ポロス Polos @ シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市)

阪急宝塚線山本駅前のスリランカ料理店「シャンティランカ Shanthi Lanka」さんでは、店主のニシャンティさんがスリランカへの帰国から戻られた後、暫くは、スリランカの食材が楽しめました。スリランカのお正月に合わせたスペシャルメニューで、スリランカの野菜はほとんど使ってしまったとの事ですが、前もって伺う日を伝えておきましたので、この日はCセットの一品として、ポロス Polos、若いジャックフルーツ(Green Jackfruit)を準備して下さいました。他のお客様にも供された際に、何の魚ですかと尋ねられたとの事です。まさしく外見は魚料理の様でもあります。菜食のお坊さんが、魚の代わりに食べる位なのだと教えていただきました。

また、カシューナッツもスリランカ産との事でした。

EXPLORE SRI LANKAの「Jack: the Largest Fruit in the World」の中で

The Jackfruit grows out large, generally tipping the scales at over 10 pounds. It has a thick spiky green hide which turns a dark brownish yellow when ripe and about to fall. It has hundreds of seeds which are tightly packed together and the flesh encasing the seed is what is generally consumed, though even the seeds are used and eaten roasted or boiled. At every stage of its development, when it is young, mature and fully ripened, Sri Lankans have found ingenious ways to make the best of it.

と紹介されている様に、ジャックフルーツJackfruitは熟すに従い、呼び名がポロスPolosからコスKosそしてワラカーWarakaへと変わりますが、各段階にあわせた美味しい調理方法があるのだそうです。

CNN travelの「12 foods you should try in Sri Lanka — from sour fish curry to coconut relish」と題する記事の中でも、ポロスについて紹介されていました。

Polos (green jackfruit curry)

Jackfruit is consumed in a number of different stages of ripeness, from very ripe and sweet to green and starchy. Polos is a Sri Lankan curry prepared with young green jackfruit. The fruit is sliced into bite-sized chunks and boiled until soft. It’s then cooked with onions, garlic, ginger and spices like mustard seeds, turmeric, chili powder, roasted curry powder, pandan leaves and curry leaf sprigs. The final step is to add coconut milk and simmer to reduce most of the liquid, leaving all the beautiful flavors within the cubes of jackfruit.

Jackfruit has a starchy texture, somewhat similar to cassava or potato. Polos is a standard dish available at most Sri Lankan curry restaurants.

食後はワタラッパン、キリパニ、キリティを頂きました。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市山本)」

Shanthi Lanka
シャンティランカ

宝塚市平井2丁目7-11
https://twitter.com/shanthi_lanka

牛肉のフォー @ 国立民族学博物館(吹田市)

某所での宴の際に同席させて頂いた方々から、吹田市の万博記念公園にある国立民族学博物館で特別展が開かれており、常設展の展示も以前とは変わっているとのお話を伺いましたので、出かけてきました。特別展は、国立民族学博物館 開館40周年記念、太陽の塔からみんぱくへ―70年万博収集資料と題されています。子供がまだ小さい頃に連れてきて以来でしたが、常設展の方も各民族の家の様子の再現などもあり、確かに大人も楽しめる展示になっていました。因みに下の写真はタシュケントの民家の台所で、チセ(伝統的なアイヌの家屋)も再現されています。ネパール、インドのコーナーには砂の曼陀羅や素敵な彫刻もあったりします。併設の「レストランみんぱく」では、会館40周年記念特別メニューとして東南アジアカレーランチの提供もされています。エスニックランチメニューから、牛肉のフォーを頂きました。

国立民族学博物館
National Museum of Ethnology

吹田市千里万博公園10-1
http://www.minpaku.ac.jp/

 

サティ ボエル コ アチャール Sati Bayar ko Achaar @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

