NEPALI KHAJA
EATING, CONNECTING, TRABVELING 食で繋がる旅
本田遼著
SAUNTER Magazine キルティブックス
The Fourth Issue 2021
本田遼さんがネパールのカジャについて書かれています。そして、ご自身の立ち位置についてもしっかり言及されています。
最近ではインターネットで検索すれば簡単に手に入るし、それに倣えば作れた気分にはなる。だが、やはりその国に行って現地の空気を体感し、文化を理解しないと作れないものがある。そして理解を深めるためにはその国の文化への敬意が必要だ。
だから僕はネパールの文化を尊重しフィールドワークを通して色々な人に直接話を聞いて、なるべく自分勝手なフィルターを通さないように気を付けながら俯瞰で物事を理解するようにしている。あくまで客観的に、パーツとパーツを繋ぐジグソーパズルのように。そうして多民族国家ならではの複雑な各民族の文化とネパールとして単一の文化を選別しカテゴライズしていく。そんな作業の繰り返しを僕は一生を通して積み重ねていくつもりだ。
遼さんのおすすめのカジャは、チョエラ、ウォー、アルタマとのことです。
東京に比べると、大阪周辺でカジャを頂けるネパール料理店は限られています。月に2回カジャを提供されていた「Turmeric ターメリック」さん閉店後は、種類豊富なカジャを一度に楽しむ機会が減りました。ネパールを再び訪れることが出来る日が早く来てほしいものです。

前回と同じく、ムスロ、ムングにケラウが加わったダル、
マスは骨付き皮付き山羊肉のカシコマス、
じゃが芋と胡瓜などのアチャール、
筍と青唐辛子のアチャールが並びます。
もう一品は、前回も頂いて美味しかった山羊肉のレバー、ミノ、マメ、ハツなどのスパイス炒め Khasi ko Bhutan カシコブトンですが、この日は骨付き皮付きの肉も加えて作られていました。
家族はムグライチキン、
キーマ海老カレー、茄子チキンカレー、サラダ付きの「ゴールデンタリ」を、チーズナンでお願いしました。
食前のスープ、
食後のチヤも頂きました。
まずは「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで予約、購入したものです。
パティシエのカドカさんの手による、ネパールのククリラムを使った品です。
ダルはマス、ムスロ、ラハルのミックス、
マスはチキンと人参(に
タルカリは南瓜(な
アチャールは 3種類、果物シリーズは 2種類の金柑(き
揚げ大蒜(に
牛蒡(ご
青菜炒めは小松菜とほうれ
食後はズーズーダゥと、
スパイスの効いたカロチヤを頂きました。
ご飯は少なめでお願いしました。
ダルはいつもの マス、ムスロ、ムング、ラハル、4種類のミックス、
マスがお目当ての水牛、
副菜もバランスよく並びます。食後にズーズーダゥと
チヤも追加で頂きました。
ランチメニューにも、Rainbow Special Nepali Thali 「レインボーネパールタリー」と記されています。
まずはお決まりのサラダ、
そしてタリが供されます。
ダルはムスロ、ムング、チャナのミックス、
マスはチキン、
青菜炒め、ブロッコリー、
隠元、胡瓜と大根のアチャールは即席タイプで発酵したものではありません。玉葱とトマトのスライス、ゴルベラコアチャールが並びます。
食後のチヤも頂きました。
ダルは、マス、ムスロ、ラハル、チャナ、ガハットの 5種類のミックス、
マスはチキン、
タルカリはカリフラワーとじゃが芋、アルカウリです。
アチャールは 3種類、果物シリーズは渋抜きした渋柿とキウイのアチャール、
カリフラワーと大根のアチャール、
南瓜とパンプキンシード(फर्सिको बियाँ Farci ko biya)のアチャールが並びました。
高菜炒め、パパドゥ、菜の花とヤーコン(भुँई स्याउ Bhui syau ブイシャウ)のスパイス炒めも添えられました。
ズーズーダゥと
チヤも頂きました。
「ネパール食堂 バルピパル BARPIPAL」さんではダルバートに、日替わりカリーを追加することが出来ます。
この日のおすすめ、青唐辛子とダニア(コリアンダーリーフ)がベースのチキンカフレル(カフレアル)をお願いしました。
店主の畑で採れた赤大根とケラウのアチャール、チキンチョイラ、サグブテコ、
ゴルベラコアチャールが添えられています。
ランチタイムは食後のチヤが付きます。
まずはインネパ店のサラダ、
そして「チキンセット」の登場です。
ダルはチャナコダル、
タルカリはカリフラワー、ブロッコリー、人参、隠元、枝豆などのミックス、
サグブテコはほうれん草、
パパドゥが並びます。残念なことに以前はあったアチャールが添えられていません。