青パパイヤのさっと煮 @ カラピンチャ Karapincha (神戸市灘区)

ある雨の日の「カラピンチャ Karapincha」さんのライス&カリーです。この日も遅い時間帯の訪問でしたが、甘長ししとうの煮物の最後の一つにありつけ、カトゥレットとシーニーサンボーラを追加で、ご飯をスリランカ産キーリサンバ米に変更でお願いしました。副菜は、レンズ豆のカリー、ゴーヤの和え物、青パパイヤのさっと煮、

「ගස්ලබු/ガスラブ(青パパイヤ)」は、「මැල්ලුම්/マッルン(ココナッツとのさっと煮物)」に。歯応え、味わいともに良いです。

さつま芋の煮物、豆の揚げせんべいでした。椰子の花蜜がけヨーグルトも付いていますが、ポルトフィー 2個をお願いし、ジャガリの様に砂糖代わりに齧りながら、ストレートティーを頂くのが楽しみです。

阪急神戸線王子公園駅近くのお店で頂ける美味しい料理は
→「カラピンチャ Karapincha(神戸市)」

カラピンチャ Karapincha

神戸市灘区王寺町1-2-13

http://karapincha.jp/blog/
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ムングダルカスタカチョリとアルトリカリ @ ヴァナム vanam ごはんで感じる五感(奈良市矢田原町)

お店の近くの渋柿の実も熟し始め、バナナの葉の季節が終わると、南インドのミールスから東インド寄りのターリーにかわる「ヴァナム vanam ごはんで感じる五感」さんへ伺いました。ムング豆入りのベンガルスタイルの揚げパン、カスタカチョリは、じゃが芋とササゲ豆のベンガル煮込み、アルトルカリと一緒に頂きます。野菜とムシュリダルの煮込み、ベジタブルカッティダル、大根とトマト煮、茄子のピーナッツ&ココナッツスパイス詰め焼き、バルワベイガン、隼人瓜のポリヤル、アチャール、南瓜と人参のサブジが並びました。ノンベジのアラカルトから、海老の南インド風カリー Yeti Gassi も頂きました。食前にはオーガニックジンジャーエール、食後にはマサラチャイと、この日のデザート 3種類、カラマンシー四季橘と檸檬のチョコタルト、林檎のハルワ、タルトタタンを楽しみました。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ヴァナム vanam (奈良市矢田原町)」

ヴァナム vanam
ごはんで感じる五感

奈良市矢田原町743

https://vanam.therestaurant.jp/
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キャッサバの葉(マンニョッカコラ)のマッルン @ シャンティランカ Shanthi Lanka (宝塚市)

ある日の「シャンティランカ Shanthi Lanka」さんのライス&カリーです。この日はスリランカ料理好きの先達がテープルを囲んでおられ、皆さんが前もってリクエストされていたと思われる品々のご相伴に預かりました。このため、いつもより副菜の数が増えています。メインをチキンでお願いしましたが、ご相伴のキリマールも添えて頂き、カトゥレット、じゃが芋、十角糸瓜、赤蕪、ココナッツ、パリップ、マンゴーチャツネ、冬瓜、アグナコラ、マンニョッカコラ(මඤ්ඤොක්කා කොළ、キャッサバの葉)が並びました。珍しい 2つのマッルンの食べ比べが出来た貴重な機会でした。デザートはワタラッパンです。

「阪急宝塚線山本駅近くのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市山本)」

Shanthi Lanka
シャンティランカ

宝塚市平井2丁目7-11

https://twitter.com/shanthi_lanka
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ミールス @ 南インドカリー & ATELIER サンサウス Sun South (福山市)