先週末4月14日と15日の、ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥさんでのビクラム暦新年のお祝いの宴には、趣向を凝らした料理が並びました。また今週からは、週末のスペシャルダルバートが供されますが、料理のレパートリーは尽きるところを知りません。ダルはガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコで、ヒマラヤハーブのジンブーJimbuと、チョウリChauriの乳から作るギーGheuが加えらています。マスは先週の山羊まつりに引き続き、ネパール山椒のティンムルTimmurが効いた、山羊のカシ・コ・マスが頂けます。タルカリは、ムラ・ラ・チャウ・コ・タルカリ、大根ときのこの組み合わせは初登場です。アチャールはこの日も3種用意され、カウリ・ラ・ケラウ・ガザル・コ・アチャールはカリフラワー、えんどう豆と人参のアチャールです。シッドラ・ラ・ゴルベラ・コ・アチャールは、ネパールの川魚の干物 Sidra Maachaがトマトと相まって、これまでに登場した時とはまた違った味わいを楽しむことができます。初登場の食材は、サティSati ・ボエルBayarです。ネパールから戻ってこられた直後に、こんな物も有りますと教えて下さいましたが、なかなか登場せず気を揉んでいました。今回、満を持しての登場です。サティ・ボエルは結婚式には欠かせないとのカドカさんのお話です。英語訳ではNepal sumac、Nepalese sumac、Pleasantly sour-sweet fruit等となり、検索してみると、アーユルヴェーダでは神経症状や胃の異常など様々な病気にも用いられるとの事です。Shrestha S, et al. Flavonoids from the fruits of Nepalese sumac (Rhus parviflora) attenuate glutamate-induced neurotoxicity in HT22 cells. Food science and technology 22, 2013

Nepalese sumac (Rhus parviflora) is a wild edible fruit used for the treatment of various ailments including neurological complications and stomach disorders in the traditional medicinal system of south Asia (Ayurveda).

そのサティ・ボエルが、アチャールに仕上げられています。バフ・スクティ、水牛Buffの干し肉Sukutiがバート(ご飯)の上に載っています。

サグ・ブテコ(青菜炒め)は、緑が映えるラヨ・コ・サグ、からし菜Raayoです。デザートにはチヤ・プリンが用意されました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

カオヤム堂 季節の野菜と薬味の食堂カフェ(大阪市北区)

初訪問時に頂いたカオヤムKhao Yamや他の料理が美味しく、店主の心配りと手際の良さに感心し、すぐに大阪地下鉄谷町線天神橋六丁目駅近くの「季節の野菜と薬味の食堂カフェ カオヤム堂」さんへ再訪問しました。この日は2人で伺いましたので、車の運転の心配が無く、アルコール類も頂くことにしました。まずはラオスビールのビアラオBeerlaoを頂き、青パパイヤのサラダ、海老と大葉の包み揚げ、空芯菜の大蒜炒めをお願いしました。調子が出てきましたので、ベトナム米焼酎のフエも頂きます。お目当てのカオヤムの豚ひき肉炒め付きは勿論のこと、鶏のグリーンカレーも楽しみにしていたのですが、この日は切らしているとのことで、アサリとパクチーのフォーをお願いしました。別添えのパクチーを存分トッピングすることが出来ます。マンゴーココナッツスムージーの他に、パッションフルーツスムージーもお願いしました。最後にサイゴンコーヒーと、通常のコーヒーまで頂き帰りました。

お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「カオヤム堂(大阪市北区)」

カオヤム堂
季節の野菜と薬味の食堂カフェ

大阪市北区本庄東1-11-8 畑中ハイツ

https://www.facebook.com/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%83%A0%E5%A0%82-959000547583956/?ref=page_internal

https://www.instagram.com/kaoyamudou/?hl=ja

バングラデシュレストラン ラベア Bangladeshi Restaurant RABEA(奈良市)

多くの方のインスタグラムやツイッターへの投稿を見たり、ご一緒に食事をさせて頂いた方からお話を聞いて、予てからお伺いする機会を心待ちにしていたお店に、ようやく訪問できました。奈良市のJR奈良駅と近鉄奈良駅の間にある、バングラデシュレストラン ラベア Bangladeshi Resraurant RABEAさんです。近畿自動車道、第二阪奈有料道路を、車を走らせ、北摂から1時間足らずでした。大阪から来ましたと伝え、お任せで作ってくださいとお願いしました。それならばと、丁度手に入ったばかりと仰る、ベンガル海老Bengali PrawnのチンリChingriを使って料理を出していただけることになりました。最初にマンゴラッシーを頂き、店主ラベアさんと色々お話をしながら、料理が出来上がるのを待ちます。ワンプレートに仕上げて下さいました。チャナ入りのキチュリの周りに、キュウリ、トマト、ベンガル海老のチンリロシュ、卵のアンダロシュ、ビーフブナが並びます。手で食べますかとお声がかかり、フィンガーボウルを用意して下さいました。折角の機会ですので、久しぶりの手食で頂きました。チンリは頭も殻ごと頂けました。食後はチャーをどうぞと作って下さり、有難く頂戴し、帰路につきました。お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「バングラデシュレストラン ラベア RABEA(奈良市)」

