柚子のアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

ある日の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんの、週末のスペシャルダルバートです。アラカルトでモモアチャールを追加しました。ダルは、マス、ムスロ、チャナ、マスはチキンですが、諸事情でいつもと見た目も味付けも異なります。タルカリはモロッコインゲンとじゃが芋、アチャールは 3種類、柚子のアチャール、林檎のアチャール、ティハールに合わせて仕込まれた赤瓜のアチャールは、発酵が更に進み、得も言われぬ酸味が楽しめます。青菜炒め、パパドゥ等が並びます。

密を避けるために SNS で「スペシャルダルバート」は告知されておらず、テーブルの間隔を空け、扉も開放で感染症対策をとられています。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

https://ja-jp.facebook.com/jujudhaunepal/
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ティハール ラクシュミプジャ 2020年 @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

光と色の祭典、ティハール Tihar は、今年は暦の関係で、Kukur Tihar と Laxmi Puja が11月14日の同じ日に祝われました。日本語でのティハールの詳細な説明は、ネパール観光庁の Officail web site DISCOVER NEPAL で読むことが出来ます。「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんでも、この日に合わせてラクシュミプジャを行い、スペシャルディナーを供されました。

✨ティハール✨
光の祭典といわれ、とってもステキなお祭りです❤️
幸運の女神様、ラクシュミーを家にお迎えし、
富と繁栄、幸せを祈るお祭りです。
キャンドルやランプの温かな灯りで輝く
ネパール✨幻想的なお祭りです。

お店の入り口にはランゴリ Rangoli が描かれ、幸運の女神ラクシュミーが入ってこれるように、扉は開け放たれ、足跡で祭壇までいざないます。ガネシュ像が置かれた祭壇には、その Laxmi の他に、祭事に欠かせない 3つ、Diyo、Kalash、Ganesh が並びます。

プジャ(儀式、供養)についての日本語での詳細な説明は、金田英子著「ヒンドゥー教の祭礼行事に潜在する健康方略について -ネパール催事暦の分析から-」長崎大学教養部紀要 (人文・自然科学篇合併号) 第37巻 第1号 145-176, 1996 でも読むことが出来ます。

この日のスペシャルディナーです。バイティカの7色の飾りに因んでか、「7」が出てきます。1. セルロティ、2. ククラコマス、3. マス、ムスロ、ラハル、チャナ、マシャン、ガハット、ボリ、「7種類」の豆のダル、4. タルカリは、チャナ、マシャン、ムスロ、ケラウ、ボリ、ラズマの6種類の豆とじゃが芋の「計7種類」の具材が使われ、5. お祝い事に欠かせないサグン Sagun、バラ(ウォー)、卵(スパイシーアンダ)、魚のセット、魚は鯵のマチャタレコ、6. 青菜炒めは高菜のラヨコサグブテコ、7. サプタランギアチャールは蜜柑とレインボーキウイ、虹は「7色」ということで、8. 赤大根、えんどう豆、じゃが芋のアチャール、9. マトンチョイラ、10. 赤毛瓜のアチャール、11. ズーズーダゥが並びました。

食後はチヤを頂き、お客さんが全員揃った頃を見計らってされた、カドカさんによるティハールの説明を聞きました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

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11月のスペシャルダルバート @ オアシスカフェ The Oasis Cafe 桃谷店 (大阪市生野区)

「オアシスカフェ The Oasis Cafe 桃谷店」さんのスペシャルダルバートの内容は月替わりの様です。11月は、マス、ムスロ、ムング、ラハル、チャナが使われていそうなダル、マスは骨付きチキン、ブロッコリーと枝豆、ベーコンとオクラ、カチュンバルサラダ、ゴマとトマトのチャトニ―、大根のアチャール、サグブテコ、パパドゥが並びました。ワンドリンク付きですのでチヤを頂きました。

オアシスカフェ
The Oasis Cafe

大阪市生野区勝山北2-1-7

https://twitter.com/oasiscafejapan

https://ja-jp.facebook.com/The-Oasis-Cafe-Japan

 