福山市にミールス、南インドカリーを頂けるお店がオープンされたとのことで、「南インドカリー & ATELIER サンサウス Sun South」さんへ初めて伺いました。ミールスは、本日のカリーから 2種類を選ぶシステムの様です。黒板に記されたこの日のカリーは、ココナッツチキンカリー、サンバル、無花果と烏賊のモーリー、ティ―エル、オーランの 5種類でしたが、モーリーは既に売り切れでした。バスマティライスに変更をお願いすると、ビリヤニを勧められましたので言われるがままです。

登場したミールスは、下の写真 7時の茄子とタマリンドのティーエルから時計回りに、オーラン、ラッサム、南瓜、胡瓜のライタ、副菜の数々が並びました。

副菜は、蔓紫、青菜と蕪、零余子とムング豆、かぼす、青パパイヤと、趣向が凝らされています。食後にマサラチャイを追加で頂きました。

南インドカリー & ATELIER サンサウス
Sun South

福山市花園町 1-2-13 笠岡ビル 1階

https://www.facebook.com/SandA.Sun.South/

フェネグリークのアチャール メティ コ アチャール @ ダルバート食堂 (大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さんへ、ベジダルバートを頂きに伺いました。翌日、翌々日がお店が休みで、週替わりの玉子とほうれん草のカリーがまだ残っているとのことでしたので、久しぶりに追加で頂きました。フェネグリークのアチャールの瓶が並んでいましたので、頂きました。少し苦みのある मेथी का अचार メティ コ アチャール Methi ko Achar、あまり知られていないせいか、頼む人がいないと嘆いておられました。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

ベジミールス by ハルヒナ スパイス&フード @ サニープレイス 京都 ヴィーガンランチ (京都市左京区)

「ハルヒナ スパイス&フード」さん、月に一度、出町柳駅近くの「サニープレイス 京都 ヴィーガンランチ SUNNY PLACE Kyoto’s Vegan Lunch Restaurant」さんで間借り営業されているとのことですので、伺いました。この日のベジミールス、写真 12時の位置のサンバルから時計回りに、緑豆のコランブ、祇園豆のウシリ、ミックスベジタブルアチャール、冬瓜のパチャディ、ラッサムと並びました。食後にチャイも追加で頂きました。

Kyoto Art Hostel Kumagusuku さんや、サニープレイス 京都 ヴィーガンランチさんで頂ける美味しいベジミールスの数々は
→「ハルヒナ スパイス&フード(京都市)」

ハルヒナ スパイス&フード

サニープレイス 京都 ヴィーガンランチ
SUNNY PLACE Kyoto’s Vegan Lunch Restaurant

京都市左京区田中大堰町 168-2

https://www.facebook.com/haruhinaspiceandfood/

 

玉子とパプリカのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

ある日の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのダルバートです。ククリラムも頂きました。ダルは、マス、ムスロ、ラハル、ムング、チャナ、マシャン、ガハット、ボリの 8種類の豆のミックス、マスはチキン、タルカリは カロチャナ、チャナ、ラジマの 3種類の豆とじゃがいも、アチャールは初登場の玉子とパプリカのアチャール、じゃが芋とえんどう豆のアチャール、赤瓜のアチャール、青菜炒め、パパドゥ、パプリカのスパイス炒めが並びました。ティハールのために、赤瓜をまた仕込まれるそうです。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

 

ダルバートのバートはバスマティ米という意味ではありません

その筋の人たちの SNS 上で、ダルバートのバートについてこじんまりと話題になっています。

なるほど。 ウィキペディアの「ダルバート」の項目が正確度を欠いている。 ここに「ダルバートのバートはバスマティ米」なんて書かれちゃってるから、受け売りしたにわかマニアがバスマティじゃないダルバートに対しブチブチ言うんだな。食べログあたりで。

ダルバートのバートは、ご飯の意味で、バスマティ米の意味ではありません。ネパールで普通に家庭で食べられているご飯も、バスマティ米ではありません。ネパールの稲作の歴史を紐解けばすぐに分かります。

NEPALI Times の 2019年3月1日付けの記事、「Nepal’s rice economy Nepal’s rice economy is rain dependant, the government cannot take credit for the increased paddy harvests.」によると、

Nearly 70% of Nepal’s population depends directly on agriculture, and the sector contributes more than a quarter of the country’s GDP – with rice making up 21% of that. Till as late as 1985, Nepal used to be a net exporter of rice, and during the 1960s the country was exporting up to $45 million worth of rice to India every year. How the tables have turned, in 2015 Nepal has to import 531,000 tons of rice worth $210 million from India.

