4月14日はネパールのお正月、ビクラム暦2076年の新年を迎えます。4月13日は大晦日と、春のダサイン(Chaite Dashain、チャイテ ダサイン)、ヒンドゥ教ラーマ神生誕祭 ラムナワミ(Ram Navami)が重なります。「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでは、今年は諸事情によりサマエバジは登場せず、更に充実したスペシャルダルバートがその替わりです。
ダルはマスとムスロですが、何時もより塩味が効いています。
マスは、お祝い事の際には欠かせない山羊肉の骨付き、皮付きです。
タルカリは定番のじゃが芋とカリフラワー、アルカウリで、
アチャールは3種類、じゃが芋と3種のケラウ、
胡瓜、大根、人参、玉葱のアチャールは、何時もの大根とは少し異なる発酵具合の仕上がりです。
葡萄のアチャールには、アマラ Amala (Amla) が磨り潰されて加えられており、程よい酸味が楽しめます。葡萄だからこその絶妙な味加減ですが、他の果物のアチャールや肉料理にもこれから使われるかもしれません。
サグ(青菜炒め)はラヨ コ サグ、高菜が使われており、ネパールのダルバートらしさの一助になっています。
お祝いのもう一品は魚(鯖)のスパイス炒めが添えられています。
更にオプションで、山羊の肝のスパイス炒めも用意されており、自家製チウラ、ミックスナッツと一緒に盛られています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。
阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

沙羅双樹の葉で出来た皿(タパリ)に、バート、タルカリ、アチャールが盛られています。下の写真、1時の方角のじゃが芋から、時計回りに煮干し、トマト、大根、豚のチョイラ、人参など、サグ、茄子と並んでいます。
ダルは、マス、ムスロ、ムング、チャナのミックスで、豆の味が楽しめる優しい味付けです。
マスは、チキンと、
水牛のスクティを柔らかく戻したものでした。
ラッシーも付いていました。
追加でチヤも頂きました。

スタッフは全員ネパール人の様で、お客さんの注文も殆どナンとカレーでしたので、典型的なインネパ店と思いきや、ランチメニューに、「ネパール タリー ランチ」というダルバートを見つけました。
グランドメニューにあった「ネパールスペシャルタリーセット」がランチタイムでも注文可能とのことで、お願いしました。
ダルはマス、ムスロと枝豆?のミックスとの事ですが、所謂「カレー」の辛めの味付けです。
マスはマトンも選択可能でしたのでお願いしました。
本来タルカリの位置には、ミックスベジタブルとカリフラワー、ブロッコリーの「野菜カレー」が置かれ、
逆に「ほうれん草カレー」と書かれていたものは、サグ(青菜炒め)、しかも Rayo ko Saag、高菜が使われ量もたっぷりありました。
アチャールは、トマトのアチャールと大根のアチャール、ダヒ(ヨーグルト)とパパドゥも添えらえています。
スープと野菜サラダは、、、。飲み物も付いていましたので、チヤを頂きました。
ダルバートはありますが、他のネパール料理はモモ位しかメニューには載っていません。インネパメニューが中心です。チキンかマトンのチョイラでも頂けないかお尋ねしましたが、できないとの事でした。
仕方なくポレコチキンをお願いしました。
肝心のダルバートは、
ダルは、マス、ムング、チャナのミックスですが、所謂「カレー」仕立てです。
マスはチキンですが、グレービーはまさしく「チキンカレー」のもので、チキンティッカを切ったものが入っています。
副菜は、大根と胡瓜のアチャール、キャベツのタルカリ、サグ、
じゃが芋、カロチャナ、玉葱と並びます。
プリンの様なデザートが付いており、追加でチヤも頂きました。