バングラデシュレストラン
ラベア
Bangladeshi Restaurant
RABEA

奈良市南魚屋町6-1-1

山羊まつり @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

ビクラム暦2075年の新年のお祝いの第2弾「山羊まつり」が、阪急宝塚線池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで催されました。ある常連の方による、新鮮な山羊を1頭丸ごと料理で頂きたいとの呼びかけに、カドカさんご夫妻とジットさんが応えて下さり、また賛同し集まって下さった方々の御厚意により実現の運びとなりました。山羊は沖縄から仕入れられ、それに合わせて常連の方々から泡盛や日本酒が持ち込まれ、それらも提供されました。楽しい宴は、その企画して下さった方(写真掲載のご了承を頂きました)と店主カドカさんの御挨拶で始まりました。新鮮な山羊ですので、生肉、脳や内臓、血など、他では頂く機会が少ない料理も用意して下さいました。その調理に際しては、ネパールに居られるカドカさんのお母様のレシピを詳細に問い合わせて再現されたとのことです。今回もbuffet形式で用意が整えられました。ブトンBhuttanは、肺Phokso、舌Jibro、胃Bhundi、腸などのスパイス炒め、ギディ・ブデコは脳Gidiのスパイス炒め、ラガート・ラ・チリオニオンは玉葱、チリと山羊の血Ragati 炒めと、この3皿だけでも十分人目を惹き付けます。クッタ・コ・スープは山羊の足Khuttoのスープで、ゼラチン質も楽しめます。カシ・コ・マスも、もちろん骨付きで用意されています。ダル(豆スープ)も前日と同じく、ガハット・ダル・ジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコが提供されました。ヒマラヤのハーブのジンブーJimbuとチョウリChauri(ヤクと牛の交配)の乳から作るギーGheu(バター)が加えられたものです。チャナ・ラ・アル・ファルシ・コ・タルカリ、ひよこ豆、じゃが芋、南瓜のタルカリも並んでいます。他にはブトン入りのチョウメンもあります。アチャールのラインナップは、少し前に提供されたキールKhirにも用いられた、白セト、黒カロ、2種類のデーツChoddaが、チョゴダ・コ・アチャールとして、池田産レモンKaagatiのカガティ・コ・アチャール、ネパールの小さな川魚の乾物のマチャ・コ・シッドラ・コ・アチャールです。赤ラト、白セロ2種類のチウラ、サマエバジ、ダルマートがサルコパット(サルの木の葉のお皿)に盛られています。宴の途中で、カシ・コ・カチラ、生の山羊肉がサラダ仕立てで登場し、それに火を通した一品の違った味わいも楽しむことができました。デザートはズーズーダゥとクッキーです。前日のロキシーバージョンに続いて、この日もチョウリのギーを使ったジョインカッテを泡盛バージョンで頂きます。自身で少しずつ取って盛り付け、「山羊まつりのサマエバジ」の出来上がりです。この日は一人で伺いましたが、すぐに他のお客様のグループに同席のお招きを頂き、ネパールやアフリカのお話などで楽しい時間を過ごさせていただきました。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
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ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンコンサート@ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

4月14日はネパールの新年で、ビクラム暦 2075年を迎えました。NEW YEAR のお祝いに、阪急池田駅前の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでは、ダルバートビュッフェ&テルミン・マトリョミンのコンサートを開催されました。店主カドカさん、奥様、ジットさんで準備万端です。カドカさんの挨拶で宴が始まりました。タルカリ、アチャールは、カドカさんがネパールで調達された食材も多く使われ、週末のスペシャルダルバートでもお目見えした、他のお店では頂くことが出来ない品々も多く並びました。

上段左からトリ・コ・グンドゥルック・コ・アチャール(菜の花のグンドゥルック醗酵乾燥野菜)、ミックス・アチャール(カリフラワー2種、大根、人参、エンドウ豆)チキン・チョイラにバフ・チリ(水牛のスクティ)、アル・ジラ(じゃが芋)が並びます。下段には、同じく左からアル・ラ・チャウ・ケラウ・コ・タルカリ(じゃが芋とキノコ、エンドウ豆)、ラズマ・コ・タルカリ(金時豆)、ファルシー・ラ・ロウク・コ・チャーナ・コ・タルカリ(南瓜と干瓢)のタルカリ3種が並びます。上段の黒い器には、シラム・コ・ドゥロ・コ・アチャール(荏胡麻のふりかけ)が入っています。ダルは2種類用意され、チャナ・ラ・ラハル・コ・ダルとガハット・コ・ダルですが、どちらもジンブー・ラ・チョウリ・コ・ギー・ハレコ(ジンブーとチョウリのギー入り)となっています。ククラ・コ・マス(チキン)とカシ・コ・マス(骨付き山羊)も揃っています。デザートは定番となったズーズーダゥ(バクタプルのヨーグルト)やクッキーです。

