ダルバート @ インド・ネパール料理 ヒマラヤ村 (堺市堺区)

インネパ店の新たなダルバート探しは細々と続きます。いつも期待はせずに訪れるのですが、今回は違います。JR 西日本阪和線の堺市駅近くに9月にオープンされた「インド・ネパール料理 ヒマラヤ村」さんに、マハトさんが居られることを webの検索で知っての訪問です。よく見かけるレイアウトのランチメニュー、ダルバートにはナンとタンドリーチキンがデフォルトで付く、ありがちなパターンです。余裕のある時間帯であれば、マハトさんに何とかしてもらえることを期待して、他のお客さんが帰られる頃を見計らって伺いました。マハトさんにナンは要らないことと、辛さは普通で良いことだけ伝えました。まずは野菜スープ、そしてダルバートの登場です。ダルはムスロとムング、マスはいつもはナンに合わせたグレービーベースのチキンカレーなのでしょうが、わざわざネパール仕様で作って下さり、じゃが芋、胡瓜、人参、トマトのアチャール、発酵が進んだ大根のアチャールと、期待に応えて下さいました。野菜サラダ、自家製のダヒ(ヨーグルト)、パパドゥが並び、タンドリーチキンが別皿で添えられています。ワンドリンク付きですので、食後にチヤを頂きました。

インド・ネパール料理 ヒマラヤ村

堺市堺区東雲西町 1丁 7-1

 

マリナーラ @ ラ ピッツェリア ダニーノ LA PIZZERIA DA NINO (豊中市)

年末年始に家族のリクエストにより「ラ ピッツェリア ダ ニーノ LA PIZZERIA DA NINO」さんのピッツァを持ち帰りました。

ある日は、定番のクワトロフォルマッジと、マルゲリータ、シンプルでも奥深いマリナーラを頂きました。箱に書かれている Grazie !! は手書きの様に見えます。また別の日には、クワトロフォルマッジに加えて、ロマーナ、マリナーラとマルゲリータのハーフアンドハーフのドッピオを頂きました。以前の訪問記は
→「ラ ピッツェリア ダ ニーノ LA PIZZERIA DA NINO (豊中市)」

ラ ピッツェリア ダ ニーノ
LA PIZZERIA DA NINO

豊中市本町1丁目10-6 松村ビル1F

https://www.facebook.com/pizzanino1/

お正月スペシャルダルバート 2021 @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

密を避けるためスペシャルダルバートの告知は控えておられる「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんですが、お正月スペシャルダルバートは SNS にてお知らせされました。

『お正月spダルバート』ご用意してお待ちしております

他のお客さんが帰られる頃に伺い、残っていた最後の一つを頂きました。この日のダルは 7 種類の豆、マス、ムスロ、ムング、ラハル、チャナ、ガハット、シミのミックスで葱の甘みが加わります。マスは酒粕入りのチキンカリー、タルカリは玉子、きのこ、じゃが芋、アチャールは 3種類、果物シリーズは、栗、林檎、蜜柑、パイナップルのアチャール、地鶏のアチャール、大根のアチャールは花かつお和え、青菜炒めは、ほうれん草、小松菜、高菜のミックス、小魚と胡桃、ピスタチオの和え物、パパドゥも並び、海老のタンドール焼きが存在感を示します。金箔入りのズーズーダゥも添えられています。日本とネパールが融合したダルバートです。食後は、ピカチヤを頂きました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

開店 5周年記念・新年スぺシャルプレート @ シャンティランカ (宝塚市)

「シャンティランカ Shanthi Lanka」さん、開店 5周年記念かつ新年のスペシャルメニューで今年の営業を始められました。メニューは 1種類のみで、スリランカのお菓子と紅茶が添えられました。ライスはギーで具材と一緒に炊きこまれたもので、チキンカリー、茄子のモージュ、シーニサンボーラ、ビーツと胡瓜のココナッツベースのサラダが囲みます。スリランカのお菓子は、1. මුං කිරිබත් ムングキリバト Mung Kiribath に ලුණු මිරිස්  ルヌミリス Lunu Miris が添えられ、2. අලුවා アルワ Aluwa、3. අග්ගලා アッガラ Aggala、4. දොදොල් ドドル Dodol、5. වැලි තලප ウエリタラパ(ヴェリタラパ) Weli Thalapa、6. තල ගුලි タラグリ Thala guli が並びました。