ダルバート @ ナマステ・ポカラ NAMASTE POKHARA(豊中市曽根)

インネパ店(ネパール人経営のインド料理店、インド・ネパール料理店)でのダルバート探しは細々と続きます。阪急宝塚線曽根駅近くにこの夏にオープンされた「ナマステ ポカラ NAMASTE POKHARA インド・ネパール料理」さんへ初めて伺いました。メニューにダルバートが載っていましたので、マトンでお願いしました。ダルは、ムスロ、ムングが使われている様で、賄いでお店の人も食べていると言われた様に、ダルバート仕様のダルでした。タルカリは、じゃが芋、カリフラワー、人参、隠元のミックスベジタブル、サグブテコは小松菜、しっかり発酵した大根のアチャール、パドゥが並びます。家族がナン&カレーのセットを頼みましたので、それに付くサラダ、飲み物のマンゴーラッシーもサービスで供されました。

ナマステ ポカラ
NAMASTE POKHARA
インド・ネパール料理

豊中市曽根西町 2-2-52

 

赤皮栗かぼちゃのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

11月第 1週の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんの週末のダルバートは、スペシャルダルバートとして告知されました。ダルはマス、ムスロ、ラハル、チャナのミックス、マスはチキン、タルカリはじゃが芋とカリフラワー、アチャールは 3種類、果物シリーズはリンゴのアチャール、小魚とミントのアチャール、赤皮栗かぼちゃ(レッドクリスカッシュ Red Kuri Squash)のアチャールです。青菜炒めは、高菜、ラヨコサグブテコ、パパドゥ、牛蒡のスパイス炒めが添えられています。アラカルトの追加は、サグチキンを高菜でお願いしてみました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
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ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

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フェネグリークのアチャール メティ コ アチャール @ ダルバート食堂 (大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さんへ、ベジダルバートを頂きに伺いました。翌日、翌々日がお店が休みで、週替わりの玉子とほうれん草のカリーがまだ残っているとのことでしたので、久しぶりに追加で頂きました。フェネグリークのアチャールの瓶が並んでいましたので、頂きました。少し苦みのある मेथी का अचार メティ コ アチャール Methi ko Achar、あまり知られていないせいか、頼む人がいないと嘆いておられました。

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

玉子とパプリカのアチャール @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

ある日の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのダルバートです。ククリラムも頂きました。ダルは、マス、ムスロ、ラハル、ムング、チャナ、マシャン、ガハット、ボリの 8種類の豆のミックス、マスはチキン、タルカリは カロチャナ、チャナ、ラジマの 3種類の豆とじゃがいも、アチャールは初登場の玉子とパプリカのアチャール、じゃが芋とえんどう豆のアチャール、赤瓜のアチャール、青菜炒め、パパドゥ、パプリカのスパイス炒めが並びました。ティハールのために、赤瓜をまた仕込まれるそうです。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

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ダルバートのバートはバスマティ米という意味ではありません

その筋の人たちの SNS 上で、ダルバートのバートについてこじんまりと話題になっています。

なるほど。 ウィキペディアの「ダルバート」の項目が正確度を欠いている。 ここに「ダルバートのバートはバスマティ米」なんて書かれちゃってるから、受け売りしたにわかマニアがバスマティじゃないダルバートに対しブチブチ言うんだな。食べログあたりで。

ダルバートのバートは、ご飯の意味で、バスマティ米の意味ではありません。ネパールで普通に家庭で食べられているご飯も、バスマティ米ではありません。ネパールの稲作の歴史を紐解けばすぐに分かります。

NEPALI Times の 2019年3月1日付けの記事、「Nepal’s rice economy Nepal’s rice economy is rain dependant, the government cannot take credit for the increased paddy harvests.」によると、

Nearly 70% of Nepal’s population depends directly on agriculture, and the sector contributes more than a quarter of the country’s GDP – with rice making up 21% of that. Till as late as 1985, Nepal used to be a net exporter of rice, and during the 1960s the country was exporting up to $45 million worth of rice to India every year. How the tables have turned, in 2015 Nepal has to import 531,000 tons of rice worth $210 million from India.