サマエバジやダルマートも、サルコパット(サルの木の葉で作った皿)で用意され、飲み物はチヤやラッシーの他に、ニムラス(後日、詳細を記載します)もありました。アルコール類は別料金ですが、まずはククリラム、次いでチョウリのギーがあるので是非それを用いたジョインカッテをとのお勧めもあり、お願いしました。蝋燭の炎が揺らぐテーブルで、自身で盛り合わせたダルバートを頂きました。バフ・チリ、カシ・コ・マス、グンドゥルック・コ・アチャールの3点盛りを作って、お代わりも頂きました。「のっぽーズ」の皆さんによる、テルミン、マトリョミンの演奏は、この日のお客様の年齢層に合わせて頂いたのか、「コンドルは飛んで行く」や、お店でいつも流れている「レッサムフィリリ」もあり、聞き入ってしまいました。演奏後はマトリョミンを持って各テーブルを回って下さり、色々この楽器についてお伺いすることもでき、楽しい宴の時間があっという間に過ぎました。

この日のカドカさんによるネパール語講座は、そのギーを2種類のダルや、ジョインカッテで楽しむことが出来たチョウリChauri、これに関連してYak とNakのお話です。高地に住む動物ヤクYakですが、Yakは本来雄にのみ使う言葉で、雌の呼び名はナックNakだそうです。よく見かける「ヤクの乳で作ったチーズ」という表現は、正しくは「ナックの乳で作ったチーズ」となるのだそうです。ではChauriは何かと調べてみると、AGTR (Animal Genetic Training Resourse)のweb siteに、Mohan Kharel, Shreeram P. Neopane and Rabindra Shrestha著で、「Performance characteristics of the Yak in Nepal and its crosses with Mountain cattle. 」  (2005)と題する記事が有りました。

Purebred mating among the Yak in the sub-alpine region of Nepal is not very popular due to its lower productivity (Kharel, 2000). Instead, the crossbred female (Dimjo) obtained from mating Yak bulls with high mountain cattle (Kirkho), and the crossbred female (Urang) that is obtained from mating Yak bulls to low mountain cows are preferred as they have higher milk production. All crossbred female animals are referred to as Chauri. The crossbred males (Zhopkyo) are sterile and are used as pack animals.

乳の生産性を上げるために、ヤクと高地の牛(Kirkho)の交配で生まれた雌が(Dimjo)、ヤクと低地の牛の交配で生まれた雌が(Urang)とのことで、これらの交配で生まれた雌の総称がChauriと記されています。交配で生まれた雄はZhopkyoと呼ぶのだそうです。

お店で頂ける料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/


ハルメッソ Halmesso @ シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市)

阪急宝塚線山本駅前のスリランカ料理「シャンティランカ」の店主ニシャンティさんが、スリランカへの一時帰国から戻られましたので、スリランカの食材が頂けることを期待して昼下がりに伺いました。いつもお願いするCセットをこの日はチキンの選択で頂きました。ハルメッソ Halmesso (Dried sprats) が、今回スリランカで調達した食材との事でした。「いりこ」と玉葱と説明して下さいましたので、普段は「いりこ、煮干し」で代用されることがあるのかもしれません。

デザートはワタラッパンとキリパニで、キリティと一緒に頂きました。お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市山本)」

Shanthi Lanka
シャンティランカ

宝塚市平井2丁目7-11
https://twitter.com/shanthi_lanka

モモ コ アチャール Momo ko Achaar @ ”few” インド&ネパール料理レストラン(川西市平野)

能勢電鉄平野駅前の「インド&ネパール料理レストランfew」さんが、お店のFacebookで、シェフのディップさんの作るモモ・コ・アチャール Momo ko Achaar が変わりましたと告知されていました。早速、お伺いし、頂いてみました。

ディップさんの奥様がネパールで作られる、乾燥したオムリAmliの花が、ここでも活かされています。以前、ディップさんの娘さんが「魚のスープに使っても美味しいし、アチャールにしても美味しい」と教えて下さった通りでした。ピーナッツの香りと、オムリの酸味が、他では頂くことが出来ない味わいを醸し出しています。昨年まで供されていた、モモ・コ・アチャールも何度も頂きました。

年明けのネパールへ一時帰国後は、通常のモモのみの提供が続いていました。

今回、この美味しいアチャールで、満を持しての再登場です。ロキシーと共に頂きました。この日は、その他に、焼き物の中からシシカバブをお願いし、ダルバートも、勿論頂きました。

