タカリセット Thakali Set @ ドリームズ レスト&バー Dreams Resto&Bar(神戸市東灘区)

阪神電鉄本線青木駅近くにオープンされた「ドリームズ レスト&バー Dreams Resto & Bar」さんへ伺いました。ランチメニューにダルバートは載っていませんが、ディナーメニューのタカリセット Thakali Set を作っていただけるとのことでお願いしました。ダルは日替わりとのことですが、この日はシミ जुम्ली सिमी Jumli Simi とラハルのミックス、マスはメニューブックにはチキンと記されていますが、骨付きのカシコマス、バフスクティー、バトマスサデコ、ゴルベラコアチャール、アルカウリ、サグブテコ、ムラコアチャール、スライス野菜が並びました。ヨーグルトが別添えです。チヤも追加で頂きました。もうすぐランチメニューにもダルバートが登場するそうで、準備中とのお話しでした。先客のネパール人の若者たちに供されたのが、それらしきダルバートでした。

阪神電鉄本線青木駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ドリームズ レスト & バー Dreams Resto & Bar(神戸市東灘区)」

ドリームズ レスト&バー
Dreams Resto & Bar

神戸市東灘区北青木 2-6-4

 

マーゲサンクランティ 2022 ヴィーガンダルバート @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さん、माघे संक्रान्ती マーゲ サンクランティ Maghe Sankranti のお祝いに、2019年→「マーゲ サンクランティ Maghe Sankranti @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)」、2020年→「マーゲ サンクランティ 2020 @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)」は、チャクゥ चाकु 黒糖、タルール तरुल 自然薯、サカルカンダ सकर् खन्ड さつま芋、घिउ ギー、ティルコラドゥ तिलको लड्डु 胡麻団子など、お祝いに欠かせないものが並ぶプレートを用意されましたが、今年は芋類を多く使ったヴィーガンスペシャルダルバートを供されました。ダルは、マス、ムスロ、チャナのミックス、タルカリは 2種類、里芋と自然薯のタルカリと、じゃが芋、カリフラワー、大根のタルカリ、アルカウリムラです。アチャールは 3種類、果物シリーズの代わりにさつま芋のアチャール、カリフラワーと檸檬、生姜のアチャール、大根とマショウラのアチャール、パパドゥ、青菜炒め、南瓜のタンドール焼きに赤蕪、人参、フルーツ人参などが添えられています。ヴィーガン仕様ですのでズーズーダゥは登場せず、食後の飲み物もミルク入りではなく、ソヤチヤです。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

カシコマスタリセット Nepali Dal bhat @ ネパールダイニング サクラ(枚方市)

守口市~寝屋川市~枚方市は「ダルバートの空白地帯」でしたが、枚方市にダルバートを頂くことが出来る「ネパールダイニング サクラ」さんが2021年11月にオープンされたと、先達が Twitter にあげておられたので、早速伺いました。ランチメニューに「ネパールダルバトセット」と記されており、メインをチキン、野菜、山羊肉から選ぶことが出来るようです。山羊肉は「カシコマスタリセット」と記されており、お願いしました。インネパ店お決まりのスープとサラダがまず供され、次いでダルバートの登場です。ダルは、マス、ムスロ、皮付きムスロ、ムング、チャナの 5種類のミックス、カシコマスは骨付き皮付き山羊肉です。カリフラワー、ブロッコリー、じゃが芋、隠元、人参のタルカリ、アルジラ、サグブテコ、パパドゥ、ゴルベラコアチャール、ムララガジャルコアチャールが並び、いずれも Nepali style でした。タトチヤを食後に頂きました。ディナーメニューを拝見すると、ディナータイムにもダルバートを供される様です。ブトン Bhutan もメニューに載っていましたので、追加でお願いしましたが、鶏の肝と砂ずりが使われていました。立地と客層を考えると、山羊の内臓を期待してはいけません。他にお客さんが居られなかったので、売り物として置かれているシンギングボウルを奏でさせていただき、お店の方とお話をして帰りました。

京阪電鉄牧野駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ネパールダイニング サクラ Sakura(枚方市)」

