年越しスペシャルダルバート 2021~2022 @ ダルバート食堂(大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さんでは、この年末年始 12月29日から1月3日までの6日間連続で「年越しスペシャルダルバート」を提供されました。ダルはいつものミックスダル、青菜炒め、じゃが芋、キャベツ、ボリのタルカリ、チキンカリーと魚カリー、ムラコアチャール、たまごの素揚げ、里芋の素揚げ、マトンのアチャール、ティンムルの効いたゴルベラコアチャール、ダヒ、スライス野菜、パコラは衣がベサン粉との注釈付きです。追加で、冬瓜のアチャール、グンドゥルックのアチャール、カリフラワーのアチャール、チヤも頂きました。ラビン君、スタッフの皆様お疲れさまでした。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

ブンダウマムトム BUN DAU MAM TOM @ KiMi Quan バインミーベトナム キミ店(神戸市中央区)

阪急電鉄神戸高速線花隈駅近くのベトナム料理店「KiMi Quán バインミーベトナム(キミ店)」さんへ、年末に初めて伺いました。メニューに Bún đậu mắm tôm ブンダウマムトムがしっかり載っていますので、お願いしました。揚げ豆腐と、脛肉、さつま揚げと、内臓系が入らない構成となっています。お店の名前にも入っているバインミーも各種用意があるようです。

KiMi Quán
バインミーベトナム(キミ店)

神戸市中央区北長狭通 6丁目3-10 ロイヤル花隈

https://m.facebook.com/BanhMiVietNam.KiMi/?__tn__=C-R

 

小籠包 @ 鼎泰豐(ディンタイフォン)阪急うめだ本店(大阪市北区)

帰省した家族のリクエストで 「鼎泰豐(ディンタイフォン)阪急うめだ本店」さんへ伺いました。蒸し鶏ねぎソース、チョウヅメ、小籠包、えびと豚肉入り焼売、チャーシュー麺、杏仁豆腐を頂きました。

鼎泰豐(ディンタイフォン)阪急うめだ本店

大阪市北区角田町 8番7号 阪急うめだ本店 12階

http://d.rt-c.co.jp/umeda/

トゥクパ Thukpa とモモ Momo @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

年末最後の営業日に他のお客さんが帰られた頃を見計らって「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへ伺いました。帰省した家族のリクエストで、昔よく頂いていたトゥクパ Thukpa を手の空いた時にお願いするためです。あわせてモモアチャールも頂きました。スペシャルダルバートをはじめ、既にいろいろなものが売り切れていたこともあり、家族の好きな苺ラッシー、チーズナン、チキンティッカを頂きました。

最後にチヤを淹れて下さいました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

 

台湾滷肉飯と魚肉団子スープ @ 台湾今日 TAIWAN TODAY(神戸市中央区)

某ネパール料理店へ向かう際にいつも気になっていた、元町北通にある「台湾今日 TAIWAN TODAY」さんへ伺いました。 台湾滷肉飯、魚肉団子スープ、台湾茶、デザートのミニ豆花付きの Aセットをお願いしました。台湾滷肉飯は角煮が肉塊のまま供されるスタイルです。魚肉団子スープも添えられ、台湾茶は烏龍茶かジャスミンティーの選択でした。ミニ豆花も頂きました。

台湾今日 TAIWAN TODAY

神戸市中央区元町通 3-9-18

 

発芽豆カリーでダルバート @ ネパール食堂 BARPIPAL バルピパル(茨木市)

年末のある日「ネパール食堂 BARPIPAL バルピパル」さん、お店の Instagram で日替わりカレーにミックス豆カレーを用意すると告知されました。

ひよこ豆・グリンピース・ミニグリンピースは発芽させて使います。
そうすると、スープがとっても美味しくなるそうです(店主のこだわり)
豆好きの方は是非お試しください😋

この チャナ、2種類のケラウ、2種類のラジマのミックス発芽豆カレー Tusa Umreko Gedagudi で日替わりカレーセットをお願いすると、そのままダルバートです。アルジラとサグブテコ、ゴルベラコアチャールが添えられています。チキンチョイラもメニューに記されており、追加でお願いしました。ランチタイムは食後のチヤも付いています。