クルフィーとチヤも頂き、ネパール&インドの食事を楽しみました。

fewさんで頂ける美味しいネパール料理は
→「”few” インド&ネパール料理レストラン(川西市平野)」

”few” インド&ネパール料理レストラン

兵庫県川西市平野3-3-24ルームス1F
https://ja-jp.facebook.com/kawanishi.few/

10万個の子宮 村中璃子著 平凡社

10万個の子宮

あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか

村中璃子著 平凡社
2018年2月7日 初版第1刷

産婦人科医としてご活躍され、現在は兵庫県予防医学協会にお勤めの、谷俊郎先生が寄稿された文章を拝読して、この本が刊行されたことを知りました。

傘寿の寄稿文依頼が届きました。さて何を書けば良いのやらと思案していた矢先にネット配信で次のようなニュース項目が目に留まりました。
「子宮頚がんワクチンの安全性発信、村中医師が受賞 12月18日19 : 58配信朝日デジタル」
 内容は「子宮頻(けい)がんワクチンの安全性を発信してきた医師でジャーナリストの村中璃子氏が、英科学誌「ネイチャー」などが主催する「ジョン・マドックス賞」を受賞した。日本人として初という。受賞を受けて村中氏らは18日、都内で会見を開いた」と言うものでした。
 ウイキペデイアによりますと、ジョン・マドックス賞は公共の利益に関わる問題について健全な科学とエビデンスを広めるために、障害や敵意にさらされながらも貢献した個人に与えられる2012年に始まった国際的な賞とありました。村中璃子氏は一橋大学卒業後同学院で国際社会学を専攻され、その後北海道大学医学部に入学、医師免許取得後はWHOの新興国感染症チームに所属して感染症対策に従事されました。帰国後は肺炎球菌の疫学調査に取り組まれ、この調査研究が厚労省に引き継がれて肺炎球菌ワクチンの定期接種に繋がったと言われています。 2016年から京都大学大学院医学研究科の講師に就任された才媛です。
 抗生物質の効かないウイルス感染症に対してはワクチン接種による免疫力で感染を防止するのは最善の手段です。しかしワクチンという異物を身体に植え付けることによって、古くはジェンナーの種痘以来数多くの副反応や社会問題が発生してきました。
 子宮類がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の性感染によって発生します。従って初交前の中高生に対して2013年4月から公費負担の定期接種が開始されました。ところが皆様もご存知の通り、子宮頚がんワクチンを接種した少女が稀に全身の疼痛や痙攣を発症するということがメディアによって大々的に報じられ、接種との明確な因果関係は不明のまま厚労省は定期接種の積極的勧奨を取り止め、被害者団体は国と製薬会社を相手取って訴訟を起こしています。その結果、我が国の子宮頚がんワクチン接種率は70%台から1%以下に著しく低下しています。
 また「症状はあれど証拠なし」の少女達に有効な治療法が見つからないまま、医学的なエビデンスを無視した感情的なワクチン反対運動も展開されるようになりました。
 厚労省から委託を受けてこの問題を調査していた信州大学脳神経内科学教室の池田修一教授ら(池田班)は、2016年3月に子宮顕がんワクチンが特定の白血球型の人に「自己免疫」というメカニズムで脳神経に障害をもたらすという仮説を立て、動物実験によってこれを証明したと発表しました。メディアはこれでこの不可解な症状の証拠が挙がったと大々的に報道しました。
 他方、2015年12月に名古屋市が、市内に住む若い女性約7万人を対象に行った調査と、2016年12月に厚労省研究班(阪大祖父江教授ら)が行った全国調査では、ワクチン接種と有害事象の間に因果関係は証明されませんでした。
 この膠着状態に危機感を抱いて独自の調査を行って警鐘を鳴らしたのが村中氏でした。
 2014年から取材を開始して、少女に見られる痛みや痙攣などの発作は接種以前から小児科医達は心因性の反応として接種とは無関係に数多く経験していたこと、前述の信州大学池田班の報告には不正や捏造があることを厳しく指摘しました。
 これを受けて信州大学では調査委員会を設けて調査した結果、池田教授の報告は不適切であると判定し、厚労省もこれを認めました。
 2016年3月30日、「全国子宮頚がんワクチン被害者連絡会」が国と製薬会社を相手取って訴訟を提起しました。支援するのはHPVワクチン薬害訴訟全国弁護団です。
 2016年8月17日、池田教授は村中氏と出版元の月刊誌「Wedge」を名誉毀損で告訴しました。
 訴訟が提起された段階で論争は科学論争から法廷闘争に移ってしまいました。
 村中氏はワクチン反対運動を科学的なエビデンスを無視した薬害騒動と捉え、日本から世界に波及することに警鐘を鳴らす報道を2015年から雑誌やウェブサイトなどで積極的に行いました。しかし訴訟が提起されてからは彼女の論文の掲載を断る出版社が続出し、彼女を誹膀中傷する抗議文が多数寄せられるようになりました。
 こうした中で2017年12月、科学界のピュリッツァー賞とも言われる「ジョン・マドックス賞」が彼女に授けられたのです。
 現在我が国の子宮頚がん患者数は年間約1万人といわれ、約3千人が死亡しています。しかも20代30代の若い女性の罹患が増えています。適切な治療によって命を失うことを免れても治療の結果、妊娠する能力を損なう可能性があります。
 既にワクチンを導入している欧米諸国では子宮頚がんの前がん病変の発生が半減したという報告があります。
 わが国が子宮頚がんの後進国に陥らないよう、一日も早いHPVワクチンの積極的な接種勧奨の再開と、症状を訴える少女たちの救済が望まれます。
 WHOは2015年12月に我が国のワクチン接種勧奨の中止を、乏しい根拠に基づいた政策決定であると名指しで批判しました。
 日本産科婦人科学会や日本小児科学会も一刻も早い接種勧奨の再開を求める声明を発表しています。
 村中氏は受賞式のスピーチで苦しかった道程を振り返るとともに、ワクチン接種の再開が10年遅れることによって「10万個の子宮」が損なわれると述べました。
 そしてスピーチの最後を次のように締めくくっています。
『・・・今週に入ってから、9番目に話をした出版社である平凡社から、本の刊行を決定したという連絡をもらった。本はできている。本のタイトルは「10万個の子宮」という。』
本稿執筆中の本年2月7日、「10万個の子宮」の初版は発売され手元に届きました。