ネパールの人口の約70%は農業に直接依存しており、農業は国のGDPの4分の1以上に寄与しています。1960年代はインドへ毎年4千5百万ドルも米を輸出し、1985年までは米の輸出国でした。状況は変わり、2015年には逆にインドから53万1千トン、2億1千万ドル分も輸入しています。

Not as encouraging, however, is that productivity is still sluggish. Paddy yield has gone up from 2.4 tons per hectare 30 years ago to only 3.6 tons today, whereas productivity is 4.1 tons in Bhutan, 6.6 in Japan, and 7.0 in South Korea. Productivity of other crops has also not gone up by much. The reason is that nearly 70% of agriculture is still rain-fed. Cheap imports of rice from India as well as the disappearance of traditional rice varieties suited to Nepal’s micro-climates have also impacted production.

30年前に 1ヘクタール当たり 2.4トンだった生産性は 3.6トンまで上がりましたが、ブータンの 4.1トン、日本の 6.6トン、韓国の 7.0トンには及びません。

それに続く「Right rice at right time Despite increased paddy production, why is Nepal still importing rice? 」の記事では、

The main reason why Nepal imports so much rice despite rising production is because our farmers are not growing the right type of rice, and the government’s efforts are not directed towards helping them grow the varieties that Nepali consumers prefer. For example, the Masuli variety of rice was common throughout eastern Nepal, and two thirds of the farmers in this region grew that variety.

Today, consumer demand has shifted to Jira Masinu variety, yet half the farmers are growing Rajit and Swarnal, which are not in high demand. This shows that our promotion and policies are running counter to consumer preference. The result is that Nepal imports Indian paddy (which is not cheaper than Nepali rice) at a time when domestic paddy floods the market, and it is also the reason why rice imports are not decreasing.

Once we have decided on the variety of rice that is in demand, Nepali farmers need to be helped with improving yield though better seeds, irrigation, techniques and mechanisation. Given these interventions, Nepal can easily increase productivity from the average 3.6 tons per hectare currently to more than 5 tons per hectare.

政府の施策が、消費者の嗜好に合わせた品種の栽培を農家がする手助けになる方向性を持っていなかったために、マスーリ(マンスーリ)の様な昔ながらの品種が生産されてきました。需要のある品種を決め、良い種籾、灌漑、技術、機械化などを通して生産性の向上について農家を助ける。これらの介入によって 1ヘクタール当たり 5トン以上に生産性をあげることが出来ると述べられています。

FAO Rice Information, Volume 3, December 2002 によると、その2000年代当初は、

So far, 38 high yielding varieties (HYV) of rice have been released for cultivation. About 50 percent of the rice area are planted to HYV. Variety CH 45 is a popular spring rice variety in Terai, but it has been partly replaced by Chaite 2 and Chaite 4. Bindeswari is grown in rainfed lowland during main season, although it was released for the spring season. Masuli (or Mahsuri), that was released in 1973, is still popular despite its susceptibility to blast and bacterial leaf blight. Rice variety Savitri is slowly replacing Masuli in central and western Terai regions. Makawanpur-1 originally released for the gallmidge-infested area of Makawanpur district is spreading in central Terai and river valleys. Janaki has become extremely popular in the Banke district, mid-western Terai. Ghaiya 2, an upland variety, is also grown under irrigated conditions in spring season. In the mid-hills, Pokhareli Masino, Taichung 176 (especially in Kathmandu valley) and Khumal 4 are extremely popular.

