ベジダルバート その2 @ ミニネパール MINI NEPAL DINING & BAR(京都市東山区)

2022年に新たに訪れた「ミニネパール」さんへ繰り返しの訪問です。この日もベジダルバートをお願いしました。熱いギーをご飯にかけて下さいます。ダルはおそらくマス、ムスロ、ムング、ラハル、チャナのミックス、じゃが芋、カリフラワー、南瓜、シミのタルカリ、トマトと胡麻のアチャール、パパドゥ、大根、人参、胡瓜のアチャール、青菜炒め、スライス人参、胡瓜、ダヒが並びます。グンドゥルックも添えていただき、チヤも頂きました。

東山三条交差点近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ミニネパール MINI NEPAL(京都市東山区)」

ミニネパール
MINI NEPAL DINING & BAR

京都市東山区分木町 57 ラメール三条

https://mobile.twitter.com/mini_nepal
https://www.instagram.com/mininepalkyoto/

2022-2023 年越しスペシャルダルバート @ ダルバート食堂(大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さん、2022年の暮れから2023年のお正月まで通し営業で、年越しスペシャルダルバートを用意されました。ノンベジをお願いしました。ダルは、マス、ムスロ、ムング、ラハルのミックス、マスはキーマカリー、じゃが芋、カリフラワー、エンドウ豆のタルカリ、トマトのアチャール、大根のアチャール、柿のアチャール、ゆで卵、マサラチキン、茄子のフライ、シシャモフライ、青菜炒め、スライス野菜、セルロティとダヒが並びました。メニューと内容が若干異なる点は、この日だけの仕様かもしれません。年末の夜遅めの訪問ということもあり丁度お客さんが途切れたタイミングで、ミランさん、ラビンさんとの四方山話で時間が過ぎていきました。

大阪メトロ谷町線谷町六丁目駅、空堀商店街からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区谷町 6丁目13-6

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

シュトレン Stollen @ インド家庭料理 vanam(奈良市) @ ネパールのごちそう jujudhau(池田市)

毎年恒例のクリスマス前のお楽しみ、シュトレン Stollen です。今年も「インド家庭料理 vanam ヴァナム」さんと、「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんで買い求めました。

まずは「インド家庭料理 vanam ヴァナム」さんの、お洒落な布地に包まれたシュトレン。Spice Stollen と記されている通りの味わいです。「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんのシュトレンは贈り物に求められ人も多く、立派な箱入りです。ククリラムとドライフルーツたっぷりが特徴です。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ヴァナム vanam (奈良市矢田原町)」

インド家庭料理 vanam ヴァナム

奈良市矢田原町 743

https://vanam.therestaurant.jp/
https://www.facebook.com/vanamspice/
https://www.instagram.com/vanam_nara/

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=j

ネパールタリセット @ ナマステタージマハル アロック 京都烏丸店(京都市中京区)

「ナマステタージマハル アロック Namaste Taj Mahal ALOK 京都烏丸店」さん、以前にも某マップのメニューの写真にダルバートを見つけ伺い空振り、再度新たなメニューの写真を見つけ再訪です。ランチメニューにもグランドメニューにもダルバートは載っていませんが、お店の方にお願いすると『Nepal Food Menu』が出てきます。ネパールタリセットをお願いしました。ダルはおそらくマス、ムスロ、ムング、チャナは使われていそうですが、お店の方に尋ねてもミックスダルとのお答えのみです。ネパールチキンカレーと記されているグルグル付きのカレー、パパド、マンゴーのアチャール、スライス野菜のシンプルな構成です。チヤも頂きました。

ナマステタージマハル アロック 京都烏丸店
Namaste Taj Mahal ALOK

京都市中京区西魚屋町 604 ファーストコート四条錦 4F

 

クリスマススペシャルダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんの、クリスマスに合わせたスペシャルダルバートです。ダルはマス、ムスロ、チャナ、ガハットのミックス、マスはチキン、タルカリはじゃが芋、ガリフラワー、ブロッコリー、チャナ、ラジマです。アチャールは 3種類、果物シリーズは蜜柑、りんご、梨のアチャール、ほどよく発酵した紫カリフラワーのアチャール、パプリカ、コリアンダー、トマトのアチャールが並びます。青菜炒め、パパドゥ、ご飯の上には、パプリカと鶏むね肉のミンチ焼きが添えられています。ズーズーダゥもクリスマス仕様、チヤも頂きました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=j

 

クリスマススペシャル @ シムラン SIMRAN(箕面市)

「シムラン SIMRAN」さん、ディナーメニューにクリスマススペシャルを用意されました。トマトスープから始まり、グリーンサラダ、クリスマスチキン、バターチキンカリーか海老カリー、チーズやココナッツも選べるナン、ソフトドリンク、デザートのチャイプリンまでのセットです。そんなクリスマスシーズンでも、いつもの美味しいダルバートをお願いしました。ダルはムスロとムング、マスは骨付き皮付き山羊肉、山羊肉のブタン、じゃが芋と大根、胡瓜のアチャール、青菜炒めが並びます。チヤも頂きました。

国道171号線牧落交差点近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シムラン SIMRAN (箕面市)」

インド料理 シムラン SIMRAN

箕面市牧落 5-5-22

http://curry-simran.com/
https://www.instagram.com/simran_restaurant/?hl=ja

ダルバート @ ナマステエベレスト NAMASTE EVEREST(豊中市)

最寄り駅は阪急電鉄庄内駅になる「ナマステエベレスト NAMASTE EVEREST」さんへ初めて伺いました。メニューブックに、ダルバートセット Dal bhat Set が載っています。お願いすると、まずお決まりのサラダ、そしてターリーが登場です。ダルはマス、ムスロ、ムング、チャナ、ラジマが入っていそうです。マスはチキン、青菜炒めのはずがキャベツ炒め、アチャールは即席タイプの大根と胡瓜です。チヤも頂きました。

ナマステエベレスト
NAMASTE EVEREST

豊中市庄内東町1丁目 1-16

チャナチャトパット と マトンチョイラ @ ネパールのごちそう jujujdhau ズーズーダゥ(池田市)

「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへ平日伺いました。諸事情により、この日は通常 versionのダルバートも用意が無いとのことで、チャナチャットパットとマトンチョイラを頂いて帰りました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=j

ダルバート @ パビトラ PABITRA(大阪市淀川区)

インネパ店のダルバート探し、懲りずに細々と続きます。大阪メトロ御堂筋線東三国駅が最寄り駅の「パビトラ PABITRA」さんへ伺いました。チラシにダルバートが載っており、他にお客さんが居られませんでしたので、Nepali style でと念押ししてお願いしました。ダルはマス、ムスロ、ムング、チャナが入っていそうで、マスのチキンカリー共々グレイビーベースでした。ほうれん草炒め、青唐辛子のアチャール、パパドゥなどが並びました。チヤも頂きました。

パビトラ PABITRA

大阪市淀川区東三国 6丁目 21-31

ネパール、インドのお米の閑話 Taichung 65 – Mahsuri – Ponni

事の始まりは Asha さん @ashachankaeru が投稿された Japonica Rice(Tai chin Rice)の写真です。Tai chin Rice とは何ぞやと、その筋の方で話が盛り上がり、ネパールで古くからある一般的なお米の銘柄 マスリ Masuli (or Mahsuri) が、タミルのミールス米として食べられているポンニ Ponni と同じ交配種ではないかというところまで話が続きました。

1929年ジャポニカ米同士を掛け合わせ台湾の気候に合うように作られた「台中65号」、インドに渡り日印型品種交配計画で交配により新たな品種を目指すも芽が出ず、コロンボ計画のもとマレーシアへ渡った日本人研究者によって改良が加えられ「Mahsuri(Masuli)」が1965年に誕生。Mahsuri は 1970年代初めにはネパールやインドでも栽培されるようになりました。当時からインドでは Ponni とも呼ばれていた様です。南インド料理で頂く機会もあるポンニ米、起源の一部はジャポニカ米です。

