南ヴェトナム戦争従軍記 [全]
岡村昭彦著
ちくま文庫
1990年2月27日第 1 刷発行
「南ヴェトナム戦争従軍記」(1965年1月、岩波新書)、「続南ヴェトナム戦争従軍記」(1966年9月、岩波新書)として、岩波書店より刊行され、その後「岡村昭彦集1」(1968年3月、筑摩書房)に収録されたものを、文庫本にされたものです。
「南ヴェトナム戦争従軍記」では、南ヴェトナム政府軍に幾度となく従軍し、その詳細を記し、1963年11月にクーデターでゴー・ディン・ジエム大統領と弟のヌーが失脚、処刑された際の街中やジャロン宮殿の様子も描写し、当時28もあり約200万人とされた山岳民族からなる部隊にも従軍し、ホー・チ・ミン・ルートについて垣間見ようとしましたが、勿論叶うことはありませんでした。
従軍の際、南ヴェトナム政府軍の民衆に対する残虐行為をしばしば描いているが、解放戦線側の戦闘による民衆の犠牲やテロの実態には全く触れていない。
と『「悪魔祓い」の戦後史』(稲垣武 著)で指摘されています。
「続南ヴェトナム戦争従軍記」では、著者が自ら、
一つの戦争をその両側から取材するということは、一九六三年夏、私がはじめてヴェトナムの戦場の土をふんで以来の切実な念願であった。もちろん、それは極めて困難で、しかもこのうえなく危険な試みである。特に南ヴェトナム戦争場合のように、敵味方が複雑に入りみだれ、からみあいつつ激動する状況下にあっては、なおさらのことだ。しかし、そうであればあるだけ、両側から取材することは一層重要な課題となってくる。
と、巻頭に記したように、南ヴェトナム解放民族戦線の支配する解放区に潜り込むことに執心し、その記録を残しています。しかしながら、解放区の村に滞在しただけで、解放戦線に従軍できたわけではありません。「捕虜収容所日記」と題した項目では、再度解放区に潜入はしたものの、従軍出来ないどころか、屋根と柱だけの小屋に収容され監視下での生活を送ることになります。ただ、43日目に、サイゴン・ジアディン地区責任者であり、民主党書記長の、フエン・タン・ファット副議長に会うことが実現し、彼との会話の詳細が記されています。南ヴェトナム政府軍はアメリカの傀儡であるとのプロパガンダを繰り返した解放民族戦線自体や、その代表的存在のフエン・タン・ファット自身も、歴史的に振り返ると北ヴェトナムやその背後にいた中国、ソ連のお飾り的存在に過ぎなかったことは皮肉ですが、当時はそのことを知ってか知らずか、著者に好感を持たせる発言を重ねています。
独立をかちとった場合、私たちは、どこの国とも軍事同盟を結ばない、非同盟・中立の政府をつくります。
独立後の南北統一については、
北はすでに違う社会体制をもっており、それに向かって進んでいます。社会体制の異なる国が一緒になるのは、それほど簡単なことではありません。
北ヴェトナム軍との関係については、
アメリカはさかんに、北ヴェトナム軍が我々と一緒に戦闘しているようにいっておりますが、そんな事実はありません。中国はわれわれのよき理解者であり、心からの支援を送ってくれています。しかし、物質的・人的支援は受けていません。
前出『「悪魔祓い」の戦後史』(稲垣武 著)でも
生粋の共産党員であったファトを「民族ブルジョワジーの代表」としているのは、解放戦線側の偽装を信じたためであろう。米軍や「南」政府軍の発表には常に懐疑の刃をふりかざしている岡村が、解放戦線の宣伝は一も二もなく信じるのは奇異だが、その根底には解放戦線へのシンパシーがあったからに違いない。
と評されています。
写真はクチ史跡の、地下トンネルの台所、

