ航空利用に切り替えました。値段も安くなり、バンコクでいったん入国して1泊することにしました。

とは言え、空港からバンコク市内までの、また市内から空港までの時間も読めませんので、空港横のNovotel Bangkok Suvarnabhumi Airportに泊まりました。日程を最終的に決めた後、某ホテル予約サイトから、払い戻し不可の安い価格設定のものを予約しておきました。入国手続きを済ませ、エアポートレイルリンクの乗り場が有る階まで下りて行き、表示に沿って歩いていけばすぐにホテルの玄関にたどり着きました。明るく清潔な地下道で、あまり問題はなさそうな経路です。エアポートレールリンクの乗り場近くには、空港で最もお得なレートを提示する両替屋さんが幾つも並んでいます。最初assignされた部屋が、窓のすぐ外の木にとまる小鳥の群れの鳴き声が五月蠅かったので、プール側の部屋に変更していただいた以外は、快適で清潔なホテルでした。

素泊まりの値段設定でしたので、朝食はホテルでは取らず、空港のラウンジで鶏肉団子入りのお粥を軽くいただき、足マッサージも試してみました。

サムラップ Samrab@KIX-BKK Thai Airways

午前中の仕事を終えて、関西国際空港に駆けつけました。
夕刻発のタイ航空Thai Airways、バンコク行きに搭乗です。初めて乗るA380は流石に大きな機体です。機内での夕食はタイのセットメニュー、サムラップSamrabを頂きました。
鶏挽き肉のスパイシーサラダ、豆腐と肉団子入りクリアスープ、ローストダックのレッドカレー、アスパラガスのガーリック炒め、ジャスミンライスの組み合わせでした。デザートもタイらしいものでした。 シャンパンはヴーヴクリコVeuve Clicquot Brut n.v.、白ワインはメニューに2種類が記載されていましたが、Sauvignon Blancの方は最初から無いと言われ、Chardonnayを頂きました。もう1杯を頂く際に尋ねると、代わりにもう1種類用意しているとのことで、エチケットを見せていただくと別のSauvignon Blancでした。香りを楽しむChardonnayより、辛口かつ爽やかな酸味のSauvignon BlancやAlbarinõなどの方が、タイ料理には合うといつも思います。