ネパールの人口の約70%は農業に直接依存しており、農業は国のGDPの4分の1以上に寄与しています。1960年代はインドへ毎年4千5百万ドルも米を輸出し、1985年までは米の輸出国でした。状況は変わり、2015年には逆にインドから53万1千トン、2億1千万ドル分も輸入しています。

Not as encouraging, however, is that productivity is still sluggish. Paddy yield has gone up from 2.4 tons per hectare 30 years ago to only 3.6 tons today, whereas productivity is 4.1 tons in Bhutan, 6.6 in Japan, and 7.0 in South Korea. Productivity of other crops has also not gone up by much. The reason is that nearly 70% of agriculture is still rain-fed. Cheap imports of rice from India as well as the disappearance of traditional rice varieties suited to Nepal’s micro-climates have also impacted production.

30年前に 1ヘクタール当たり 2.4トンだった生産性は 3.6トンまで上がりましたが、ブータンの 4.1トン、日本の 6.6トン、韓国の 7.0トンには及びません。

それに続く「Right rice at right time Despite increased paddy production, why is Nepal still importing rice? 」の記事では、

The main reason why Nepal imports so much rice despite rising production is because our farmers are not growing the right type of rice, and the government’s efforts are not directed towards helping them grow the varieties that Nepali consumers prefer. For example, the Masuli variety of rice was common throughout eastern Nepal, and two thirds of the farmers in this region grew that variety.

Today, consumer demand has shifted to Jira Masinu variety, yet half the farmers are growing Rajit and Swarnal, which are not in high demand. This shows that our promotion and policies are running counter to consumer preference. The result is that Nepal imports Indian paddy (which is not cheaper than Nepali rice) at a time when domestic paddy floods the market, and it is also the reason why rice imports are not decreasing.

Once we have decided on the variety of rice that is in demand, Nepali farmers need to be helped with improving yield though better seeds, irrigation, techniques and mechanisation. Given these interventions, Nepal can easily increase productivity from the average 3.6 tons per hectare currently to more than 5 tons per hectare.

政府の施策が、消費者の嗜好に合わせた品種の栽培を農家がする手助けになる方向性を持っていなかったために、マスーリ(マンスーリ)の様な昔ながらの品種が生産されてきました。需要のある品種を決め、良い種籾、灌漑、技術、機械化などを通して生産性の向上について農家を助ける。これらの介入によって 1ヘクタール当たり 5トン以上に生産性をあげることが出来ると述べられています。

FAO Rice Information, Volume 3, December 2002 によると、その2000年代当初は、

So far, 38 high yielding varieties (HYV) of rice have been released for cultivation. About 50 percent of the rice area are planted to HYV. Variety CH 45 is a popular spring rice variety in Terai, but it has been partly replaced by Chaite 2 and Chaite 4. Bindeswari is grown in rainfed lowland during main season, although it was released for the spring season. Masuli (or Mahsuri), that was released in 1973, is still popular despite its susceptibility to blast and bacterial leaf blight. Rice variety Savitri is slowly replacing Masuli in central and western Terai regions. Makawanpur-1 originally released for the gallmidge-infested area of Makawanpur district is spreading in central Terai and river valleys. Janaki has become extremely popular in the Banke district, mid-western Terai. Ghaiya 2, an upland variety, is also grown under irrigated conditions in spring season. In the mid-hills, Pokhareli Masino, Taichung 176 (especially in Kathmandu valley) and Khumal 4 are extremely popular.