マスリとポンニは同じものか、 web を彷徨ってみました。

「さかのぼるとMasuli米はインドで交配された」とアジアハンター小林さんがお示し頂いた、山川寛他「マレイシアにおける二期作用水稲品種、マリンジヤ、マスリ、バハギヤの育成に関する研究」熱帯農業 21 (1) : 40-42, 1977 には

マリンジヤ、マスリの育種材料は、FAO の日印型品種交配計画 (Indica-Japonica Hybridization Programme) によりインドで交配された組み合わせで、(中略)マスリは育成当初いもち病抵抗性に弱点がみとめられたことから、抵抗性遺伝因子の導入を戻交雑によって試み、いわゆる”改良マスリ”を得た。

と記され、組み合わせは (Mayang Ebos 80 × Taichumg 65 (台中65号)) × Mayang Ebos 80 と表記されています。Mayang Ebos 80 と Taichumg 65 を交配させたものに、さらに Mayang Ebos 80 を戻し交配させることにより、日本人の研究者が中心となってマレーシアで開発し、1965年1月に発表したものです。

Wikipedia などでは、Ponni rice は、1986年に Tamil Nadu Agricultural University で開発されたというのが定説の様に記されています。ポンニがマスリと別の交配方法を経て同大学で完成されたものであれば、両者は別物という事になります。

White ponni の Parentage については EXPERT SYSTEM FOR PADD の Paddy Varieties of Tamil Nadu に、Taichung 65/2/Mayang Ebos-80 と記されています。他には Taichung 65/Mayang Ebos-80/2 と表記されているものもあり、どのようにこの2種が実際に Tamil Nadu Agricultural University で交配、開発されたかを調べようとしましたが、辿り着くことが出来ません。

The International Rice Research Institute 1972 による『rice bleeding』には

The Japanese during the war introduced Bir-me-fen from Taiwan (called Pebifun in Malaya) in Province Wellesley. After the war the japonica x indica selection work in the FAO project, intensively carried out with the help of Japanese breeders, resulted in the release of Malinja and Mashuri for the second crop area. Mashuri is now being grown in Andhra Pradesh in India.  

と記され、Mashuri は 1972年には既にインド(少なくともアンドラプラデシュ州)で栽培されていた事になります。

RICE BREEDER の MILESTONE OF RICE VARIETIES IN TAMIL NADU の項目にも、

POPULAR INTRODUCTIONS IN TAMIL NADU
Ponni – Mahsuri (1972) Fine grain

と、1972年には Ponni – Mahsuri が既にタミルナドゥ州に導入されていたことを示しています。この表記を見ると、Ponni イコール Mahsuri と捉えることもできます。

International Rice Research Institute (IRRI) が刊行するニュースレターの、1978年の”Development and Evaluation of Derivatives of Mahsuri (Ponni) ” には、

Mahsuri is grown on 50 to 60% of the paddy land during the monsoon season (Aug.-Sept. to Feb.) in Pondicherry state and in South Arcot, North Arcot, Chinglepet, and Tanjor districts of Tamil Nadu.  Mahsuri (renamed as Ponni in this region) is popular with farmers because of its fine grain and its medium growth duration that facilitates culture in the late monsoon season.
と、タミルナドゥのこの地域で Mahsuri が Ponni に名前が変わったと記されています。
アジアハンター小林さんに着目していただいた、Mahsuri の Parentage  Mayang Ebos 80*2/Taichung 65 であることも記していた記事は

→「ダルバートのバートはバスマティ米という意味ではありません」

おまけの写真は西日本の田んぼで作付けされている、高温登熱性に優れ、良食味・多収、縞葉枯病に抵抗性で穂いもちにも強い「恋の予感」です。