ほうれん草と小松菜のサグブテコ @ おうちダルバート その2

テイクアウトのみの営業に切り替えておられる「few インド&ネパール料理レストラン」さんへ、前もって電話で注文し、仕事帰りに車でピックアップに伺いました。ダル、アルジーラ、シドラマチャコアチャールを単品で、ムルグマライも追加で持ち帰りました。家の冷蔵庫にあった、ほうれん草と小松菜を使って青菜炒めサグブテコを作り、アジアハンターさんの器に盛りました。大根のアチャールは「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでテイクアウトしたものです。

能勢電鉄平野駅前のお店で頂ける美味しいネパール料理は
→「”few” インド&ネパール料理レストラン(川西市平野)」

”few” インド&ネパール料理レストラン

兵庫県川西市平野3-3-24ルームス1F

https://ja-jp.facebook.com/kawanishi.few/
https://www.instagram.com/fewkawanishi/

ダルバートから考えるネパールの風土 森本泉著 モンスーンアジアのフードと風土 横山智 荒木一視 松本淳 編集 明石書店

ダルバートから考えるネパールの風土
森本泉著

モンスーンアジアのフードと風土
横山智 / 荒木一視 / 松本淳 編集

明石書店 2012年9月10日 初版第1刷発行

休日は外出を控え、本を読みましょう。
ダルバートに関する日本語で書かれた総説です。

ネパールの町中の大衆食堂に入って「カナ khana (食事)」を頼むと、ダルバート dal bhat が出てくる。このような食堂にはメニューが無い。ダルバートとは文字通り訳せば豆汁(ダル)ご飯(バート)である。副食としてジャガイモや野菜を油で炒めて塩と香辛料で味付けしたタルカリ tarkari(おかず)や、酸味や辛味の効いたアチャール acar(チャツネ)が添えられ、これらが一つのプレートに盛りつけられる。ダルバートを頼むと「マス masu(肉)を食べるか」と尋ねられ、各店で提供可能な肉(山羊や鶏、水牛等)の種類が提示される。その中から好みの肉を選ぶと、肉のおかずがダルバートに加わる。多様な自然環境が広がるネパールで広く親しまれている食事が、このダルバートである。

という『1. はじめに』の文章から始まり、

「肉を食べるか」という問いは、2008年までヒンドゥー王国を謳ってきたネパールでは、個人の好みや健康への配慮というより、文化的規範を問うことを意味する。

と続きます。『2. ダルバート』ではダルバートの実際を紹介し、『3. ダルバートからみた地域差』では、ネパールは南部を除いては平野が少なく土地生産性が低く、かつ、都市部を除く地域での食生活は食材の流通環境に左右されると指摘しています。また購買力の問題もあり、人々は集落周辺の農耕地や、森林、川に、生活の糧を求め、自然環境に由来する季節性や地域性が維持されてきたと考察しています。『4. 食文化をめぐる社会的影響』では、「肉食に関する禁忌・制限」として、20世紀後半までヒンドゥー的ナショナリズムが進められていたことを紹介し

「肉を食べるか」と問うことは、ヒンドゥ―であるのか、カースト的階位が上なのか、あるいは高位カーストでもヒンドゥー的な慣習にどの程度準拠しているのか、個人の文化的規範を問うことに繋がるのである。

と、記し、さらに

1996年からマオイスト(現ネパール共産党統一毛沢東主義派)が政府に対して武装闘争を展開する過程で、世俗国家の実現を目的の一つに掲げて宗教を否定し、ヒンドゥー教が神とする牛の肉を兵士が食べていたことが話題となった。

とつなげています。『5. おわりにかえて』では

ネパールのカナ(食事)として親しまれるようになったダルバートは、今度は外国のネパール人コミュニティを通してネパールのカナとしてグローバル化している。しかしながら、私たちに本をはじめ南アジア以外の地域で接するネパール料理は、多くの場合はインド料理の雰囲気をまとうエスニック・フードとしてのネパール料理である。