阪急京都線茨木市駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「バルピパル BARPIPAL ネパール食堂(茨木市)」

ネパール食堂 バルピパル
BARPIPAL

茨木市元町 8-17

https://www.instagram.com/_barpipal_/?hl=ja

 

 

マスチウラセット @ カトマンズダイニング Kathmandu Dining 元町店(神戸市中央区)

年末のある日、アイドルタイムに「カトマンズダイニング Kathmandu Dining 元町店」さんへ伺いました。マスとチウラの組み合わせで何か出来ますかとお尋ねしたところ、山羊肉カリーであれば出来ますとのことでお願いしました。その骨付き皮付き山羊肉のカリー、バトマスサデコ、胡瓜と人参のスライス、大根、胡瓜、人参のアチャール、 チウラ Chiura だけではなく、ブジャ Bhuja (Puffed rice)、ダルモート Dalmoth、ドゥングリ Dhungri (Dhumri) が並ぶ、しっかり食べ応えのある一皿でした。食後にチヤも追加で頂きました。

阪神電鉄元町駅直結元町プラザ B1にあるお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「カトマンズダイニング Kathmandu Dining(神戸市中央区)」

カトマンズダイニング
Kathmandu Dining

神戸市中央区元町通 2-9-1 元町プラザ B1F

みんなが知らないネパール 文化人類学者が出会った人びと 三瓶清朝 著 尚学社

みんなが知らないネパール
文化人類学者が出会った人びと

三瓶清朝 著
尚学社
2018年5月10日 初版第一刷発行

この本は文化人類学者の著者が、2001年にフィールドワークでネパールを訪れた際に会った旧友7人を取り上げ、彼ら彼女らを取り巻くカースト制度、生活習慣、儀礼、経済状況などを綴ることにより、ネパール人の考え方や行動を少しでも読者に伝えようとする書です。前書きに

 この本は、二〇〇一年八月から九月にかけて一か月間ほど、わたし(文化人類学者)がネパールに現地調査(field work)をおこなったさいに出会ったカースト身分の違う男女七人の旧友たちとの対話やその暮らしぶりや出会ったときに思いがけず起こったできごとをそれぞれ個人的に細かく描いたものである。それを通して全体でネパールの民族や文化(思考様式や行動様式)やカースト身分制度をうかがい知ることを目標に書かれた調査旅行記である。個人個人を通して見たネパール民族誌といってもよい。文化人類学的に見たネパール入門書といってもよい。
 この本を書くことになった動機は、その二〇〇一年夏の調査旅行があまりにも楽しかったからである。まんべんなく旧友たちと会えたということも楽しくうれしかったが、それだけでなく旧友たちとかわした対話も実に楽しかった。この楽しかった旧友たちとの邂逅や対話を記録して残し、読者と共有することは文化人類学者のはしくれとしてのわたしの義務であると思った。

と、記されています。

かなり細かな個人情報も含みますので、通り一遍の書では読み解くことが出来ない、今なお決して消滅することの無いカースト制度の奥深さ、闇をもうかがい知ることが出来ます。どのカーストの人が、どのような姓を名乗り、どのような職に就き、どれほどの収入があるのかの一端も教えてくれます。カースト上位のバフン族(ブラーマン)とチェトリ族の、聖紐 janai を授けられるカースト加入儀礼はブラタバンダ(ウパナヤナ)と呼ばれますが、どれほど多くの招待客を招きどれほどの多く費用がかかるかを知ると、その重要性が分かります。また婚姻においても、同じカースト内の自分と異なる姓(氏族)の相手と結婚せねばならない習わしはまだまだ残っていたり、花嫁持参金を相殺する姉妹交換婚(二人の男性がそれぞれの姉妹と結婚するやり方)がよくあることと紹介されています。

触れることはタブーにもなりうる、ダリット(被抑圧層)のことも記されていたり、ネパールでのNGO(Non Governmental Organization)の悪評判、外国から来る資金を着服することも臆さず文章にされています。

2001年のフィールドワークが2018年に発刊されることになった経緯を著者は記され、

この本を出版するにあたり、この本の内容がかなり前のこと(二〇〇一年のこと)であることに実はわたしも内心ほんとうに困ったなあという思いがある。-そう、忸怩たる思いである。「更新」や「最新」に価値を置く現代にあって、一六年前のことを書くのにどんな意味があるのだろうか。