ネパールダイニング サクラ Sakura

枚方市牧野本町 2丁目23-11

小豆入り7種類のミックスダル @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

七草がゆの人日の節句に、「7」に因んだスペシャルダルバートを「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんで用意されました。ダルは、マス、ムスロ、ラハル、チャナ、ガハット、マシャン、小豆の 7種類のミックスダルです。ミックスダルにガハットが入るとガハットが優勢になり味を支配してしまうのですが、小豆はその比ではありません。マスはチキン、タルカリは、じゃが芋、カリフラワー、マショウラ、ラジマ、人参、干し赤蕪、ラディシュの 7種類が用いられています。アチャールは 3種類、果物シリーズは蜜柑のアチャール、赤、茶、黄色のフルーツ人参とキャベツのアチャール、干し小魚入りのトマトのアチャールはハリヨラスンとティンムルがよく効いていました。パパドゥ、菜の花のサグブテコも添えられています。赤蕪とラディシュは車輪の様に細工がなされ、インドラジャトラのバイラブ神を乗せた山車をイメージしたそうで、その筋の方々のみの興味を惹くこだわりです。ズーズーダゥとチヤも付いています。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

新年スペシャルダルバート 2022 @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんの、新年スペシャルダルバート 2022年バージョンを頂きました。ダルはマス、ムスロ、ラハル、チャナ、カロシミの 5種類のミックス、カロシミは縁起物の大豆の代わりの様です。マスはうずら卵と鶏むね肉のキーマカリー、タルカリは筍、金時人参、大根、椎茸と『お煮しめ』の様な組み合わせです。アチャールは 4種類で、果物シリーズは 2種類の金柑と菜の花のアチャール、小豆とマショウラのアチャール、赤大根と人参のアチャールはさしずめ『紅白なます』、柚子の器に盛られ、山わさびの葉が添えられています。小魚、胡桃、レーズンのアチャールは『田作り』といったところでしょうか。青菜のスパイス炒め、鰤の焼き物は檸檬と金箔で彩られています。デザートはズーズーダウとガレット、チヤも頂きました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

年越しスペシャルダルバート 2021~2022 @ ダルバート食堂(大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さんでは、この年末年始 12月29日から1月3日までの6日間連続で「年越しスペシャルダルバート」を提供されました。ダルはいつものミックスダル、青菜炒め、じゃが芋、キャベツ、ボリのタルカリ、チキンカリーと魚カリー、ムラコアチャール、たまごの素揚げ、里芋の素揚げ、マトンのアチャール、ティンムルの効いたゴルベラコアチャール、ダヒ、スライス野菜、パコラは衣がベサン粉との注釈付きです。追加で、冬瓜のアチャール、グンドゥルックのアチャール、カリフラワーのアチャール、チヤも頂きました。ラビン君、スタッフの皆様お疲れさまでした。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

トゥクパ Thukpa とモモ Momo @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ(池田市)

年末最後の営業日に他のお客さんが帰られた頃を見計らって「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんへ伺いました。帰省した家族のリクエストで、昔よく頂いていたトゥクパ Thukpa を手の空いた時にお願いするためです。あわせてモモアチャールも頂きました。スペシャルダルバートをはじめ、既にいろいろなものが売り切れていたこともあり、家族の好きな苺ラッシー、チーズナン、チキンティッカを頂きました。

最後にチヤを淹れて下さいました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町 1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
https://www.instagram.com/jujudhau/?hl=ja

 

発芽豆カリーでダルバート @ ネパール食堂 BARPIPAL バルピパル(茨木市)

年末のある日「ネパール食堂 BARPIPAL バルピパル」さん、お店の Instagram で日替わりカレーにミックス豆カレーを用意すると告知されました。

ひよこ豆・グリンピース・ミニグリンピースは発芽させて使います。
そうすると、スープがとっても美味しくなるそうです(店主のこだわり)
豆好きの方は是非お試しください😋

この チャナ、2種類のケラウ、2種類のラジマのミックス発芽豆カレー Tusa Umreko Gedagudi で日替わりカレーセットをお願いすると、そのままダルバートです。アルジラとサグブテコ、ゴルベラコアチャールが添えられています。チキンチョイラもメニューに記されており、追加でお願いしました。ランチタイムは食後のチヤも付いています。

阪急京都線茨木市駅近くのお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「バルピパル BARPIPAL ネパール食堂(茨木市)」

ネパール食堂 バルピパル
BARPIPAL

茨木市元町 8-17

https://www.instagram.com/_barpipal_/?hl=ja

 

 

マスチウラセット @ カトマンズダイニング Kathmandu Dining 元町店(神戸市中央区)

年末のある日、アイドルタイムに「カトマンズダイニング Kathmandu Dining 元町店」さんへ伺いました。マスとチウラの組み合わせで何か出来ますかとお尋ねしたところ、山羊肉カリーであれば出来ますとのことでお願いしました。その骨付き皮付き山羊肉のカリー、バトマスサデコ、胡瓜と人参のスライス、大根、胡瓜、人参のアチャール、 チウラ Chiura だけではなく、ブジャ Bhuja (Puffed rice)、ダルモート Dalmoth、ドゥングリ Dhungri (Dhumri) が並ぶ、しっかり食べ応えのある一皿でした。食後にチヤも追加で頂きました。