ジョン・マドックス賞の審査委員会の講評を、本書の「はじめに」の中で

「子宮頸がんワクチンをめぐるパブリックな議論の中に、一般人が理解可能な形でサイエンスを持ち込み、この問題が日本人女性の健康だけでなく、世界の公衆衛生にとって深刻な問題であることを明るみにしたことを評価する。その努力は、個人攻撃が行われ、言論を封じるために法的手段が用いられ、メディアが委縮する中でも続けられた。これは困難に立ち向かって科学的エビデンス(証拠)を守るというジョン・マドックス賞の精神を体現するものである」

と引用されており、

これは日本という国への警告である。

とも記されています。

その受賞を知らせる、The Guardianの2017年11月30日付け記事「Doctor wins 2017 John Maddox prize for countering HPV vaccine misinformation」から抜粋していくと、

Muranaka was praised by colleagues for her courage and leadership as she endured insults, litigation and attempts to undermine her professional status as the HPV vaccine came under attack in Japan. While the jab is used without fuss in many countries, in Japan and some other nations, fears raised by campaigners have hit vaccine uptake rates.

と彼女の苦境がはっきり記述され、

Muranaka said sensational media coverage helped spread unfounded fears over the HPV vaccine across Japan. “I was really surprised that people believed it so easily. With screening and this vaccine, we could prevent many deaths from this disease in Japan, but we are not taking the opportunity,” she said. A handful of other countries are witnessing similar trends, with Ireland and Denmark both experiencing falls in HPV vaccination rates.

マスコミの報道のあり方にも釘を刺しておられますが、当のマスコミの多くは今回の受賞の会見にも現れず、報道もしない事で、彼女を無視し続けるだけの様です。

NHKは全員が忙しいとのことで、会見に1人の記者も出さなかった。

この問題を考えた時に、海外の予防接種の専門家も、攻撃的で否定的なソーシャルメディアやネガティブな個々の話にバイアスがかかった主流のメディアの影響と共に、国がしっかりとこのワクチンや免疫科学を擁護しない点に言及されています。

Heidi Larson, director of the vaccine confidence project at the London School of Hygiene and Tropical Medicine said there was no scientific evidence linking HPV to the reported neurological symptoms. “The dramatic drop in vaccine acceptance has been influenced by aggressive negative social media, mainstream media that has been biased towards the negative personal stories, as well as, and very importantly, the government not standing up for the vaccine and the vaccine science in the face of public anxiety and uncertainty,” she said.