と2011年当時の、日本でのダルバート、ネパール料理の状況が記されています。それから約10年、新大久保や名古屋、福岡でのネパール人コミニュティが膨らみ、ダルバートが彼らの中で普遍化するとは、著者も予想していなかったのかもしれません。

参考までに

→「現代ネパールの政治と社会 民主化とマオイストの影響の拡大 南真木人、石井溥 編集 明石書店」

→「ネパールにおける豚肉事情」

→「大阪、兵庫、京都、奈良で食べるダルバート Dal bhat」

写真は Kathmandu 郊外の市場のじゃが芋です。

アルカウリ じゃが芋とカリフラワーのタルカリ @ おうちダルバート その1

緊急事態宣言後、ダルバートを頂くのはテイクアウト、お持ち帰りばかりになりました。休日は家に閉じこもり時間を持て余しますので、この機会に「おうちダルバート」を作ってみました。まず手始めは、タルカリの定番、じゃが芋とカリフラワーのタルカリ、アルカウリです。男の手料理ですので、適当です。油でフェネグリークを熱し、大蒜、生姜、唐辛子、玉葱を加え炒め、ターメリック、クミンシードも加えます。じゃが芋、カリフラワー、トマトも追加し炒め、少しお湯を足して蓋をして炒め煮にします。味付けは塩のみです。もう一品は、トマトのアチャール、ゴルベラコアチャールです。トマトはミディトマトを茹でて、皮ごと使い、コリアンダーをたっぷり投入しました。ダルは「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんのダルをテイクアウト、この日はマス、ムスロの他にも、ラジマ、チャナ、カロチャナ、ボリなど沢山の種類の豆を使ったダルでした。ジンブーとギーもたっぷりです。サグと大根のアチャールもテイクアウトさせてもらいました。ご飯は自宅で炊いた日本米です。

プレートとカトリは、アジアハンター Asia Hunter さんのネット販売を利用して購入した真鍮製を初めて使いました。

Asia Hunter
アジアハンター

http://www.asiahunter.com/
https://twitter.com/AsiaHunter_com
https://www.facebook.com/asiahuntercom?ref=hl

大阪、兵庫、京都、奈良の関西圏で頂くことの出来るダルバートについては
総論 →「大阪、兵庫、京都、奈良で食べるダルバート Dal bhat」
各論 →「ダルバート(大阪、兵庫)ネパール料理」
も、ご覧ください。

「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんでは、ダルバートのお持ち帰り、テイクアウトも可能です。

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

 

ダルバートのテイクアウト @ スパイス堂 (大阪市中央区)

「スパイス堂」さんでも、店内で提供されているカレープレートのテイクアウトが可能になりました。仕事帰りに車を近隣の駐車場に停めて伺い、ダルの選択も可能ですのでお願いしました。近くの公園のベンチで日向ぼっこです。ダルバート食堂とは異なる味付けで、チャナ豆がゴロゴロしているのが特徴的なダルです。タルカリも添えられ、シンプルなダルバート弁当とも言えます。その後、11日付けのお店の Twitter で、14日からの店舗での営業を自粛されることを発表されました。

4月14日から営業自粛のお知らせ
平素はお世話になります。 色々と悩みましたがスパイス堂は4月14日の火曜日から2週間程度の4月30日まで店舗並びにネット通販の営業を自粛させて頂きたい次第です。 ご不便をおかけ致しますが宜しくお願いします。

大阪メトロ谷町線谷町六丁目駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「スパイス堂(大阪市中央区)」

スパイス堂

大阪市中央区谷町6丁目13-6

https://twitter.com/osaka_spice_do
https://www.instagram.com/spice_do/
https://www.facebook.com/spicedou/

ダルバートのテイクアウト @ Asian kitchen cafe 百福 (大阪市西区)

前もって電話で注文し、公共交通機関を使うことなく「Asian kitchen cafe 百福」さんへ、ピックアップに伺いました。ダルバートはメッセージと共に丁寧に包まれ、ご飯の傍らに、サグ、タルカリ、アチャールが添えられ、チキンカリーとダルが別の器に入れてあります。ガパオライスも持ち帰りました。

大阪メトロ中央線九条駅近くのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「Asian kitchen cafe 百福(大阪市西区)」