ダルは定番のマスとムスロのミックス、
マスは、聖護院大根入りのククラ コ マスですが、聖護院大根の存在感によりタルカリの趣です。
タルカリは、南瓜、じゃが芋、チャナ豆の組み合わせ、
アチャールは3種類で、果物シリーズは、アロエと2種類のオレンジのアチャール、
程よい発酵具合の、大根とえんどう豆(ケラウ)のアチャール、
マショウラと大蒜のアチャールは、玉葱、トマト、唐辛子と相まって、今までに頂いたことのない一品に仕上がっています。癖になりそうな味で、ご飯がすすみます。
バートの左右はパパドゥとサグ、上には隠元のスパイス炒めが添えられています。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも最後に頂きました。
この日には、ロキシー Raksi を頂くしかありません。美味しいカザの数々に、ついついおかわりが進み、4杯ばかり頂きました。
この日のメニューは、品数も増え、
カザセットには、大豆とピーナツ、ほうれん草、バラ、
黒ヒヨコ豆、マトンのホルモン、鶏の砂肝と肝、
卵、大根、ポークチョイラがチウラを取り囲みます。
添えられたムラマスジョル(大根とマトン)Mula ra Masu ko Jhol は、初めての登場です。
追加で、マトンチョイラ、
ポークアチャール、
鶏の砂肝と肝、
マトンタンと玉葱、
大根、人参、えんどう豆(ケラウ)のアチャールも追加しました。
マルプワとチヤで締めました。

菜の花の黄色に合わせて、予想通り、ダルはチャナとラハルのミックスでした。
マスのチキン、ククラ コ マスにも菜の花が使われています。
タルカリも菜の花と蕪の組み合わせ、
アチャールは、菜の花のグンドゥルック Tori ko Gundruk とさくさくにタンドールで仕上げられた大豆 Bhatmas のアチャール、
菜の花、人参、ブロッコリーのアチャール、
果物シリーズは、パイナップルとトマトのアチャール、
サグも菜の花が使われ、バートの上にものっています。手に入る菜の花も様々な種類がある様で、硬さや味、部位によって、使い分けされている様です。周辺のお店の野菜売り場で菜の花が売り切れた事は間違いなさそうです。
デザートのズーズーダゥにも菜の花が添えられています。
最後にチヤも頂きました。
間を置かずに、「ご近所さんで出来た春野菜いっぱいご用意しています。」とのお店の Facebook でのお知らせに惹かれ訪れました。
この日のサグには、それらの野菜、蕾菜、菊菜、からし菜、小松菜が使われていました。
ダルはマス、ムスロ、チャナ、ムングのミックスダルです。当初のダルからは大分変ってきています。
マスはマトン、
チキンセクワの代わりに鯖のセクワも選択可能でしたので、お願いしてみました。ネパールでは食べることの無い鯖も、上手く仕上げられています。
マッシュルーム、
煮干しとトマト、
大根と並びます。
チヤも追加で頂きました。
能勢電鉄平野駅前のお店で頂ける美味しいネパール料理は
ダルは珍しく、チャナとラハルのミックスで、濃厚な口当たりの仕上がりです。
マスは骨付きチキンですが、下拵えでフルーツが使われ、肉の甘味を楽しめます。
タルカリは、干し芋茎(ズイキ)Karkalo ra Gaaba とキノコ、じゃが芋の組み合わせです。マスが辛さ控えめの時は、タルカリが辛めの事が多いのですが、キノコが入ることによって、じゃが芋と相まって甘味をまず感じます。
何時もの様に後からスパイスが口に広がり、一口食べると止まりません。バートと少し混ぜながら、他の副菜よりも先に平らげてしまいます。
アチャールは3種類、ミックスフルーツのアチャールは、葡萄、蜜柑、キウイなどが入っています。
カリフラワーのアチャールは、人参と共に発酵は控えめで、代わりに檸檬が酸味を引き立たせています。
マショウラとトマトのアチャールは、今回はトマトの甘味より酸味を活かしてあります。
バートの左右には、いつものパパドゥとサグが添えられていますが、上にも菊菜(春菊)炒めが載っています。ネパールにも菊菜があるのかお伺いしたところ、ヨモギ Tite pati (तिते पाती) は使うことがあるとの事です。
デザートはズーズーダゥ、
チヤも頂きました。
ダルはマス、ラハル、ボリ(ロビア)のミックス、
干し大根、じゃが芋、トマト、チャナなどのジョルも添えられ、
副菜はサグに始まり、タルカリ、アチャールは、筍とじゃが芋、オクラとじゃが芋、
チヤとハルワも追加で頂きました。