本書「序章 並べられた子どもたち」の中で、

昨今、科学的根拠に乏しいオルタナティブファクトやフェイクニュースが、専門的な知識を持たない人たちの「不安」に寄り添うように広がっている。筆者は医師として、守れる命や助かるはずの命をいたずらに奪う言説を見過ごすことが出来ない。書き手として、広く「真実」を伝えなければならない。これが本書を執筆することになったきっかけである。

「第1章 子宮頸がんワクチン問題とは何か」の中では、

医学会からは、記事を発表後、驚くほど多くの賛同の声が寄せられるようになった。一方で、製薬会社の回し者だ、国のプロパガンダを広げる御用医師だ、WHOのスパイだといった根も葉もない中傷を寄せる人もいた。問題の根の深さを考えると、そういった反応があるのは想定の範囲内だったとも言える。しかし、考えてみてほしい。この記事を書くことはリスクになれど、どんな得になるというのだろうか。

と、逆境の中で真実を見極めようとした著者の決意が述べられています。さらに「あとがき」で、

小さな危険のサインを見逃さないことも大切だが、解析に耐える規模のデータをもとにバイアスを排除した解析を行うのが科学。経験は限られていることを念頭に置き、逸話的症例に飛びついて誤った結論を出さない謙虚さも必要だ。

と、医学は科学でもあり、データをきちんと解析して、社会全体の利益を見据えなけばならないという、ごく当たり前の事に触れられています。

WHOはHPVワクチンの安全性について、日本を名指しの上、言及しています。

Safety update of HPV vaccines

Extract from report of GACVS(Global Advisory Committee on Vaccine Safety) meeting of 7-8 June 2017, published in the WHO Weekly Epidemiological Record of 14 July 2017

Where HPV vaccination programmes have been implemented effectively, the benefits are already very apparent. Several countries that have introduced HPV vaccines to their immunization programme have reported a 50% decrease in the incidence rate of uterine cervix precancerous lesions among younger women. In contrast, the mortality rate from cervical cancer in Japan, where HPV vaccination is not proactively recommended, increased by 3.4% from 1995 to 2005 and is expected to increase by 5.9% from 2005 to 2015. This acceleration in disease burden is particularly evident among women aged 15–44 years.28 Ten years after introduction, global HPV vaccine uptake remains slow, and the countries that are most at risk for cervical cancer are those least likely to have introduced the vaccine. Since licensure of HPV vaccines, GACVS has found no new adverse events of concern based on many very large, high quality studies. The new data presented at this meeting have strengthened this position.

名古屋市の7万人調査に関して、結果は

子宮頸がんワクチンが、日本人の間で「薬害」というレベルの副反応を引き起こしている可能性がないことを科学的・免疫学的に証明している。

にも拘わらず、名古屋市の不可解な対応も詳細に本書で記されています。

当初、名古屋市は、鈴木教授の行った最終解析が論文の形でも世に出ることに難色を示し

たそうですが、その名古屋市立大学鈴木貞夫教授の論文が刊行されることになりました。
Sadao Suzuki and Akihiro Hosono: No association between HPV vaccine and reported post-vaccination symptoms in Japanese young women: Results of the Nagoya study. Papillomavirus Research. 96-103. 2018

The results suggest no causal association between the HPV vaccines and reported symptoms.

日本産科婦人科学会も平成29年8月28日付けでHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種の積極的勧奨の早期再開を強く求める声明を出しています。

 HPVワクチンは、子宮頸がんの一次予防を目的として平成25年4月に定期接種化されましたが、同年6月にその接種の積極的勧奨が中止され4年以上が経過しました。日本産科婦人科学会は、平成27年8月および29年1月に、本ワクチン接種の積極的勧奨再開を求める声明1,2)を発表してきましたが、今回、以下の根拠に基づき、再度HPVワクチン接種の積極的勧奨の一刻も早い再開を強く求めます。

 子宮頸がんは20〜40歳代の女性で増加しており、国内では年間1万人以上が罹患しています。また年間約2900人が死亡し3)、過去10年間で死亡率が9.6%増加しています4)。子宮頸がん予防のためには、一次予防としてのワクチンが、二次予防としての検診(細胞診)とともに必須であることはグローバルコンセンサスとして確立しています。HPVワクチン接種を国のプログラムとして早期に取り入れた英国・豪州などの国々では、ワクチン接種世代のHPV感染率の劇的な減少と前がん病変の有意な減少が示されています5)。一方、日本においては平成22年度からHPVワクチン接種の公費助成が開始され、その対象であった平成6〜11年度生まれの女子のHPVワクチン接種率が70%程度であったのに対して、平成25年6月の接種の積極的勧奨中止により平成12年度以降生まれの女子では接種率が劇的に低下し、特に平成14年度以降生まれの女子では1%未満の接種率となっています6-8)。その結果として、将来の日本では、接種率が高かった世代においてはHPV感染や子宮頸がん罹患のリスクが低下する一方で、平成12年度以降に生まれた女子ではワクチン導入前世代と同程度のリスクに戻ってしまうことが推計されています8-10)。この負の影響を少しでも軽減するためには、早期の積極的勧奨の再開に加え、接種を見送って対象年齢を超えてしまった世代にも接種機会を与えることも検討する必要があります9-11)