阪神電鉄元町駅直結元町プラザ B1にあるお店で頂ける美味しい料理の数々は
→「カトマンズダイニング Kathmandu Dining(神戸市中央区)」

カトマンズダイニング
Kathmandu Dining

神戸市中央区元町通 2-9-1 元町プラザ B1F

みんなが知らないネパール 文化人類学者が出会った人びと 三瓶清朝 著 尚学社

みんなが知らないネパール
文化人類学者が出会った人びと

三瓶清朝 著
尚学社
2018年5月10日 初版第一刷発行

この本は文化人類学者の著者が、2001年にフィールドワークでネパールを訪れた際に会った旧友7人を取り上げ、彼ら彼女らを取り巻くカースト制度、生活習慣、儀礼、経済状況などを綴ることにより、ネパール人の考え方や行動を少しでも読者に伝えようとする書です。前書きに

 この本は、二〇〇一年八月から九月にかけて一か月間ほど、わたし(文化人類学者)がネパールに現地調査(field work)をおこなったさいに出会ったカースト身分の違う男女七人の旧友たちとの対話やその暮らしぶりや出会ったときに思いがけず起こったできごとをそれぞれ個人的に細かく描いたものである。それを通して全体でネパールの民族や文化(思考様式や行動様式)やカースト身分制度をうかがい知ることを目標に書かれた調査旅行記である。個人個人を通して見たネパール民族誌といってもよい。文化人類学的に見たネパール入門書といってもよい。
 この本を書くことになった動機は、その二〇〇一年夏の調査旅行があまりにも楽しかったからである。まんべんなく旧友たちと会えたということも楽しくうれしかったが、それだけでなく旧友たちとかわした対話も実に楽しかった。この楽しかった旧友たちとの邂逅や対話を記録して残し、読者と共有することは文化人類学者のはしくれとしてのわたしの義務であると思った。

と、記されています。

かなり細かな個人情報も含みますので、通り一遍の書では読み解くことが出来ない、今なお決して消滅することの無いカースト制度の奥深さ、闇をもうかがい知ることが出来ます。どのカーストの人が、どのような姓を名乗り、どのような職に就き、どれほどの収入があるのかの一端も教えてくれます。カースト上位のバフン族(ブラーマン)とチェトリ族の、聖紐 janai を授けられるカースト加入儀礼はブラタバンダ(ウパナヤナ)と呼ばれますが、どれほど多くの招待客を招きどれほどの多く費用がかかるかを知ると、その重要性が分かります。また婚姻においても、同じカースト内の自分と異なる姓(氏族)の相手と結婚せねばならない習わしはまだまだ残っていたり、花嫁持参金を相殺する姉妹交換婚(二人の男性がそれぞれの姉妹と結婚するやり方)がよくあることと紹介されています。

触れることはタブーにもなりうる、ダリット(被抑圧層)のことも記されていたり、ネパールでのNGO(Non Governmental Organization)の悪評判、外国から来る資金を着服することも臆さず文章にされています。

2001年のフィールドワークが2018年に発刊されることになった経緯を著者は記され、

この本を出版するにあたり、この本の内容がかなり前のこと(二〇〇一年のこと)であることに実はわたしも内心ほんとうに困ったなあという思いがある。-そう、忸怩たる思いである。「更新」や「最新」に価値を置く現代にあって、一六年前のことを書くのにどんな意味があるのだろうか。

と、時代遅れの内容ではと指摘される可能性について言及されていますが、

最近、二〇一七年三月に名和克郎(編)『体制転換期ネパールにおける「包摂」の諸相』(三元社)という分厚い本(全五七九頁)が出版された。これは、最近ネパール社会で多用される「包摂」(包摂は文脈からして「弱者保護」という意味だ)を主題として一四人の専門家(社会科学者)が専門家向けに書いた大型の論文集である。わたしはこれをなんということか全部(占読んでみたが、そのときの感想は、小さな変容はそこかしこに見られるものの大きくは「ネパールは変わっていない」というものである。ネパールは変わっていないのだ。たとえば、カースト制度など何も変わっていない。このわたしの本が「内容が古いと扱う」読者は、どうかそう決めつけないでいただきたい。

と結んでおられます。

→尚学社の本書の紹介ページ