Masuli (or Mahsuri)  マスーリ(マンスーリ)は、品種名としては Mayang Ebos 80*2/Taichung 65 で、マレーシアから導入された唯一の品種で、1973年から栽培されています。ネパールでは最も人気があり、広く栽培されてきた品種ですが、イネいもち病やイネ白葉枯病に弱いという欠点があります。高生産性品種は当初、低地で温暖なテライ(タライ)の方で導入が進んだようです。

最近の、栽培品種を検索しようと Government of Nepal Nepal Agricultural Research Counsil の RELEASED AND REGISTERED CROP VARIETIES IN NEPAL を見ても 2013年までの報告として2014年付けのデータが記載されているだけです。

以前も「Jiramasino ジラマシーノ @ ダルバート食堂(大阪市中央区)」の記事でも引用した RICE VARIETAL MAPPING IN NEPAL: IMPLICATION FOR DEVELOPMENT AND ADOPTION.  Government of Nepal, Ministry of Agricultural Development, Department of Agriculture, Crop Development Directorate は2015年の報告です。その中で、ネパール国内の嗜好や消費の傾向も近年変わってきており、fine and aromatic riceが徐々に人気となっており、国の施策としても、Jiramasinoの様なfine and aromatic riceの生産を奨励し、輸入を減じる目的としたプログラムを2015年から始めたと記されています。

他を渉猟してみると、最近では、Terai では Radha-4、Radha-12、Sabitri、Bindeswori、Hardinath-1、Mid-hills では Khumal-4, Khumal-11, Chainung-242、High-hills では Chandannath-3、Kekali 1、Lekali 3 などが栽培されているようです。

 

 

焼肉盛り合わせ @ フォーコーハー PHO KOHA (神戸市長田区)

焼肉も食べに行きますが、焼肉ではない「焼肉盛り合わせ」を「フォー コーハー PHỚ KOHA」さんで頂きました。Nướng thập cẩm の注文は、1500円、2000円、3000円の 3種類となりますが、一番小さいサイズでお願いしました。自家製腸詰め Lòng dồi nướng、リブ Sườn nướng、胃のバーベキュー Dạ dày nướng が並びます。豆腐、膾、香草と生野菜が添えられています。一緒に 3回連続となる揚げ春巻き付き米粉麺 ブンチャーネム Bún Chả Nem も頂いたので、被らない様に、揚げ春巻きが入っていなかったのかもしれません。家族はビールを飲んでいました。

神戸市営地下鉄海岸線駒ヶ林駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「フォー コーハー PHO KOHA (神戸市長田区)」

PHỚ KOHA
フォーコーハー

神戸市長田区庄田町 2-5-13

https://www.facebook.com/pages/category/Restaurant/PHO-KOHA-106557267819668/

サグプラオ @ ケララ食堂 (広島県安芸郡府中町)

ある秋晴れの日、久しぶりに「ケララ食堂」さんへ伺いました。扉と窓を開け放ち、しっかりと感染症対策をとられていました。カレー 3種、ライスをサグプラオに変更、自家製ヨーグルトも追加でお願いしました。この日のカレーは、下の写真 10時の位置のチキンと冬瓜から時計回りに、オムレツ、野菜沢山のサンバル、副菜はチャナ豆、きゅうり、ゴーヤと茄子、野菜サラダ、パパドが並びました。食後に供されるチャイに合わせて、ワタラッパンも追加で頂きました。

JR芸備線矢賀駅から少し歩く距離にあるお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ケララ食堂(広島県安芸郡府中町)」

ケララ食堂
Spice Curry KERALA SHOKUDOU

広島県安芸郡府中町鶴江 1-24-5

http://www.kerala-shokudou.jp/
https://m.facebook.com/ケララ食堂
https://www.instagram.com/keralashokudou/?hl=ja