 WHO(世界保健機関)は平成27年12月の声明の中で、若い女性が本来予防し得るHPV関連がんのリスクにさらされている日本の状況を危惧し、安全で効果的なワクチンが使用されないことに繋がる現状の政策決定は真に有害な結果となり得ると警告しています12)。さらに平成29年5月に発表されたHPVワクチンに関するWHO の最新のPosition paper 13)では、9〜14歳の女児に対しては2回接種(15歳以上は3回接種)を推奨しており、日本で承認されている2価、4価のHPVワクチンに加えて、日本で未承認の9価ワクチンも高い安全性と有効性を示し、これらの接種を国のプログラムに導入することを強く推奨しています。日本では公費接種対象年齢が12〜16歳であり、2回接種の導入は現状では直ちには困難であり、先進国を中心とした世界のHPVワクチン接種推進の流れに大きく遅れをとっています。

 国内においても本ワクチンの有効性に関する複数の研究が進行中であり、そのデータも蓄積されてきています。

  1. 平成27年より厚生労働省科学研究「革新的がん医療実用化研究事業」14)として新潟県において開始されたNIIGATA STUDYでは、平成28年度までに登録完了したワクチン有効性の中間解析において、20〜22歳におけるHPV16/18型の感染はワクチン非接種者に比してワクチン接種者で有意に低率であり、大阪府で行われているOCEAN STUDYでも同様の結果でした。
  2. 宮城県における平成26年度の20~24歳女性の子宮頸がん検診データの解析では、HPVワクチン接種者のASC-US以上の細胞診異常率は有意に減少していました15)。秋田県における子宮頸がん検診のデータでも同様の結果が示されています16)
  3. 国内21施設で前がん病変および子宮頸がんと診断された女性のHPV16/18型感染率を調べる観察研究(MINT Study)において、20~24歳ではHPV16/18型感染率が有意に低下し、出生年コホートでは症例数は少ないものの、前がん病変(CIN2-3/AIS)におけるHPV16/18型感染率が昭和61〜平成5年生まれに比して平成6〜7年生まれでは有意に低下していました17)。HPV16/18型は日本人の20歳代の子宮頸がんの90%、30歳代の76%の原因となっていることから18)、HPV16/18型感染の減少により、今後子宮頸がんの減少も証明されるものと期待されます。

 今後のさらなる症例の蓄積と解析結果に基づいて、国内での本ワクチンの有効性が示されてくるものと考えます。

 一方、ワクチン接種後に報告された『多様な症状』に関しては、国内外において多くの解析が慎重に行われてきましたが、現在までに当該症状とワクチン接種との因果関係を証明するような科学的・疫学的根拠は示されておらず、WHOは平成29年7月の最新のHPVワクチンSafety updateにおいて、本ワクチンは極めて安全であるとの見解を改めて発表しています19)。平成28年12月開催の第23回副反応検討部会6)では、厚生労働省研究班(祖父江班)による全国疫学調査の結果に基づき、HPVワクチン接種歴のない方でも、HPVワクチン接種歴のある方に報告されている症状と同様の『多様な症状』を呈する者が、一定数(12〜18歳女子では10万人あたり20.4人、接種歴不明を全員「接種歴なし」と仮定した場合46.2人)存在することが報告されました20)。また平成29年7月の第28回副反応検討部会においては、厚生労働省研究班(牛田班)から、HPVワクチン接種歴があり症状を呈する方に対する認知行動療法的アプローチの効果に関する解析結果が示され、症状のフォローアップのできた156例中、115例(73.7%)は症状が消失または軽快し、32例(20.5%)は不変、9例(5.8%)は悪化したと報告されました21)。今後も私どもは、HPVワクチンの接種の有無にかかわらず、こうした症状を呈する若年者の診療体制の整備に、他の分野の専門家と協力して真摯に取り組んでまいります。

 日本産科婦人科学会は、将来、先進国の中で我が国に於いてのみ多くの女性が子宮頸がんで子宮を失ったり、命を落としたりするという不利益が、これ以上拡大しないよう、国が一刻も早くHPVワクチン接種の積極的勧奨を再開することを強く求めます。