スープ、
そしてターリーが登場です。
お願いしたサグパニールと、
アルゴビの他に、
この日の日替わりカリーの隼人瓜とトゥール豆(ラハル)入りのサンバル、
チャパティの他に、
サンバルに合うのでとライスも添えられていました。
テンペラードした豆も入っているとシブさん説明のダヒ(ヨーグルト)も付いています。隣のテーブルの御一行様のために用意されていた分のお裾分けの様です。
食後にチャイもお願いしました。
無花果のラッシーを頂き、
カレー 3種でお願いしました。
この日のカレーはチキン、
サグパニール、
野菜(大根、人参、じゃが芋、南瓜)で、
副菜はチャナ豆、
さつま芋、
大根葉と人参、
隼人瓜(Malayalam語でもChow Chow)、
サラダ、パパダンでした。食後のチャイは付いていますが、バスク風チーズケーキとホワイトチョコ、クランベリー、ピスタチオのアイスクリームも追加で頂きました。 
山羊肉、
豚肉、
砂肝、
小魚とグンドゥルック、
胡瓜とえんどう豆、
チャナ豆、
大豆が並び、
チウラと共に頂く懐かしのカザセットです。持ち寄ったチャンの代わりのにごり酒、ロキシーの代わりの麦焼酎が進みます。
アルタマ(じゃが芋と発酵筍)は一緒にバスマティライスが幾らでも頂け、
パニプリもダヒプリばかりお願いしていたのを思い出します。
デザートにはブニヤ Bundiya(Boondi)とヨーグルトを
チヤと共に用意して下さっていました。ネパールやネパール料理についての楽しい話で、あっという間に時間が過ぎました。
バインミー Bánh mì の
セットを頂きました。
この日はコーヒーではなく蓮茶と、
温かいチェーも追加でお願いしました。

色々な豆の組み合わせが続くダルは、今週はマス、マシャン、ガハットの組み合わせ、
マスはチキンのククラコマス、
タルカリはじゃが芋とグンドゥルック(乾燥発酵野菜)Tori ko Gundruk が使われています。
アチャールは 3種類、果物シリーズは葡萄のアチャール、
大根とえんどう豆のアチャールにはラプシの酸味が効いています。
そしてヤーコンと人参のアチャールが並びます。
ご飯の傍らにはパパドゥと青菜炒めのサグ、上には山羊肉のチョイラが添えられています。
この日はチキンセクワも追加で頂きました。
デザートはズーズーダウ、
食後にチヤを頂きました。
メインはチキンでお願いし、
副菜はじゃが芋とキャベツの「カリー」、ビーツ、
パリップ、ハールメッソとピーマンの「テルダーラ」、
カトゥレット、ポルサンボーラ、蓮根の「バドゥマ」と並びました。
デザートのワタラッパンとヨーグルトのマンゴーソースを、キリテーと頂きました。
中に入ると、
階段があり登っていくと各階に仏様が祀られています。
最上階からは周囲の景色を眺めることが出来ます。
改めてお寺の門をくぐり、
本堂に向かいます。ガイドブックでは、お願いすると中に入ることが出来ると書かれていますが、外観のみ見るに留めました。
お客さんは、ベトナム人の若者が殆どでした。
メニューブックの構成は、ランチタイムに、ベトナム前菜 3点セットや、チェー&ドリンクバイキングセットがある点も含め、大阪市都島区の「フォーベト」さんにそっくりです。蓮茶を頂き、
まずその生春巻き、揚げ春巻き、青パパイヤのサラダの、ベトナム前菜 3点セットMón khai vị một phần gồm 3 loại 、
日替わりご飯付きの、茹で牛すね肉、煮込み牛すじ肉、半生牛肉の牛肉 3種盛りフォー Phở Bò Đặc Biệt、
ブンダウマムトム Bún Đậu Mắm Tôm の豚ホルモン付き Bún Đậu Đặc Biệt を頂きました。
チェー&ドリンクバイキング Chè và đồ uống buffet các loại も追加し、
チェーを楽しみました。

ビールをお願いし、
バインイット Bánh Ít、
バインセオ Bánh Xèo、
コムタム Cơm Tấm Sườn Chảと頂き、
デザートの焼きバナナ Chuối Cuộn Nếp Nướng, Nước Cốt Dừa を、
コーヒーと頂きました。