「阪急宝塚線山本駅近くのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「シャンティランカ Shanthi Lanka(宝塚市山本)」

Shanthi Lanka
シャンティランカ

宝塚市平井2丁目7-11

https://twitter.com/shanthi_lanka
https://www.instagram.com/shanthi_lanka/?hl=ja

 

マトンビリヤニ @ 亜州食堂 チョウク CHOWK (大阪市福島区)

「チョウク CHOWK」さんの新年の営業は、ランチタイムのミールスとマトンビリヤニで開始されました。マトンビリヤニをテイクアウトし家で頂きました。骨付きマトンがごろごろ埋もれています。

JR東西線新福島駅近くのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「亜州食堂 チョウク CHOWK (大阪市福島区)」

亜州食堂 チョウク CHOWK

大阪市福島区福島2丁目4-17

http://chowk.pya.jp/
https://twitter.com/chowk_asia
https://www.instagram.com/chowk.asia/?hl=ja

 

チャタマリ @ ダルバート食堂 (大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さん、正月3が日はセルロティとチャタマリが加わった特別メニュー、ハッピーニューイヤープレートでの営業でした。ランチタイムの遅め、他のお客さんが帰られる頃を見計らって伺いました。冬瓜のアチャール、南瓜のアチャール、グンドゥルックのアチャール、大根のアチャールも追加でお願いしました。食後はチヤも追加で頂き、他のお客さんへのプレートの提供が終わったのを見届け、チャタマリの持ち帰りをお願いしてみました。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

柿と林檎のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

暫くテイクアウトのみの利用でしたので、年内最後の営業日の遅い時間、他のお客さんが帰られた頃を見計らって挨拶を兼ねて伺いました。週末ではありませんでしたが、ズーズーダゥ付きのスペシャルダルバートの用意があるとのことでお願いしました。ダルは 8種類の豆のミックスでドライトマトなども加えられています。マスはチキン、タルカリは茄子、じゃが芋、葱、アチャールは 3種類、果物シリーズは柿と林檎のアチャール、椎茸のアチャール、トマトのアチャール、青菜炒めとパパドゥが並び、スパイシーチキンも載っています。食後にチヤもお願いしました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

猪カリーのライス&カリー @ リトルランカ LITTLE LANKA (西宮市)

「リトルランカ LITTLE LANKA」さんへ、開店時刻の11時に合わせた年内最後の訪問でした。満席ならばテイクアウトのつもりでしたが、サンルーム仕様のテラス席に空きがあり、雪の予報だったせいか皆さん遅い来店予約の様でしたので、店内で頂きました。食前にEGBとスープを頂き、この日のライス&カリーのランカプレート、メインは中辛はチキンカリー、大辛は猪カリーでした。前回の猪カリーとは味付けが異なっていました。食後に紅茶も付いています。

阪神高速 7号北神戸線の西宮山口南 IC からすぐ、有馬温泉も近くにあるお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「リトルカンカ LITTLE LANKA (西宮市山口町)」

LITTLE LANKA
リトルランカ

西宮市山口町船坂 1380-1

https://littlelanka.jp/
https://www.instagram.com/littlelanka/?hl=ja

マトンセクワ付きダルバート @ シムラン SIMRAN (箕面市)

「シムラン SIMRAN」さん、土日祝日は通し営業をされていますので、仕事が長引き遅い昼食になっても美味しいダルバートを頂くことが出来ます。この日は、ダルはいつものムスロとムングですが、マスがしっかりネパールのジョルタイプのククラコマス仕様になっており、マトンセクワも添えられています。じゃが芋と胡瓜のアチャール、よく発酵した大根のアチャールも並びます。
食前のスープ、食後にラトチヤも頂きました。ダルバートを注文するお客さんが増えてきたとのことで、ディナータイムにも提供するようにしたとのことです。今回のはディナーバージョンかもしれません。

国道171号線牧落交差点近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「シムラン SIMRAN (箕面市)」

インド料理 シムラン SIMRAN

箕面市牧落 5-5-22

http://curry-simran.com/

 