Asian kitchen cafe 百福

大阪市西区九条1-3-12
https://twitter.com/namastesawatdee
https://ja-jp.facebook.com/momofuku.asian/

 

ダルバート弁当 @ ニタカリバンチャ Nithakali Bhanchha (大阪市中央区)

4月1日から「ニタカリバンチャ Nithakali Bhanchha」さんでも、ダルバートのテイクアウト、ダルバート弁当を始められました。まだ緊急事態宣言が発出される前の週に、電話で注文し取りに伺いました。パパドゥは別添えでした。お店の近くの公園で、日向ぼっこしながら頂きました。

大阪メトロ谷町線天満橋駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は →「ニタカリバンチャ Nithakali Bhanchha (大阪市中央区)」

ニタカリバンチャ
Nithakali Bhanchha

大阪市中央区内淡路町2-2-1

htpps://twitter.com/nitanitacurry
https://ja-jp.facebook.com/nitamasara/

 

お持ち帰りダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

緊急事態宣言が発出される前に「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでも、「お持ち帰りダルバート」、ダルバートのテイクアウトを始められました。スペシャルダルバートとは趣を変え、ランチにさっと食べれる様な、シンプルな内容で手頃な値段設定となっています。店内で頂く、平日のダルバートとも異なります。チキンカリー、じゃが芋のアチャール、チャナとじゃが芋のタルカリ、サグがこの日は入っていました。ダルはスペシャルダルバートのダルと遜色がなく、量もたっぷりです。

アラカルトから、家族の好きなバターチキンカリーとナンも持ち帰りました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/

ダルバートのお持ち帰り @ few インド&ネパール料理レストラン (川西市)

先週末に「few インド&ネパール料理レストラン」さんが、「ダルバートのお持ち帰りを始めました。」とお店の Facebook で告知されました。早速、電話で注文をお願いし、公共交通機関を使わず、お店にピックアップに伺いました。ダルバートは、ダルとチキンカリーが別容器です。この日の青菜炒めは、蕾菜、春菊、わさび菜のミックスでした。アラカルトの中から、家族の好物、カシミールナンとバターチキンも追加で持ち帰りました。

能勢電鉄平野駅前のお店で頂ける美味しいネパール料理は
→「”few” インド&ネパール料理レストラン(川西市平野)」

”few” インド&ネパール料理レストラン

兵庫県川西市平野3-3-24ルームス1F

https://ja-jp.facebook.com/kawanishi.few/
https://www.instagram.com/fewkawanishi/

ダルバートのテイクアウト @ ダルバート食堂 (大阪市中央区)

新型コロナウイルスの感染対策に、週末の不要不急の外出自粛要請が出されている大阪です。仕事を終えた後の遅い昼食に、「ダルバート食堂」さんのダルバートのテイクアウト、お持ち帰りを利用しました。お店近くの公園で一人花見です。諸外国での都市封鎖、ロックダウンの際に、飲食店はテイクアウトとデリバリーのみ許されている場合もあり、日本で緊急事態宣言が出された後も同様になるのでしょうか。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16
http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

大根のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

この週末 28日と29日の不要不急の外出を控える呼びかけが、吉村大阪府知事から出されました。週末毎にスペシャルダルバートを供される「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダウ」さんにも大きな痛手です。27日の夜、他のお客さんが帰られた頃に伺いました。ダルは、ジンブーとギーが多めに入った、マス、ムスロ、ラハルの組み合わせです。マスはチキン、葱入りです。タルカリは牛蒡とじゃが芋、アチャールは 3種類、果物シリーズは、林檎、オレンジ、レーズンのアチャール、大根のアチャールは、しっかりと 3週間くらい漬かっており、酸味を楽しめる仕上がりです。トマトのアチャールには、様々なものが入っています。ご飯の傍らには、パパドゥと青菜炒め、上にはタンドールで炙り、燻された蕪のスパイス炒めが添えられています。単品で、肝と砂肝を使ったブトン、チキンチョウメンを追加で頂きました。デザートはズーズーダウ、チヤも頂きました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3
https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/