Masuli (or Mahsuri)  マスーリ(マンスーリ)は、品種名としては Mayang Ebos 80*2/Taichung 65 で、マレーシアから導入された唯一の品種で、1973年から栽培されています。ネパールでは最も人気があり、広く栽培されてきた品種ですが、イネいもち病やイネ白葉枯病に弱いという欠点があります。高生産性品種は当初、低地で温暖なテライ(タライ)の方で導入が進んだようです。

最近の、栽培品種を検索しようと Government of Nepal Nepal Agricultural Research Counsil の RELEASED AND REGISTERED CROP VARIETIES IN NEPAL を見ても 2013年までの報告として2014年付けのデータが記載されているだけです。

以前も「Jiramasino ジラマシーノ @ ダルバート食堂(大阪市中央区)」の記事でも引用した RICE VARIETAL MAPPING IN NEPAL: IMPLICATION FOR DEVELOPMENT AND ADOPTION.  Government of Nepal, Ministry of Agricultural Development, Department of Agriculture, Crop Development Directorate は2015年の報告です。その中で、ネパール国内の嗜好や消費の傾向も近年変わってきており、fine and aromatic riceが徐々に人気となっており、国の施策としても、Jiramasinoの様なfine and aromatic riceの生産を奨励し、輸入を減じる目的としたプログラムを2015年から始めたと記されています。

他を渉猟してみると、最近では、Terai では Radha-4、Radha-12、Sabitri、Bindeswori、Hardinath-1、Mid-hills では Khumal-4, Khumal-11, Chainung-242、High-hills では Chandannath-3、Kekali 1、Lekali 3 などが栽培されているようです。

 

 

ダサイン ラビンスペシャルプレート @ ダルバート食堂 (大阪市中央区)

「ダルバート食堂」さんで、ダサインのお祝いにスペシャルプレートを用意されました。週末のディナータイムに完全予約制での宴でした。ラビン君の獅子奮迅の働きぶりに、皆さん静かにプレートの登場を待ちました。詳細な説明書きも用意されていました。食後には、पञ्चामृत Panchamrit パンチャムリットも供され、チヤも頂きました。

Panchamrit についての Ama Nepali の Facebook の説明を引用すると、

Panchamrit. An essential offering in any puja, the panchamrit is a mix of five | pancha amrits | ambrosias. Milk, pure, of the cow, traditionally in raw form. Ghee,the essential fat content clarified from cow milk. Yogurt, the bacteria-transformed form of, again, cow milk. Sakkhar or jaggery when available, substituted with cane sugar in contemporary kitchens. Maha | honey, preferably raw. These five are stirred together to form an emulsified liquid formulation and offered as a welcome drink to the Gods upon their arrival on the puja platform. At the conclusion of a puja, the drink is shared with family and friends as an act of benediction.

Each of the five elements in the panchamrit is an essential dietary building block. Combined, they are likely to have the effect of ambrosia, sustaining the immortality of the Gods and a healthy, one-hundred-year life for mortals.

Panchamrit. Make it for the Gods. Imbibe to live long and prosper.

大阪メトロ谷町線谷町四丁目駅からも近い、お店で頂ける美味しい料理の数々は
→「ダルバート食堂(大阪市中央区)」

ダルバート食堂

大阪市中央区内久宝寺町3-3-16

http://dalbhat-shokudo.com/
https://twitter.com/dalbhat_nepal
https://www.instagram.com/dalbhat_shokudo/

 

干し夕顔とじゃが芋のタルカリ @ ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ (池田市)

ある日の「ネパールのごちそう jujudhau ズーズーダゥ」さんのダルバートです。2週前から復活した果物シリーズのアチャールは諸事情でこの日は見送られました。ダルは 3種類の豆のミックスですが、ムングをこの日はひき割りではなく、ホールの豆を使われていました。マスはタンドールで一度炙ったチキン、タルカリは干し夕顔 Lauka लौका(干瓢)とじゃが芋、アチャールは、大根のアチャール、じゃが芋とえんどう豆のアチャールでした。パパドゥ、青菜炒め、目玉焼きが添えられています。

単品でロティロールスも頂きました。

阪急宝塚線池田駅すぐのお店で頂ける、美味しい料理の数々は
→「jujudhau ズーズーダゥ(池田市)ネパールのごちそう」

ネパールのごちそう
jujudhau
ズーズーダゥ

池田市室町1-3

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