食から描くインド 近現代の社会変容とアイデンティティ 井坂理穂・山根聡 編 春風社

食から描くインド
近現代の社会変容とアイデンティティ

井坂理穂・山根聡 編
春風社
2019年2月21日初版発行

単一の著者ではなく、編者井坂理穂氏の以下のような想いに沿って、様々な切り口で複数の専門家が記した文章が並びます。それもそのはず、日本学術振興会・科学研究費補助金(科研費)を得て行われた研究「近現代インドにおける食文化とアイデンティティに関する複合的研究」の成書でもあります。

本書は、人々が自分たちの食べるものをどのように選択してきたのか、という問いを切り口としながら、近現代インドの社会変容を描き出すものである。何をどのように食べるのかという選択は、日常的に何気なく行われていることが多いが、実はそこには、その大を取り巻く様々な政治的・経済的・社会的状況が関係している。その人が食に関してどのような知識や情報をもっているのか(例えば栄養学の知識など)、どのような思想をもっているのか(例えば食の安全についての考え方など)といった点も、食の選択に影響を及ぼす。さらには、その人の生まれ育った環境や社会的地位、宗教的アイデンティティなども、何を食べるか、どのように調理するかを左右する。「食は人なり(We are what we eat)」という言葉があるが、食のあり方は、まさにそれを選択した人々や彼らを取り巻く社会のありさまを象徴的に映し出している。
本書では、こうした点を意識しながら、インドにおける様々な個人・集団による食の選択やそれにまつわる模索・対立の事例を、料理書や回顧録、文学作品などの分析、現地での聞きとり調査などの異なるアプローチから考察する。あらかじめお断りしたいのは、本書が「インド食文化」を総体的にバランスよく描き出すことを目的としたものではない、という点である。ここで目指しているのは近現代インドにおける個人や集団の食の選択に関する興味深い事例を掘り下げながら、そこから見える人々の自己・他者認識や、その背景にある社会の変容を探ることである。その過程で、ともすると我々が食を語る際に前提としている「国」「地域」「宗教」などの区分や境界についても、改めて問い直されることになるだろう。

インド料理と言えばすぐに宗教と結び付けてしまいますが、序章で同氏は

とはいえ、人々の宗教との関わり方には個人差があり、生い立ちや個々人の考え方、そのときどきの状況によって、宗教上の規定や慣習をどのように解釈し、どこまで遵守するかはまちまちである。また同じ個人であっても、家では食の禁忌を守るが外食時にはこれらに縛られないという場合もある。あるいは、宗教上は肉食が許されていても、経済的な迎由や、宗教の慣習に洽ったかたちで処理された肉が人手できないなどの理由から、実質的に菜食中心の食生活になる場合もある。宗教コミュニティの成員が一律に同じ食の選択を行うというわけではないことを、改めて強調しておきたい。 

と、ステレオタイプな捉え方に注意を促されています。ネパールにおけるヒンドゥー教徒の豚肉の摂取の話をネパールの方に尋ねた時にまさしく感じたことです。→「ネパールにおける豚肉事情」

Ⅰ 食からみる植民地支配とナショナリズム
第1章 19世紀後半の北インドにおけるムスリム文人と食-郷愁と動揺 山根聡
第2章 インドのイギリス人女性と料理人-植民地支配者たちの食生活 井坂理穂
第3章 ナショナリズムと台所-20世紀後半のヒンディー語料理書 サウミヤ・ダブタ(上田真啓訳)
第4章 現代「インド料理」の肖像―はじまりはチキンティッカー・マサーラーから 山田桂子

II 食をめぐる語り
第5章 一口ごとに、故郷に帰る―イギリスの南アジア系移民マイノリティの紡ぐ食の記憶と帰属の物語 浜井祐三子
第6章 買う・つくる・味わう―現代作家が描く食と女性 小松久恵

Ⅲ 変動する社会と食
第7章 もの言う食べ物-テランガーナにおける地域アイデンティティと食政治 山田桂子
第8章 飲むべきか飲まぬべきか―ベンガール市でのフィールドワークから 池亀彩
第9章 ハラール食品とは何か―イスラーム法とグローバル化 小杉泰

コラム1 中世のサンスクリット料理書 加納和雄
コラム2 「宗教的マイノリティ」意識と食-近現代インドのパールシー 井坂理穂
コラム3 スパイス香るインドの食卓 小磯千尋
コラム4 マハーラシュトラの家庭料理-プネーのG家の場合 小磯千尋
コラム5 日本における「カレー料理」と「インド料理」 山根聡
コラム6 ジャイナ教の食のスタイルとその背景 上田真啓