と、時代遅れの内容ではと指摘される可能性について言及されていますが、

最近、二〇一七年三月に名和克郎(編)『体制転換期ネパールにおける「包摂」の諸相』(三元社)という分厚い本(全五七九頁)が出版された。これは、最近ネパール社会で多用される「包摂」(包摂は文脈からして「弱者保護」という意味だ)を主題として一四人の専門家(社会科学者)が専門家向けに書いた大型の論文集である。わたしはこれをなんということか全部(占読んでみたが、そのときの感想は、小さな変容はそこかしこに見られるものの大きくは「ネパールは変わっていない」というものである。ネパールは変わっていないのだ。たとえば、カースト制度など何も変わっていない。このわたしの本が「内容が古いと扱う」読者は、どうかそう決めつけないでいただきたい。

と結んでおられます。

→尚学社の本書の紹介ページ

 

 

NEPALI KHAJA ネパールのカジャ 食で繋がる旅 本田遼著 SAUNTER Magazine キルティブックス

NEPALI KHAJA
EATING, CONNECTING, TRABVELING 食で繋がる旅

本田遼著
SAUNTER Magazine キルティブックス
The Fourth Issue 2021

本田遼さんがネパールのカジャについて書かれています。そして、ご自身の立ち位置についてもしっかり言及されています。

最近ではインターネットで検索すれば簡単に手に入るし、それに倣えば作れた気分にはなる。だが、やはりその国に行って現地の空気を体感し、文化を理解しないと作れないものがある。そして理解を深めるためにはその国の文化への敬意が必要だ。
だから僕はネパールの文化を尊重しフィールドワークを通して色々な人に直接話を聞いて、なるべく自分勝手なフィルターを通さないように気を付けながら俯瞰で物事を理解するようにしている。あくまで客観的に、パーツとパーツを繋ぐジグソーパズルのように。そうして多民族国家ならではの複雑な各民族の文化とネパールとして単一の文化を選別しカテゴライズしていく。そんな作業の繰り返しを僕は一生を通して積み重ねていくつもりだ。

遼さんのおすすめのカジャは、チョエラ、ウォー、アルタマとのことです。

東京に比べると、大阪周辺でカジャを頂けるネパール料理店は限られています。月に2回カジャを提供されていた「Turmeric ターメリック」さん閉店後は、種類豊富なカジャを一度に楽しむ機会が減りました。ネパールを再び訪れることが出来る日が早く来てほしいものです。

 

Taste of Nepal JYOTI PATHAK 著

Taste of Nepal

JYOTI PATHAK 著

2007年に刊行された「Taste of Nepal」ですが、ネパール料理についてのこれ以上詳しい成書は、なかなか他には見つけることが出来ません。著者の JYOTI PATHAK さんは巻頭でこの本を著すに至った経緯を記しておられます。

This book is for anyone curious about Nepali cuisine, whether the interest stems simply from a desire to cook or to learn about a different culture.  I also hope that this book will assist first generation Nepalese living abroad, who wish to learn to cook Nepali food.  Finally, this book may also serve as a resource for people who have visited Nepal: returned Peace Corps volunteers and tourists who want recipes for the food they enjoyed in Nepal.  If I am able to preserve Nepali culture and traditions even on a small scale, this will be a great accomplishment!

との文章も綴られ、レシピ本としてだけではなく、ネパールの文化と伝統も伝える本となっています。最近は更新が止まっていますが、同名のブログも興味深い内容が満載です。巻末の Glossary の Nepali-English は ローマ字綴りのネパール語と英語の辞書の様なもので、デーヴァナーガリー文字が苦手な私の様な者にとって重宝しています。

昨年に、ほぼ閲覧専用の私の Instagram から Jyoti Pandey-Pathak さんの https://www.instagram.com/jppatak/ をフォローしました。フォローバックして下さいましたので、これまでこの web site で沢山引用させて頂いた御礼と、日本でも本書はよく読まれていることを早速お伝えしました。嬉しいことに、すぐに返事も頂けましたので、いろいろお尋ねしたいと思います。